2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。第1四半期実績は通期予想に対して進捗が良好で、市場予想は不明のため市場比較は–。全体として「ほぼ想定内だが進捗は堅調」。
- 業績の方向性:増収増益(売上高2,545百万円、前年同期比+7.5%、営業利益405百万円、同+15.3%)。
- 注目すべき変化:宴会部門の売上が前年同期比+20.4%と大幅回復。宿泊も+5.4%で寄与。レストラン・その他は微減。
- 今後の見通し:通期予想は売上9,500百万円(+1.5%)・営業利益850百万円(△7.3%)で修正なし。第1四半期の進捗は良好だが、通期で営業益が減益見込みのため、下期でのコスト(特に金利負担)や季節変動・競争環境が鍵。
- 投資家への示唆:短期的には需要回復(宴会・インバウンド)が寄与しているが、負債負担と支払利息増加が収益を圧迫しており、中長期では資本構成改善や金利動向が重要。
基本情報
- 企業名:株式会社京都ホテル
- 主要事業分野:ホテル経営(宿泊・宴会・レストラン等)および付随業務
- 代表者名:代表取締役社長 清水 博
- 問合せ先:取締役経理部長 井手 章(TEL 075-211-5111)
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期累計(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:無
- 決算説明会:無
- セグメント:単一セグメント(ホテル事業)※社内判断で報告セグメントは単一のため省略
- 発行済株式数:期末発行済株式数 12,065,400株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):12,065,158株
- 今後の予定:決算説明会等の予定は記載無し(IRイベント:–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。第1Qに対する会社の四半期予想は無し)
- 売上高:第1Q 2,545百万円。通期予想9,500百万円に対する進捗率 26.8%(2,545/9,500)。一般に第1四半期比率としては良好。
- 営業利益:第1Q 405百万円。通期予想850百万円に対する進捗率 47.6%(405/850)→上振れ寄りの進捗。
- 四半期純利益:第1Q 326百万円。通期予想600百万円に対する進捗率 54.3%(326/600)→上振れ。
- サプライズの要因:宴会需要の回復(宴会部門売上+20.4%)とインバウンド・団体需要の増加が売上・利益を押し上げ。だが支払利息の増加(支払利息48,230千円→増加)により営業外費用は増加。
- 通期への影響:第1Qは順調だが、通期は営業利益減(会社見通し)を想定しており、利息負担や下期の需要動向、新規客室供給による競争激化がリスク。現時点で通期予想修正は無し。
財務指標(要点)
- 損益(第1Q:2025/4/1~6/30、単位:百万円または千円表記の原資料に準拠)
- 売上高:2,545百万円(前年同期2,369百万円、前年同期比+7.5%、増額 +176百万円)
- 売上総利益:2,185百万円(前年同期2,048百万円)
- 販管費:1,780百万円(前年同期1,698百万円)
- 営業利益:405百万円(前年同期351百万円、前年同期比+15.3%)
- 経常利益:361百万円(前年同期314百万円、前年同期比+14.9%)
- 四半期純利益:326百万円(前年同期273百万円、前年同期比+19.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS, 当期):26.20円(前年同期21.81円)
- 財政状態(貸借対照表)
- 総資産:16,597百万円(前期末16,627百万円、△30百万円)
- 純資産:2,910百万円(前期末2,660百万円、+249百万円)
- 自己資本比率:17.5%(前期末16.0%)→改善したが低め(目安40%以上が安定)
- 流動資産:4,286.6百万円、流動負債:1,590.3百万円、流動比率=約269.5%(流動性は良好)
- 有形固定資産(純額):11,886.8百万円、土地4,889.6百万円と資産構成は固定資産比率高め
- 長期借入金:10,525.0百万円、社債合計:936.0百万円(負債が大きい)
- 負債合計:13,687.4百万円、負債/自己資本=約4.70倍(負荷高)
- キャッシュ・フロー:四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない(記載無し)。減価償却費は174,270千円(第1Q)。
- 収益性指標
- 売上高営業利益率(第1Q):405 / 2,545 = 15.9%(改善傾向、良好な水準)
- 支払利息の増加:支払利息48,230千円(前年同期40,161千円)→利息負担増加が収益性にマイナス
- セグメント別(社内は単一セグメント扱いだが部門別開示あり)
- 宿泊部門:1,163,699千円(構成比45.7%、前年同期比+5.4%)
- 宴会部門:725,489千円(構成比28.5%、前年同期比+20.4%)
- レストラン部門:519,491千円(構成比20.4%、前年同期比△0.3%)
- その他:136,950千円(構成比5.4%、前年同期比△2.8%)
配当
- 配当実績(普通株式)
- 2025年3月期実績:期末配当 3.00円(年間3.00円)
- 2026年3月期予想:期末配当 3.00円(年間3.00円、修正無し)
- 配当性向(通期予想ベース):予想当期純利益600百万円、EPS 46.41円に対し年間配当3.00円→配当性向約6.5%(低い)
- 配当利回り:株価情報が無いため算出不可(→ –)
- 特別配当:無し
- 自社株買い:記載無し
セグメント別情報(部門別解説)
- 宿泊部門:売上1,163.7百万円(+5.4%)。訪日外国人と団体客増で堅調。ホテルオークラ京都・からすま京都双方で寄与。
- 宴会部門:売上725.5百万円(+20.4%)。大型宴会や恒例案件の回復が主因。第1Qの牽引役。
- レストラン部門:売上519.5百万円(△0.3%)。宿泊由来の需要はあるが団体利用の伸び悩みでほぼ横ばい。
- その他部門:136.9百万円(△2.8%)。テナント退店などが影響。
- 戦略・見通し:インバウンドや団体需要を取り込みつつ、競争激化(新規開業)への対策が必要。宴会・団体の引合い状況が今後の鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:公表資料の記載は無し(→ –)。通期見通しは売上微増・営業減益を想定しており、第1Qの好調と整合させると下期に利益率低下要因がある想定。
- KPI達成状況:特定KPIの開示無し(→ –)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:訪日外国人の回復、企業宴会の戻りで需要は改善。一方で新規ホテル開業により京都の競争は激化。
- 競合比較:同業他社との定量比較は資料に無し(→ –)。競争環境では客室供給増が価格競争圧力になる可能性。
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025/4/1~2026/3/31、会社発表)
- 売上高 9,500百万円(前期比+1.5%)
- 営業利益 850百万円(前期比△7.3%)
- 経常利益 600百万円(前期比△11.3%)
- 当期純利益 600百万円(前期比△22.2%)
- 1株当たり当期純利益(EPS)46.41円
- 会社前提:今後の経済状況・旅行動向を踏まえ必要あれば速やかに開示すると明記
- 予想の信頼性:第1Qは進捗良好だが、通期では営業利益・純利益が減益見込み。利息負担や下期の需要回復度合いに左右されるため、慎重な見方が必要。
- リスク要因:金利上昇・支払利息増、原材料・エネルギー価格、地政学リスク、競争激化(新規ホテル)、季節性・観光客動向、国内外の消費動向。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無し
- 監査・レビュー:第1四半期に対する公認会計士のレビューは無し
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない
- その他特記事項:種類株式(非上場)に関する配当情報あり(種類株式の期末配当は大きな額を想定)→詳細は原文参照
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9723 |
| 企業名 | 京都ホテル |
| URL | http://www.kyotohotel.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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