2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期業績予想に対する修正は無し(予想どおり)。第2四半期実績は市場予想不明だが、前年同期比で大幅上振れ(営業損失→営業黒字)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高10,493百万円、前年同期比+24.8%;営業利益386百万円、前年同期は△179百万円)。
- 注目すべき変化:受注高・受注残高が大幅に減少(受注高9,579百万円、△6,726百万円/▽41.3%;受注残高13,858百万円、△6,996百万円/▽33.5%)しており、受注基盤は弱含み。
- 今後の見通し:通期予想は据え置き(売上22,000百万円、営業利益1,000百万円)。中間進捗は売上約47.7%だが利益進捗が約38.6%に止まり、期末に向けた受注回復が必要。
- 投資家への示唆:今期は売上と利益が回復基調だが、受注・受注残の大幅減が将来の売上にリスク。キャッシュはやや目減りしているものの自己資本比率は高水準で安定性は良好。配当は上方修正(中間配当を5円→6円に修正)され、株主還元は強化傾向。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社瑞光
- 主要事業分野:生理用ナプキン製造機械・紙おむつ製造機械等の一般産業用機械・装置の製造販売(衛生用品メーカー向けが中心)
- 代表者名:代表取締役社長 梅林 豊志
- URL:https://www.zuiko.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月3日
- 対象会計期間:2026年2月期 第2四半期(中間期、2025年2月21日~2025年8月20日)
- 決算説明会:有(機関投資家・証券アナリスト向け。資料を開示予定)
- セグメント:
- 主力:生理用ナプキン製造機械・小児用紙おむつ製造機械・大人用紙おむつ製造機械 等(その他事業は割合が僅少のためセグメント開示省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):28,800,000株
- 期中平均株式数(中間期):26,472,580株
- 時価総額:–(資料に株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年10月6日
- 配当支払開始予定日:2025年11月4日
- 決算説明会:2025年10月6日(機関投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較・達成率)
- 売上高:中間累計10,493百万円。会社通期予想22,000百万円に対する進捗率47.7%(目安:半期で約50%が通常ペース → やや遅め)
- 営業利益:中間累計386百万円。会社通期予想1,000百万円に対する進捗率38.6%(半期で50%目安 → 利益進捗は遅れ)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:316百万円。通期予想820百万円に対する進捗率38.6%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:国内・中国向けの機械販売が順調(特に小児用・大人用紙おむつ製造機械の売上が大幅増加)および販売費・一般管理費の減少により営業黒字化。
- 下振れリスク要因:受注高・受注残高が大きく減少している点(特に小児用紙おむつ機械の受注大幅減)が今後の売上実現に影響する可能性。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間進捗を見ると売上はほぼ半分近く達成しているが、利益は通期目標に対し進捗が低い(38.6%)。受注残の減少が改善されない場合、通期達成はリスクとなる可能性あり。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:49,699百万円(前期末比 △2,717百万円)
- 純資産:33,552百万円(前期末比 △747百万円)
- 自己資本比率:67.3%(安定水準)
- 現金及び預金:6,314百万円(期首比 △3,418百万円)
- 流動資産合計:33,298百万円、流動負債合計:13,337百万円 → 流動比率約250%(短期支払能力は良好)
- 損益計算書(要点)
- 売上高:10,493百万円(前年同期比 +24.8%/+2,087百万円)
- 売上総利益:1,766百万円(粗利率 約16.8%)
- 販管費:1,380百万円(前年同期比 減少)
- 営業利益:386百万円(前年同期は△179百万円 → 大幅改善)。営業利益率 約3.7%(改善したが水準は低〜中)
- 経常利益:422百万円(前年同期は△130百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:316百万円(前年同期 △705百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):11.97円(前年同期 △26.66円)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:47.7%(やや遅め/通常半期は約50%が目安)
- 営業利益進捗率:38.6%(低め、下期に利益回復が必要)
- 純利益進捗率:38.6%
- 過去同期間比較:前年は中間で損失計上のため比較不能だが、利益回復の一方で受注基盤は弱含み
- キャッシュフロー
- 営業CF:105百万円(前年同期比大幅減。運転資本の変動で減少)
- 投資CF:△2,841百万円(定期預金増加2,720百万円が主因)
- 財務CF:△371百万円(借入金返済・配当支払)
- 現金及び現金同等物期末:6,315百万円(期首 9,733百万円 → △3,418百万円)
- 財務安全性
- 自己資本比率67.3%(安定水準)
- 流動比率:約250%(健全)
- 有利子負債:長期借入金等は減少(長期借入金1,997百万円、1年内返済予定の長期借入金360百万円、さらに社債1年内償還予定5,000百万円が流動負債に計上)
- 備考:社債の1年内償還5,000百万円の存在は流動資金管理上の注目点
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細指標は資料に非記載のため省略(売上増で資産効率は改善傾向)
配当
- 中間配当:6円(2026年2月期中間、直近発表で修正:前期は5円)
- 期末配当(予想):6円(通期予想合計12円)
- 年間配当予想:12円(前年は合計10円 → 増配)
- 配当性向(会社通期予想ベース):年間配当12円 ÷ 予想EPS30.98円 ≒ 38.7%(目安:やや高めの還元)
- 特別配当:なし
セグメント別情報
- セグメント別状況(製品別売上高)
- 小児用紙おむつ製造機械:3,910,249千円(前年同期比 +43.2%/+1,179,570千円)
- 大人用紙おむつ製造機械:3,541,722千円(前年同期比 +84.5%/+1,621,863千円)
- 生理用ナプキン製造機械:1,790,666千円(前年同期比 +10.1%/+163,546千円)
- 部品:1,024,928千円(前年同期比 △39.7%/△674,033千円)
- その他機械:34,211千円(前年同期比 △213,499千円)
- 前年同期比較:機械本体(特に小児・大人用紙おむつ機械)が売上の柱として大きく増加。一方、部品やその他機械は減少。
- 受注状況(懸念)
- 受注高合計:9,579,367千円(前年同期16,305,531千円、△6,726,163千円/△41.3%)
- 受注残高:13,858,244千円(前年同期20,854,593千円、△6,996,349千円/△33.5%)
- コメント:売上実現は進んでいるものの、新規受注・受注残が大きく減少しており、下期以降の売上確保に注意が必要。
- セグメント戦略:資料上では主に衛生用品メーカー向けに積極的な提案活動と機械製造案件の早期完成・引渡しを挙げるが、受注回復策の詳細は決算説明資料へ。
競合状況や市場動向
- 市場動向:衛生用品製造装置の需要は国内外で存在。瑞光は小児・大人用紙おむつ機械の売上が増加している一方、受注環境の変動(特に小児用おむつの受注減)が見られる。為替変動や顧客投資動向が影響する可能性。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上高22,000百万円(前年同期比+10.3%)、営業利益1,000百万円、経常利益1,050百万円、親会社株主に帰属する当期純利益820百万円、1株当たり当期純利益30.98円
- 次期予想:–(未開示)
- 会社予想の前提:添付資料に記載あり(詳細は決算短信P.2の説明参照)→ 為替等の具体数値は開示ページ参照
- 予想の信頼性:会社は今後の動向により修正が必要な場合速やかに開示するとしており、当期は据え置き。直近の受注低下が通期実現に与える影響が注目点。
- リスク要因:
- 受注高および受注残高の大幅減(中長期の売上確保リスク)
- 社債の短期償還(1年内5,000百万円)に伴う資金繰り(ただし手元資金は6,314百万円あり、流動比率は良好)
- 為替変動・原材料価格変動・顧客投資抑制
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等)を当中間期の期首から適用。適用による中間連結財務諸表への影響は無しと記載。
- 監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
- セグメント情報:その他事業の割合が僅少のためセグメント情報の詳細開示は省略。
(注)
- 不明項目は “–” としています。
- 数値は会社提出の決算短信(2026年2月期 第2四半期)に基づく。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6279 |
| 企業名 | 瑞光 |
| URL | http://www.zuiko.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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