2026年4月期第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 第2次中期経営計画のARR目標(94.6億円)を半期前倒しで達成(ARR=99.4億円)。のれん評価(PPA)が確定したため通期業績予想をレンジから確定値に修正。第3次中期計画(FY2027〜FY2029)は今期中に公表予定で、収益力強化と継続成長を重視。
- 業績ハイライト: 2Q(May–Oct.2025)売上高6,264百万円(YoY+21.6%)、営業利益1,321百万円(YoY+11.7%)、ARR 9,945百万円(=99.4億円、YoY+42.1%)。(良い目安:売上・ARRの二桁成長)
- 戦略の方向性: POSを基盤にキャッシュレス決済(Fintech)やEC領域のシナジー拡大を推進。M&Aを成長投資の最優先としつつ営業利益率20%前後を維持しながらマーケティング投資・M&A等を機動的に実行。
- 注目材料: ネットショップ支援室の子会社化に伴うPPA確定(通期予想をレンジ→確定に修正)、ARR目標の早期達成(第2次中計目標を半期前倒しで達成)、第3次中期経営計画の公表(今期中予定)。
- 一言評価: サブスクリプション中心の成長基盤が強化され、ARR・GMV・クロスセルが拡大している一方、M&Aに伴う費用(のれん償却等)と販管費増が利益の重し。成長投資と収益性維持のバランスを模索する局面。
基本情報
- 説明者: 発表者(役職):–、発言概要:主要メッセージはARR早期達成、通期予想の確定、AI・TVCM等のマーケ施策、EC子会社のPMI進捗。
- セグメント:
- POS(スマレジPOS関連):クラウドPOS・周辺機器・サブスクリプション等
- キャッシュレス決済(PSP):決済サービス、加盟店向けサービス(PAYGATE等)
- タイムカード(HR):スマレジ・タイムカード(月額+従業者数従量)
- スマレジEC(EC支援、子会社:ネットショップ支援室):EC運営支援、サブスク多め
業績サマリー
- 主要指標(FY2026 2Q:May–Oct.2025)
- 売上高:6,264百万円(YoY +21.6%)【良い目安:二桁成長】
- 営業利益:1,321百万円(YoY +11.7%)【良い目安:増益】
- 営業利益率:H1累計ベース21.1%(資料表記)・四半期(2Q単独)では22.4%(QoQ +2.7pt、資料)【良い目安:20%前後は安定水準】
- 経常利益:1,335百万円(YoY +13.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期当期利益:887百万円(YoY +13.7%)
- ARR(サブスクリプション売上高):9,945百万円(=99.4億円、YoY +42.1%)【良い目安:安定的なストック収益の拡大】
- EPS(通期予想ベース):FY2026 予想 104.69円(FY2025 実績 85.46円)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する進捗(2Q時点):
- 通期売上高進捗率:45.2%(6,264/13,859)
- 営業利益進捗率:44.7%(1,321/2,954)
- 親会社株主当期純利益進捗率:44.0%(887/2,016)
- サプライズの有無:のれん(PPA)確定に伴い通期の利益レンジを確定値に修正(当初レンジ→確定)。ARRは計画を半期前倒しで達成(ポジティブサプライズ)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗は売上・営業利益とも約45%と順調(上期比で見て通常の進捗レンジ)。S&Mを上期に集中投下しつつ営業利益率を維持。
- 中期経営計画(第2次)はARR目標を早期達成。第3次中期計画の策定中(今期中に開示予定)。
- 過去同時期との比較:売上・営業利益・ARRは四半期・半期ともに過去最高を更新。
- セグメント別状況(主要KPI)
- POS(スマレジPOS関連)
- ARR:62.9億円(YoY +27.4%)
- ARPA:24,058円(YoY +9.7%)
- ARPU:10,836円(YoY +10.5%)
- MRRチャーン:0.47%(安定)
- 有料店舗数:45,036店(YoY +14.5%)
- GMV:8,022億円(YoY +23.4%)
- キャッシュレス決済(PSP)
- ARR:22.0億円(YoY +52.9%)
- 加盟社数:16,121社(QoQ +3.7%)
- ARPA:11,373円(QoQ +8.2%)
- クロスセル率(POSユーザーの利用率):16.0%(QoQ +0.6pt)
- タイムカード(HR)
- ARR:7.3億円(YoY +20.2%)
- 有料契約数:8,898(YoY +17.5%)
- 登録従業者数:204,788名(YoY +19.0%)
- EC(スマレジEC/ネットショップ支援室)
- 子会社化(2024年12月)後のPMI進捗は順調。売上の約90%がサブスクモデル。具体的なARR寄与は四半期積上げに含む(資料の積み上げ参照)。
業績の背景分析
- 業績概要(トピックス)
- 新規有料契約の増加、低解約率によるストック売上の積み上げ、キャッシュレス決済事業の高成長でARR・売上が拡大。
- GMVは四半期過去最高の8,022億円(YoY +23.4%)。キャッシュレス比率は62.4%まで上昇。
- 増減要因
- 増収要因:
- 新規有料契約増(POSの有料店舗増加)とクロスセル(キャッシュレス決済・タイムカード・EC)
- キャッシュレス決済の急成長(ARR+52.9%)
- EC子会社の取り込み(サブスク比率高)
- 増益/減益要因:
- 売上総利益はYoY+31.6%に拡大(SaaS高粗利の寄与)
- 販管費はYoY+43.7%増(人件費増、広告宣伝費=TVCM等、のれん償却費、R&D増)
- のれん償却等一時的/構造的費用が発生(M&A関連)
- 競争環境: 詳細な競合比較は資料に無し(→要調査)。ただしPOS+決済のワンストップ提案と高クロスセルが差別化要素。
- リスク要因(資料から読み取れるもの)
- M&A関連:PPA(のれん・無形資産)確定に伴う償却費の影響、PMIの実行リスク
- 決済事業における売上計上タイミング調整による流動負債・資産の増加(キャッシュフロー/運転資金面の変動)
- S&M投資拡大に伴う販管費の増加とROIの見極め
- 決済市場や規制、支払手段のトレンド変化(資料には明示なし)
戦略と施策
- 現在の戦略(第3次中計の方向性)
- Fintech領域展開:キャッシュレス決済の品質・提供体制強化、新Fintechサービスの段階的立ち上げ(SMB向け)
- EC関連強化:2024年12月のEC関連M&Aを起点にシナジー拡大、ストック型収益を拡大
- 成長投資と資本戦略:M&Aを最優先検討、営業利益率20%前後を維持しつつ機動的に投資(マーケ・M&A等)
- 目標:ARRのCAGR 25〜30%を目指す
- 進行中の施策
- 大規模なS&M投資(TVCM、オンラインマーケ)を実施しながらCPA最適化を追求
- AI導入(生成AIを活用した日報コメント自動作成β、カスタマーサポートでのAIチャットボット導入)
- POSとECの連携(スマレジECへの自社決済導入、営業でのクロスセル強化)
- EC子会社のリブランディング(スマレジEC)と広告運用統合、管理基盤整備(PMI)
- セグメント別施策と成果
- POS:周辺機器のサブスクリプション化でARPA/ARPU上昇、有料店舗数増加でARR拡大
- PSP:POSとのクロスセル推進で加盟店増・ARR大幅成長
- EC:リブランディングや営業連携でリード獲得・商談数増
- HR(タイムカード):既存顧客へのアップセル等で有料契約数・ARR増加
- 新たな取り組み(説明会での発表)
- TV番組協賛・複数TVCM放映、AI機能(β版)リリース、電子マネー対応(券売機・食券機)、AI特設サイト公開
将来予測と見通し
- 業績予想(通期:FY2026 May 2025–Apr 2026、連結)
- 売上高:13,859百万円(YoY +25.2%)
- 営業利益:2,954百万円(YoY +24.1%)
- 経常利益:2,954百万円(YoY +25.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,016百万円(YoY +22.6%)
- EPS(予想):104.69円、配当(期末):20.00円(中間配当なし)
- 予想の前提条件(資料記載)
- のれんの会計処理(PPA)が確定し影響額を織り込んだ上で通期を確定。為替やその他マクロ前提は資料に明記なし(→前提項目は–)。
- 経営陣の自信度:PPA確定により当初の利益レンジ→確定値に修正しており、一定の確度が示唆される。
- 予想修正
- 通期予想はレンジ形式(期初)→PPA確定を受け確定値へ修正。修正理由はのれんの会計処理(減価償却費等の確定)。
- 中長期計画
- 第3次中期経営計画(FY2027–FY2029):ARR拡大(CAGR 25–30%目標)、Fintech・EC強化、M&A優先の成長投資。定量目標等はFY2026内に開示予定。
- 予想の信頼性
- 過去の予想達成傾向の定量的分析は資料に無し。今回PPA確定で通期数値を確定した点は透明性向上と評価可能。
- マクロ経済の影響
- キャッシュレス化の進展が追い風(国内キャッシュレス比率は上昇中)。一方で決済規制や景況感の変化、消費者支出の影響はリスク要因。
配当と株主還元
- 配当方針: 明文化された長期方針の記載は無いが、2026期は配当性向約19.1%を想定。中間配当は実施しない方針(資料)。
- 配当実績:
- FY2025(実績)1株配当:15.00円(配当性向17.6%)
- FY2026(予想)1株配当(期末):20.00円(配当性向19.1%)
- 配当金総額(FY2026予想):288百万円
- 前年比較:増配(15.00円→20.00円)
- 特別配当: 無し
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- スマレジPOS(クラウドPOS、周辺機器、機器サブスク、App Market、保守サービス)
- キャッシュレス決済サービス(加盟店向け決済、PAYGATE等)
- スマレジ・タイムカード(HR SaaS)
- スマレジEC(子会社によるEC支援、アシスト店長等をリブランド)
- 新製品・機能:
- 生成AIを活用した日報コメント自動作成機能(βリリース)、ヘルプページAIチャットボット
- 券売機・食券機の電子マネー対応
- 協業・提携: アライアンス活用でFintechサービス展開予定(詳細は今後開示予定)
- 成長ドライバー:
- サブスクリプション売上高比率の高さ(75.7%)と高SaaS粗利(77.9%)
- POSの有料店舗増、ARPA/ARPU上昇、キャッシュレス決済のクロスセル拡大
- EC子会社を通じた新たなストック収益源
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答:資料内にQ&A記載なし(→–)
- 経営陣の姿勢:資料からは成長投資に積極的で、M&AとFintech/EC強化を明確に掲げるスタンスが示される。
- 未回答事項:第3次中期の定量目標や詳細、為替等の前提、具体的なM&Aターゲット基準等は未提示(今後公表予定)。
- ポジティブ要因:
- ARRの急拡大(YoY+42.1%)とARR目標の早期達成→ストック収入基盤が強化
- キャッシュレス決済の高成長(ARR+52.9%)とPOSとのクロスセル効果
- 高いSaaS粗利(77.9%)とGMV拡大(8,022億円、YoY+23.4%)
- PMIの順調な進捗(ネットショップ支援室の統合・リブランディング)
- ネガティブ要因:
- 販管費の増加(人件費・広告・のれん償却等)で利益率へ圧力
- M&Aに伴うのれん償却等の費用計上、PMIの実行リスク
- 決済事業の売上計上タイミング適正化に伴う流動負債増加(運転資金リスクの変動)
- 不確実性:
- 第3次中期計画の内容・達成可能性(詳細未開示)
- マーケティング投資の効果(TVCM等、CPAの変動)
- 決済・EC市場の競争動向や規制変化
- 注目すべきカタリスト:
- 第3次中期経営計画の公表(今期中予定)
- 四半期ごとのARR推移・クロスセル率の改善(決済ARR成長の継続)
- EC統合(スマレジEC)による収益寄与進捗・PMI成果の可視化
- 次回決算発表での販管費対売上比・のれん償却の影響推移
重要な注記
- 会計方針・連結範囲:
- 2024年12月にネットショップ支援室を子会社化、2025年4月期3Q(2025年1月)から連結決算を開始(前年同期比較は個別実績ベースの対比)。PPA(のれんの会計処理)確定により過年度の数値は遡及修正(影響は軽微、通期業績に変更無し)。
- FY2026 1Qより「保守サービス料」を月額利用料へ区分変更(過去期間も同区分へ統一した参考データあり)。
- リスク要因(資料記載の特記事項):
- 将来見通しは不確実性を含む旨のディスクレイマー(市場・政治・経済状況の影響等)。
- その他: Appendixに各種定義(ARR、ARPA/ARPU、GMV等)の詳細、保守サービス料区分変更に伴う修正データを掲載。
(不明な項目は“–”で記載しています。投資判断に関する助言は行っておりません。資料に基づく要約・整理のみを記載しています。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4431 |
| 企業名 | スマレジ |
| URL | https://corp.smaregi.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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