2024年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想に対する進捗は上振れ。第3四半期累計で売上高進捗率約77.0%、営業利益は通期予想を既に117%達成、純利益は通期予想を約138%達成(会社は本日業績予想を修正済み)。市場予想との比較は明記なし。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+29.1%、営業損失→営業利益へ黒字転換)。
  • 注目すべき変化:前年同期は営業損失111百万円だったが、今期は営業利益878百万円(前年同期比で約+989百万円改善)と大幅改善。四半期純利益も19百万円→760百万円と大幅増加。
  • 今後の見通し:通期予想は修正あり(本日公表)。第3四半期時点で主要利益項目は通期見通しを上回る進捗だが、エネルギー・原材料価格や海外情勢が不確実要因。設備投資を計画的に実施するため資金管理にも注力。
  • 投資家への示唆:需要回復(国内旅行支援・訪日客増)を取り込み宿泊・宴会が回復基調。短期借入金を長期借換えして流動性懸念は後退したが、自己資本比率は11.1%と低く財務基盤は脆弱なため、利益拡大が持続するか、資本政策(配当・自社株等)の動向、借入返済スケジュールに注目。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社京都ホテル
    • 主要事業分野: ホテル運営(宿泊、宴会、レストラン、テナント、フィットネスクラブ等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 福永 法弘
    • 上場取引所/コード: 東証 / 9723
    • URL: https://www.kyotohotel.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年2月14日
    • 対象会計期間: 2024年3月期 第3四半期累計(2023年4月1日〜2023年12月31日、非連結)
    • 四半期決算補足資料作成: 無、決算説明会: 無
  • セグメント:
    • 宿泊部門: ホテル宿泊(ホテルオークラ京都、からすま京都ホテル等)
    • 宴会部門: 宴会・貸会場(企業周年、祝賀会等)
    • レストラン部門: ホテル内レストラン(ブッフェ等)
    • その他部門: テナント収入、フィットネスクラブ等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、普通株式): 12,065,400株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 12,065,158株
    • 時価総額: –(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表/株主総会/IRイベント: –(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
    • 売上高: 6,933百万円 / 通期9,000百万円 → 進捗率 77.0%(良好)
    • 営業利益: 878百万円 / 通期750百万円 → 進捗率 117.1%(通期見通しを上回る上振れ)
    • 経常利益: 772百万円 / 通期600百万円 → 進捗率 128.7%(上振れ)
    • 四半期純利益: 760百万円 / 通期550百万円 → 進捗率 138.2%(上振れ)
  • サプライズの要因:
    • 主要因は宿泊・宴会の回復(訪日客増、全国旅行支援の追い風)により売上が大幅増加したこと。コスト高対応のため一部価格改定も実施し利益を確保。短期借入→長期借入の借換えで流動性不安が軽減した点も安心材料。
  • 通期への影響:
    • 第3四半期時点で利益項目が通期見通しを上回っており、現状の業績動向が継続すれば通期予想達成は可能。なお、資料は本日業績予想を修正した旨を示している(詳細は別資料参照)。

財務指標

  • 財務諸表の要点(千円単位の表示を百万円換算で概略)
    • 資産合計: 16,392百万円(前期末16,079百万円、+313百万円)
    • 負債合計: 14,578百万円(前期末14,984百万円、-406百万円)
    • 純資産: 1,814百万円(前期末1,094百万円、+720百万円)
  • 収益性(当第3四半期累計: 2023/4–2023/12)
    • 売上高: 6,933百万円(前年同期5,370百万円 → +29.1% / +1,563百万円)
    • 営業利益: 878百万円(前年同期△111百万円 → 大幅改善)
    • 営業利益率: 878 / 6,933 = 約12.7%(改善。目安: 0%未満→赤字、10%超→良好)
    • 経常利益: 772百万円(前年同期31百万円 → +741百万円、+約2,390%)
    • 四半期純利益: 760百万円(前年同期19百万円 → +741百万円、+約3,900%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計): 60.50円(前年同期1.63円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率: 約77.0%(通常のホテル業は年度内に繁閑差あり。77%は高めの進捗)
    • 営業利益進捗率: 約117.1%(通期見通しを既に超過)
    • 純利益進捗率: 約138.2%(同上)
    • 過去同期間との比較: 前年はまだコロナ影響が強く低水準だったため、この回復は顕著
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 11.1%(低水準。目安: 40%以上で安定 → 11.1%は脆弱)
    • 流動比率(流動資産/流動負債): 3,756,748 / 1,629,259 ≒ 230%(良好)
    • 負債比率(負債/純資産): 14,577 / 1,814 ≒ 8.0倍(約800%)(高水準、注意)
    • 短期借入金: 期末で短期借入金は0(前期末1,000百万円)に。1,000百円を長期借入に振替(長期借入金が増加)。
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は改善し約12.7%(前年同期はマイナス)。総資産回転率等の詳細指標は資料に記載なし(→–)。
  • セグメント別(売上高・構成比・前年同期比)
    • 宿泊部門: 2,841百万円(構成比41.0%)、前年同期比 +43.3%
    • 宴会部門: 2,027百万円(構成比29.2%)、前年同期比 +37.2%
    • レストラン部門: 1,668百万円(構成比24.1%)、前年同期比 +8.4%
    • その他部門: 398百万円(構成比5.7%)、前年同期比 +7.2%

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年3月期: 年間0.00円(無配)
    • 2024年3月期(会社予想): 年間配当 3.00円(直近公表の配当予想から修正なし)
    • 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
    • 配当性向: 予想配当性向 = 3.00円 / EPS予想42.27円 ≒ 7.1%(低い。目安: 30%前後が一般的な還元)
  • 特別配当の有無: 種類株式(優先株等)に対する配当は別途設定あり(種類株の年間配当:40,000円)だが、普通株の特別配当は記載なし
  • 株主還元方針: 自社株買い等の言及なし(–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(要点)
    • 宿泊: 訪日外国人・全国旅行支援で回復。ホテルオークラ京都はコロナ前のインバウンド最盛期とほぼ同水準まで回復。
    • 宴会: 企業行事や大型宴会の回復により受注増。主催イベントも好調。
    • レストラン: 一部制限はあるがブッフェ等で堅調な回復。
    • その他: テナント等堅調。
  • 前年同期比較: いずれの部門も増収。特に宿泊と宴会が牽引(宿泊+43.3%、宴会+37.2%)。
  • セグメント戦略: 国内外セールス活動再開、人員不足対策として社内ヘルプ体制強化や業務効率化に注力。設備投資(メンテ工事等)を計画的に実施。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料上の中期計画の具体数値は記載なし(→–)。ただし「需要回復に合わせた投資・販売施策の再開」「業務効率化」の方向性は明記。
  • KPI達成状況: 明確なKPI記載なし(→–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 資料に同業他社との定量比較は無し(→–)。業界全体では訪日回復で需要は回復基調。都市型・観光地ホテルともに回復状況は地域差あり。
  • 市場動向: 訪日外国人の増加や旅行支援策で需要回復が進む一方、エネルギー・原材料高、労働不足、地政学リスクが下振れ要因。価格改定等で一部コスト吸収を実施。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2024年3月期)予想(会社公表): 売上高9,000百万円(+22.4%)、営業利益750百万円(-)、経常利益600百万円(+652.7%)、当期純利益550百万円(+783.9%)、1株当たり当期純利益 42.27円
    • 予想の修正有無: 有(本日「業績予想の修正に関するお知らせ」を公表)
    • 会社予想の前提条件: 為替等の具体前提は本資料に記載なし(→詳細は修正公表資料参照)
  • 予想の信頼性: 第3四半期時点で利益は通期予想を上回る進捗。ただし、原材料・エネルギー価格や需給環境の変動が大きいため、達成には外部環境の継続的安定が前提。
  • リスク要因:
    • 為替・エネルギー・原材料価格の上昇
    • 労働力不足と人件費上昇
    • 国内外の感染症再拡大や地政学的影響による観光需要の変動
    • 高い負債水準(自己資本比率低下)による金利上昇時の影響

重要な注記

  • 会計方針変更: なし
  • 四半期財務諸表のレビュー: 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外(注記あり)
  • 継続企業の前提: 第2四半期末において「継続企業の前提に関する重要な疑義」は解消されたと会社は判断
  • その他重要事項: 短期借入金1,000百万円を長期借入金へ借換え(2023年10月実行)し当面の資金繰り懸念は後退。設備投資(メンテナンス等)を計画的に実施予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9723
企業名 京都ホテル
URL http://www.kyotohotel.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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