2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想修正(2025年11月6日公表)あり。第2四半期の実績は通期予想に対する進捗で見ると売上高は約49.9%・営業利益は約63.3%でおおむね想定内。市場予想との比較は資料に記載なし。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高:+2.1%、営業利益:△12.6%)。増収ながら営業利益は減少。
  • 注目すべき変化:減価償却費の増加(投資実行による)や構造変革費用計上により営業利益が前年同期比で減少。一方、投資有価証券売却益(特別利益546百万円)計上で中間純利益は大きくは下落していない(△1.5%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想は修正あり(2026年3月期通期:売上高48,800百万円、営業利益1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,300百万円)。中間進捗は利益面で比較的良好(営業利益・純利益進捗約63〜64%)だが、成長投資や構造改革費用の影響は通期も継続する見込み。
  • 投資家への示唆:売上は堅調だが収益性は一時的に投資・再編コストで圧迫。配当方針は維持(年間45円予想、直近修正なし)で株主還元継続。短期的には投資フェーズによる利益変動を踏まえる必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:エバラ食品工業株式会社
    • 主要事業分野:食品事業(家庭用・業務用調味料等)、物流事業、その他(広告宣伝・人材派遣等)
    • 代表者名:代表取締役社長 森村 剛士
    • URL:https://www.ebarafoods.com
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月6日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結、期間:2025年4月1日~2025年9月30日
    • 決算説明会:有(中間期決算説明の動画配信予定)
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
  • セグメント:
    • 食品事業:家庭用商品(肉まわり・鍋物・野菜まわり・その他)、業務用商品(肉まわり・スープ・その他)
    • 物流事業:物流関連サービス
    • その他:広告宣伝事業、人材派遣事業等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):9,868,626株(2026年3月期中間期)
    • 期末自己株式数:86,508株
    • 中間期平均株式数:9,775,281株
    • 時価総額:–(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出:2025年11月14日
    • 配当支払開始:2025年12月5日
    • 決算説明(動画配信):開催予定(当社役員による中間期決算説明)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(中間累計:2025/4/1~9/30)
    • 売上高:24,337百万円(前年同期比+2.1%)→ 通期予想48,800百万円に対する進捗率49.9%(ほぼ計画通り)
    • 営業利益:1,076百万円(前年同期比△12.6%)→ 通期予想1,700百万円に対する進捗率63.3%(進捗良好)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:835百万円(前年同期比△1.5%)→ 通期予想1,300百万円に対する進捗率64.2%
  • サプライズの要因:
    • 営業利益下振れの主因:成長投資に伴う減価償却費増加(減価償却費580→819百万円)や構造変革に係る費用(構造変革引当金繰入412百万円)。
    • 特別利益として投資有価証券売却益546百万円を計上し、特別損失(構造変革等)と相殺して中間純利益への下押しは限定的。
  • 通期への影響:
    • 営業利益率は投資・構造改革負担で低下しているものの、中間期時点の進捗率は通期予想達成に対して悪くない。通期予想は修正済(詳細は「業績予想の修正に関するお知らせ」参照)。為替や原材料動向、物流費の推移が鍵。

財務指標

  • 財務諸表の要点(2025/9/30)
    • 総資産:49,132百万円(前期末47,372百万円、+3.7%)
    • 純資産:34,827百万円(前期末34,217百万円、+1.8%)
    • 自己資本比率:70.9%(前期末72.2%)→ 70.9%(安定水準)
    • 現金及び現金同等物:14,383百万円(期首14,992百万円、△608百万円)
  • 収益性(中間累計)
    • 売上高:24,337百万円(前年同期23,835百万円、+2.1%、+502百万円)
    • 営業利益:1,076百万円(前年同期1,231百万円、△12.6%)
    • 営業利益率:1,076/24,337 = 約4.4%(前年同期は約5.2%)→ 収益性低下(悪い目安)
    • 経常利益:1,130百万円(前年同期1,272百万円、△11.2%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:835百万円(前年同期848百万円、△1.5%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):85.50円(前年同期86.85円)
  • 進捗率分析(中間→通期予想)
    • 売上高進捗率:49.9%(通常の上期50%想定ならほぼ順調)
    • 営業利益進捗率:63.3%(通期予想に対して高い進捗)
    • 純利益進捗率:64.2%(通期予想に対して高い進捗)
    • 過去同期間比較:前年中間は営業利益1,231百万円で減少している点に注意
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:70.9%(安定水準)
    • 有利子負債:短期借入70百万円、長期借入314百万円(負債小さい → 保守的な財務体質)
    • 流動比率:流動資産28,448/流動負債9,889 ≒ 287.7%(流動性は高い、良好)
  • 効率性
    • 減価償却費の増加(580→819百万円)により営業キャッシュフローと会計上利益に差が発生
  • セグメント別(中間累計)
    • 食品事業:売上 20,628百万円(+3.2%)、セグメント利益1,286百万円
    • 物流事業:売上 3,400百万円(△3.0%)、セグメント利益40百万円
    • その他:売上 307百万円(△8.0%)、セグメント利益26百万円
    • 全社費用調整等で営業利益1,076百万円
  • 財務の解説:
    • 売上は家庭用・業務用ともに一部製品群で伸長。利益面は投資・再編による減価償却・構造改革費用が重し。ただし投資有価証券売却益が寄与し、純利益は大幅悪化を回避。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(支払予定):22円(2026年3月期中間)
    • 期末配当(予想):23円(2026年3月期予想)
    • 年間配当予想:45円(前期45円、変わらず)
    • 直近公表の配当予想からの修正:無
    • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
    • 配当性向:–(通期予想純利益1,300百万円に対する配当額ベースで算出可能だが、株数・細目での算出は資料に基づく算出が必要)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株取得の過去実績あり(前期に自己株式取得)。現時点で直近の自社株買いは当中間期に実行無し。

セグメント別情報

  • 食品事業
    • 売上 20,628百万円(+3.2%):家庭用(14,910百円、+3.1%)が牽引。鍋物調味料群やその他群(新商品、タイアップ効果)が好調。業務用はスープ群が寄与。セグメント利益1,286百万円。
  • 物流事業
    • 売上 3,400百万円(△3.0%):減収、セグメント利益40百万円と利益は小幅プラス。
  • その他
    • 売上 307百万円(△8.0%):広告宣伝・派遣等、利益26百万円。
  • 戦略・見通し:
    • 食品事業で既存商品の強化や新商品投入により売上拡大を目指す一方、全社で成長投資と製造体制再編を進めているため短期的には投資負担が続く。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「Ebara Reboot 2026」(初期3年間は投資実行・構造変革フェーズ)
  • 進捗状況:当中間期は投資実行による減価償却・固定資産増加(有形固定資産14,406→16,018百万円)を反映。計画どおり投資段階にあり、利益拡大軌道への移行は中期視点で評価する必要あり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:原材料価格・物流費高止まり、消費者の節約志向継続。国内経済の先行き不透明感あり(為替・米国通商政策の影響等)。
  • 競合比較:同業他社との相対評価に必要な比較データは資料に記載なし → 競合優位性は「既存商品強化」「新市場創出」「経営基盤改革」による差別化を目指す旨を示している。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(修正後)予想:売上高48,800百万円(+1.7%)、営業利益1,700百万円(△16.3%)、経常利益1,900百万円(△10.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,300百万円(△7.1%)
    • 予想修正の有無:有(2025年11月6日公表。詳細は別資料参照)
    • 会社予想の前提条件:資料本文「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照(為替等の具体値は記載なし)
  • 予想の信頼性:中間期の進捗(利益進捗は各60%台)から通期達成の可能性はあるが、原材料・物流費、消費動向、投資効果の表れ方により変動。
  • リスク要因:原材料価格・物流費の上昇、消費マインドの悪化、海外通商政策、投資回収の遅延、再編費用の想定超過 等。

重要な注記

  • 会計方針:当中間期における連結範囲の変更なし。中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の算定方法等について注記)。
  • その他重要事項:中間決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。業績予想は出所情報に基づく見通しであり達成を保証するものではない旨の記載あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2819
企業名 エバラ食品工業
URL http://www.ebarafoods.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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