2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想からの修正は無し。四半期決算(期中レビュー完了)は発表値から変更なし。市場予想との比較は–(市場コンセンサスの提示なし)。結果は概ね会社想定どおりでサプライズ無し。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は増収、営業利益は増益だが経常・当期純利益は減少基調)。
  • 注目すべき変化:砂糖事業の営業利益が前年同期比+17.3%と改善(海外生産拠点稼働回復、原料調達安定化が寄与)。一方ライフ・エナジー事業は販管費増で営業利益が前年同期比△36.1%と悪化。
  • 今後の見通し:通期予想(売上高200,000百万円、営業利益12,300百万円、親会社株主帰属当期純利益7,700百万円)に変更なし。Q1の進捗は売上高23.4%、営業利益29.0%、親会社株主純利益34.7%で、現時点で通期達成見込みは会社想定通りだが原料市況や販管費動向がリスク要因。
  • 投資家への示唆:主力の砂糖事業が収益回復している点はポジティブ。一方、非中核のライフ・エナジーで販促費増が利益圧迫しており、今後の販管費抑制や海外販売回復の継続性が業績の鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:DM三井製糖株式会社(コード 2109、東証プライム)
    • 主要事業分野:砂糖製造・販売(国内外)、ライフ・エナジー(食品素材・栄養製品等)、不動産賃貸等
    • 代表者名:代表取締役社長 森本 卓
    • 備考:2025年4月1日付で連結子会社の吸収合併と商号を「DM三井製糖ホールディングス㈱」から「DM三井製糖㈱」へ変更
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日(四半期連結財務諸表の期中レビュー完了)
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日〜2025年6月30日、連結)
    • 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 砂糖事業:製糖・販売(国内家庭用・業務用、海外粗糖取引等)
    • ライフ・エナジー事業:食品素材、栄養強化食品、ニュートリション製品等
    • 不動産事業:保有不動産の賃貸(本店ビル等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):31,464,780株(2026年3月期1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):31,685,656株(2026年3月期1Q)
    • 自己株式数:360,168株(信託口分含む:143,800株)
    • 備考:2025年6月2日に自己株式1,175,000株を消却
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:四半期発表は上記(期中レビュー済)
    • 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較は通期予想に対する進捗)
    • 売上高:46,874百万円(前年同期比+4.5% / 通期見通し200,000百万円に対する進捗 23.4%)→ 標準的な進捗(第1四半期としてやや順調)
    • 営業利益:3,565百万円(前年同期比+8.8% / 通期見通し12,300百万円に対する進捗 29.0%)→ 進捗良好
    • 経常利益:3,955百万円(前年同期比△0.1%)→ ほぼ横ばい
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,675百万円(前年同期比△7.4% / 通期見通し7,700百万円に対する進捗 34.7%)→ 進捗やや良好
  • サプライズの要因:
    • ポジティブ要因:砂糖事業の販売量回復と海外新拠点の稼働による損益改善。海外粗糖相場の軟化により原材料調達コストが安定(吸収)。
    • ネガティブ要因:受取ロイヤリティー減少や中国関連会社での販売減が経常利益を下押し。ライフ・エナジー事業は販管費増で営業利益が大幅減。
  • 通期への影響:
    • 現時点で会社は通期予想を据え置き。Q1進捗は概ね通期見通しに整合。ただし、砂糖市況の変動、エネルギー物流費や販管費の増加、海外販売の不確実性が修正リスク。

財務指標

  • 財務諸表の要点(主要数値:百万円)
    • 売上高:46,874(+4.5% YoY、前年44,871、増加額 +2,003)
    • 営業利益:3,565(+8.8% YoY、前年3,277、増加額 +288)
    • 経常利益:3,955(△0.1% YoY、前年3,957、差 △2)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,675(△7.4% YoY、前年2,889、差 △214)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):84.43円(前年89.52円、△5.09円)
  • 貸借対照表要点(当第1Q末)
    • 総資産:192,176百万円(前期末比△10,020)
    • 純資産:115,234百万円(前期末比△4,106)
    • 自己資本(参考):110,717百万円
    • 自己資本比率:57.6%(安定水準;前期 56.7%)
    • 流動資産:91,521百万円(現金及び預金36,718、商品・製品22,625、原材料及び貯蔵品11,051)
    • 流動負債:40,803百万円 → 流動比率(流動資産/流動負債)≈224%(健全)
    • 有利子負債:短期借入金5,924、長期借入金17,043、社債10,000(百万円)
    • 負債合計:76,941百万円(前期末比△5,913)
  • キャッシュフロー:四半期CF計算書は作成していない(注記あり)。ただし現金預金は前期末比で△3,877百万円。
  • 収益性指標
    • 売上総利益:10,721百万円(前年9,720、+1,001)
    • 営業利益率:3,565 / 46,874 = 約7.6%
    • 経常利益率:約8.4%
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:23.4%(通期200,000に対して)— 通常ペース
    • 営業利益進捗率:29.0%(通期12,300に対して)— やや良好
    • 親会社株主純利益進捗率:34.7%(通期7,700に対して)— 良好
  • 効率性・資本効率:
    • 総資産回転率(年換算ベースの概算)やROEの詳細は年次データが必要。自己資本比率57.6%(安定水準)。
  • セグメント別(当第1Q)
    • 砂糖事業:売上39,897百万円(+4.9%)、セグメント利益3,100百万円(+17.3%)
    • ライフ・エナジー事業:売上6,312百万円(+1.3%)、セグメント利益252百万円(△36.1%)
    • 不動産事業:売上664百万円(+10.0%)、セグメント利益211百万円(△10.9%)
    • セグメント依存度:砂糖事業が売上の約85%、営業利益の約87%を占める(主力事業)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間 65円、期末 65円、年間計 130円
    • 2026年3月期(予想):中間 65円、期末 65円、年間計 130円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報無し)
  • 配当性向(会社予想ベース):1株当たり当期純利益(予想)246.17円に対し年間配当130円 → 配当性向 約52.8%(高め。留保より株主還元重視の姿勢)
  • 特別配当:無し
  • 自社株買い:直近で自己株式取得・消却(1,175,000株消却)実施済

セグメント別情報(要点)

  • 砂糖事業:販売量回復、海外粗糖相場の期内軟化により原材料調達安定、海外新生産拠点(SIS’88傘下)が稼働し損益改善。家庭用の伸び悩みはあるが業務用は特需で好調。
  • ライフ・エナジー事業:売上は微増も、広告宣伝費等の販管費増で利益率低下。ニュートリー等で一部商品堅調。
  • 不動産事業:賃貸稼働は順調だが長年賃貸物件の修繕費増で利益は減少。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「中期経営計画‑2026 Diversify into Nutrition & Health」を掲げ、(1)国内砂糖事業強靭化、(2)海外事業拡大、(3)ライフ・エナジー事業成長、(4)R&D強化、(5)持続可能性への貢献を5本柱に施策を推進。
  • 進捗状況:砂糖事業の改善(海外拠点稼働・収益回復)は中期目標に整合。ライフ・エナジーは売上増だが収益性改善が課題。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対評価データは資料に記載無し(–)。
  • 市場動向:海外粗糖相場は大きく変動(期内18.89→14.68→終値15.05セント)。エネルギー・物流費は高止まり。消費マインドは家庭用で弱含み、業務用はイベント等で需要回復。

今後の見通し

  • 業績予想:2026年3月期通期予想は据え置き(売上200,000百万円、営業利益12,300百万円、親会社株主純利益7,700百万円)。会社は必要があれば速やかに修正すると表明。
  • 会社予想の前提条件:主に砂糖市況、為替、エネルギー・物流費の動向等(詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:第1四半期の進捗は良好だが、砂糖相場の変動や販管費増が通期リスク。
  • リスク要因:砂糖市況の急変、エネルギー・物流費の高止まり、販管費の増加、海外(中国等)販売の変動、為替変動、規制等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の期中レビュー:有限責任監査法人トーマツによる期中レビュー済、当該レビューにおいて重要な問題は指摘されていない。
  • 株式関連:取締役等向け信託を用いた株式報酬制度あり。信託口が保有する自社株143,800株を自己株式として計上。
  • 自己株式の消却:2025年6月2日に1,175,000株を消却(利益剰余金からの振替に伴い利益剰余金が3,841百万円減少)。

(注)当まとめは開示資料に基づく事実整理であり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。不明項目は“–”と記載しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2109
企業名 DM三井製糖
URL https://www.msdm-hd.com/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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