2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想に対して売上は進捗良化、営業利益・当期純利益ともに会社予想を上回る進捗(営業利益・純利益は上振れ)。(会社予想比:営業利益達成率約132%、親会社株主に帰属する当期純利益達成率約137%)
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比増、営業利益・経常利益・四半期純利益は前年同期比でやや減少)
  • 注目すべき変化:食品事業の拡大や値上げ効果、業務用商品の回復等により売上が前年同期比で約+8.7%と好調。固定資産取得等による投資が増加し、減価償却費・販管費等の増加が利益面の抑制要因となった。
  • 今後の見通し:通期予想は修正済み(2024年11月に修正、公表済み)。第3四半期累計の進捗から通期業績(売上)達成の可能性は高く、利益面は既に会社予想を上回る進捗で推移。
  • 投資家への示唆:売上拡大が継続しており財務基盤(自己資本比率68.8%)は良好。短期的には原材料・物流コスト等の変動が利益に影響しやすいため、コスト動向と通期業績予想の前提に注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:エバラ食品工業株式会社(2819)
    • 主要事業分野:食品事業(家庭用・業務用調味料等)、物流事業、その他(広告宣伝事業・人材派遣等)
    • 代表者名:–(決算短信に氏名記載)
    • 公式URL: https://www.ebarafoods.com
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年2月14日(決算短信日付)
    • 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期連結累計期間(2024年4月1日~2024年12月31日)
  • セグメント:
    • 食品事業:家庭用商品・業務用商品等(主力)
    • 物流事業:流通・配送等
    • その他:広告宣伝、人材派遣等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):約10,468,626株(2025年3月期第3Q)
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:通期業績予想は既に修正・公表済(2024年11月7日修正、2025年2月14日関連修正・開示あり)
    • 株主総会/IRイベント:–(本資料に明記なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(当第3四半期累計:2024/4/1~2024/12/31)
    • 売上高:38,198 百万円(前年同期35,128 百万円、+8.7%)/通期会社予想48,000百万円に対する進捗率 約79.6%(良好)
    • 営業利益:2,648 百万円(前年同期2,761 百万円、△4.1%)/通期会社予想2,000百万円に対する進捗率 約132.4%(上振れ)
    • 経常利益:2,820 百万円(前年同期2,927 百万円、△3.6%)/通期会社予想2,100百万円に対する進捗率 約134.3%(上振れ)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,918 百万円(前年同期1,984 百万円、△3.3%)/通期会社予想1,400百万円に対する進捗率 約137.0%(上振れ)
  • サプライズの要因:
    • 売上は家庭用商品の値上げ効果、製品ラインアップ強化(例:焼肉たれ等)や業務用商品の回復で増加。
    • 営業利益・純利益が会社の保守的予想を上回る主因は売上増と費用コントロールによる。前提:原材料高や物流費上昇の影響は残存するが、値上げ等である程度吸収。
  • 通期への影響:
    • 通期業績予想は既に修正済み(2024/11/07)。第3Q累計の実績は通期予想の達成を支持する数字(特に利益)。ただし下期の原材料・流通コストや需要動向が変化すると影響あり。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計:50,430 百万円(前期47,947 百万円、+5.2%)
    • 純資産:34,679 百万円(前期32,818 百万円、+5.7%)
    • 負債合計:15,751 百万円(前期15,128 百万円、+4.1%)
  • 収益性(当第3四半期累計)
    • 売上高:38,198 百万円(前年同期比 +8.7%/+3,070 百万円)
    • 営業利益:2,648 百万円(前年同期比 △4.1%/△113 百万円)、営業利益率 6.9%(=2,648/38,198。目安:5〜10%で健全)
    • 経常利益:2,820 百万円(前年同期比 △3.6%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,918 百万円(前年同期比 △3.3%)
    • 1株当たり四半期利益(EPS):196.37 円(前年同期202.18 円、△)
  • 進捗率分析(通期会社予想に対する進捗)
    • 通期売上進捗率:38,198 / 48,000 = 約79.6%(通常期としては良好)
    • 通期営業利益進捗率:2,648 / 2,000 = 約132.4%(既に上振れ)
    • 通期純利益進捗率:1,918 / 1,400 = 約137.0%(既に上振れ)
    • 過去同期間との比較:売上の伸びは加速、利益は前年比微減だが会社予想は下方で保守的に置かれており達成見込みは高い
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:68.8%(安定水準)
    • 流動資産合計:30,281 百万円、流動負債合計:11,128 百万円 → 流動比率 ≒ 272%(高水準、流動性良好)
    • 負債比率(負債合計/純資産):15,751 / 34,679 ≒ 45.4%(許容範囲)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易計算):売上高 38,198 / 総資産 50,430 ≒ 0.76 回転
    • 営業利益率は約6.9%で概ね堅調(業種差あり)
  • セグメント別(当第3四半期累計)
    • 食品事業:売上 32,322 百万円(前年同期比 +9.0%)、セグメント利益 約3,036 百万円
    • 物流事業:売上 5,377 百万円(前年同期比 +6.3%)、セグメント利益 約85 百万円
    • その他:売上 499 百万円(前年同期比 +22.9%)、損失 △27 百万円(セグメント按分)
  • 財務の解説:
    • 売上は値上げ・ラインアップ強化・業務用回復で増加。設備投資や連結範囲の変化(子会社取得に伴うのれん計上)で固定資産・投資CFが増加。CFは投資支出増で現金減少しているが、手元流動性は十分。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:20 円(既に実施)
    • 期末配当(予想):25 円(2/14公表で修正)
    • 年間配当予想:45 円(中間20 + 期末25)
    • 配当利回り:–(株価が本資料に無いため算出不可)
    • 配当性向(会社予想ベース):年間EPS(予想)143.28 円に対して配当45円 → 配当性向 ≒ 31.4%(適度)
  • 特別配当の有無:特別配当は無し(記載なし)
  • 株主還元方針:中期的に安定配当を基本とし、必要に応じて自社株買い等を検討(本短信では期中の自己株式の取得実績等の記載は限定的)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(当第3四半期累計)
    • 食品事業:売上 32,322 百万円(+9.0%)、家庭用はラインアップ拡充と価格改定で増、業務用は前期比で回復(売上増)
    • 家庭用商品売上 23,736 百円(+3.7%):肉まわり調味料・鍋物調味料等が主力
    • 業務用商品売上 8,585 百万円(+26.6%):外食回復等で顕著
    • 物流事業:売上 5,377 百万円(+6.3%)で増加、既存顧客との取引拡大が寄与
    • その他事業:売上 499 百万円(+22.9%)、広告・人材派遣は新規分野拡大で増加
  • 前年同期比較:食品事業が牽引し全体増収。業務用商品の伸びが特に大きい。
  • セグメント戦略:
    • 既存製品の価値向上、ラインアップ強化、業務用顧客開拓を継続。物流事業は取引拡大を推進。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:2023年度から2033年度に向けた長期ビジョン提示/中期計画「Ebara Reboot 2026」等を実行中(設備投資や成長投資を含む)
  • KPI達成状況:売上増加は中期目標に沿う進展。利益率改善は原材料・物流コスト動向次第で変動するため引き続き注視が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料は同業他社データを示していないため相対比較は–。業界では原材料・物流コストの上昇と消費者の節約志向が共通リスク。
  • 市場動向:値上げ受け入れや外食回復が売上に寄与している一方、原料費・物流費の影響は継続的な注視ポイント。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期会社予想(2025年3月期、修正値):売上高 48,000 百万円(+6.2%)、営業利益 2,000 百万円(△16.7%)、経常利益 2,100 百万円(△20.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,400 百万円(△22.3%)、1株当たり当期純利益 143.28 円
    • 通期営業利益・純利益は保守的に置かれているが、第3Q累計の進捗はこれらを上回る状況(下期の業績動向次第)
    • 会社予想の前提:為替・原材料価格の前提等は詳細注記参照(短信では原材料・物流の動向を注視)
  • 予想の信頼性:同社は第3Qまでの進捗で会社予想を上回っているが、過去の予想達成傾向については本資料に限定的記載
  • リスク要因:
    • 原材料価格、物流費の上振れ
    • 消費者需要の変動(節約志向)
    • 競合環境の激化、為替変動(海外関連売上・仕入れがある場合)

重要な注記

  • 会計方針:第3四半期連結会計期間の作成に特有の会計処理の適用有り。連結範囲の変更(子会社取得)に伴いのれん225百万円計上の記載あり。
  • その他:2024年11月7日に業績予想を修正済み。2025年2月14日に配当予想の修正(期末25円へ修正、年間45円)等の開示あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2819
企業名 エバラ食品工業
URL http://www.ebarafoods.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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