2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し。中間実績は基本的に会社想定どおり(ほぼ予想通り)。親会社帰属当期利益は前年同期から大幅減だが、これは前年に計上した一過性の株式譲渡益の反動によるため業績の恒常部分は改善。
  • 業績の方向性:増収増益(収益15,207百万円:前年同期比+8.7%、営業利益2,024百万円:+16.2%、Non-GAAP営業利益2,065百万円:+16.8%)。
  • 注目すべき変化:親会社帰属中間利益は1,856百万円(△53.7%)と大幅減。これは前年に非継続事業の株式譲渡益があったためで、継続事業ベースでは中間利益は増加している点が重要。
  • 今後の見通し:通期予想は変更無し(収益30,300百万円、Non-GAAP営業利益4,000百万円、親会社帰属当期利益3,800百万円)。中間期の進捗率は売上高で約50%、Non-GAAP営業利益で約51.6%と通期達成に矛盾はない水準。
  • 投資家への示唆:営業面は主力のマーケティング領域とダイレクト事業が牽引しており収益性改善が確認できる。一方で配当政策(通期予想:年間18円)はEPS(通期予想18.32円)に対して配当性向が高くなる見込みのため、今後の継続的な現金配分の持続性は業績動向を注視する必要がある。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社セプテーニ・ホールディングス
    • 主要事業分野:デジタルマーケティング(マーケティング・コミュニケーション事業、ダイレクトビジネス事業、データ・ソリューション事業)等の広告・ソリューション提供
    • 代表者名:代表取締役 グループ社長執行役員 神埜 雄一
    • URL:https://www.septeni-holdings.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年6月30日(第2四半期/中間期、IFRS・連結)
    • 決算補足説明資料の有無:有(決算説明会開催:機関投資家・アナリスト・報道向け)
  • セグメント:
    • マーケティング・コミュニケーション事業:デジタル広告の販売・運用中心、統合マーケティングサービス
    • ダイレクトビジネス事業:BtoC/BtoB向けのダイレクトレスポンスやCRM、オフライン・デジタル統合
    • データ・ソリューション事業:データ収集・統合・AI・ソリューション開発、エンジニア派遣等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):211,389,654株(中間期末)
    • 中間期平均株式数:207,425,109株
    • 自己株式数:3,964,545株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年8月8日
    • 決算説明会:2025年8月7日(開催済み、資料はウェブ掲載予定)
    • 株主総会・IRイベント:–(当該PDFでは記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較、達成率は通期予想に対する中間実績の進捗として記載)
    • 売上高:15,207百万円(通期予想30,300百万円に対する進捗率 50.2%)→ 進捗は概ね均等
    • 営業利益(IFRS):2,024百万円(会社はNon-GAAP重視のため直接の通期IFRS予想は非表示)→ Non-GAAPで比較
    • Non-GAAP営業利益:2,065百万円(通期予想4,000百万円に対する進捗率 51.6%)
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益:1,856百万円(通期予想3,800百万円に対する進捗率 48.8%)
  • サプライズの要因:
    • 売上・営業利益は既存案件拡大・新規獲得、ダイレクト事業のオフライン案件増で上振れ要因。
    • 親会社帰属利益の前年同期比大幅減は、前年に発生したコミスマ株式譲渡等の一過性利益が剥落した反動。継続事業ベースでは利益は増加。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期見通しの修正無し。中間の進捗(売上・Non-GAAP利益ともに約50%)は通期達成に整合的。ただし、親会社帰属利益は一過性要因の有無で変動しやすいため注視が必要。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 収益:15,207,403千円(+8.7%)
    • 営業利益:2,024,483千円(+16.2%)
    • Non-GAAP営業利益:2,065,000千円相当(+16.8%、注:報告数値)
    • 税引前利益:2,486,309千円(+0.1%)
    • 親会社の所有者に帰属する中間利益:1,855,844千円(△53.7%)
    • 基本的1株当たり中間利益:8.95円(前年19.32円)
  • 収益性(金額・前年同期比)
    • 売上高:15,207百万円(+8.7%、+1,218百万円)
    • 営業利益:2,024百万円(+16.2%、+282百万円)
    • 経常/税引前利益(税引前利益):2,486百万円(+0.1%、+3百万円)
    • 純利益(親会社帰属):1,856百万円(△53.7%、△2,149百万円)
    • EPS(中間):8.95円(前年19.32円)
  • 進捗率分析(中間→通期)
    • 売上高進捗率:50.2%(通常ペース=均等配分なら50%で「通常」)
    • Non-GAAP営業利益進捗率:51.6%(やや良好)
    • 純利益進捗率:48.8%(やや遅れ、ただし前年の一過性益の影響を除けば問題なし)
    • 過去同期間との比較:前年は非継続事業の影響で比較困難。継続事業ベースで増収増益。
  • 財務安全性
    • 総資産:89,985百万円(前期97,637百万円→△7,652百万円)
    • 親会社所有者帰属持分:64,975百万円
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):72.2%(安定水準、目安40%以上を上回る良好な水準)
    • 流動資産:39,069百万円、流動負債:24,077.9百万円 → 流動比率 ≒162%(流動性は良好、100%以上が目安)
    • 有利子負債(注):短期・長期の「その他の金融負債」合計は約6,045百万円(5,463+581百万円)、短期借入は中間で1,000百万円の増加確認(詳細は注記参照)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率(IFRS営業利益ベース):2,024 / 15,207 ≒ 13.3%(改善傾向)
    • 総資産回転率等は資料の限定情報のため詳細算出は省略(必要項目は–)。
  • セグメント別(中間)
    • マーケティング・コミュニケーション事業:収益10,903百万円(+7.4%)、Non-GAAP営業利益2,779百万円(+11.6%)
    • ダイレクトビジネス事業:収益3,169百万円(+35.4%)、Non-GAAP営業利益607百万円(+12.4%)
    • データ・ソリューション事業:収益1,551百万円(△1.5%)、Non-GAAP営業利益250百万円(+6.3%)
    • セグメント変更あり(当中間期より区分変更。前年比較は変更後区分で再集計済)
  • 財務の解説:
    • 営業CFは中間で2,499百万円(前年5,434百万円)に減少。主因は営業債権・税金支払等の変動。投資CFは△884百万円(有価証券取得・無形資産取得等)。財務CFは△5,786百万円(主に配当金支払6,502.8百万円)で、配当支払いが現金減少を主導。結果、現金及び現金同等物は19,482百万円(期首23,730百万円)に減少。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0円(未払)
    • 期末配当予想:18.00円(2025年12月期予想)
    • 年間配当予想:18.00円(前期は年間31.35円)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース):配当18.00円/通期EPS予想18.32円 ≒ 98.2%(非常に高い配当性向。注意点あり)
  • 特別配当の有無:無し(直近修正無し)
  • 株主還元方針:特別記載は無く、自社株買い等の開示は当中間期資料では無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況(要点、前年同期比)
    • マーケティング・コミュニケーション:収益10,903百万円(+7.4%)、Non-GAAP利益2,779百万円(+11.6%)— 既存案件拡大と電通グループとの協業で増収増益
    • ダイレクトビジネス:収益3,169百万円(+35.4%)、Non-GAAP利益607百万円(+12.4%)— オフライン広告案件の伸長が寄与
    • データ・ソリューション:収益1,551百万円(△1.5%)、Non-GAAP利益250百万円(+6.3%)— 一部案件の終了で減収だが利益率改善で増益
  • セグメント戦略:
    • グループは「フォーカス&シナジー」を中核に領域経営へ移行、セグメントを3領域に整理しシナジー創出を進める方針。セグメント別ではマーケ系が主力で引き続き収益の柱。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料では「フォーカス&シナジー」「領域経営への移行」を掲げている。今回の増収増益は中期テーマと整合。
  • KPI達成状況:特定KPIの数値開示は当資料に無し(→ –)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:当資料に同業他社比較データは記載無し(→ –)。
  • 市場動向:デジタル広告・DX支援需要の中で、オフライン統合やデータ活用領域は引き続き成長領域。電通グループ等との協業を明記しており、競争優位性の源泉は顧客基盤と領域横断のサービス提供力と見られる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年12月期)予想:収益30,300百万円(+7.1%)、Non-GAAP営業利益4,000百万円(+25.1%)、親会社帰属当期利益3,800百万円(△31.2%)
    • 予想修正:現時点で無し(2025年2月12日公表の予想から変更なし)
    • 予想の前提条件:詳細は「当資料の経営成績等の概況(3)」参照(為替等の具体値は当短信に記載無し→ –)
  • 予想の信頼性:中間進捗が概ね50%台で均等配分ベースに整合。過去の一過性要因(2024年の非継続事業売却益)による比較ノイズがある点を考慮すべき。
  • リスク要因:
    • 広告市場の景況感、顧客の広告投資動向変化
    • 一部顧客集中リスクや大型案件の損益変動
    • 人件費・外部コスト増、M&A関連費用等の影響
    • 為替・マクロ経済リスク(前提は資料に明示なし)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(IFRSに基づく)
  • セグメント区分変更:当中間期より報告セグメントを3区分に変更(前中間期の比較数値は遡及再表示済)
  • 継続/非継続事業:コミスマ社の一部は非継続事業表示の影響あり。前年の非継続事業関連の一過性益が中間利益差の主因。
  • その他重要事項:第2四半期短信は公認会計士等のレビュー対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4293
企業名 セプテーニ・ホールディングス
URL http://www.septeni-holdings.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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