2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し。四半期ベースでは「ほぼ予想通り(通期予想の修正なし)」。ただし営業利益は前年同期比で大幅改善(上振れ要因の説明あり)。
  • 業績の方向性:売上高は減収(71,213百万円、前年同期比△3.3%)だが、営業利益・経常利益・四半期純利益は増益(営業利益1,603百万円、前年同期135百万円)。増収増益ではなく「減収増益」。
  • 注目すべき変化:自動車・産業機械部品セグメントが販売数量回復・構造改革の進展で営業損益を黒字化(セグメント営業利益1,786百万円、前年は営業損失527百万円)。一方、鉄鋼セグメントは販売数量減と価格低下で売上・利益が減少。
  • 今後の見通し:通期予想(売上302,000百万円、営業利益7,000百万円、親会社株主帰属当期純利益7,800百万円)に対し第1四半期の進捗は売上約23.6%、営業利益約22.9%、純利益約12.9%で概ね季節変動を踏まえた範囲。会社は通期予想を据え置き。
  • 投資家への示唆:自動車部品側の回復と構造改革が利益改善を牽引しており、今後は鋼材需要動向(国内建築案件、資源価格)や米国の通商政策が業績に与える影響を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:トピー工業株式会社
    • 主要事業分野:鉄鋼(鋼材製造・販売)、自動車・産業機械部品(車体・部品の製造)、その他(合成マイカ、土木・建築、不動産賃貸、スポーツ施設運営等)
    • 代表者名:代表取締役社長 石井 博美
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月5日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
    • 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 鉄鋼セグメント:鋼材の製造・販売
    • 自動車・産業機械部品セグメント:自動車部品・産業機械部品の製造・販売
    • その他:合成マイカ、屋内外サイン、土木・建築、不動産賃貸、スポーツ施設等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:24,077,510株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:2,023,510株
    • 期中平均株式数(四半期累計):22,054,125株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等:会社発表による(本資料に具体日程の記載なし)
    • 株主総会/IRイベント:該当情報なし

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較/達成率)
    • 売上高:71,213百万円(第1Q単独での会社予想は明示なし)。通期予想302,000百万円に対する進捗率:71,213/302,000 = 23.6%(通常ペース)。
    • 営業利益:1,603百万円。通期予想7,000百万円に対する進捗率:22.9%。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,007百万円。通期予想7,800百万円に対する進捗率:12.9%。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:自動車・産業機械部品セグメントの販売数量回復、構造改革と持続可能な販売価格形成の進展によりセグメント収益が大幅改善(営業利益プラス化)。売上総利益が増加(11,141百万円、前年同期比+21.0%)。
    • 下押し要因:鉄鋼セグメントは国内鋼材需要低迷・販売数量減少および価格低下で売上・営業利益が減少。
  • 通期への影響:会社は通期予想を修正せず据え置き。第1Qの営業利益進捗は通期計画と整合的だが、需給動向(国内鋼材需要、米国関税の影響等)が不確実要因。

財務指標

  • 財務諸表要点(百万円)
    • 売上高(第1Q):71,213(前年同期73,636、△3.3%)
    • 売上原価:60,072(前年64,431)
    • 売上総利益:11,141(前年9,205、+21.0%)
    • 販管費:9,537(前年9,069、+5.2%)
    • 営業利益:1,603(前年135、+1,080.3%)
    • 経常利益:1,672(前年1,364、+22.6%)
    • 四半期純利益(親会社株主):1,007(前年725、+38.8%)
    • EPS(四半期):45.66円(前年31.77円、+43.8%)
  • 貸借対照表要点(当第1Q末:2025年6月30日、百万円)
    • 総資産:268,602(前期末281,751、△13,149)
    • 流動資産:145,654(主な内訳:現金及び預金26,199、受取手形・売掛金等56,453、商品及び製品28,833、原材料等19,647)
    • 固定資産:122,947
    • 負債合計:135,131(前期末145,038、△9,906)
    • 純資産合計:133,470(前期末136,713、△3,242)
    • 自己資本:132,088百万円(参考)
  • 収益性指標
    • 売上高増減:71,213百万円(△3.3%/前年同期比)
    • 営業利益:1,603百万円(+1,080.3%)営業利益率=約2.25%(前期約0.18%;改善)
    • 経常利益:1,672百万円(+22.6%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,007百万円(+38.8%)
    • EPS:45.66円(+43.8%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する)
    • 売上高進捗率:23.6%(71,213/302,000)→ 通常ペース(第1Qとして妥当)
    • 営業利益進捗率:22.9%(1,603/7,000)
    • 純利益進捗率:12.9%(1,007/7,800)→ 純利益は第1Q偏りが少ないため進捗はやや低め
    • 過去同期間との比較:営業利益は大幅改善(前年135→1,603)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:49.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 負債比率(総負債/純資産):135,131/133,470 ≒ 101.2%(負債と資本がほぼ同規模)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):145,654/86,495 ≒ 168.4%(良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(年換算不要のため四半期ベース推定は控える)/売上高営業利益率は改善(営業利益率約2.25%)。
  • セグメント別(第1Q)
    • 鉄鋼:売上23,394百万円(△12.2%)、営業利益1,214百万円(△36.0%)
    • 自動車・産業機械部品:売上46,148百万円(+2.1%)、営業利益1,786百万円(前年は営業損失527百万円→黒字化)
    • その他:売上1,670百万円(△8.3%)、営業利益211百万円(△7.1%)
  • 財務の解説:総資産・負債ともに期末比で減少(主に売掛金・受取手形の減少と短期借入金の減少)。為替換算調整勘定の減少等で純資産合計は減少。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績):中間 30.00円、期末 73.00円、年間合計 103.00円
    • 2026年3月期(予想):中間 40.00円、期末 90.00円、年間合計 130.00円(直近予想からの修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(予想):年間配当130円/1株当たり当期純利益予想363.84円=約35.8%(約36%)(中程度の還元水準)
  • 特別配当の有無:無
  • 自社株買い:該当情報なし

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第1Q)
    • 鉄鋼:需要低迷(建築案件の工期遅れ等)、販売数量減・価格低下が収益圧迫。営業利益は前年から減少(1,214百万円、△36.0%)。
    • 自動車・産業機械部品:国内自動車生産台数は前年同期の反動で回復(認証不正問題の反動)。販売数量回復と構造改革で営業損益が黒字化(1,786百万円)。海外は地域差(米国・東南アジア減、中国でシェア低下)。建設・鉱山機械需要は弱含み。
    • その他:売上・利益とも小幅減。合成マイカ等。
  • 前年同期比較:自動車部品での大幅改善が最も顕著。鉄鋼は減収・減益。
  • セグメント戦略:新中期経営計画で既存事業の構造改革と成長事業の種まきを掲げており、自動車部門で構造改革が進展。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:新中期経営計画「TOPY Active & Challenge 2027」(2025–2027)を策定。基本方針は既存事業の構造改革・成長事業の種まき。ROE 6%以上を目標。
  • 進捗状況:第1Qでは自動車・産業機械部品の利益改善が確認され、構造改革効果が現れている一方で鉄鋼は依然として需給環境に影響される状況。中期目標達成には通期を通じた改善継続が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較:資料に同業他社比較データは無し。自動車部品業界では地域別の生産変動(米国/東南アジア/中国)が競合環境に影響。
  • 市場動向:国内鋼材需要の低迷、米国の通商政策(関税)影響の顕在化リスク、中国における日系メーカーのシェア低下などが注目点。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想:売上302,000百万円(前期比+0.5%)、営業利益7,000百万円(+32.1%)、親会社株主帰属当期純利益7,800百万円(+22.1%)。会社は今回の第1Q発表で予想修正なし。
    • 次期予想:–(資料に記載なし)
    • 会社予想の前提条件:為替・原材料等の前提は添付資料参照(本資料に詳細記載は別紙にて案内)。
  • 予想の信頼性:会社は見通しを据え置き。過去の予想達成傾向は資料に明示なしのため判断は控えるが、鋼材需要や通商政策が不確実要因。
  • リスク要因:国内鋼材需要、受注環境、米国関税・通商政策、海外自動車生産の地域別変動、原材料価格(鉄スクラップ等)、為替変動。

重要な注記

  • 会計方針:重要な会計方針の変更、見積り変更、修正再表示は無し。四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理はあり(注記参照)。
  • その他:第1Qの包括利益は△1,628百万円(前年同期1,857百万円)。為替換算差や有価証券評価差額の変動が影響。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7231
企業名 トピー工業
URL http://www.topy.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 自動車・輸送機 – 輸送用機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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