2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正なし(公表済みの通期予想からの修正はなし)。四半期実績は会社予想と整合的で、大きなサプライズはなし(市場予想との差異は開示なし)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+2.6%、営業利益は前年同期比△1.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益は△10.4%)。
- 注目すべき変化:住環境関連事業の営業利益が前年同期比+45.0%と大幅改善。一方で内装建材事業は利益率低下により営業利益が同△11.7%と悪化。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上36,500百万円、営業利益1,350百万円等)に変更はなし。第3四半期時点の進捗は売上約71.7%、営業利益約69.0%、当期純利益約61.4%で、現状は「おおむね計画線」と考えられる(ただし地政学リスク等の不確実性あり)。
- 投資家への示唆:売上は堅調だが原材料・人件費などコスト上昇で営業利益率はやや圧迫。セグメント別ではエクステリアと住環境が改善基調、内装建材は採算改善が課題。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:初穂商事株式会社
- 上場コード:7425
- 主要事業分野:内装建材、エクステリア、住環境関連の建設資材販売および関連サービス(建設資材商社)
- 代表者名:代表取締役社長 斎藤 悟
- URL:https://www.hatsuho.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
- セグメント:
- 内装建材事業:内装建材の販売
- エクステリア事業:外構・エクステリア商品の販売
- 住環境関連事業:住環境に関わる工事・販売等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):3,480,660株(前期同数)
- 期末自己株式数:180,661株
- 期中平均株式数(四半期累計):3,295,838株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表・株主総会・IRイベント等:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高:26,183百万円 通期予想36,500百万円に対する進捗率 71.7%
- 営業利益:931百万円 通期予想1,350百万円に対する進捗率 69.0%
- 純利益(親会社株主帰属):614百万円 通期予想1,000百万円に対する進捗率 61.4%
- サプライズの要因:
- 売上は堅調に増加したが、内装建材での価格競争やコスト上昇により営業利益がやや減少。第2四半期に計上した特別利益(前期は受取補償金76百万円)も前年との比較を難しくしている。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。進捗率は概ね計画的だが、鋼材高止まりや人件費上昇、地政学リスク等の外部要因があり、状況次第では見通し修正の可能性あり(会社もその旨を注記)。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位は百万円)
- 資産合計:21,108(前期末21,872) 減少
- 負債合計:10,051(前期末11,279) 減少(約12.3億円減)
- 純資産合計:11,057(前期末10,593) 増加
- 収益性(第3四半期累計:2025/1-9)
- 売上高:26,183百万円(前年同期25,509百万円、+2.6%)
- 営業利益:931百万円(前年同期942百万円、△1.1%)
- 営業利益率:931 / 26,183 = 約3.56%(前年約3.70% → 若干の低下)
- 経常利益:1,110百万円(前年同期1,106百万円、+0.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:614百万円(前年同期686百万円、△10.4%)
- 1株当たり四半期純利益(調整後):186.40円(株式分割考慮)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
- 売上高進捗率:71.7%(やや高め:第4四半期で残り約28%)
- 営業利益進捗率:69.0%
- 純利益進捗率:61.4%(やや低め)
- 過去同期間との比較:前年同期比で売上は増加、利益は若干減少。前年の第3四半期進捗との直接比較値は資料に明記がないため省略(–)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:46.8%(安定水準、前期43.3%から改善)
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):14,832,812 / 9,347,770 = 約158.6%(良好)
- 負債比率(負債合計 / 純資産合計):10,051 / 11,057 = 約90.9%(過度ではない)
- 効率性
- 売上高営業利益率は前年からやや低下(約3.7%→約3.6%)、総資産回転率等の詳細は資料に記載なし(–)。
- セグメント別(第3四半期累計 2025/1-9、単位:千円)
- 内装建材事業:売上 13,126,620(+0.9%)、セグメント利益 731,582(△11.7%)
- エクステリア事業:売上 9,733,023(+6.0%)、セグメント利益 489,839(+11.4%)
- 住環境関連事業:売上 3,323,372(+0.3%)、セグメント利益 123,746(+45.0%)
- セグメント利益構成(報告セグメント計1,345,168):内装54.4%、エクステリア36.4%、住環境9.2%
- 財務の解説:
- 流動資産減(受取手形・売掛金・電子記録債権の減少)により現金預金は増加。負債合計は支払手形・買掛金や長期借入金減少で低下。ただし電子記録債務は増加。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年:年間配当 合計 68.00円(注記あり)
- 2025年(予想):中間 75.00円、期末 75.00円、年間合計 150.00円(会社予想、修正なし)
- 配当利回り:株価情報が資料にないため算出不可(–)
- 配当性向(資料ベース、予想EPS利用):
- 通期予想EPS 304.06円に対する総配当150円 → 配当性向 約49.4%(やや高め)
- 特別配当の有無:なし(資料上は特別配当の記載なし)
- 株主還元方針:特段の自社株買い等の記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント別状況(要約)
- 内装建材:売上は微増だが価格競争やコスト上昇で利益率低下。東海エリアでの営業強化で市場占有率改善。
- エクステリア:改正前の駆け込み需要の反動を上回る受注と販促で増収増益。
- 住環境:工事案件増と配送内製化・価格見直しで利益率が大きく改善。
- 前年同期比較:上記のとおり、住環境が最も高い営業利益成長率(+45%)、内装がマイナスで足を引っ張る。
- セグメント戦略:住環境事業の組織再編(名称統一「住環境」)や、物流効率化(後述の子会社吸収合併)などで収益性改善を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期計画の詳細は記載なし(–)。ただし「建設資材商社No.1」目標や住環境事業の立て直しを継続。
- KPI達成状況:明確なKPIの記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。
- 市場動向:公共投資は堅調、民間は省エネ法・建築基準法改正による駆け込み反動で住宅着工戸数は弱含み。鋼材高止まり・人件費上昇が業界共通の課題。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2025年12月期):売上 36,500百万円(+4.8%)、営業利益 1,350百万円(+4.7%)、経常利益 1,560百万円(+3.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,000百万円(+2.7%)、EPS 304.06円
- 会社は公表済み予想の修正は行っていない。
- 予想の信頼性:第3四半期までの進捗は概ね計画線だが、地政学リスクや原材料価格の変動が上振れ・下振れ要因となり得る旨を会社が注記。
- リスク要因:為替・原材料(鋼材)価格、人件費上昇、建設需要の反動、欧州・中東の地政学リスク、米国の通商政策等。
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を期首から適用、財務諸表への影響は無しと記載。
- 重要な後発事象:連結子会社・株式会社アイシンが2025年10月1日付で同社の子会社(アイエスライン)を吸収合併(物流機能の集約・効率化目的)。会計処理は共通支配下の取引として処理。
- その他:前期は連結子会社の土地収用に係る受取補償金76百万円の特別利益計上があり、前年比較での純利益差に影響。
(注)本まとめは提供資料に基づく事実の整理であり、投資助言や推奨を行うものではありません。不明項目は“–”としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7425 |
| 企業名 | 初穂商事 |
| URL | http://www.hatsuho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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