2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正はなし。市場コンセンサスは提示なしのため「会社予想との乖離なし」と記載(上振れ/下振れの明示データなし)。
  • 業績の方向性:売上高は減収(前年同期比△2.5%)だが、四半期純損失・営業損失はいずれも前年同期から改善(増収増益ではないが損失縮小)。
  • 注目すべき変化:日本事業で金型・主要客先の減産等により売上・利益が大幅減。中国事業は電動化部品の増加で売上が前年同期比+8.8%と堅調。ただし自己資本比率が29.6%に低下(前年同期32.2%)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上49,000百万円、営業利益1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益350百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上で約22.1%(通期比)と標準的な進捗。
  • 投資家への示唆:通期予想に修正はないが、地域別に業績差異が大きく、為替・主要顧客の生産動向・中国NEV市場の競争激化が業績に与える影響に注意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社 J-MAX
    • 主要事業分野: 自動車部品(プレス成型部品、金型等)等の製造・販売。地域別に日本、タイ、中国で事業展開。電動化(車載電池向け部品)領域への取り組みを強化。
    • 代表者名: 代表取締役社長執行役員 山﨑 英次
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月7日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日〜2025年6月30日)
    • 決算説明資料作成の有無: 無
    • 決算説明会の有無: 無
  • セグメント:
    • 日本: 国内向けプレス部品・金型等
    • タイ: タイ現地生産(プレス等)— 主要客先の生産影響を受ける
    • 中国: 広州・武漢等の事業を統合した「中国」セグメント(電動化部品増加)
    • (注)当第1四半期よりセグメントを「日本/タイ/中国」に変更
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 11,857,200株
    • 期末自己株式数: 389,389株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 11,467,811株
    • 時価総額: –(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等: 通期予想は2025年5月9日公表分から修正なし(次回予定日は開示資料参照)
    • IRイベント: 決算説明会は「無」

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較:会社は通期予想の修正なし)
    • 売上高: 10,831百万円(前年同期比△2.5%)。通期予想49,000百万円に対する進捗率 22.1%(標準ペース)。
    • 営業利益: △58百万円(営業損失)。通期予想営業利益1,500百万円に対する進捗率=達成に向けて黒字化が必要(現状は未達)。
    • 純利益: 親会社株主に帰属する四半期純損失 △367百万円。通期予想当期純利益350百万円に対する進捗率は未達(赤字)。
  • サプライズの要因:
    • 営業損失は縮小(前年の△181百万円→△58百万円)したが、経常損失は拡大(△213→△296百万円)は営業外費用(支払利息増加、その他費用増)による。前年同期は508百万円の減損計上があり、それと比較すると特別損失が減少している点が純損失改善の一因。
    • 為替変動の影響(円安でタイの売上は邦貨ベースで堅持)や構造改革の費用削減効果が利益改善に寄与。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期見通しの修正を行っていない。第1四半期は売上の進捗は概ね想定内だが、営業利益の黒字化・金融費用の管理が通期達成の鍵。現時点で通期達成可能性については「未確定(条件依存)」。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 56,409百万円(前期末55,724百万円、+684百万円)
    • 負債合計: 38,153百万円(前期末36,115百万円、+2,038百万円)
    • 純資産: 18,255百万円(前期末19,609百万円、△1,354百万円)
    • 自己資本(参考): 16,697百万円(第1Q末)
  • 収益性(当第1四半期 → 金額・前年同期比を必ず%で表示)
    • 売上高: 10,831百万円(前年同期比 △2.5%、金額差 △275百万円)
    • 売上総利益: 743百万円(売上総利益率 6.86%)
    • 営業利益: △58百万円(前年同期は△181百万円 → 営業損失は改善:損失縮小123百万円)
    • 営業利益率: △0.54%(赤字)
    • 経常利益: △296百万円(前年同期△213百万円 → 経常損失は拡大)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益(損失): △367百万円(前年同期△965百万円 → 損失縮小598百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): △32.02円(前年同期△84.30円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率: 10,831 / 49,000 = 22.1%(通年ベースの第1四半期として標準的)
    • 営業利益進捗率: △58 / 1,500 = 不適切(マイナスのため評価困難だが黒字化が必要)
    • 純利益進捗率: △367 / 350 = マイナス(赤字)で、通期予想達成には後続四半期での回復が必要
    • 過去同期間との比較: 前年は特別損失(減損508百万円)等で悪化していたため、純損失は改善している
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 29.6%(目安40%未満 → やや低め・注意が必要)
    • 流動比率: 流動資産25,468 / 流動負債23,908 ≒ 106.5%(100%以上だが余裕は大きくない)
    • 負債比率(負債合計 / 純資産): 38,153 / 18,255 ≒ 209%(負債が純資産の約2.1倍)
    • 長期借入金の増加(6,753→8,573百万円)により固定負債が増加
  • 効率性
    • 減価償却費は883百万円(前年同期1,167百万円)に減少
    • 総資産回転率等の詳細指標は開示なし(= –)
  • セグメント別(主要)
    • 日本: 売上高 3,983百万円(前年同期比△15.7%)、経常利益 261百万円(前年同46.1%減)
    • タイ: 売上高 1,654百万円(前年同期比+0.7%)、経常利益 18百万円(前年は18百万円の経常損失→改善)
    • 中国: 売上高 5,283百万円(前年同期比+8.8%)、経常損失 △240百万円(前年△405百万円→損失縮小)
  • 財務の解説:
    • 総資産は建物・機械・リース資産増等で増加。純資産減少は利益剰余金の減少と為替換算調整差額の悪化が主因。金融費用(支払利息)の増加が経常損失拡大の一因。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期: 年間配当 4.00円(中間2.00円、期末2.00円)
    • 2026年3月期(予想): 年間配当 4.00円(中間2.00円、期末2.00円)— 直近公表の配当予想から修正なし
  • 配当利回り: –(株価情報の記載なし)
  • 配当性向: –(通期想定利益に対する配当性向は開示なし)
  • 特別配当: 無
  • 株主還元方針: 自社株買いの開示なし。役員向け株式交付信託を導入(信託保有株式は99,100株、帳簿価額61百万円を自己株式として計上)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第1四半期)
    • 日本: 売上 3,983百万円(△15.7%)、経常利益 261百万円(▲46.1%)— 主要顧客の減産・販売構成変化と金型販売減が要因
    • タイ: 売上 1,654百万円(+0.7%)、経常利益 18百万円(前年は損失)— 為替効果で邦貨ベースは維持、構造改革の効果で利益改善
    • 中国: 売上 5,283百万円(+8.8%)、経常損失 △240百万円(損失縮小)— 車載電池メーカー向け電動化部品増加、構造改革・固定費削減で改善
  • 前年同期比較: 中国が成長寄与、国内(日本)は減少、タイは為替で補正しほぼ横ばい
  • セグメント戦略: 電動化領域の新事業創出を掲げ、車載電池関連などで受注拡大を図っている

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 5か年計画の3年目として既存事業強化と電動化領域の新事業創出を継続中(詳細KPIは資料に限定的)
  • KPI達成状況: 明確な数値KPIの開示なし。地域別の業績差はあるが、中国での電動化需要取り込みは計画方向に沿う

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 半導体不足の一巡により新車出荷が回復。中国ではNEV支援策で中国系メーカーがシェア拡大、日系メーカーは厳しい状況。タイは家計債務増で自動車ローン審査厳格化、販売に影響。
  • 競合他社との比較: 開示資料に同業他社比較データはなし(= –)。ただし中国市場での競争激化は収益性に影響するリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)予想: 売上高 49,000百万円(+4.0%)、営業利益 1,500百万円、経常利益 800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 350百万円(EPS 30.53円)
    • 第2四半期累計(会社公表): 売上高 23,000百万円、営業利益 300百万円(修正なし)
  • 予想の信頼性: 会社は通期予想を修正しておらず、過去は一時的な減損等で業績変動が見られるため、為替・主要顧客の生産動向・原材料・金融費用が達成可否の主要要因となる(保守的/中立/楽観的の明示は資料外)。
  • リスク要因:
    • 主要顧客の生産調整(減産)
    • 為替変動(円安で影響あり)
    • 中国NEV市場での競争激化
    • タイの消費・自動車ローンの影響
    • 金利上昇による支払利息負担増

重要な注記

  • 会計方針: 変更なし(会計基準改正等による変更なし)
  • 連結範囲の変更: 当期に新規1社を連結(福建丸順新能源汽車科技有限公司)。その他除外なし。
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理: 適用あり(税効果会計の見積り適用等の記載あり)。
  • 監査: 当該四半期に対する公認会計士・監査法人によるレビューはなし。
  • その他: セグメント区分を従来の「J‑MAX/タイ/広州/武漢」から「日本/タイ/中国」に変更(前期比較数は変更後区分に基づき表示)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3422
企業名 J-MAX
URL https://www.jp-jmax.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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