2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。第1四半期の実績に関する会社見通しの変更はなし(市場予想との差異は不明のため –)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 12,057百万円、前年同期比+1.1%/営業利益 680百万円、同△6.2%)。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益が163百万円(前年同期比△69.8%)と大幅減。構造変革に伴う特別損失413百万円の計上が主因。
- 今後の見通し:第1四半期で構造変革費用を計上したが、投資有価証券売却による第2四半期の特別利益見込み(546百万円)を踏まえ、通期予想は据え置き。通期進捗は売上で約24.9%、営業利益で68.0%(※通常の期別偏りと特別損益の影響要確認)。
- 投資家への示唆:営業キャッシュフローは黒字化(521百万円)し財務基盤は堅調(自己資本比率71.5%)。ただし一過性費用(構造変革)と為替差損の影響で純利益が大きく落ち込んでおり、今後の特別損益や原材料・物流コスト動向が業績に影響。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:エバラ食品工業株式会社
- 主要事業分野:調味料等の食品製造・販売(家庭用、業務用)、物流事業、広告宣伝・人材派遣等のその他事業
- 代表者名:代表取締役社長 森村 剛士
- URL:https://www.ebarafoods.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料:作成あり(決算説明会は開催無し)
- セグメント:
- 食品事業:家庭用商品(肉まわり、鍋物、野菜まわり、その他)・業務用商品(肉まわり、スープ、その他)
- 物流事業:物流サービス
- その他:広告宣伝事業、人材派遣事業 等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:9,868,626株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):9,772,418株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第1四半期)公表済(2025/8/7)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ提示、四半期予想無し)
- 売上高:12,057百万円(通期予想48,400百万円に対する進捗率 24.9%)
- 営業利益:680百万円(通期予想1,000百万円に対する進捗率 68.0%)
- 純利益(親会社株主に帰属):163百万円(通期予想700百万円に対する進捗率 23.3%)
- サプライズの要因:
- 純利益の大幅減は、国内製造体制の再編に伴う構造変革費用(構造変革引当金 412百万円)など一時的費用を計上したことが主因。
- 為替差損(42百万円計上)も営業外損失を押し上げた。
- 営業面は鍋物調味料やスープ等が堅調で売上は増加。
- 通期への影響:
- 第1四半期に計上した特別損失はあったが、7月に一部投資有価証券を売却予定で第2四半期に特別利益546百万円を見込んでおり、会社は通期予想の修正を行っていない。
財務指標
- 財務諸表要点(単位:百万円)
- 売上高:12,057(+1.1%)
- 営業利益:680(△6.2%)
- 経常利益:695(△14.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:163(△69.8%)
- 総資産:47,975(前期末47,372、+1.3%)
- 純資産:34,306(前期末34,217、+0.3%)
- 現金及び現金同等物:14,815(期首14,992、△177)
- 収益性(前年同期比)
- 売上高:12,057百万円、前年同期比+1.1%(増収:やや成長)
- 営業利益:680百万円、前年同期比△6.2%(営業利益率 ≒ 680/12,057 = 5.64%)
- 経常利益:695百万円、前年同期比△14.6%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:163百万円、前年同期比△69.8%
- 1株当たり四半期純利益(EPS):16.69円(前年同期55.19円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:24.9%(通年48,400に対して)
- 営業利益進捗率:68.0%(通年1,000に対して) — 第1四半期における営業利益の比率は高め。ただし通期予想そのものが前年から大幅減益見込みのため要注意。
- 純利益進捗率:23.3%(通年700に対して)
- 過去同期間との比較:売上はほぼ横ばい〜微増、営業利益はやや低下、純利益は大幅減
- 財務の安全性
- 自己資本比率:71.5%(安定水準)
- 負債合計:13,669百万円、負債/純資産比(負債÷純資産) ≒ 39.9%(低水準)
- 流動資産:28,678百万円 / 流動負債:9,340百万円 → 流動比率 ≒ 307%(流動性は高い)
- 有利子負債(明示分):短期借入金194、長期借入金335 → 合計約529百万円(現金が大きく上回るネットキャッシュの状況)
- 効率性
- 売上高営業利益率:約5.6%(前年同期は725/11,926 ≒ 6.1%)
- 減価償却費の増加(404百万円、前年262百万円)により営業費用構造に影響
- セグメント別(当第1四半期)
- 食品事業:売上 10,156百万円(+1.2%)、セグメント利益 800百万円
- 家庭用商品 7,318百円(+1.0%) 内訳:肉まわり△3.1%、鍋物+5.4%、野菜まわり△2.0%、その他+9.9%
- 業務用商品 2,838百円(+1.6%) 内訳:スープ群+8.3%、肉まわり△1.2%
- 物流事業:売上 1,752百万円(0.0%)、セグメント利益 24百万円
- その他事業:売上 148百万円(+10.9%)
- 財務の解説:
- 総資産は微増。流動資産の増加は売掛金・在庫の増加による。固定負債は構造変革引当金の計上により増加。自己資本は有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の増加で僅増。
配当
- 既払/予想:
- 2025年3月期実績:中間 20.00円、期末 25.00円、年間 45.00円
- 2026年3月期会社予想:中間 22.00円、期末 23.00円、年間 45.00円(変更無し)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(通期予想):予想当期純利益700百万円、年間配当総額(期末含む)→配当性向概算は資料上明示なし(–)。
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得等は直近の四半期での実施無し(過去に取得実績あり)。特記事項なし。
セグメント別情報
- 売上高(当第1四半期)
- 食品事業:10,156百万円(+1.2%)、セグメント利益 800百万円
- 物流事業:1,752百万円(0.0%)、セグメント利益 24百万円
- その他:148百万円(+10.9%)、利益寄与はほぼ無し
- 前年同期比較のポイント:
- 家庭用では鍋物調味料(プチッと鍋等)や「プチッと中華」が牽引。一方、肉まわり調味料や一部野菜向け商品の終売でマイナス項目あり。
- 業務用はスープ群の新商品が寄与、連結子会社(丸二)の寄与もありつつ一部群は減少。
- セグメント戦略の言及:
- 中期計画「Ebara Reboot 2026」に基づき既存事業の高収益化と新市場開拓、経営基盤改革を推進。第1四半期は商品ラインアップ拡充や新商品の効果が出ている。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:Ebara Reboot 2026(2024~2026年度) — 投資実行と構造変革を主軸に利益拡大を目指すフェーズ
- 進捗状況:第1四半期は投資(減価償却増加)や構造変革費用計上で短期的に純利益にマイナス影響が出たが、営業キャッシュフローは改善し、財務基盤は良好。中期計画に沿った投資・構造改革を実行していると判断される。
- KPI達成状況:資料上の明確なKPI数値は記載なし(進捗は財務面と構造改革コストの発生で評価が分かれる)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:食品業界では原材料価格・物流費の高止まり、消費者の節約志向継続という記載。これらが収益性に影響するリスク。
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)。相対的には高い自己資本比率と安定したキャッシュポジションが強み。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高 48,400百万円(+0.9%)、営業利益 1,000百万円(△50.8%)、経常利益 1,200百万円(△43.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 700百万円(△50.0%)。会社は第1四半期発表時点で予想修正なし。
- 会社予想の前提:為替や原材料等の前提は添付資料参照(本要約では明示なし)。
- 予想の信頼性:第1四半期に一時的な構造変革費用が生じたが、第2四半期に投資有価証券売却による特別利益を見込んでおり、会社は通期見通しを据え置き。過去の予想達成傾向は資料に記載なし(–)。
- リスク要因:
- 原材料価格・物流費の上昇継続
- 為替変動(第1四半期で為替差損計上)
- 消費者の節約志向・景況の下振れリスク
- 構造改革の進捗・コスト超過リスク
重要な注記
- 会計方針:当該第1四半期での会計方針変更・見積り変更・修正再表示は無し。ただし四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(注記参照)。
- 監査:四半期財務諸表に対する監査法人のレビューは無(資料記載)。
- その他の重要事項:第1四半期に構造変革引当金412百万円の計上、及び第2四半期に投資有価証券売却による特別利益546百万円を見込む旨の記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2819 |
| 企業名 | エバラ食品工業 |
| URL | http://www.ebarafoods.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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