2025年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期予想)は修正なし。中間期の進捗は売上高・各利益ともに通期予想に対する進捗率が50%を上回り、通年見通しに対して概ね上振れ(進捗良好)。市場予想は不明のため比較不可。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+9.0%、営業利益+18.6%、経常利益+17.7%、中間純利益+23.0%)。
- 注目すべき変化:ストレージ事業の伸長が牽引(ストレージ売上高+19.3%、セグメント営業利益+22.9%)。一方で土地権利整備事業は縮小方針により大幅減収(売上高−38.4%)・減益(営業利益−46.9%)。総室数は118,639室(前期末比+8,197室)に拡大。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高26,000百万円、営業利益5,350百万円、当期純利益3,420百万円)は据え置き。中間期の進捗率(売上54.1%、営業利益56.5%、純利益60.7%)から達成可能性は高いと判断されるが、最終判断は下期の出店ペース・稼働・借入管理等に依存。
- 投資家への示唆:成長の主力はストレージ事業(自社出店中心の収益性維持、出店精度向上・小型化による成約増)。土地権利整備の縮小は意図的で在庫圧力低下狙い。キャッシュポジションは良好だが借入も増加しており(長期借入金増)、資金需給と出店投資のバランスを注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:エリアリンク株式会社
- 主要事業分野:ストレージ事業(レンタル収納スペースの運用・販売)、土地権利整備事業(借地権・底地等の売買・権利整備)、その他運用サービス事業(アセット事業・オフィス事業等)
- 代表者名:代表取締役社長 鈴木 貴佳
- 上場取引所:東証(コード 8914)
- URL:https://www.arealink.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月30日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期・中間期、非連結)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- ストレージ事業:トランクルーム等の運用(ハローストレージ)およびストレージ販売(土地付きストレージ等)
- 土地権利整備事業:借地権・底地等の売買・権利整備、地代収入等
- その他運用サービス事業:保有不動産の賃貸・管理(アセット事業)、小規模オフィスの運営等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):25,881,800株
- 期末自己株式数:465,666株
- 期中平均株式数(中間期):25,397,024株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年8月6日
- 配当支払開始予定日:2025年9月8日
- IRイベント:決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)実施あり
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する中間実績の達成率)
- 売上高:中間実績14,067百万円/通期予想26,000百万円 = 54.1%(通年予想に対して順調、50%超で上振れ感)
- 営業利益:中間実績3,022百万円/通期予想5,350百万円 = 56.5%(同上)
- 当期純利益:中間実績2,075百万円/通期予想3,420百万円 = 60.7%(同上、上振れ)
- サプライズの要因:
- 主因はストレージ事業の増収増益(出店数・総室数増加、広告効率向上、値引き抑制、賃料見直し等)。土地権利整備事業は計画的縮小でマイナス寄与だが、全体ではカバー。
- 投資有価証券売却益(中間で28,827千円計上)や移転補償金の増加(129,726千円)など営業外・特別項目も寄与。
- 通期への影響:
- 現時点で通期予想に対する進捗は良好。会社は通期予想の修正を行っておらず、引き続き予定どおりの達成を見込むが、下期の出店ペース・稼働維持および借入金返済・金利動向が影響するため注意が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間末:2025/6/30、単位:百万円)
- 総資産:58,624(前期末55,919、+2,704)
- 純資産:28,173(前期末26,769、+1,403)
- 自己資本比率:48.1%(前期末47.9%、安定水準)
- 現金及び現金同等物:16,012(前期末15,210、+802)
- 総負債:30,450(前期末29,149、+1,300)
- 総借入金(短期+長期):約18,240百万円(短期547.5 + 長期17,692.65)
- ネット借入(概算):総借入金18,240 − 現金16,012 ≒ 約2,228百万円(概算)
- 収益性(中間期間:2025/1-6)
- 売上高:14,067百万円(前年同期12,910百万円、+9.0%、増加額+1,157百万円)
- 営業利益:3,022百万円(前年同期2,547百万円、+18.6%、営業利益率 21.5%(3,022/14,067)→ 利益率高水準)
- 経常利益:2,922百万円(前年同期2,483百万円、+17.7%)
- 中間純利益:2,075百万円(前年同期1,687百万円、+23.0%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):81.71円(前年同期66.48円、+22.9%)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:54.1%(通常の50%基準と比較して上振れ)
- 営業利益進捗率:56.5%(好進捗)
- 純利益進捗率:60.7%(好進捗、上期偏重)
- 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益。進捗は前年中間期より良好(前年中間売上12,910に対する通期進捗は不明のため、通年線は参照不可だが比率的には好調)
- 財務安全性
- 自己資本比率:48.1%(安定水準、目安40%超)
- 流動比率:流動資産22,674 / 流動負債7,896 ≒ 約287%(良好)
- 負債/資本(負債総額30,450 / 純資産28,174 ≒ 1.08 倍=108%)
- 効率性
- 売上高営業利益率(中間):約21.5%(高水準)
- 総資産回転率などの詳細は資料に明示なし(計算のための追加指標:総資産58,624、売上14,067 → 総資産回転率 ≒ 0.24回/年)
- セグメント別(中間:2025/1-6、単位:千円 → 百万円で記載)
- ストレージ事業:売上 11,976.9百万円(+19.3%)、セグメント利益 3,304.7百万円(+22.9%) — 中核かつ高収益
- 土地権利整備事業:売上 1,306.7百万円(−38.4%)、セグメント利益 180.3百万円(−46.9%) — 縮小方針
- その他運用サービス事業:売上 783.5百万円(+4.3%)、セグメント利益 225.0百万円(+8.7%)
- 財務の解説:
- 中間期は積極出店に伴う有形固定資産(工具・器具等)の増加や現金増加で総資産が増加。借入金も増えたが自己資本は純利益で増加し自己資本比率は維持・改善。
配当
- 中間配当:25.00円(支払予定日 2025/9/8)
- 期末配当(予想):23.00円(通期合計予想 48.00円、修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(予想・概算):
- 通期予想EPS 134.70円に対する年間配当48.00円 → 配当性向 約35.6%(48 ÷ 134.70)
- 中間時点の配当性向(中間EPS81.71に対する25円)→ 約30.6%
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買いの開示無し。配当予想は維持。
セグメント別情報
- ストレージ事業(主力)
- 売上 11,976.9百万円(前年同期比+19.3%)、セグメント利益 3,304.7百万円(+22.9%)
- ハローストレージ稼働率:83.16%(前期末比 −2.75ポイントだが依然高水準)
- 出店状況:2025年目標15,000室に対し中間で9,446室(既存増設含む)。総室数118,639室(前期末比+8,197室)
- 戦略・要因:出店精度向上(データ分析)、出店現場の小型化、広告効率化、自社出店中心で収益性を確保
- 土地権利整備事業
- 売上 1,306.7百万円(−38.4%)、利益 180.3百万円(−46.9%)
- 事業縮小方針に沿った結果。仕入の質確保に注力、在庫(販売用不動産)は2,637百万円(前期末比 −300百万円)
- その他運用サービス事業
- 売上 783.5百万円(+4.3%)、利益 225.0百万円(+8.7%)
- アセット事業は管理物件減少で減収減益、オフィス事業は稼働好調で増収増益
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に特定中期計画数値の記載なし(目標としては2025年の出店室数達成が重要指標)
- KPI達成状況:
- 出店室数目標(2025年 15,000室)に対し中間で9,446室(進捗良好だが下期残りでの達成が必要)
- 稼働率・収益性向上は概ね進展
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対的な位置付けは資料に記載なし(市場シェア等の直接比較データは –)
- 市場動向:ストレージ需要は堅調で、出店精度向上・小型化で収益性を確保。土地権利事業は戦略的に抑制。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正なし):売上高26,000百万円(+5.3%)、営業利益5,350百万円(+9.0%)、経常利益5,080百万円(+7.8%)、当期純利益3,420百万円(+6.8%)、1株当たり当期純利益134.70円
- 前提条件:特定の為替・原油等の明示はなし(資料参照ページあり)
- 予想の信頼性:
- 中間進捗は良好で通期達成見込みは高いが、下期の出店効率・稼働率維持、借入金利負担、マーケット環境の変化が影響するため引き続き注視が必要
- リスク要因:
- 出店計画の遅延や稼働率低下、金利上昇による利息負担増、用地取得コストの上昇、景気悪化による需要低下 等
重要な注記
- 会計方針変更:無し
- 中間財務諸表の作成特有の会計処理:無し
- 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外
- 重要な後発事象:該当事項なし
(注)不明な項目は "–" と表記しました。数値は会社提出の決算短信に基づく。投資助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8914 |
| 企業名 | エリアリンク |
| URL | https://www.arealink.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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