2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。四半期単独での市場コンセンサスは提示なしのため「ほぼ予想通り」と判断。ただし営業利益・経常利益・四半期純利益はいずれも前年同期比で減少(利益面は下振れ感)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 +8.0%/営業利益 △9.4%/経常利益 △33.2%/四半期純利益 △33.1%)。
- 注目すべき変化:ソフトウェア減価償却費や人件費(採用費増)で売上原価・販管費が増加し、減価償却費が大幅増(第1Qで151,487千円、前年79,888千円)。また為替差損(円高)を計上したことが経常利益を押し下げた。クラウドサービス比率(ネットワークソリューション)が42.6%に上昇、ARRは増加、チャーンレートは低下傾向。契約負債(繰延収益)が前期末比で大幅増(+416,329千円)。
- 今後の見通し:通期予想に変更なし。第1四半期の進捗は売上で22.2%、営業利益で11.4%、純利益で10.1%とやや低め(線形の25%を下回る)。今後はクラウドARRの成長とチャーン低下が収益回復の鍵。
- 投資家への示唆:売上の拡大基調は継続している一方、減価償却費や採用等の先行投資、及び為替の影響で利益が圧迫。ARR拡大・チャーン改善はポジティブだが、通期での利益回復には継続的なARR成長とコスト管理が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ハンモック
- 上場取引所/コード:東(コード 173A)
- 主要事業分野:ソフトウェア開発・販売(IT資産管理/セキュリティ「AssetView」等のネットワークソリューション、営業支援プラットフォーム「ホットプロファイル/ホットアプローチ」のセールスDXソリューション、AI-OCRを用いたAIデータエントリーソリューション)
- 代表者名:代表取締役社長 若山 大典
- IR問合せ:取締役CFO 兼 管理本部長 冨來 美穂子(TEL 03-5291-6135)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、非連結)
- 決算説明会:無し(決算補足資料は作成あり)
- セグメント:
- 単一セグメント(ソリューション提供事業)。主要提供ソリューション:ネットワークソリューション、セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューション
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 4,360,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 153,967株
- 四半期累計の期中平均株式数: 4,206,033株
- 今後の予定:
- 直近の開示における決算予想修正:無(通期予想据置)
- 株主総会/IRイベント等:–(記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。以下は会社予想との進捗率を示す)
- 売上高:第1Q実績 1,137,847千円。通期予想 5,119,000千円に対する進捗率 22.2%(やや線形進捗の25%を下回る)。
- 営業利益:第1Q実績 99,276千円。通期予想 870,000千円に対する進捗率 11.4%(低進捗)。
- 純利益:第1Q実績 63,089千円。通期予想 626,000千円に対する進捗率 10.1%(低進捗)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:売上はクラウドサービスや新規導入の堅調により増加(+8.0%)。
- 下振れ要因:ソフトウェアの減価償却費増加、人件費(採用費含む)増、為替差損(円高)計上により営業・経常・当期利益が減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1Qの利益進捗が低いため、通期達成には以降四半期での利益率回復(コスト抑制または売上の上振れ)が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(千円)
- 売上高(第1Q):1,137,847(前年同期 1,053,153、前年比 +8.0%)
- 売上原価:687,468(前年 623,259、前年比 +10.3%)
- 売上総利益:450,378(前年 429,894、前年比 +4.8%)
- 販管費:351,101(前年 320,275、前年比 +9.6%)
- 営業利益:99,276(前年 109,619、前年比 △9.4%)営業利益率 8.7%(99,276/1,137,847)
- 経常利益:93,373(前年 139,696、前年比 △33.2%)
- 四半期純利益:63,089(前年 94,350、前年比 △33.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):15.00円(前年 22.46円、△33.2%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
- 売上高進捗率:22.2%(やや低め。年間目安の四半期均等25%を下回る)
- 営業利益進捗率:11.4%(かなり低い)
- 純利益進捗率:10.1%(かなり低い)
- コメント:第1Qは投資(減価償却、採用)と為替影響で利益進捗が低く、上半期での利益回復が通期達成の鍵
- 財務安全性
- 総資産:6,215,769千円(前期末 6,136,089千円)
- 純資産:2,650,211千円(前期末 2,726,134千円)
- 自己資本比率:42.6%(前期末 44.4%)(42.6%(安定水準))
- 流動比率:流動資産 3,952,479 / 流動負債 2,414,217 = 163.7%(良好)
- 負債比率(負債/純資産):3,565,557 / 2,650,211 ≒ 134.5%(適度)
- キャッシュ・運転資本
- 現金及び預金:3,348,063千円(前期末 3,165,984千円、増加 +182,078千円)※現金ポジションは増加
- 契約負債(繰延収益):1,957,527千円(前期末 1,541,198千円、+416,329千円)— 先受収益の増加は今後の売上計上に寄与
- 減価償却費
- 第1Q減価償却費:151,487千円(前年同期 79,888千円、増加)— ソフトウェア等の償却増が利益を圧迫
- セグメント別(単一セグメント内のソリューション別売上:千円、前年比)
- ネットワークソリューション:713,789(+11.3%) クラウド売上比率 42.6%/ARR(第1Q)1,236百万円/チャーン率 0.29%
- セールスDXソリューション:321,342(+3.8%) OEM除くARR(第1Q)1,097百万円/チャーン率 0.62%
- AIデータエントリーソリューション:102,715(+0.6%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:期末 30.00円(年間 30.00円)
- 2026年3月期(予想):中間 0.00円/期末 40.00円(年間 40.00円)— 直近公表の配当予想に修正無し
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 自社株買い/特別配当:無し(記載無し)
セグメント別情報
- ネットワークソリューション
- 売上 713,789千円(+11.3%)。クラウドサービス売上比率が増加しARRは1,236百万円、チャーン低下(0.29%)で収益基盤が強化。
- セールスDXソリューション
- 売上 321,342千円(+3.8%)。AI機能強化(AI議事録、AIファイル管理、AIアシスト)で新規導入堅調、チャーン改善。
- AIデータエントリーソリューション
- 売上 102,715千円(+0.6%)。クラウドAI-OCR「DX OCR」やBPOサービス「WOZE」等の導入順調。
- 前年同期比較:各ソリューションとも増収だが、増収幅はネットワークが最も大きい。利益面では総じて減益。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:開示資料に基づく具体的数値は本資料に記載なし(–)。戦略面ではクラウド化・AI強化に注力しており、ARR拡大・チャーン低下は中期目標と整合的。
- KPI達成状況:ARR増加・チャーン低下はKPIとしてポジティブ。減価償却費と採用コストの増加が利益面での課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX、クラウド化、セキュリティニーズ、AI-OCR需要の拡大は継続的な追い風(資料中に市場予測の記載あり)。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは本資料に無し(–)。ただしARR拡大と低チャーンは競争力を示す指標。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上 5,119百万円(+8.8%)、営業利益 870百万円(+10.0%)、経常利益 890百万円(+7.4%)、当期純利益 626百万円(+1.3%)、1株当たり当期純利益 148.91円。予想修正無し。
- 会社が想定する前提条件:特記事項無し(為替や外部前提の明示なし)。
- 予想の信頼性:第1Qが利益面で進捗が低いため、通期達成は上期以降での利益改善(売上増またはコスト抑制)が必要。過去の予想達成傾向は本資料での記載無し(–)。
- リスク要因:為替変動(第1Qで為替差損発生)、ソフトウェア償却や人件費等のコスト上振れ、競合環境の変化、チャーン率上昇リスク。
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更なし。四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり。監査(四半期レビュー):無。
- その他:キャッシュ・フロー計算書は第1Q分を作成していない旨の記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 173A |
| 企業名 | ハンモック |
| URL | https://www.hammock.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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