2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前期比+4.1%の増収、一方で営業利益は△27.7%の減益)
  • 注目すべき変化:親会社株主に帰属する当期純利益が362百万円(前期比△32.9%)と大幅減。主因は売上原価・販管費の増加による営業利益率低下(営業利益率7.0%→前期10.1%)。また自己株式取得(自己株買い)により純資産が減少(自己株式が▲617,441千円)。
  • 今後の見通し:会社は2025年12月期に売上高8,657百万円(+8.6%)、営業利益800百万円(+43.0%)と回復予想を提示。プロダクトサービス中心の拡販とサブスクリプション収入増で回復を見込むが、達成には新規ライセンス/サブスク獲得の継続やコスト管理が重要。
  • 投資家への示唆:売上は堅調でリカーリング収入基盤もある一方、利益率低下と自己株買いによる現金・純資産への影響が大きい。短期的には利益率改善とキャッシュ残高の推移を注視すべき点。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ラキール(Lakeel)
    • 主要事業分野:アプリケーション開発プラットフォーム「LaKeel DX」と同プラットフォーム上で稼働する製品群(LaKeel Apps)の提供、プロダクト(ライセンス・サブスクリプション)およびプロフェッショナルサービス(開発・保守等)
    • 代表者名:代表取締役社長 久保 努
    • URL:https://www.lakeel.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年2月13日
    • 対象会計期間:2024年1月1日~2024年12月31日(連結・通期)
    • 決算説明資料の作成:有、決算説明会:有
  • セグメント:
    • 単一セグメント(LaKeel事業)。但しサービス別に「プロダクトサービス」「プロフェッショナルサービス」で開示
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):7,672,500株(2024年12月期)
    • 期末自己株式数:575,723株(自己株式取得を実施)
    • 期中平均株式数:7,665,607株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日:2025年3月28日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年3月28日
    • 決算説明会:実施(補足資料あり)
    • 配当支払開始予定日:-(無配継続)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較)
    • 売上高:7,968百万円(達成率:–/会社の通期予想との比較データなし)
    • 営業利益:560百万円(達成率:–)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:362百万円(達成率:–)
    • 注:会社側の2024年通期予想が決算短信内に開示されていないため、会社予想との達成率は記載不能(–)
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主な理由)
    • 売上は堅調に増加(前期比+4.1%)したが、売上原価の増加と販管費の増加により売上総利益と営業利益が圧迫されたため減益。
    • 財務面では自己株式取得(約617百万円)が純資産と現金を減少させる主因。
  • 通期への影響
    • 会社は2025年の通期見通しで増収増益(営業利益800百万円)を提示。リカーリング(保守・サブスク)基盤およびプロダクト強化が前提。達成可能性は、契約獲得の継続とコスト管理が鍵(予測達成は確約されない旨を会社が注記)。

財務指標(連結)

  • 要旨(主要数値、対前期増減)
    • 売上高:7,968,676千円(+4.1%、前期7,653,414千円)
    • 売上総利益:2,438,455千円(前年2,640,311千円)→ 売上総利益率 30.6%(前年34.5%、減少は▲3.9pp)
    • 販管費:1,878,330千円(ほぼ横這い)
    • 営業利益:560,124千円(△27.7%、営業利益率 7.0%、前年10.1%)
    • 経常利益:543,992千円(△32.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:362,218千円(△32.9%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):48.36円(前期70.58円、△約31.5%)
  • 財務状態(貸借対照表要点)
    • 総資産:6,000,832千円(前期6,408,102千円、減少407,270千円)
    • 純資産:3,593,356千円(前期3,824,727千円、減少231,370千円)※自己株取得による影響大
    • 自己資本比率:59.6%(安定水準、前期59.4%)
    • 1株当たり純資産(BPS):506.34円(前期499.74円)
  • キャッシュ・フロー
    • 営業CF:+1,131,982千円(前年+668,483千円、改善)
    • 投資CF:△562,764千円(主に無形固定資産取得=ソフトウェア開発等)
    • 財務CF:△738,668千円(主に自己株式取得617,441千円、長期借入金返済)
    • 現金及び現金同等物期末:2,547,558千円(前期2,704,061千円、減少156,502千円)
  • 流動性・安全性
    • 流動資産 3,492,721千円 / 流動負債 2,047,614千円 → 流動比率 ≒170.6%(=3,492,721/2,047,614、良好)
    • 有利子負債:短期借入金600,000千円+長期借入金300,000千円(期末)→ 負債全体は2,407,476千円(減少)
    • 自己資本比率59.6%(安定水準)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上高/総資産):7,968,676 / 6,000,832 ≒ 1.33回
    • 売上高営業利益率低下(10.1%→7.0%)が収益性低下の主因
  • セグメント別(サービス別)実績
    • プロダクトサービス:4,635,028千円(+4.3%、構成比58.2%)— 新規ライセンス販売・サブスク収入増
    • プロフェッショナルサービス:3,333,647千円(+3.9%、構成比41.8%)— 既存システムの保守運用等でリカーリング安定

配当

  • 2024年(実績):中間・期末ともに0.00円(無配)
  • 2025年予想:0.00円(無配)
  • 配当性向:該当なし(配当実績無し)
  • 自社株買い:期中に自己株式取得を実施(支出約617,441千円、自己株式数増加)。特別配当は無し。
  • 株主還元方針:配当は0継続。自己株取得は実施済みだが、今後の方針は明確化されていない。

セグメント別情報

  • 売上高構成(連結)
    • プロダクトサービス:4,635百円(+4.3%)— 新規ライセンス販売、サブスク、付随コンサルが成長
    • プロフェッショナルサービス:3,334百円(+3.9%)— 保守運用等のリカーリングが安定
  • セグメント戦略・見通し
    • 会社はプロダクトサービス強化を中心戦略とし、LaKeel DXの製品アップデートとサブスク拡大で収益基盤を拡大する方針。プロフェッショナルサービスは安定収益として継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:決算短信内に具体的な中期数値は記載なし(–)
  • KPI達成状況:明示的KPIの開示なし(売上増とプロダクト比率の拡大は方針として示されている)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内ではDX需要が継続的に拡大。企業のIT投資は加速見込みだが、海外景気や金利、物価などマクロリスクは存在(会社記載)。
  • 競合との比較:同業他社との詳細比較は文書に記載なし(–)。ただし、マイクロサービス技術を活用した短期開発や部品更新による製品維持が競争上の特徴として説明。

今後の見通し(会社予想)

  • 2025年12月期(連結)予想(会社)
    • 売上高:8,657百万円(前期比+8.6%)
    • 営業利益:800百万円(同+43.0%)
    • 経常利益:785百万円(同+44.3%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:506百万円(同+39.8%)
    • 1株当たり当期純利益:71.34円
    • 前提:DX市場拡大と自社のプロダクト強化を想定。その他マクロ要因は業績予想の前提に含まれる(詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:過去の予想達成実績などの定量情報は開示されていない。会社も達成を約束するものではない旨を明記。
  • リスク要因(開示より抜粋)
    • 為替・原材料(該当は限定)、海外景気の影響、競合状況の変化、顧客ニーズ変化、金融資本市場の変動等
    • 財務制限条項:借入契約に営業損益および純資産に関する制限条項あり(詳細は決算短信参照)

重要な注記

  • 会計方針:当期における会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無し
  • 監査:決算短信は公認会計士または監査法人の監査の対象外(注記あり)
  • 連結範囲:期中の連結範囲変更なし
  • 重要な後発事象:該当事項なし

(注記)

  • 本まとめは提出された決算短信の記載内容に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。
  • 数値は会社発表の連結決算数値を使用。明示のない項目は「–」と表記。数字は単位千円→百万円等の四捨五入表示を適宜併用。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4074
企業名 ラキール
URL https://www.lakeel.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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