2024年4月期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側の期中公表の通期業績予想との直接比較資料は開示が無く(会社予想/市場予想との差異は–)。市場コンセンサスも本短信には記載なし(差異不明)。
  • 業績の方向性:売上高は減収、利益は増益(増収増益ではなく「減収増益」)。
  • 注目すべき変化:売上高は109億72百万円(前期比△17.0%、△22億41百万円)と大幅減少した一方、営業利益は10億15百万円(前期比+2.1%)と増益。受注減少による販売数量の落ち込みが売上減の主因。利益は販売価格見直しやコスト管理で改善。
  • 今後の見通し:2025年4月期予想は売上102億円(前期比△7.0%)、営業利益7億80百万円(前期比△23.2%)、当期純利益6億10百万円(前期比△57.7%)と大幅減益見込み。会社は建設機械業界の生産減少を織り込んだ保守的な計画を提示。
  • 投資家への示唆:売上基盤の縮小(建設機械向け需要減)が継続リスク。高い自己資本比率と潤沢な現金(流動性)は強みだが、来期は利益落ち込み予想のため業績動向(受注回復の有無・価格転嫁の持続性)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社共和工業所(コード 5971)
    • 主要事業分野: 建設機械用ボルトの製造・販売(六角ボルト、六角穴付ボルト、特殊ボルト等)および関連業務。単一セグメント(建設機械向けが中心)。
    • 代表者名: 代表取締役社長 山口 真輝
    • 問合せ先: 取締役経営企画室長兼管理部長 東川 保則 TEL 0761-21-0531
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年6月14日
    • 対象会計期間: 2024年4月期(連結、期間:2023年5月1日~2024年4月30日)
    • 決算短信は監査対象外(「決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です」)
  • セグメント:
    • 単一セグメント(建設機械用ボルト製造・販売)。セグメント別記載は省略。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 1,360,000株
    • 期中平均株式数: 1,357,592株
    • 自己株式数(期末): 2,447株
    • 時価総額: –(本短信に株価情報なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2024年7月25日
    • 配当支払開始予定日: 2024年7月11日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2024年7月26日
    • 決算説明会の有無: –(短信内に開催情報なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較(当期実績に対する期中公表の通期予想は開示資料に記載なし → 達成率は算定不可)。
    • 売上高: 10,972百万円(前年比△17.0%)
    • 営業利益: 1,015百万円(前年比+2.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,443百万円(前年比+32.1%)
  • サプライズの要因:
    • 売上減少要因:主要取引先(建設機械業界)の生産・販売台数減少による受注低下。
    • 利益増加要因:販売価格見直し、コスト管理・経費削減の取り組み、および特別利益(関係会社清算益 667,831千円)等が寄与。
  • 通期への影響:
    • 会社は翌期(2025年4月期)に減収大幅減益を見込んでおり(売上102億円、営業利益7.8億円、当期純利益6.1億円)、今回の実績は来期予想に対して必ずしも楽観的な材料とは言えない。予想修正の有無は現時点でなし。

財務指標

  • 財務諸表 要点(百万円、千円単位の四捨五入は資料に準拠)
    • 売上高: 10,972 百万円(前期 13,214 百万円)
    • 営業利益: 1,015 百万円(前期 994 百万円)
    • 経常利益: 1,149 百万円(前期 1,103 百万円)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,443 百万円(前期 1,092 百万円)
    • 総資産: 17,903 百万円(前期 17,139 百万円)
    • 純資産: 15,546 百万円(前期 14,456 百万円)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 5,150 百万円(前期 6,293 百万円)
  • 収益性(対前年同期比)
    • 売上高: 10,972 百万円(△17.0%、△2,241 百万円) (悪化:売上減少)
    • 営業利益: 1,015 百万円(+2.1%、+20 百万円) 営業利益率 9.3%(前年 7.5% → 改善:利益率上昇)
    • 経常利益: 1,149 百万円(+4.2%、+46 百万円)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,443 百万円(+32.1%、+351 百万円)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 1,063.10 円(前年 804.45 円、+32.1%)
  • 進捗率分析(四半期決算の場合):
    • 通期決算のため、四半期進捗率分析は該当せず(–)。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 86.8%(安定水準。前期 84.3% → 改善)
    • 負債合計: 2,357 百万円。負債/純資産比率 ≒ 15.2%(低い、健全)
    • 流動比率(概算): 流動資産 11,883 / 流動負債 1,411 ≒ 842%(非常に高い流動性)
    • 現金(5,150 百万円)保有は潤沢だが、投資活動による支出が大きく(有価証券取得等)キャッシュは前年より減少。
  • 効率性:
    • 総資産回転率(概算): 売上高 10,972 / 総資産 17,903 ≒ 0.61回(前年は約0.77回)→ 資産効率は低下
    • 売上高営業利益率: 9.3%(前年 7.5% → 改善)
  • セグメント別(単一セグメント)
    • 建設機械部門: 10,476 百万円(△17.0%)
    • 自動車関連部門: 142 百万円(+13.8%)
    • 産業機械部門: 102 百万円(△17.7%)
    • その他部門: 252 百万円(△26.8%)
    • 解説: 建設機械向けが圧倒的に大きく、同業界の生産動向が業績に直結。
  • 財務の解説:
    • 売上高は主要顧客の生産調整による販売数量減で減少したが、価格転嫁とコスト管理により営業利益率は改善。特別利益(関係会社清算益 667.8百万円)が税前利益と当期純利益を押し上げた影響が大きい点に留意。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年4月期(当期): 期末配当 1株当たり 80円、配当金総額 108 百万円(連結)。配当性向(連結) 7.5%(低め)、配当金純資産比率(配当率) 0.7%。
    • 2025年4月期(予想): 1株当たり 80円(予想)。
  • 特別配当の有無: なし(特別配当は記載無し)。
  • 株主還元方針: 安定的な配当の継続を基本方針と明記。自社株買い等についての記載は今回短信に無し(期中自己株式取得小額あり)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(売上高・前年同期比)
    • 建設機械部門: 10,476 百万円(△17.0%、主力)
    • 自動車関連部門: 142 百万円(+13.8%)
    • 産業機械部門: 102 百万円(△17.7%)
    • その他部門: 252 百万円(△26.8%)
  • 収益構成・貢献度: 建設機械部門が収益の大半を占めるため建設機械業界の需要変動が業績に直結。
  • セグメント戦略: 個別の戦略記載は限定的。本文では販売価格の見直し、コスト管理、経費削減を実施したと明記。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 本短信に明確な中期経営計画の進捗指標は記載なし。単年度の見通し(2025年4月期)を提示。
  • KPI達成状況: 公表KPIは特段記載なし。EPS・自己資本比率は改善傾向。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 建設機械業界の生産台数減少が継続しており、受注低下が直接的な業績下押し要因。原材料・エネルギー価格の高止まり、地政学リスク、物価上昇が不透明要因。
  • 競合他社との比較: 本短信に競合比較データはなし(–)。ただし、建設機械向けボルトというニッチかつ顧客依存度の高い事業構造である点が特徴。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年4月期、連結・会社予想)
    • 通期: 売上高 10,200 百万円(前期比△7.0%)、営業利益 780 百万円(△23.2%)、経常利益 870 百万円(△24.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益 610 百万円(△57.7%)、EPS 449.33 円。
    • 第2四半期累計(参考): 売上高 5,000 百万円(+14.9%)、営業利益 370 百万円(+42.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 280 百万円(+75.5%)。
  • 予想の信頼性: 会社は次期を慎重見通し(減収減益予想)。過去の実績では当期は特別利益等の影響で純利益押上げがあったため、特別要因を除く実力値の確認が重要。
  • リスク要因:
    • 主要顧客(建設機械メーカー)の生産減少が継続するリスク
    • 原材料・エネルギー価格上昇
    • 地政学的リスクや為替変動(為替差損益・換算の影響はOCIや特別益に影響)
    • 有価証券取得等の投資によるキャッシュ減少

重要な注記

  • 会計方針: 主要な会計方針の変更は記載なし。日本基準適用。
  • 連結範囲の変更: 連結子会社であった共和機械(山東)有限公司は清算結了のため連結範囲から除外(清算結了に伴う関係会社清算益 667,831 千円を計上)。
  • 決算短信は監査対象外である旨の注記あり。
  • その他: 特別利益(関係会社清算益)や為替換算調整勘定の取崩し等、一時要因の影響が損益・包括利益に含まれている点に留意。

(注記)

  • 不明な項目は「–」で表記しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5971
企業名 共和工業所
URL http://www.kyowakogyosyo.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。