2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想(通期)は変更なし。中間実績は会社が公表した通期予想に対して概ね経過に沿う(売上は順調)が、営業利益はやや進捗が遅い(通期達成に向け留意)。
- 業績の方向性: 増収減益(売上高は前年同期比+5.7%、営業利益は前年同期比△9.5%)。
- 注目すべき変化: ネットワーク/セールスDXのクラウドARRが順調に拡大(ネットワークARR:1,352百万円、前年同期比+26.5%)。一方、AIデータエントリー領域は売上が前年同期比で減少(206,431千円、△5.5%)。ソフトウェア減価償却増と人件費増が営業利益を圧迫。
- 今後の見通し: 通期予想(売上5,119百万円、営業利益870百万円)に変更なし。中間進捗は売上46.6%、営業利益39.7%、当期純利益42.0%のため、売上は順調だが営業利益はやや遅れ気味で、下期のマージン回復が鍵。
- 投資家への示唆: ストック型収益(ARR)の伸長が確認できる一方、成長投資(ソフトウェア開発等)に伴う償却・人件費増で短期的な営業利回りは圧迫されている点を注視。通期達成は売上の継続的なストック化と下期のコスト管理次第。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ハンモック
- 主要事業分野: ITソリューション(ネットワークソリューション、セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューション)の開発・販売・運用支援
- 代表者名: 代表取締役社長 若山 大典
- 上場市場: 東証(コード 173A)
- IR資料: 決算補足説明資料・決算説明会あり
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月14日
- 対象会計期間: 2025年4月1日〜2025年9月30日(2026年3月期 第2四半期・中間期、非連結)
- セグメント:
- 単一セグメント(ソリューション提供事業)だが、事業内で以下3ソリューションを運営:
- ネットワークソリューション: AssetViewシリーズ(IT資産管理、セキュリティ管理、クラウドサービス含む)
- セールスDXソリューション: ホットプロファイル、ホットアプローチ(SFA/CRM/MA、営業支援)
- AIデータエントリーソリューション: AnyForm OCR、DX OCR、WOZE(クラウドOCR/BPO)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 4,360,000株
- 期中平均株式数(中間期): 4,206,033株
- 自己株式数: 153,967株
- 時価総額: –(提示資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会: 有(補足資料あり)
- 株主総会・IRイベント: –(提示資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較=通期予想に対する進捗)
- 売上高: 中間実績 2,383,101千円(通期予想5,119,000千円に対する進捗率46.6%)
- 営業利益: 中間実績 345,176千円(通期予想870,000千円に対する進捗率39.7%)
- 当期純利益: 中間実績 263,250千円(通期予想626,000千円に対する進捗率42.0%)
- サプライズの要因:
- 売上上振れ要因: ネットワーク/セールスDXのクラウドサービスARR拡大(ネットワークARRが26.5%増など)によりストック収益が増加。
- 営業利益下振れ要因: ソフトウェアの減価償却費増(無形資産取得、償却)および新卒採用等での人件費増。特別利益(投資有価証券償還益)は前年同期より減少し税引前利益に影響。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上の進捗は良好だが、営業利益進捗がやや遅いため下期での費用抑制または追加の売上拡大が必要。
財務指標
- 財務諸表 要点(中間・非連結、単位:千円/百万円は注記)
- 売上高: 2,383,101千円(前年同期 2,254,637千円、前年比+5.7%)
- 売上原価: 1,380,322千円(前年比+9.7%)→ 主因はソフトウェア減価償却増
- 売上総利益: 1,002,779千円(前年比+0.7%)
- 販管費: 657,603千円(前年比+7.0%)→ 採用費・人件費増
- 営業利益: 345,176千円(前年比△9.5%)、営業利益率 14.5%(345,176/2,383,101)
- 経常利益: 354,591千円(前年比△2.1%)
- 税引前中間純利益: 389,611千円(前年比△7.4%)
- 中間純利益: 263,250千円(前年比△7.4%)、中間EPS 62.59円(前年同期 67.60円、△7.4%)
- 主要比率・安全性
- 自己資本比率: 44.2%(前期末 44.4%)→ 安定的水準(目安 40%以上)
- 負債比率(負債/資産): 55.8%(負債合計3,613,322千円/資産合計6,480,333千円)
- 流動比率: 204.6%(流動資産4,847,462千円/流動負債2,370,988千円)→ 良好(100%以上)
- 現金及び現金同等物: 3,528,862千円(前期末比 +362,878千円)
- 効率性
- 売上高総利益率 42.1%(1,002,779/2,383,101)
- 販管費率 27.6%(657,603/2,383,101)
- 総資産回転率(簡易): 売上高/総資産 = 2,383,101 / 6,480,333 ≒ 0.37回
- セグメント別(開示は単一セグメントだが事業別状況)
- ネットワークソリューション: 売上 1,500,435千円(前年同期比+6.9%)、クラウドARR 1,352百万円(前年同期比+26.5%)、クラウド比率42.3%
- セールスDXソリューション: 売上 676,234千円(前年同期比+6.9%)、OEM除くARR 1,121百万円(増加)、チャーン低下
- AIデータエントリー: 売上 206,431千円(前年同期比△5.5%)、DX OCRは順調だがWOZEの従量課金が減少
- キャッシュフロー
- 営業CF: +867,644千円(前年同期 +351,232千円)→ 税引前利益・減価償却の増加、契約負債増が寄与
- 投資CF: △381,921千円(主に無形固定資産取得 353,074千円)
- 財務CF: △124,872千円(配当金支払等)
- フリーCF(簡易): 営業CF − 投資CF = +485,723千円(中間期)
配当
- 中間配当: 0.00円(実績)
- 期末配当(予想): 40.00円
- 年間配当予想: 40.00円(前回予想から修正なし)
- 配当利回り: –(株価によるため資料中に記載なし)
- 配当性向: –(通期予想に基づく計算であれば通期純利益626百万円、年間配当総額(1株当たり40円×発行済株式数等)で算出可能だがここでは–)
- 特別配当: 無し
- 株主還元方針: 自社株買い等の表明は無し
セグメント別情報
- ネットワークソリューション
- 売上: 1,500,435千円(前年同期比+6.9%)
- 重点: AssetView Cloud+の導入加速、クラウドARR拡大(1,352百万円、+26.5%)、チャーン低水準
- セールスDXソリューション
- 売上: 676,234千円(前年同期比+6.9%)
- 重点: ホットプロファイルの機能強化(AI議事録・AIアシスタント等)、OEM売上減をOEM除くARR伸長でカバー
- AIデータエントリーソリューション
- 売上: 206,431千円(前年同期比△5.5%)
- 重点: DX OCR等クラウド製品は導入順調、従量課金型のWOZEは減少。技術向上・スマホOCR等で拡大目標
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 開示資料に中期数値目標の明細は無し(–)
- KPI達成状況: ARRの拡大(ネットワーク/セールスDX)は計画方向で進展。チャーン率は低水準で安定(ネットワーク約0.30%、セールスDX(OEM除く)約0.62%)。無形資産投資と償却増は成長投資の一環と考えられる。
競合状況や市場動向
- 市場成長(資料引用):
- 端末管理・セキュリティ管理ツール市場: 360億円→461億円(2023→2027年予測)
- CX/デジタルマーケティング市場合計: 1,136億円→1,476億円(2023→2027年予測)
- OCRソリューション市場: 573億円→729億円(2023→2027年予測)
- 競合比較: 同社はクラウド型AssetViewやホットプロファイル等でストック収益基盤を強化しており、ARRやチャーンの改善は競争力を示唆。ただし詳細な他社比較データは資料に記載なし(–)。
- 市場リスク: マクロ不確実性(為替、物価、米国政策等)、競合の価格競争、技術進化の速さ
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想: 売上 5,119百万円(前期比+8.8%)、営業利益 870百万円(+10.0%)、当期純利益 626百万円(+1.3%)、1株当たり当期純利益 148.91円
- 予想修正: 無し(今回公表による修正はなし)
- 会社予想の前提条件: 明示的な為替・原材料前提は記載なし(–)
- 予想の信頼性: 中間時点で売上は概ね順調だが営業利益進捗にやや遅れ。過去の予想達成傾向は資料に詳細無し(–)。
- リスク要因:
- 為替変動(営業外損益に影響)、市場の競争激化、技術投資による償却負担増、人件費上昇、チャーン率の変化
重要な注記
- 会計方針: 重要な会計方針変更なし。中間財務諸表作成に特有の会計処理適用あり。
- 監査/レビュー: 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外(注記あり)。
- その他: 有価証券の償還に伴う特別利益の変動等が中間利益に影響。
(注)本まとめは公表資料に基づく情報整理であり、投資助言ではありません。不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 173A |
| 企業名 | ハンモック |
| URL | https://www.hammock.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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