2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信日本基準
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+5.5%、営業利益は前年同期比△11.6%)。
- 注目すべき変化:原料相場高騰により中核の「水産物卸売事業」で売上は増加したもののセグメント利益が13.2%減少。冷蔵倉庫事業も入庫数量減・電力料・人件費増で利益が21.1%減少。
- 今後の見通し:通期予想に修正はなし。中間時点での進捗は概ね年度計画と整合。原料相場・電力・人件費動向が継続すると通期達成にリスク要因。
- 投資家への示唆:売上は堅調だが利幅(営業利益率)が圧迫されている点が重要。原料価格や倉庫コストの推移、短期借入の増加状況に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:中央魚類株式会社
- 主要事業分野:水産物卸売業(中核)、冷蔵倉庫、不動産賃貸、荷役など
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 今村 忠如
- URL: https://www.chuogyorui.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 注:第2四半期短信は監査(レビュー)対象外
- セグメント:
- 水産物卸売事業:食品スーパー・外食向け等の水産物卸売
- 冷蔵倉庫事業:保管・荷役サービス
- 不動産賃貸事業:賃貸用不動産運営
- 荷役事業:荷役・配送関連サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 4,315,300株
- 期末自己株式数:321,046株
- 期中平均株式数(中間期):3,994,254株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会の有無:未記載(決算補足説明資料の有無も未記載)
- 株主総会・IRイベント:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。中間は比較対象がないため進捗で評価)
- 売上高:76,996百万円(前年同期比+5.5%) 通期予想150,000百万円に対する進捗率51.3%
- 営業利益:1,837百万円(前年同期比△11.6%) 通期予想3,300百万円に対する進捗率55.7%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,214百万円(前年同期比△15.6%) 通期予想2,500百万円に対する進捗率48.6%
- サプライズの要因:
- 売上はさんまや冷凍加工品等の販売好調で増加したが、原料相場高騰や冷蔵倉庫での電力・人件費増が営業利益を圧迫。
- 冷蔵倉庫は入庫数量減少が売上・利益の双方にマイナス。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間進捗は概ね通期計画と整合するが、原料相場や電力・人件費の動向が継続すると下振れリスクあり。
財務指標
- 損益の主要数値(当中間期:2025/4–9、単位:百万円)
- 売上高:76,996(前年同期73,012、増減+5.5%、+3,984)
- 売上総利益:7,630(前年7,524、+1.4%)
- 販管費:5,792(前年5,445、+6.4%)
- 営業利益:1,837(前年2,079、△11.6%)
- 経常利益:2,087(前年2,246、△7.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,214(前年1,438、△15.6%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):304.04円(前年360.01円、△15.6%)
- 利益率・進捗
- 営業利益率:1,837 ÷ 76,996 = 2.39%(前年 2.85% → 減少:利幅圧迫)
- 売上高進捗率(通期予想比):51.3%(通常ペース:中間で約50%が目安で「通常ペース」)
- 営業利益進捗率:55.7%(やや進捗良好だが、前年同期比では減益)
- 純利益進捗率:48.6%(やや遅れ)
- 貸借対照表の要点(当中間期=2025/9/30、単位:百万円)
- 総資産:80,867(前期末74,760、+6,107)
- 純資産:36,013(前期末33,811、+2,201)
- 自己資本比率:42.4%(前期末42.9% → 安定水準:42%台は良好)
- 現金及び預金:6,795(前期末5,529、増加)
- 商品及び製品(在庫):14,073(前期末11,425、増加)
- 投資有価証券:14,663(前期末12,514、増加)
- 流動負債・短期借入金の増加:短期借入金8,025(前期末3,525、+4,500)
- 負債合計:44,854(前期末40,948、+3,905)
- 流動比率(流動資産/流動負債):34,297 / 25,533 = 134.3%(流動性は確保:100%以上が望ましい)
- 補足:短期借入金が増加しているため財務CFでの借入増が発生している可能性あり
- 財務の解説:
- 売上は増加したが、原料高・電力料・人件費増が販管費や売上原価を押し上げ営業利益率を低下させた。
- 在庫の増加と短期借入の増加が同時に進んでおり、運転資金の需要が増えている可能性。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(予想):第2四半期(中間)配当 120円、期末配当 120円、年間合計240円(公表予想に変更なし)
- 配当利回り:株価が記載されていないため算出不可(→ –)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当240円 ÷ 1株当たり当期純利益625.87円(通期予想EPS)= 約38.3%(目安:配当性向約38%は配当寄与が比較的高め)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:直近公表の方針は特記事項なし(自社株買い等は記載なし)
セグメント別情報
- 水産物卸売事業:
- 売上高:72,397百万円(前年同期比+5.8%)
- セグメント利益:1,064百万円(前年同期比△13.2%)
- コメント:販売は好調だが原料相場高が利益を圧迫。9百万円の減損損失を計上。
- 冷蔵倉庫事業:
- 売上高:3,940百万円(前年同期比△1.6%)
- セグメント利益:446百万円(前年同期比△21.1%)
- コメント:入庫数量減、電力料・人件費増が主因。保管・荷役料値上げ実施も数量減が重し。
- 不動産賃貸事業:
- 売上高:359百万円(前年同期比+19.2%)
- セグメント利益:299百万円(前年同期比+8.8%)
- コメント:増収増益。
- 荷役事業:
- 売上高:299百万円(前年同期比+12.0%)
- セグメント利益:26百万円(前年同期比+108.4%)
- コメント:さんまの水揚げ好調等で取扱数量増、利益改善。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況:提示なし(→ –)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本短信に同業他社比較は記載なし(→ –)
- 市場動向:国内消費は雇用・所得改善で緩やか回復。ただし食品物価上昇で節約志向強まり、海外通商・原料相場の変動リスクが存在(会社コメントより)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高150,000百万円(+0.1%)、営業利益3,300百万円(+2.2%)、経常利益3,600百万円(+2.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,500百万円(+13.8%)、1株当たり当期純利益625.87円
- 予想修正:当中間期時点で修正なし(2025/5/15公表の予想を据え置き)
- 会社予想の前提:詳細は別紙(P.2)参照(為替等の前提は明記なし)
- 予想の信頼性:中間時点での進捗は概ね整合。だが原料相場・電力・人件費動向が通期実績を左右するため予想外事象には留意。
- リスク要因:
- 原材料(魚介)価格の高騰・変動
- 冷蔵倉庫での電力コスト上昇、人件費上昇
- 入庫数量(需要)動向
- 為替や国際通商政策による需給変動
重要な注記
- 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等の記載あり(詳細は資料P.7参照)。
- 減損:水産物卸売事業で9百万円の固定資産減損を計上。
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税効果会計に関する見積り適用等(詳細は注記参照)。
- その他:中間決算短信は監査法人のレビュー対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8030 |
| 企業名 | 中央魚類 |
| URL | https://www.chuogyorui.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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