2024年3月期 決算短信日本基準

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社予想・市場予想との比較データは開示されておらず、直接比較は不可(–)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高 +0.1%、営業利益 +22.4%、親会社株主に帰属する当期純利益 +53.8%)。
  • 注目すべき変化: 営業利益・経常利益・当期純利益が前年同期から大幅改善。とくに水産物卸売事業の収益性改善(セグメント利益 +49.6%)が寄与。EPSは534.42円(前年347.40円、+53.8%)。
  • 今後の見通し: 2025年3月期予想は売上高1,367億円(前期比▲0.6%)、営業利益25億円(同+1.4%)、親会社帰属当期純利益20億円(同+6.3%)。通期予想は現況の事業環境説明と整合しているが、為替・原材料・漁獲量等の外部要因で変動リスクあり。
  • 投資家への示唆: 当期利益が大幅改善し自己資本比率も上昇(37.4%)した一方、現金は期末で減少(7,096百万円)。セグメントでは水産物卸売の利益改善が最大のポイント。配当は増配(2024年は期中・期末各80円→合計160円に相当)を実施予定で株主還元姿勢を維持。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 中央魚類株式会社
    • 主要事業分野: 水産物卸売事業(中心)、冷蔵倉庫事業、不動産賃貸事業、荷役事業
    • 代表者名: 代表取締役会長 伊藤 裕康
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年5月14日
    • 対象会計期間: 2024年3月期(連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
  • セグメント:
    • 水産物卸売事業: 水産物および加工製品の集荷・販売
    • 冷蔵倉庫事業: 水産物等の冷凍・冷蔵保管
    • 不動産賃貸事業: 所有不動産・土地の賃貸
    • 荷役事業: 水産物等の運搬・荷役
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式): 4,315,300株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数: 3,994,509株
    • 時価総額: –(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会: 2024年6月27日
    • 配当支払開始予定日: 2024年6月28日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月27日

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 売上高: 実績 137,588百万円(前年137,482百万円、+0.1%)/会社予想(当該期)との比較データなし(達成率 –)
    • 営業利益: 実績 2,465百万円(前年2,014百万円、+22.4%)/会社予想との比較データなし(達成率 –)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 2,134百万円(前年1,387百万円、+53.8%)/会社予想との比較データなし(達成率 –)
  • サプライズの要因:
    • 主因: 水産物卸売事業における業務筋向け販売の好調(エビ・カニ等)により粗利改善。投資有価証券売却益等の特別益も寄与(投資有価証券売却益 392百万円)。
    • マイナス要因: 冷蔵倉庫の修繕費増加で同事業の利益は微減。
  • 通期への影響:
    • 2025年3月期の予想数値は保守的〜中立の印象(売上横ばい予想、利益小幅増)。為替・原油・原材料・漁獲量の変動が予想達成の主要リスク。現時点で予想修正は無し。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 78,415百万円(前期73,293百万円、+5,121百万円)
    • 純資産: 30,999百万円(前期26,121百万円、+4,878百万円)
    • 自己資本(参考): 29,326百万円(前期24,475百万円)
    • 現金及び現金同等物期末: 7,096百万円(前期8,350百万円、▲1,253百万円)
    • 営業CF: 3,593百万円(前期3,342百万円)
    • 投資CF: ▲637百万円、財務CF: ▲4,209百万円
  • 収益性
    • 売上高: 137,588百万円(前年137,482百万円、+0.1%)
    • 営業利益: 2,465百万円(前年2,014百万円、+22.4%)、売上高営業利益率 1.8%(前年1.5%) — 改善(良い)
    • 経常利益: 2,576百万円(前年2,127百万円、+21.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,134百万円(前年1,387百万円、+53.8%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 534.42円(前年347.40円、+53.8%)
  • 進捗率分析(四半期決算該当せず): –(通期決算のため)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 37.4%(前期33.4%)— 安定水準(目安: 40%近辺がより良好だが改善中)
    • 有利子負債(借入金合計): 短期借入金6,100百万円 + 1年内返済予定の長期借入金2,153百万円 + 長期借入金16,207百万円 = 24,460百万円(注: 利息負担のある負債の合計)
    • 有利子負債/自己資本(目安): 約24,460 / 29,326 ≒ 0.83(83%)— 適度
    • 流動比率: 流動資産31,803 / 流動負債25,419 = 約1.25(125%)— 流動性は確保
  • 効率性
    • 総資産経常利益率: 3.4%(報告値) — 改善
    • 売上高営業利益率: 1.8%(改善)
  • セグメント別(主要)
    • 水産物卸売事業: 売上高128,584百万円(前年比▲0.3%)、セグメント利益1,322百万円(+49.6%) — 利益率改善が顕著
    • 冷蔵倉庫事業: 売上高7,627百万円(+3.7%)、セグメント利益543百万円(▲1.2%) — 修繕費等で利益横ばい~微減
    • 不動産賃貸事業: 売上高627百万円(▲0.4%)、セグメント利益562百万円(+3.8%)
    • 荷役事業: 売上高748百万円(+27.3%)、セグメント利益35百万円(+12.7%)
  • 財務の解説: 売上は横ばいだが業務筋向け販売の増加と一部金融資産売却益で利益が拡大。自己資本増(有価証券評価差額金の増加等)により自己資本比率が改善。現金残高は減少している点に留意。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年3月期: 中間 70円、期末 70円(合計140円)/配当性向(連結)約20.1%
    • 2024年3月期(実績): 中間 80円、期末 80円(合計160円に相当)/配当性向(連結)15.0%(純資産配当率 1.2%)
    • 2025年3月期(予想): 中間 90円、期末 90円(合計180円に相当)/配当性向 18.0%(予想)
    • 配当利回り: 株価情報がないため算出不可(–)
  • 特別配当の有無: なし
  • 株主還元方針: 安定配当を基本方針としつつ業績・財務を勘案して配当。株主優待制度廃止を踏まえ来期配当増額予定。

セグメント別情報

  • 概要(数値は連結・2024年3月期)
    • 水産物卸売事業: 売上 128,584百万円(▲0.3%)、利益 1,322百万円(+49.6%) — 業務筋向け販売が好調で利益拡大
    • 冷蔵倉庫事業: 売上 7,627百万円(+3.7%)、利益 543百万円(▲1.2%) — 保管料・荷役料の増加で売上増だが修繕費増で利益減少
    • 不動産賃貸事業: 売上 627百万円(▲0.4%)、利益 562百万円(+3.8%)
    • 荷役事業: 売上 748百万円(+27.3%)、利益 35百万円(+12.7%) — 市場外配送受注増で伸長
  • 戦略・見通し(会社記載より)
    • 水産物卸売: サプライチェーン拡充、集荷販売・商品開発強化
    • 冷蔵倉庫: トラック予約システム導入、設備更新(省エネ冷凍機)、効率的活用(首都圏保管容量約218,000トン)
    • 不動産賃貸: リノベーションによる賃料改善
    • 荷役: ロジスティクス拡充、デジタル化で効率化・合理化

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 明確な数値目標(継続的なKPI等)は決算短信に詳細開示なし(–)。事業別の取組(サプライチェーン拡充、設備更新、デジタル化等)は中期的な収益改善に整合。
  • KPI達成状況: セグメント利益改善や自己資本比率上昇は良好だが、具体的KPI(数値目標)の開示はなし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(会社記載要旨): 国内個人消費やインバウンド回復で需要は回復傾向。ただし物価上昇で消費者の節約志向、漁獲量や漁場変化による水揚げ減少、為替・資源価格の変動等が不確定要因。
  • 競合他社との比較: 決算短信内に同業他社比較は記載なし(–)。ただしセグメント別で卸売の収益改善が同社の相対的強みと読み取れる。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年3月期、連結)
    • 売上高: 136,700百万円(前期比▲0.6%)
    • 営業利益: 2,500百万円(同+1.4%)
    • 経常利益: 2,800百万円(同+8.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,000百万円(同+6.3%)
    • 1株当たり当期純利益予想: 500.69円
    • 前提条件: 為替・原油等の前提は短信本文「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」を参照(詳細数値は開示ページを参照)
  • 予想の信頼性: 過去の実績(今期は予想との比較データ不明)から総合的評価は困難。外部要因(漁獲量・市況・物流費等)により変動しやすい業態。
  • リスク要因:
    • 為替変動、エネルギー・食材価格上昇
    • 漁獲量・漁場の変動による水産物の供給不足・価格変動
    • 労働力不足・人件費の上昇
    • 大口顧客や市場の需要変動

重要な注記

  • 会計方針: 重要な会計方針変更なし(該当事項なし)。
  • その他特記事項:
    • 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外である旨明記。
    • 期中における重要な子会社の異動: なし(新規・除外ともに記載なし)。
    • 役員異動(予定): 2024年6月27日付で取締役の新任・退任予定等を記載。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8030
企業名 中央魚類
URL https://www.chuogyorui.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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