2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(2026年3月期通期・第2四半期累計)に対して修正は無く、「概ね予定通り」との開示。四半期実績は会社予想と整合(上振れ・下振れの明確なサプライズは無し)。
  • 業績の方向性:売上高は横ばい(増収でも減収でもない、前年同期比 △0.1%)、損益は改善(営業損失が縮小、親会社株主に帰属する四半期純損失も縮小)=「ほぼ横ばいだが損益は改善」。
  • 注目すべき変化:受注高が大幅増加(第1四半期受注高 34,260 百万円、前年同期比 +28.3%)。特に建設事業の受注が +46.8% と顕著。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。第1四半期の進捗は売上で通期の約18.3%、第2四半期累計目標に対しては約44.7%で概ね順調。ただし原材料(アスファルト等)価格の不確実性をリスクとして注記。
  • 投資家への示唆:受注状況は改善しており下期の収益回復が期待される一方、依然として入札競争・資材・人件費上昇が収益圧迫要因。配当は従来計画を維持(年間90円)で株主還元方針は維持。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:東亜道路工業株式会社
    • 主要事業分野:道路舗装・土木の建設事業および建設材料等の製造販売・環境事業等
    • 代表者名:代表取締役社長 森下 協一
    • URL:https://www.toadoro.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月1日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
  • セグメント:
    • 建設事業:舗装工事・土木工事等の建設工事(受注・完成工事高を計上)
    • 製造販売・環境事業等:建設材料等の製造販売及び環境事業等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式を含む):50,394,730 株(2026年3月期第1Q)
    • 期末自己株式数:3,104,000 株(当第1四半期末)
    • 四半期累計平均株式数:46,161,441 株(第1四半期累計)
    • 時価総額:–(本文に記載なし)
  • 今後の予定:
    • IRイベント:決算説明会は無(当四半期は開催無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期/第2四半期予想との比較)
    • 売上高:第1Q実績 23,267 百万円。通期予想 127,000 百万円に対する進捗 18.3%(第2四半期累計目標52,000百万円に対する進捗 44.7%) → 第1Q単独では想定範囲内(会社は「概ね予定通り」)
    • 営業利益:第1Q実績 営業損失 △383 百万円。第2四半期累計目標(営業利益)900 百万円に対する進捗はマイナス(現時点で未達)→ 上振れではなく未達の状況(ただし期中は季節性あり)
    • 純利益:親会社株主に帰属する四半期純損失 △110 百万円。通期予想 当期純利益 4,100 百万円に対する進捗はマイナス(第2Q累計目標 550 百万円に対して未達)
  • サプライズの要因:
    • 営業損失縮小の主因:売上総利益の改善(売上原価低下等)と、製造販売・環境事業でのセグメント利益増加(365百万円)による。
    • 受注増(+28.3%)により将来の売上見込みは改善。
    • 特別利益に投資有価証券売却益120百万円を計上(第1Q)。
  • 通期への影響:
    • 現時点で通期予想の修正は無い(会社見解)。ただし原材料価格(アスファルト等)の動向が不確実要因。

財務指標

  • 主要財務諸表の要点(第1Q末:2025/6/30)
    • 総資産:76,025 百万円(前期末 90,721 百万円、△14,696 百万円)
    • 純資産:52,027 百万円(前期末 56,931 百万円、△4,903 百万円)
    • 自己資本比率:66.5%(前期末 61.1%)(66.5%:安定水準)
    • 流動資産:45,305 百万円、流動負債:20,819 百万円 → 流動比率 ≒ 217.6%(健全)
    • 負債合計:23,998 百万円、負債比率(負債/純資産) ≒ 46.1%(適度)
  • 収益性(第1Q累計、百万円・前年同期比)
    • 売上高:23,267 (前年同期 23,300、前年比 △0.1%)
    • 営業利益:△383 (前年同期 △803、改善) → 営業利益率 ≒ △1.65%(前年同期 △3.45%)※改善(率はマイナスだが損失縮小)
    • 経常利益:△304 (前年同期 △691、改善)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△110 (前年同期 △439、改善)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△2.38 円(前年同期 △9.49 円、改善)
  • 進捗率分析(第1Q実績)
    • 通期(売上)進捗率:23,267 / 127,000 = 18.3%(通期目標に対しやや初期段階)
    • 第2四半期累計目標(売上52,000)に対する進捗:23,267 / 52,000 = 44.7%(第1Qとしては比較的高め)
    • 営業利益進捗(通期):△383 / 6,500 = △5.9%(マイナス)
    • 営業利益進捗(第2Q累計目標900):△383 / 900 = △42.6%(現時点で未達)
    • 純利益進捗(通期):△110 / 4,100 = △2.7%(マイナス)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 66.5%(安定水準)
    • 流動比率 ≒ 217.6%(良好)
    • 短期借入金は前期末 5,450 百万円 → 第1Q末 450 百万円と大幅減少(短期借入金の返済により負債軽減)
  • 効率性
    • 売上総利益率:1,867 / 23,267 ≒ 8.0%(前年同期 5.4% に改善)
    • 減価償却費:第1Qで 529 百万円(前年同期 499 百万円)
  • セグメント別(第1Q)
    • 建設事業:売上高 13,196 百万円(前年同期比 +0.9%)、セグメント損失 △85 百万円(前年 △407 百万円)=損失幅縮小
    • 製造販売・環境事業等:売上高 10,070 百万円(前年同期比 △1.5%)、セグメント利益 365 百万円(前年 169 百万円)=利益性改善

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 実績:期末 90.00 円、年間 90.00 円
    • 2026年3月期 予想:第2四半期(中間) 45.00 円、期末 45.00 円、年間 90.00 円(修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース、概算):
    • 通期当期純利益見通し 4,100 百万円に対し、配当総額(概算)=年間90円 × (発行済総株式数-自己株式数) = 90 × (50,394,730 − 3,104,000) ≒ 4,133 百万円 → 配当性向 ≒ 100.8%(概算、やや高い)
    • 注:計算は期末自己株式数を用いた概算。会社の正式算定方法により若干異なる可能性あり。
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得(2025/5/29に350,000株取得)など実施済み。現在の配当方針は維持。

セグメント別情報

  • 建設事業
    • 売上高:13,196 百万円(前年同期比 +0.9%)
    • 受注高:24,189 百万円(前年同期比 +46.8%)
    • 次期繰越高(バックログ):39,049 百万円(前期 38,390 百万円)
    • コメント:受注回復が顕著で、完成工事高は微増。セグメント損失は縮小しているが、原材料・人件費上昇がリスク。
  • 製造販売・環境事業等
    • 売上高:10,070 百万円(前年同期比 △1.5%)
    • セグメント利益:365 百万円(前年同期 169 百万円、増益)
    • コメント:売上は微減だが利益性が改善し、収益の下支えとなっている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:開示資料に中期計画の記載は今回短信内に無し(詳細は別途公表資料参照)。
  • KPI達成状況:受注高増はポジティブだが、通期利益目標達成には引き続きコスト管理と材料価格動向が鍵。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:公共投資は継続的に執行(防災・減災・国土強靭化)する一方で、受注競争の激化および建設資材・人件費の上昇が続く。
  • 競合比較:同業他社との比較データは今回資料に無し → 相対評価は保留。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)予想:売上高 127,000 百万円(前期比 +0.3%)、営業利益 6,500 百万円(同 +29.6%)、当期純利益 4,100 百万円(同 △0.7%)。直近の業績見通しからの修正は無い。
    • 第2四半期累計予想:売上高 52,000 百万円、営業利益 900 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 550 百万円。
    • 会社の前提条件:原材料価格(アスファルト等)の変動が主要不確実要因として言及。
  • 予想の信頼性:第1Qは概ね予定通りと会社は表明。過去の予想達成傾向は当該資料に記載無し。
  • リスク要因:原材料価格上昇、受注競争激化、人件費上昇、為替は直接の主因ではないが資材価格や外的政策動向に影響。

重要な注記

  • 会計方針:当四半期における会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示は無し。
  • その他重要事項:
    • 自己株式取得:2025年5月29日に350,000株を取得(自己株式の増加)。
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は第1Qで作成していない(注記あり)。
    • 添付の四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー)は無し。

(注)不明な項目は「–」で記載しました。ここに記載した数値・比率は決算短信の数値に基づく計算であり、一部は四捨五入または概算で表示しています。投資助言は行いません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1882
企業名 東亜道路工業
URL http://www.toadoro.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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