2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。四半期実績は会社予想と整合(サプライズなし)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高3,263百万円、前年同期比+118.3%/営業利益93百万円で黒字転換)。
- 注目すべき変化:前年同期は営業損失△589百万円→本四半期は営業利益93百万円へ(実質的な事業回復・黒字転換)。受注金額21,455百万円(+47.2%)、受注残高44,388百万円(+33.2%)と受注面が大幅改善。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上25,010百万円、営業利益2,509百万円)は据え置き。第1四半期の進捗は売上・利益ともに低めだが、同社は第4四半期に売上が集中する季節性を明示しており、現時点で達成可能性は会社想定と整合。
- 投資家への示唆:受注・受注残の積み上がりと半導体(AI関連)向け需要が業績を牽引している点が最重要。留意点は利払費用の増加と自己資本比率がやや低下(37.5% → ボーダーライン)している点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: AIメカテック株式会社
- 主要事業分野: 精密実装・封止装置等の製造販売(IJPソリューション事業、半導体関連事業、LCD事業)
- 代表者名: 代表取締役 執行役員社長 阿部 猪佐雄
- 問合せ先: 執行役員経営企画部長 米田 達也(TEL: 0297-62-9122)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月14日
- 対象会計期間: 2026年6月期 第1四半期(2025年7月1日〜2025年9月30日、連結)
- 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 無
- セグメント:
- IJPソリューション事業: マイクロディスプレイ向け封止ライン、ナノインプリント関連等
- 半導体関連事業: ウエハハンドリング、はんだボールマウンタ、PLP向けシステム等
- LCD事業: LCD向け装置・部品・改造、アフターサービス等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、普通株式): 6,283,000株
- 期末自己株式数: 16,993株(2026年6月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計): 6,226,301株
- 時価総額: –(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- IRイベント: 決算説明会は今回開催無し(補足資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期・通期ベース。四半期別の会社計画は開示無し)
- 売上高: 実績3,263百万円。通期予想25,010百万円に対する進捗率13.1%(達成率指標)。会社による予想修正は無し。
- 営業利益: 実績93百万円。通期予想2,509百万円に対する進捗率3.7%。
- 純利益(親会社株主帰属): 実績39百万円。通期予想1,583百万円に対する進捗率2.5%。
- サプライズの要因:
- 受注・受注残の増加(受注金額21,455百万円、受注残44,388百万円)が売上回復の背骨。特に半導体関連でAI向け先端需要が牽引。
- 営業外費用では支払利息増(33,785千円)など金融費用の増加が見られる点はマイナス要因。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを据え置き。第1四半期は季節性(第4四半期に売上集中)を鑑みると現時点で修正不要と判断。通期達成は受注の取り込み状況と引き合いの立ち上がり次第。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末 2025/9/30)
- 総資産: 28,538,662千円(28,538百万円)
- 純資産: 10,704,366千円(10,704百万円)
- 自己資本比率: 37.5%(安定水準の目安40%にやや不足)
- 流動資産: 24,089,200千円、流動負債: 14,197,517千円
- 現金及び預金: 3,616,613千円
- 有利子負債(短期借入+1年内返済予定の長期+長期借入)概算: 4,800,000 + 263,000 + 3,375,000 = 8,438,000千円(8,438百万円)
- 収益性(第1四半期)
- 売上高: 3,263,181千円(3,263百万円、前年同期1,494,540千円 → 前年同期比 +118.3% / 増加額 +1,768,641千円)
- 売上総利益: 889,245千円
- 販管費: 795,569千円
- 営業利益: 93,675千円(93.7百万円、前年同期は△589,051千円 → 黒字転換、増加幅 +682,726千円)
- 営業利益率: 約2.9%(93.7 / 3,263.2)
- 経常利益: 51,542千円(前年同期は△615,860千円 → 黒字転換)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 39,421千円(EPS: 6.33円、潜在株式調整後EPS 6.32円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率: 13.1%(通期25,010百万円に対して)
- 営業利益進捗率: 3.7%(通期2,509百万円に対して)
- 純利益進捗率: 2.5%(通期1,583百万円に対して)
- コメント: 同社は第4四半期に売上が集中する季節性を開示しており、第1四半期の進捗は通常ペースとの説明。
- 財務安全性
- 自己資本比率: 37.5%(目安40%以上で安定、今回やや下回る)
- 流動比率(流動資産/流動負債): 24,089 / 14,197 ≒ 169.7%(良好、短期支払余力あり)
- 負債合計: 17,834,295千円、負債/純資産=約166.6%(負債依存はやや高め)
- 有利子負債/自己資本(概算): 8,438 / 10,704 ≒ 78.8%(過度ではないが注視)
- 効率性
- 減価償却費(第1Q累計): 77,551千円。のれん償却:10,287千円。
- セグメント別(第1四半期)
- IJPソリューション事業: 売上 767,356千円(+172.1%)、セグメント損失 △59,141千円(損失拡大)
- 半導体関連事業: 売上 2,409,983千円(+118.5%)、セグメント利益 473,768千円(前年は△182,188千円 → 大幅改善・黒字化)
- LCD事業: 売上 85,842千円(△21.7%)、セグメント損失 △12,370千円(損失改善)
- 財務の解説:
- 受注と受注残の増加が売上回復を牽引。半導体関連が利益改善の中心。利息負担増加が経常費用を押し上げている点に注意。自己株式処分等により資本剰余金や自己株式の金額に変動あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 前期(2025年6月期)年間配当: 45.00円(期末45.00円)
- 2026年6月期(予想)年間配当: 50.00円(中間0.00円/期末50.00円)
- 直近の配当予想修正: 無
- 配当利回り: –(株価情報が資料に無し)
- 配当性向: –(通期予想純利益に対する配当性向算出は可能だが、株価未提示のため利回りは算出不可)
- 特別配当の有無: 無(今回なし)
- 株主還元方針: 自社株買い等の開示は無し(ただし期中に新株予約権行使による自己株式処分があった旨記載)
セグメント別情報
- IJPソリューション事業:
- 売上 767百万円(前年比 +172.1%)、セグメント損失 △59百万円(前年△52百万円)
- コメント: マイクロディスプレイ向け一括封止ライン出荷進展。合弁会社を通じたナノインプリント事業で検証・立ち上げを進める。
- 半導体関連事業:
- 売上 2,410百万円(前年比 +118.5%)、セグメント利益 474百万円(前年は△182百万円)
- コメント: AI関連先端半導体向けウエハハンドリングシステムが好調。PLP向けやシリコンフォトニクス向けの需要取り込みに注力。
- LCD事業:
- 売上 86百万円(前年比 △21.7%)、セグメント損失 △12百万円(前年△59百万円、損失縮小)
- コメント: パネル市況低迷だが部品・改造需要と一部増設で一定の出荷を確保。アフターサービスと封止用装置増設需給の捕捉を強化。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 資料に明確な中期数値目標の再掲は無し。だが半導体(AI)やマイクロディスプレイ需要を成長の柱としており、受注残積み上げは中期計画に合致する動きと判断可能。
- KPI達成状況: 受注金額・受注残が大幅改善(受注金額21,455百万円 +47.2%、受注残44,388百万円 +33.2%)は重要KPIの好転と解釈できる。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 世界的にAI関連先端半導体投資は堅調、IT汎用サーバー向け等は回復鈍化。AR/VRマイクロディスプレイやLCDの一部に回復兆し。
- 競合比較: 同業他社との定量比較データは資料に無し。半導体装置分野でのAI需要取り込みが競争優位の鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年6月期): 売上高25,010百万円(+19.1%)、営業利益2,509百万円(+19.7%)、当期純利益1,583百万円(+368.7%)、1株当たり当期純利益254.24円
- 予想修正: 無(第1四半期決算発表時点で据え置き)
- 会社想定の前提条件等: 添付資料に記載の前提を参照(為替・需要動向等)。具体数値は資料参照。
- 予想の信頼性: 過去の季節性(第4四半期偏重)を考慮し、進捗は第1四半期として特段乖離していない。受注状況が継続すれば通期達成可能性は高いが、引き合いの巻き取り状況が鍵。
- リスク要因:
- 為替変動、半導体市場の需要変動、顧客の設備投資タイミング
- 金利上昇による利払負担増(第1四半期で既に支払利息増加)
- パネル市況の低迷(LCD事業)
重要な注記
- 会計方針: 変更なし。
- その他重要事項:
- 四半期連結財務諸表は監査法人による期中レビュー済み(結論:重要な点で不適正事象なし)。
- 第1四半期における新株予約権行使に伴う自己株式処分あり(資本剰余金・自己株式の金額変動)。
- 第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6227 |
| 企業名 | AIメカテック |
| URL | https://www.ai-mech.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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