2024年12月期 第2四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 増収増益の継続とLaKeel製品(サブスク・ライセンス)およびプロフェッショナルサービス両面の成長を強調。LaKeel DXを核に製品ライン拡充と生成AIを活用した機能強化で中長期の顧客LTV向上を目指す。
  • 業績ハイライト: 2024年12月期 上期(連結)は売上高4,166百万円(前年同期比+12.3%、良い)、営業利益436百万円(前年同期比+49.8%、良い)、経常利益423百万円(前年同期比+47.5%、良い)、親会社株主に帰属する純利益287百万円(前年同期比+49.3%、良い)。営業利益率は上期で約10.5%(良い)。
  • 戦略の方向性: プロダクトサービス(LaKeel DX/Apps)への注力による高収益化、既存顧客からのクロスセル/アップセル(プロフェッショナル→プロダクトへの誘導)、生成AI(LaKeel AIラインナップ)の導入でプロダクトの差別化と導入障壁低下を狙う。
  • 注目材料:
    • ライセンス売上の大幅伸長(上期 110.6%増)とLaKeel製品サブスクの顧客増(ユーザー数297→344、+15.8%)およびサブスク売上568百万円(+22.4%)。(良い)
    • 生成AI/RAGを活用した製品群(LaKeel AI Navigator/BI Concierge等)の投入と下期での機能拡充予定(注目のカタリスト)。
  • 一言評価: 増収増益基調が継続し、プロダクトのストック化・ARPU上昇が確認できる好印象の決算説明。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社ラキール(LaKeel, Inc.)、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するプロダクトサービス(LaKeel DX/Apps:ライセンス・サブスクリプション)とプロフェッショナルサービス(システム開発・保守・コンサル)を提供。
  • 代表者名: 代表取締役社長 久保 努
  • セグメント:
    • プロダクトサービス(LaKeel製品群:ライセンス、サブスクリプション、各種アプリケーション)
    • プロフェッショナルサービス(システム開発、保守、コンサルティング)
      (両セグメントで売上/収益を開示)

業績サマリー

  • 主要指標(上期:単位は百万円、前年同期比は必ず%で表記)
    • 売上高: 4,166 百万円、前年同期比 +12.3%(良い)
    • 営業利益: 436 百万円、前年同期比 +49.8%(良い)、営業利益率 約10.5%(良い目安)
    • 経常利益: 423 百万円、前年同期比 +47.5%(良い)
    • 純利益(親会社株主に帰属): 287 百万円、前年同期比 +49.3%(良い)
  • 予想との比較:
    • 会社が提示した上期計画との達成率(資料より)
    • 売上:上期実績 41.66億円(上期計画43.47億円に対し達成率95.8%)→ 若干未達(注意)
    • 営業利益:上期実績 4.36億円(上期計画3.72億円に対し達成率117.4%)→ 目標超過(良い)
    • 経常利益:上期実績 4.23億円(上期計画3.65億円に対し達成率115.7%)→ 目標超過(良い)
    • 純利益:上期実績 2.87億円(上期計画2.37億円に対し達成率120.9%)→ 目標超過(良い)
    • サプライズの有無: 営業利益/経常利益/純利益はいずれも上期計画を上回る(ポジティブサプライズ)。売上は計画に若干届かず。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(資料より)
    • 売上 通期進捗率 45.2%(前年上期進捗率 44.1% → +1.1pt、良い)
    • 営業利益 通期進捗率 41.8%(前年 32.3% → +9.5pt、良い)
    • 経常利益 通期進捗率 41.0%(前年 32.1% → +8.9pt、良い)
    • 純利益 通期進捗率 43.0%(前年 33.9% → +9.1pt、良い)
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 中期計画の進捗は資料に定量的なマイルストーン表記なし → 一部–だが通期進捗は概ね順調と記載。
    • 過去同時期との進捗比較: 前年上期比で進捗率は全体的に改善(上記の+pt)。
  • セグメント別状況(上期:百万円、前年同期比)
    • プロダクトサービス売上: 2,401 百万円、前年同期比 +12.9%(良い)、売上比率 約57.6%(前期比ほぼ横ばい)
    • 内訳:ライセンス 233 百万円(+110.6%)、サブスクリプション(LaKeel製品) 568 百万円(+22.4%)、その他 65 百万円(+16.2%)
    • プロフェッショナルサービス売上: 1,764 百万円、前年同期比 +11.7%(良い)
    • フロービジネスレベニュー 193 百万円(+250.4%、良い)、リカーリングレベニュー 1,570 百万円(+3.0%、安定)
    • 収益貢献度: プロダクトが売上構成の約57.6%を占め、プロダクトの収益性向上が営業増益に寄与。

業績の背景分析

  • 業績概要: LaKeel製品(特にサブスク/ライセンス)とプロフェッショナルサービス両面で増収。売上総利益増加が営業増益の主要因。販管費は新人採用や賃金改定で人件費増となる一方、広告宣伝費やその他の販管費が減少し、販管費全体は微増にとどまった。
  • 増減要因:
    • 増収要因: LaKeel製品のサブスクリプションユーザー増(297→344、+15.8%)とARPU上昇(26.7万→29.1万、+9.0%)、ライセンス売上の急伸(+110.6%)およびプロフェッショナルのフロー売上増(+250.4%)。
    • 増益要因: プロダクトの売上総利益増加により営業利益が上昇。販管費の一部(広告等)の減少も寄与。ただし人件費・採用・教育費は増加。
    • 減益要因: 一部プロフェッショナルサービスの売上総利益減少があったことを示唆(営業利益増減分析より)。
  • リスク要因: 為替・金利などマクロ要因(資料の将来見通し注意事項に記載)、サブスク解約率の変動(チャーンは低水準だが注視)、人材確保コスト増、個別大口顧客依存リスク(プロフェッショナルは上位顧客の比重が高い)。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 高収益性を重視したプロダクトサービス(ライセンス/サブスクリプション)への注力。
    • DXコンサル+BI等のハイブリッドなコンサルで成長性を確保。
    • プロフェッショナルサービスは安定収益を維持しつつ既存顧客へのプロダクト導入を強化(クロスセル)。
    • 「LaKeel DXエコノミー」構想:LaKeel DXをプラットフォーム化しソフトウェア部品を流通させるエコノミー創出。
  • 進行中の施策:
    • LaKeel Appsのラインナップ拡充によるユーザー数拡大。
    • 生成AI/RAGを取り入れたLaKeel AIライン(AI Navigator、BI Concierge、AI Chatbot等)の展開(第1弾は規程・FAQ等のテキストデータ対応、第2弾で既存システムデータ対応予定)。
  • セグメント別施策:
    • プロダクト:ARPU向上とユーザー拡大、サブスク比率増加を狙う。
    • プロフェッショナル:既存顧客との長期リレーション(78%が5年以上)を活かしたリカーリングモデル維持とDXへの導線強化。
  • 新たな取り組み: 生成AIを活用した低コード開発支援(チャット指示で画面部品を自動生成)など、プロダクトの迅速な導入・拡張を可能にする機能を下期以降で強化予定。

将来予測と見通し

  • 業績予想:
    • 資料に通期の数値は示唆されているが、今回提示の具体的な次期(来期)数値は決算資料中に上期実績・通期計画の内訳で示されるのみ。通期計画(参考):通期売上計画は約9.0〜9.2億円レンジ(上期計画43.47億 + 下期計画48.68億→合算)、ただし明確な次期予想は資料に依存 → 要確認(投資判断情報としては–)。
    • 経営陣の自信度: 上期は利益面で計画超過。資料では中長期でLaKeel DXの普及とAI投入に自信を示す表現あり。
  • 予想修正:
    • 上期実績の達成状況(売上のみやや未達、利益は上振れ)は資料の通り。
  • 中長期計画:
    • 中期目標に関しては「LaKeel DXエコノミー」構築や2030年のDX市場成長を前提としたターゲット(資料内にDX当社ターゲット 7,605億円等の市場想定)を提示。進捗の定量的評価は現時点で限定的。
  • マクロ経済の影響: DX投資動向、IT投資・DX投資の拡大期待を前提とする一方、金利・為替・景気変動はリスク要因として挙げられている。

配当と株主還元

  • その他株主還元: 自社株買いの実施が自己資本比率低下に影響した旨の記載あり(自己資本比率 59.4%→56.1%)。具体的な買戻し規模・残高は資料に明示なし → 詳細はIR要確認。

製品やサービス

  • 主要製品/新製品:
    • LaKeel DX(Application PaaS、開発・運用基盤)
    • LaKeel Apps(13種類の事業系アプリ:BI、HR、Workflow、eCommerce、Survey、Messenger、Stress Check等)
    • LaKeel AIライン(AI Navigator、BI Concierge、AI Chatbot) — 生成AIとRAGを活用。
  • サービス: DXコンサルティング、データ分析(BI)コンサル、システム開発・運用・保守。
  • 成長ドライバー: サブスクリプションの顧客増加・ARPU上昇、ライセンス販売拡大、生成AI機能による導入促進とユーザー自律化(ローコード/No-code+AI)。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: 成長投資(プロダクト強化、AI導入)と既存顧客基盤の活用によるLTV向上を重視する姿勢が示されている。
  • ポジティブ要因:
    • 増収増益の継続(売上+12.3%、営業利益+49.8%)。
    • プロダクト比率の増加とサブスク伸長(ユーザー数344、サブスク売上568百万円、ARPU上昇)。
    • ライセンス売上の大幅伸長(上期 +110.6%)およびフロー売上の一時的な伸長(プロフェッショナルのフロー +250.4%)。
    • 財務面では現預金29.8億円(前年期末比+10.4%)と比較的余裕あり。
  • ネガティブ要因・リスク:
    • 売上の上期計画は若干未達(達成率95.8%)、売上の季節性や下期の実行課題。
    • 人件費・採用コスト上昇(利益率圧迫要因)および大口顧客依存の可能性(プロフェッショナルの取引における上位依存)。
    • 自己資本比率は自社株買いの影響で低下(59.4%→56.1%)。
    • マクロリスク(為替・金利・景況)やテクノロジー競争の激化。
  • 不確実性:
    • 生成AI導入の効果(ARPU増・導入加速)や市場受容度。
    • 下期に予定する製品機能強化が実際に売上/利益に寄与するか。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 下期のLaKeel AI関連の第2弾(既存システムデータ対応)リリース・商用化。
    • 大口ライセンス契約や重要顧客の導入発表。
    • 通期業績見通しの修正(増額/減額)や株主還元策(配当・追加の自社株買い)。

重要な注記

  • 会計方針・のれん: 2017年11月のMBOおよび2018年12月の子会社取得に伴い計上したのれん残高は約384百万円(2Q末)。効果の及ぶ期間を見積り償却中(12〜20年の想定)。のれん償却は将来の収益力に反映される。
  • ストックオプション: 2019年7月に信託型ストックオプションを発行済み。現時点で行使実績はなく、業績への影響は軽微と見込む。
  • 財務関連: 現預金は2,983百万円(+10.4%対前年期末)、有利子負債は12.5億円(資料記載)。自己資本比率 56.1%(前年期末比 △3.3pt、主に自社株買いの影響)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4074
企業名 ラキール
URL https://www.lakeel.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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