2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:四半期ごとの会社予想は開示しておらず、四半期実績自体に大幅な「サプライズ」はない。通期業績予想は「修正あり」と記載(特別損失の計上等の影響)。
  • 業績の方向性:増収(売上高516百万円、前年同期比+57.7%)・減損等を含みつつ減損後は減収減益から「増収・損失縮小」の状況。営業損失は縮小(営業損失△13.0百万円、前年同期△51.9百万円)。
  • 注目すべき変化:のれん償却の増加および当第1四半期に減損損失30.2百万円を計上。子会社(ブラックモンスター社)の売却決定に伴う譲渡損益(2026年6月期に特別損失17.5百万円見込み)も発生。
  • 今後の見通し:通期予想は修正済み(売上高2,617百万円、営業利益102百万円、親会社株主に帰属する当期純利益15百万円)。第1四半期の進捗では売上の通期比進捗は約19.7%と均等分配(25%)を下回るが、営業・純利益は通期予想とのギャップが大きく、達成可能性は特別損失等の今後の影響と下期の収益回復に依存。
  • 投資家への示唆:コア事業(投資学習支援アプリ群)のユーザー獲得施策で売上は大幅増。だが減損・子会社売却による特別損失が業績を圧迫しており、今後は資源集中による収益化の進捗と特別損失の影響把握が重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:グリーンモンスター株式会社
    • 主要事業分野:投資学習支援事業(体験型投資学習アプリ「FXなび」「株たす」「トウシカ」等)
    • 代表者名:代表取締役 小川 亮
    • 上場取引所・コード:東証(コード 157A)
    • IR問合せ:管理部ゼネラルマネージャー 江幡 信隆(TEL 03-6304-7647)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年6月期第1四半期連結累計(2025年7月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • セグメント名:投資学習支援事業(グループの主力であり割合が高く、セグメント別開示は省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式を含む):3,223,300株(2026年6月期1Q)
    • 期末自己株式数:81,900株
    • 期中平均株式数(四半期累計):3,138,596株
    • 時価総額:–(公表資料に株価は記載なし)
  • 今後の予定:
    • IRイベント:決算説明会は開催(機関投資家、アナリスト向け)
    • その他:特別損失計上および業績予想修正の「お知らせ」を別途公表(当該資料参照)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社は四半期単位の目標を開示していないため「会社予想との達成率」は四半期→通期予想に対する進捗率で示す)
    • 売上高:516百万円、通期予想2,617百万円に対する進捗率 19.7%(達成率:19.7%)
    • EBITDA:2百万円、通期予想152百万円に対する進捗率 1.3%(達成率:1.3%)
    • 営業利益:△13.0百万円、通期予想102百万円に対する進捗率 △12.8%(達成率:算術比でマイナス。四半期は赤字)
    • 純利益(親会社株主帰属):△41.8百万円、通期予想15百万円に対する進捗率 △278.4%
  • サプライズの要因:
    • プラス要因:アプリのプロモーション(「FXなび」TVCM、口座開設キャンペーン等)や投資スクール提案によるユーザー/売上の拡大(売上高+57.7%)。
    • マイナス要因:第1四半期に減損損失30.2百万円を計上。また子会社売却に関連して通期で17.5百万円の特別損失が見込まれる。のれん償却額の増加(第1四半期でのれん償却11.3百万円)。
  • 通期への影響:業績予想は修正済み。第1四半期の売上は良好も、特別損失が通期利益にマイナス影響。営業利益・純利益の通期達成は下期での収益回復と特別損失処理の計上時点・金額次第。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:千円/百万円は表記に応じて換算)
    • 資産合計:1,803,994千円(約1,804百万円)
    • 負債合計:444,517千円(約445百万円)
    • 純資産合計:1,359,476千円(約1,359百万円)
    • 自己資本比率:75.3%(安定水準:40%以上の目安に対して高い)
  • 収益性(第1四半期:2025/7/1–9/30)
    • 売上高:516,230千円、前年同期327,449千円、増加率 +57.7%(+188,781千円)
    • 営業利益:△13,045千円、前年同期△51,899千円、損失縮小(損失幅改善 約38,854千円、損失縮小率 約+74.9%)
    • 営業利益率:△2.53%(前期:△15.85% → 大幅改善)
    • 経常利益:△11,382千円、前年同期△49,631千円(損失縮小)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△41,756千円、前年同期△49,696千円(損失縮小 約15.97%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△13.30円、前年同期△15.58円(改善 約14.6%)
    • EBITDA:2,000千円(2百万円)、前年同期△47,000千円(改善、増加率約+104.3%)、EBITDA率 ≒ 0.39%
  • 進捗率分析(第1四半期→通期予想比較)
    • 売上高進捗率:19.7%(通期目標に対してやや下ぶれ。均等分配(25%)と比較すると下回る)
    • 営業利益進捗率:△12.8%(通期予想102百万円に対しマイナスのため、通期達成には後続四半期で黒字転換が必要)
    • 純利益進捗率:△278.4%(通期予想15百万円に対して大幅マイナス)
    • 過去同期間の進捗との比較:売上は大幅増だが、利益面は減損等の特殊要因で改善は限定的
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:75.3%(安定水準。目安40%より高く良好)
    • 負債比率(負債/純資産換算):444,517 / 1,359,476 ≒ 32.7%(過度のレバレッジではない)
    • 流動比率:流動資産1,477,337 / 流動負債368,076 ≒ 401.4%(非常に高く短期支払力は良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(第1四半期、簡易計算):売上516,230 / 総資産1,803,994 ≒ 0.29(年換算で約1.16回転)
    • 売上高営業利益率の大幅改善(△15.9%→△2.5%)は営業効率改善を示唆
  • セグメント別:開示省略(全社で投資学習支援事業が主力)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年6月期:中間 0.00円、期末 10.00円、年間 10.00円
    • 2026年6月期(予想):中間 0.00円、期末 10.00円、年間 10.00円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向 ≒ (配当総額/当期純利益)=要計算(当期純利益予想15百万円、配当総額=期末のみで金額公表なしのため–)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株買いの開示なし

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • セグメント開示は省略(グループ主力が投資学習支援事業のため、開示の重要性が乏しいと判断)。
  • 前年同期比較:売上は+57.7%増(コア事業の販促効果で増収)
  • セグメント戦略:アプリ機能改善、コンテンツ配信、マーケティング強化(TVCM、口座開設キャンペーン)、連結子会社の投資スクール連携による顧客獲得を推進。非中核事業(外壁塗装向け営業支援)は売却し経営資源をコアに集中。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:添付資料に明確な数値目標の記載なし(–)
  • KPI達成状況:公開KPIは特に明記なし。ユーザー獲得や口座開設数は改善と記載ありが定量値は非開示。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:新NISAの定着、為替変動等により個人投資家ニーズは高まる傾向。金融教育・資産形成への関心増加は追い風。
  • 競合との比較:同業他社との定量比較データは開示なし(–)。ただし、マーケティング投資でユーザー基盤拡大を図る戦略は業界一般の流れと整合。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年6月期)修正後:売上高2,617百万円(前期比+30.4%)、EBITDA152百万円(△12.0%)、営業利益102百万円(△17.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益15百万円(△53.4%)、1株当たり当期純利益4.84円
    • 予想修正の理由:特別損失および事業ポートフォリオ最適化(子会社売却等)に伴う調整(詳細は「特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ」参照)
    • 会社が想定する前提条件:詳細は添付資料P.2を参照(為替等の前提は別途公表)
  • 予想の信頼性:第1四半期に減損・のれん償却が発生しており、通期予想はこれらを織り込んだ上での数値。季節性・マーケティング効率次第で変動し得るため注意が必要。
  • リスク要因:広告費用の効率、ユーザー継続性、プラットフォーム規制、為替・市場変動、のれん・無形資産の減損リスク、子会社売却に伴う一時費用等。

重要な注記

  • 会計方針:主要な変更なし。四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用は見積実効税率等を用いる等)。
  • 監査レビュー:第1四半期財務諸表に対する公認会計士/監査法人によるレビューは未実施。
  • 重要な後発事象:連結子会社ブラックモンスター社の全株式を株式会社フロンティアファーストに譲渡(譲渡価格1,600千円、譲渡損益として2026年6月期に17,514千円の特別損失見込み)。事業ポートフォリオの最適化目的。
  • その他:第1四半期に減損損失30,192千円を計上(特別損失)。第1四半期キャッシュフロー計算書は作成していないが、現金預金は1,206,508千円と豊富。

(注)本まとめは開示資料に基づく情報整理であり、個別銘柄の売買判断や投資助言を目的とするものではありません。数値は会社公表値(千円/百万円換算)を使用。情報に不明点がある場合は「–」で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 157A
企業名 グリーンモンスター
URL https://greenmonster.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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