2026年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し(未修正)。第3四半期(累計)は売上高が前年同期比+16.3%の上振れ成長、一方で営業利益・純利益は前年同期比でそれぞれ△35.4%、△40.9%と低下(会社予想との「達成度」は後述)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高↑、営業利益↓、純利益↓)。売上は広告・会員増等で拡大するが、販管費(投資)増加により利益率低下。
  • 注目すべき変化:累積会員数が680,395人(前期末比+98,368人)、累積取引社数1,071社(同+90社)と顕著な会員増加。新規子会社mond, Inc.を設立し匿名Q&A「mond」のグローバル展開を加速。
  • 今後の見通し:通期予想は未変更。第3四半期時点で売上は通期予想に対して進捗良好(69.1%)だが、通期営業利益・純利益予想が低水準に置かれているため進捗率は非常に高く見える(営業利益進捗約469%、純利益進捗約475%)。会社側は通期見通しを据え置き。
  • 投資家への示唆:事業成長(会員・取引社の増加)と新規事業(mond)の拡大はポジティブな成長シグナル。一方で短期的には積極投資(販促・人件費等)と会計上の見積り変更・特別損失が利益を圧迫しており、利益の安定性・四半期偏在に注意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ハウテレビジョン
    • 主要事業分野:キャリアプラットフォーム事業(新卒・中途・RPO等の人材・就職支援サービス)、新規事業として匿名Q&Aプラットフォーム「mond」
    • 代表者名:代表取締役社長 音成 洋介
    • 備考:2025年8月1日に普通株式1株を2株に分割(株式分割)済み
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年12月10日
    • 対象会計期間:2026年1月期 第3四半期累計(2025年2月1日~2025年10月31日)
    • 決算説明会:無し(補足資料はTDnetで開示)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:キャリアプラットフォーム事業(セグメント別開示は省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):2,720,882株(2026年1月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):2,720,452株(2026年1月期3Q)
  • 今後の予定:
    • 通期決算発表等:会社発表に準ずる(現時点で通期予想は未修正)
    • 株主総会/IRイベント:–(本短信記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社発表の通期予想との比較、通期予想は変更なし)
    • 売上高:1,899,995千円(累計)/通期予想 2,750,000千円 → 達成率 69.1%(通常ペース。残り期間での伸長次第で達成可能)
    • 営業利益:234,612千円(累計)/通期予想 50,000千円 → 達成率 約469.2%(通期予想が保守的またはQ4で大幅費用計上見込みのため進捗率が非常に高い)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:128,300千円(累計)/通期予想 27,000千円 → 達成率 約474.8%
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
    • 売上上振れ要因:会員数・取引社増加、既存サービスの販売促進効果、mondのユーザー増加(質問数500万件超、MAU 1,000万人超)
    • 利益悪化要因(前年同期比マイナス):販管費(販売費及び一般管理費)が大幅増(+304,352千円)し利益率低下。投資(マーケティング・採用・人的資本拡充)を重視したため。
    • 会計・見積り変更:本社移転に伴う耐用年数見直し等により営業利益等が45,384千円減少する影響、無形固定資産(ソフトウェア)の耐用年数延長で25,115千円増加する影響、固定資産除売却損13,820千円の特別損失等がある(会計上の調整が損益に影響)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第3四半期時点で売上は順調だが、通期営業利益・純利益が低めに見積もられているため、Q4の費用計上見込みや非営業損益要因がある可能性。達成可能性はQ4の費用動向・mondの収益化進捗次第。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計:2,336,438千円(前期末 2,354,870千円)
    • 負債合計:885,683千円(前期末 1,040,671千円)
    • 純資産合計:1,450,754千円(前期末 1,314,198千円)
    • 現金及び預金:1,588,169千円(前期末 1,599,927千円)
    • 売掛金:85,774千円(前期末 193,727千円、減少は回収・収益構成の変化を示唆)
    • 固定資産合計:572,127千円(増加。敷金・ソフトウェア増等)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:1,899,995千円(前年同期比 +16.3%/金額差 +265,713千円)
    • 営業利益:234,612千円(前年同期比 △35.4%/金額差 △128,344千円)営業利益率 12.35%(234,612/1,899,995。※目安:減少は注意)
    • 経常利益:232,412千円(前年同期比 △35.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:128,300千円(前年同期比 △40.9%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):47.16円(前年同期 79.77円、△40.9%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:69.1%(通常ペース〜良好)
    • 営業利益進捗率:約469.2%(通期予想水準が低いため高い数値に。通期予想の前提を確認する必要あり)
    • 純利益進捗率:約474.8%
    • 備考:進捗率解釈は通期予想の前提(Q4に大きな費用計上等)があるため注意
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:61.7%(安定水準:40%以上で良好)
    • 負債合計/資産合計:37.9%(885,683 / 2,336,438、低めで安定)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):約285%(1,764,311 / 618,044、非常に良好)
    • 有利子負債(短期+長期借入金計):約452,290千円(184,716 + 267,574)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率の低下(前年同期に比べ利益率が悪化)=販管費増による効率低下
    • 総資産回転率等詳細は開示無し(–)
  • セグメント別:単一セグメント(キャリアプラットフォーム)のみ。セグメント別詳細は省略。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2025年1月期:中間配当 0.00円、期末 0.00円、年間合計 0.00円
    • 2026年1月期(予想):中間 0.00円、期末 0.00円(予想修正なし)
    • 配当利回り:–(配当0のため計算不可)
    • 配当性向:–(配当0のため計算不可)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況:単一セグメント(キャリアプラットフォーム)。売上・利益は全社計に含むため、以下が主要領域の概況:
    • 新卒サービス:会員獲得・企業取引拡大、イベント(Expos、Meetup等)、AI支援ツール導入で成長
    • 中途サービス:Liigaを「外資就活ネクスト」にリブランド、会員アクティブ化・スカウト増加で成長
    • RPO:他サービスとのシナジーを活かし高成長目標
    • 新規事業(mond):プロダクト開発・グローバル展開加速、US子会社設立、MAU急増で将来の収益化に期待
  • 前年同期比較:セグメント詳細非開示のため売上全体のみ(売上+16.3%、販管費増で営業利益減)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中の明示的な中期数値目標は省略。重要KPIとして「累積取引社数」「累積会員数」を掲げ増加中(会員・取引社拡大は中期目標に整合)。
  • KPI達成状況:累積会員数680,395人(前期末比+98,368人)など主要KPIは改善中。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:求人倍率・完全失業率は安定(有効求人倍率 1.20倍、完全失業率 2.6%)で人材市場は堅調。特に情報通信・専門サービスで求人拡大傾向。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較は本短信に該当記載無し(–)。但し会員基盤拡大と新規サービス(mond)の成長は競争力向上の指標。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年1月期)予想(会社発表、修正なし):売上高 2,750,000千円(+26.9%)、営業利益 50,000千円(△87.6%)、経常利益 44,000千円(△89.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益 27,000千円(△88.9%)、1株当たり当期純利益 9.93円(株式分割考慮)
    • 会社は業績予想を据え置き。通期営業利益等が大幅に前年を下回る見込みのため、Q4の費用計上や特別損失がある想定と推察される。
  • 予想の信頼性:過去の予想達成傾向の明示は無し(–)。通期見通しは保守的に見える点に注意。
  • リスク要因:
    • 市場環境変化(求人市場の悪化)
    • 新規事業(mond)の収益化遅延
    • 大規模投資による販管費増、採用競争によるコスト上昇
    • 会計上の見積り変更や一時損失等による業績変動

重要な注記

  • 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等)を期首から適用。四半期財務諸表への影響は無しと記載。
  • 会計上の見積りの変更:本社移転に伴う有形固定資産の耐用年数見直し等により、当第3四半期連結累計期間における営業利益等は45,384千円減少。またソフトウェアの耐用年数を3年→5年に延長し25,115千円増加。これらの影響により純損益に変動あり。
  • 連結範囲の変更:新規子会社 1社(mond, Inc.)を追加(米国デラウェア州に設立)
  • 重要な後発事象:該当無し

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7064
企業名 ハウテレビジョン
URL https://howtelevision.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。