決算短信：ハウテレビジョン（7064）

2026年1月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社の通期予想は修正なし。市場コンセンサスとの比較は不明（–）。半期実績は通期予想に対して売上進捗は約51％（通常ペース）だが、営業利益・純利益は既に通期予想を大幅に上回る進捗（後述）。
• 業績の方向性：増収減益（売上高 +23.4%、営業利益 △3.3%、親会社株主に帰属する中間純利益 △4.4%）。
• 注目すべき変化：売上は大幅増（1,140→1,408百万円、+23.4%）だが、販売費及び一般管理費（SG&A）が大幅増（672.5→877.6百万円、+30.5%）し、営業利益率が低下（前年中間期 25.8% → 今回 20.2%）。累積会員数・累積取引社数は拡大（会員 +82,225人、取引社数 +69社）。mond（新規事業）の米国子会社設立等で投資を加速。
• 今後の見通し：通期予想に変更なし（売上 2,750百万円、営業利益 50百万円）。半期実績は通期予想に対する進捗で売上は51.2%だが、営業利益・純利益は通期予想を既に大幅に超過（下表参照）しており、会社はH2で投資増等を想定した保守的な通期見通しを維持している模様。
• 投資家への示唆（情報提供のみ）：主要ポイントは「堅調なトップライン成長＋会員/取引社数の拡大」「中長期成長に向けた積極投資（mond・米国展開等）とそれによる費用増」「強いキャッシュポジション」。通期業績の保守的見積りや投資進捗（mondの収益化）を注視することが重要。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社ハウテレビジョン
  • 主要事業分野：キャリアプラットフォーム事業（就職・採用支援プラットフォームの運営、イベント、RPO等）
  • 代表者名：代表取締役社長 音成 洋介
• 報告概要:
  • 提出日：2025年9月10日
  • 対象会計期間：2026年1月期 第2四半期（中間期、2025年2月1日〜2025年7月31日）
  • 決算補足説明資料：作成・開示あり（TDnet）
  • 決算説明会：開催あり
• セグメント:
  • 単一セグメント：キャリアプラットフォーム事業（セグメント別開示は省略）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式、自己株式含む）：2,720,882株（中間期末）
  • 期中平均株式数（中間期）：2,720,862株
  • 時価総額：–（提示なし）
• 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日：2025年9月10日
  • 配当支払開始予定日：－
  • その他IR日程：決算説明会実施（資料はTDnet）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社公表の通期予想との比較）
  • 売上高（中間実績）：1,407,942千円（=1,407.9百万円）／通期予想 2,750百万円 → 進捗率 51.2%（通常ペース）
  • 営業利益（中間実績）：284,019千円（284.0百万円）／通期予想 50百万円 → 進捗率 約568.0%（通期予想を大きく上回る）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：175,949千円（176.0百万円）／通期予想 27百万円 → 進捗率 約651.7%
• サプライズの要因：
  • 売上は会員数・取引社数増加（累積会員数＋82,225人、累積取引社数＋69社）とイベント／サービス強化により上振れ。
  • 一方で販管費（採用・マーケティング投資、mond関連投資、オフィス移転関連費等）が増加し営業利益を圧迫（営業利益は若干減少）。
  • 会計上の見積り変更（本社移転に伴う資産除去債務の見直し等）により営業利益等が28,953千円減少した一方、無形固定資産（ソフトウェア）の耐用年数延長で21,999千円増加（純影響は約△6,954千円）。
• 通期への影響：
  • 会社は通期予想を据え置き（修正なし）。半期で営業利益等が既に通期見通しを大きく上回っているため、通期見通しは保守的。H2における追加投資や季節性を織り込んでいる可能性あり。

財務指標（中間期／前年中間期 比較）

• 財務諸表要点（主要数値は千円）
  • 売上高：1,407,942（+23.4%／前中間期 1,140,984）
  • 売上原価：246,349（+41.1%）
  • 売上総利益：1,161,593（+20.3%）
  • 販売費及び一般管理費：877,573（+30.5%）
  • 営業利益：284,019（△3.3%）
  • 経常利益：281,416（△3.8%）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：175,949（△4.4%）
  • 1株当たり中間純利益（潜在株式調整後）：64.67円（前中間期 67.54円、株式分割考慮後）
• 収益性指標
  • 売上総利益率：1,161,593 / 1,407,942 = 約82.6%（高水準）
  • 営業利益率：284,019 / 1,407,942 = 約20.2%（前年中間期 約25.8% → 低下、減少は良くない傾向）
• 進捗率分析（通期予想に対する）
  • 売上高進捗率：51.2%（通常の上期比率）
  • 営業利益進捗率：568.0%（通期想定を大きく上回る）
  • 純利益進捗率：約651.7%
  • 備考：営業利益・純利益は既に通期見通しを大幅に超過しており、会社はH2での投資や費用計上を見込んだ保守的見通しを維持している。
• 財務安全性
  • 総資産：2,640,287千円（前期末 2,354,870千円）
  • 純資産：1,492,431千円（前期末 1,314,198千円）
  • 自己資本比率：56.4%（安定水準、目安40%以上で安定）
  • 流動比率（目安）：流動資産 2,033,566 / 流動負債 838,275 = 約242%（良好）
  • 有利子負債（概算）：1年内返済予定長期借入金197,214 + 長期借入金309,581 = 506,795千円
  • 現金等：1,856,315千円 → ネットキャッシュ（概算）＝現金等 − 有利子負債 ≈ +1,349,520千円（余裕ある資金ポジション、良い）
• 効率性
  • 売上高営業利益率は前年から低下（販管費増が主因）。
• セグメント別
  • 単一セグメント（キャリアプラットフォーム）。セグメント別詳細は省略。

配当

• 中間配当：0.00円（実績）
• 期末配当（予想）：0.00円（会社予想：期末 0.00円、年間合計 0.00円）
• 配当利回り：0.00%（配当は無配）
• 配当性向：–（配当がないため算出不能）
• 株主還元方針：現時点で特別配当や自社株買いの公表なし

セグメント別情報

• 当社は単一セグメント（キャリアプラットフォーム）。主な事業領域：
  • 新卒サービス：イベント開催（外資就活Expo等）、AI ESビルダー等の会員向け機能強化
  • 中途サービス：Liigaを「外資就活ネクスト」にリブランド、会員基盤一体化でマッチング増
  • RPOサービス：他サービスとのシナジーで高成長を目指す
  • 新規事業（mond）：米国子会社設立（mond, Inc.）でグローバル展開を加速
• セグメント収益構成：詳細数値は単一セグメントでの開示のため省略

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：事業ポートフォリオ多様化とmondの収益化を重視。中期KPIとして「累積取引社数」「累積会員数」を設定しており、いずれも拡大中（累積取引社数 1,050社、累積会員数 664,252人）。
• KPI達成状況：上期末で両KPIとも前期末比で着実に伸長。中長期目標達成に向けた投資を継続。

競合状況や市場動向

• 市場動向：労働市場は比較的安定（有効求人倍率 1.22倍、完全失業率 2.5%）で、専門・技術サービスや情報通信分野の求人が拡大。就職内定率も高水準を維持。
• 競合比較：同業他社との相対的ポジショニングの具体値は未提示（–）。ただし高い売上総利益率と会員基盤拡大が競争力の指標となる。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想（変更なし）：売上 2,750百万円（+26.9% YoY）、営業利益 50百万円（△87.6% YoY）、経常利益 44百万円（△89.0%）、親会社株主に帰属する当期純利益 27百万円（△88.9%）。
  • 会社の前提：特記事項として為替等の明示的前提は記載なし。株式分割（2025/8/1 1→2）を考慮してEPSは調整済。
• 予想の信頼性：会社は通期予想を据え置き。過去の予想達成傾向の評価は資料上明記なし（–）。ただし上期で通期営業・純利益見通しを大幅に超過しており、下期に大きな投資費用が計上される想定と推測される。
• リスク要因：人的資源市場の変動、投資（mond）収益化の不確実性、会計上の見積り変更、法令・規制変化等。

重要な注記

• 会計方針の変更：2022年改正会計基準（法人税等に関する会計基準）を適用。中間連結財務諸表への影響はなし。
• 会計上の見積りの変更：本社移転に伴う有形固定資産の耐用年数見直し等により、当中間期の営業利益等が28,953千円減少（影響：マイナス）。ソフトウェアの耐用年数変更により21,999千円増加。合計で約△6,954千円の影響。
• その他の重要事象：米国子会社（mond, Inc.）設立等の投資、敷金等増加（敷金差入 102,949千円）、関係会社株式取得 14,608千円。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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