2026年1月期 第3四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 3Qはオフィス移転に伴う一過性コストを吸収しつつ、EBITDAで黒字着地。通期での利益見通しは売上・費用の進捗次第で上方修正を検討する姿勢を示す。
  • 業績ハイライト: 3Q累計(25/2-10)は売上高1,900百万円(前年同期比+16%:良い)、EBITDA372百万円(前年同期比▲21%:注意)、営業利益234百万円(前年同期比▲35%:注意)。通期計画に対する進捗は売上69%、営業利益469%(計画超過)。
  • 戦略の方向性: キャリアプラットフォームの深耕(単価向上・顧客拡大)、mondのプロダクト開発とグローバル展開の加速、M&A・アライアンスによる外部成長、紹介(人材紹介)事業の立ち上げと先行投資。
  • 注目材料: mondのMAUが1,500万を突破(海外アクセス急増)、米国法人 mond, Inc. 設立(2025年2月)、自動翻訳機能提供開始(2025年11月)、28卒向けイベント(外資就活Expo)開催(2026/1/18)。これらは収益化の加速・海外流入の追い風。
  • 一言評価: キャリア領域の安定成長に加え、mondの急拡大と海外展開が今後の成長カギ。ただし移転一時費用や新規事業先行投資で単年度業績の変動がある点に注意。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社ハウテレビジョン(Howtelevision, Inc.)/主要事業:キャリアプラットフォーム(新卒サービス「外資就活」、中途サービス「外資就活ネクスト」、RPO/採用代行、採用イベント等)および知見共有Q&Aプラットフォーム「mond」/代表取締役:音成 洋介。
  • セグメント: 新卒サービス(外資就活系:採用媒体・スカウト・イベント等)、中途サービス(外資就活ネクスト:スカウト・成功報酬等)、RPOサービス(採用代行)、mondサービス(Q&Aプラットフォーム、グローバル展開)、コーポレート&新事業(本社費用・新規事業投資)。

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円、前年同期比は%)
    • 営業収益(売上高)
    • 3Q単独:492(前年同期493、+0%:中立)
    • 3Q累計:1,900(前年同期1,634、+16%:良い)
    • 営業利益
    • 3Q単独:▲49(前年同期69、▲171%:悪い)
    • 3Q累計:234(前年同期363、▲35%:注意)
    • 営業利益率(累計):234/1,900 = 12.3%(前年同期は約22.2%)→ 低下(注意)
    • 経常利益
    • 純利益(当期純利益)
    • 3Q単独:▲61(前年同期33、▲244%:悪い)
    • 3Q累計:128(前年同期217、▲41% or ▲47%資料表記:注意)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(通期計画:売上2,750、営業利益50、当期純利益27)
    • 売上進捗率:69%(好材料:計画比良好)
    • 営業利益進捗率:469%(計画比大幅超過:費用抑制で計画超過)
    • 当期純利益進捗率:475%(計画比大幅超過)
    • サプライズの有無:営業利益・当期純利益は計画を上回る進捗(ポジティブサプライズ)。一方、四半期ごとの純損失・営業赤字は想定外(ネガティブ)。
  • 進捗状況
    • 通期予想に対する進捗率(累計):売上69%、費用62%、営業利益は計画超過(上記)。(良い/注意の目安:売上進捗良、費用進捗抑制で利益計画を上回る点は良いが、四半期変動は大きい)
    • 過去同時期との進捗率比較:売上は前年同期比+16%で堅調、EBITDAや営業利益率は前年割れ(注意)。
  • セグメント別状況(累計:25/2-10)
    • 新卒サービス 売上 1,569(前年1,347、+16%:良い)、通期計画比進捗69%。
    • 中途サービス 売上 229(前年222、+3%:中立)、進捗75%。
    • RPOサービス 売上 79(前年72、+10%:良い)、進捗56%(やや遅れ)。
    • mondサービス 売上 22(前年1、+1897%:非常に大きな伸びだが絶対額は小さい)、進捗186%(計画超過)。
    • セグメント損益(累計):新卒サービスの利益貢献が大きい(数値表記:1,101)、mondは大幅赤字(▲269)、コーポレート&新事業も赤字(▲716)。

業績の背景分析

  • 業績概要: 新卒サービスが単価上昇とスカウト機能拡大で売上牽引。中途はリブランディングで新規会員拡大。mondはMAU急増(1,500万)と海外アクセス増で伸長。ただしオフィス移転に伴う一過性コストや新規事業(紹介事業・mondの収益化)先行投資で費用増。
  • 増減要因:
    • 増収要因:新卒サービスの単価上昇およびスカウト(配信型)利用拡大、mondのトラフィック増加、イベント開催による送客等。
    • 減収要因:該当なし顕著。ただし中途は増加幅が小さい(+3%)。
    • 増益/減益要因:減価償却加速や二重賃料等の移転関連一時費用(減益要因)。一方、費用コントロール(居抜き退去等)で費用総額を抑制し、営業利益の計画超過に寄与。新規事業と紹介事業立ち上げの先行投資が営業費用を押し上げている。
  • リスク要因: オフィス移転に伴う賃料増・一時費用、mondの収益化遅れ、新規紹介事業の収益化遅延、M&Aの実行リスク、マクロ(採用需要の変動、労働市場・景気影響)。為替・金利の明記なし → 為替影響は限定的だが海外展開(mond)で今後影響あり得る。

戦略と施策

  • 現在の戦略: (i) キャリアプラットフォームの深耕(顧客拡大・単価向上・新商品)、(ii) mondのプロダクト開発と収益化、グローバル展開、(iii) M&A・アライアンスによる外部成長(EV/EBITDA目安10倍以下等)、(iv) 新規事業(人材紹介等)の立ち上げ。
  • 進行中の施策: 新卒向けスカウト機能拡大、顧客深耕のカスタマーサクセス強化、mondの自動翻訳導入(11月)・米国法人設立(2025/2)、外資就活Expo(2026/1)等イベント拡大。
  • セグメント別施策:
    • 新卒:課題解決型提案、ジョブ型商品や女性/理系採用特化商品の強化、イベント拡充、掲載型・配信型の単価向上策。
    • 中途:リブランディング、エージェント連携強化、良質会員獲得施策。
    • mond:回答者獲得マーケ、海外拠点立ち上げ、生成AI等の技術導入による国際化。
  • 新たな取り組み: 理系院向けの学会形式逆求人イベント(外資就活Conference)の新設、紹介事業(新卒/中途)の立ち上げ、M&A用のPMI体制整備。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期:26年1月期 計画)
    • 売上高:2,750百万円(前年比+27%:良い目標)
    • 営業利益:50百万円(前年402百万円→計画では減少、注:前期は大きな差異あり)
    • EBITDA:267百万円(計画)
    • 予想の前提条件:明示的な為替等前提は記載なし。新規事業投資および本社移転一時費用150百万円を織込。需要見通しは採用需要の継続を想定。
    • 経営陣の自信度:現時点で通期計画の進捗は売上69%、営業利益は計画を上回っており、経営陣は今後の進捗次第で上方修正を検討すると明言(やや自信あり)。
  • 予想修正: 3Q終了時点で通期予想の修正は未公表。経営陣は「今後の売上及び費用の進捗状況によっては、期末までに通期利益見通しの上方修正を検討」としている。
  • 予想の信頼性: 過去の予測達成傾向の詳細は資料にないが、当期は計画に対する売上進捗が堅調で利益進捗も良好。中長期は新規投資と一時費用の影響が残るため変動余地あり。
  • マクロ経済の影響: 18歳人口減少はあるが大学進学率上昇で大学進学者数は約60万人で推移見込み。採用市場は高需給(大卒求人倍率は過去35年で1倍超え)で、採用支援マーケットは拡大余地ありと分析。

製品やサービス

  • 製品: 新卒・中途向け採用メディア(掲載型、配信型スカウト、イベント)、採用代行(RPO)、新設の紹介(人材紹介)事業。mondはQ&Aプラットフォーム(生成AIベースの自動翻訳機能導入、米国法人設立)。
  • サービス提供エリア・顧客層: 国内を主体にmondはグローバル展開を開始。顧客は採用企業(大手・メガベンチャー・スタートアップ)、ユーザーは難関大学生や若手ハイクラス人材(中途会員の6割が年収600万円超)。
  • 協業・提携: M&A・アライアンス戦略を推進(HR、ライフスタイル、テクノロジー領域を候補)。具体案件は未公表。
  • 成長ドライバー: 新卒サービスの単価上昇・スカウト利用拡大、mondのMAU拡大と海外流入・収益化、紹介事業の立ち上げ、イベント(Expo/Conference)による送客とブランディング。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: 費用管理(居抜き退去などのコスト削減)を評価しつつ、必要投資は継続するスタンス(成長投資と収益確保のバランス重視)。
  • 未回答事項: 配当方針、詳細な中期数値目標、具体的なM&Aターゲットやスケジュール等は未記載。
  • ポジティブ要因:
    • 売上(累計)+16%と成長継続(特に新卒サービス)。
    • mondの急速なMAU拡大(1,500万)と海外展開開始は中長期の収益拡大ポテンシャル。
    • 通期ベースで売上進捗が良好(69%)かつ費用進捗62%により利益面で計画を上回る余地。
  • ネガティブ要因:
    • 3Q単独は営業赤字・純損失(移転関連の一時費用など)。
    • 新規事業(紹介事業)やmondの収益化は先行投資フェーズで単年度では費用先行。
    • RPOやmondはまだ完全に黒字化しておらず、コスト負担が継続。
  • 不確実性:
    • mondのマネタイズ速度と海外市場での競争状況。
    • M&Aの実行およびPMIの成否。
    • マクロ景気の変化による採用需要の変動。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 通期業績予想の修正(上方/下方)発表。
    • mondの収益化進捗(有料化施策、海外収益化)。
    • 新設の紹介事業での初期受注・成功報酬計上。
    • M&A発表や大型提携。

重要な注記

  • 会計方針・処理: オフィス移転に伴う固定資産の加速償却や新旧オフィス賃料の二重払いなど一時費用が発生。EBITDAは営業損益に減価償却費・株式報酬費用を加算して算出している点に留意。数値は百万円未満四捨五入表記。
  • リスク要因(資料明記分): 将来予想には不確実性があり、国内外の経済状況や業界動向等で実績が変動する可能性がある旨のディスクレーマーあり。
  • その他: IR問い合わせ先・FAQの案内あり(詳細は会社IRページ参照)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7064
企業名 ハウテレビジョン
URL https://howtelevision.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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