2026年1月期 第2四半期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2Qは創業来2Q最高の売上を達成し(四半期売上829百万円)、上半期で通期計画の売上進捗率は51%と順調。mondやオフィス移転などの投資を継続する一方で費用コントロールが効き、上半期EBITDAは計画超過。下期の進捗次第で通期利益見通しの修正を検討すると明言。
- 業績ハイライト: 第2四半期売上高829百万円(前年同期比+7%:良い)、上半期累計売上1,407百万円(前年同期比+23%:良い)。一方で四半期ベースの営業利益は249百万円(前年同期比▲23%:悪い)で、費用増が影響。
- 戦略の方向性: ①キャリアプラットフォーム(新卒/中途)の内的成長(アップセル・単価向上・紹介事業立ち上げ)②mondのプロダクト開発と収益化加速③M&A・アライアンスによる外部成長—を柱に成長投資を継続。
- 注目材料: 累積会員数が約664千人へ拡大、mondの累積MAUが73.8百万突破(利用拡大)、新規サービス(AI選考対策のアクティブ50,000人、Software Engineer就活登録8,000人)などプロダクトの利用拡大が見られる。オフィス移転に伴う一時費用150百万円の計上予定。
- 一言評価: 売上成長と会員/プロダクトの利用拡大は明確だが、新規事業・オフィス移転投資により短期的に利益変動が大きい「成長投資段階」の決算。
基本情報
- 企業概要: 会社名 株式会社ハウテレビジョン(Howtelevision, Inc.)/主要事業:キャリアプラットフォーム(新卒サービス「外資就活」、中途サービス「外資就活ネクスト」、RPO/採用支援)、Q&Aサービス「mond」/代表者:音成 洋介
- 説明会情報: 開催日 2025年9月10日/形式:資料開示(スライド)および決算説明(詳細は資料)/参加対象:投資家・アナリスト等(明記の記載に基づく)
- 説明者: 発表者は経営陣(代表取締役 音成 洋介 ほか)/発言概要:上半期の実績報告、FY26(26/1期)事業計画、成長戦略(mond収益化・M&A指針・紹介事業立ち上げ)と費用見通し(オフィス移転・人材投資)
- セグメント:
- 新卒サービス(採用メディア、スカウト配信等)
- 中途サービス(エージェント連携、マッチング、成功報酬)
- RPOサービス(採用代行)
- mondサービス(Q&Aプラットフォーム)
- コーポレート&新事業(本社費用・新規事業投資)
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円、前年同期比%を必須表示)
- 営業収益(売上高):
- Q2(第2四半期)売上高 829(前年同期778)+7%(良い)
- 上半期累計売上高 1,407(前年同期1,141)+23%(良い)
- 営業利益:
- Q2 営業利益 249(前年同期324)▲23%(悪い)
- 上半期累計 営業利益 284(前年同期294)▲3%(やや悪い)
- 営業利益率(上半期累計)=284/1,407=約20.2%
- 純利益(当期純利益):
- Q2 当期純利益 160(前年同期206)▲23%(悪い)
- 上半期累計 当期純利益 176(前年同期184)▲4%(やや悪い)
- 1株当たり利益(EPS):–(明示なし)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(通期計画:26/1期)
- 売上高進捗率(上半期累計):51%(計画2,750に対し1,407)→ 良い進捗
- 営業利益は計画50に対し上半期284で計画超過(進捗568%)→ 計画値は本期に積極投資を織込んでおり、上半期の利益は計画を上回る状況
- EBITDA進捗率(上半期)138%(計画267に対し実績369)
- サプライズの有無:上半期のEBITDA・営業利益が計画を上回りポジティブ。だが四半期ベースでは営業利益・当期利益が前年割れ(Q2営業利益▲23%)とやや混在。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率:売上51%、営業利益(計画50)に対し上半期284で計画超過。費用進捗は42%(計画2,700に対し上半期1,124)で売上進捗を下回りコストコントロールが効いている。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:中期計画の進捗は明確数値の提示なしだが、主要KPI(会員数・取引社数・マッチング等)は拡大中。
- 過去同時期との進捗比較:18四半期連続で前年同期を上回る増収を継続(成長の継続性が確認される:良い)
- セグメント別状況(Q2実績 / 上半期累計・前年比較)
- 新卒サービス 売上 Q2 718(前年686)+5%(良い)/上半期 1,189(前年960)+24%(良い);通期計画2,276 進捗52%
- 中途サービス 売上 Q2 76(前年69)+11%(良い)/上半期 156(前年144)+9%(良い);通期計画307 進捗51%
- RPOサービス 売上 Q2 29(前年33)▲12%(悪い)/上半期 52(前年46)+14%(良い);通期計画142 進捗37%
- mondサービス 売上 Q2 6(前年0)—/上半期 10(前年3)+225%(良い、ただ絶対小さい);通期計画12 進捗84%
- 収益貢献度:新卒サービスが主力で売上・営業利益に大きく寄与。mondは利用拡大が進むが現状は投資段階で利益はマイナス。
業績の背景分析
- 業績概要: 新卒サービスを中心に着実な売上成長を継続。就活早期化の影響で一部売上が2Qから1Qへ前倒しされたが、上半期累計は前年同期比+23%で着地。mondとオフィス移転による投資で費用増加も発生。
- 増減要因:
- 増収の主要因:新卒サービスの単価上昇(採用効果提供による価値訴求)、スカウト機能の利用拡大、mid-career のリブランディングによる会員増加。
- 減収/増益圧力:RPOは四半期で若干の落ち込み(Q2 ▲12%)/費用面では人件費・広告宣伝費・外注費の先行投資が増加(上半期費用+33%)。
- 一時要因:オフィス移転に伴う会計上の一時費用(有形固定資産の加速償却等)を計上予定(本社移転一時費用150百万円)。
- 競争環境: ターゲットは「若手ハイクラス」領域でニッチかつ強いポジショニング。大手ナビやスカウトサービスとの差別化は明確(難関大学生等の高シェア)。競合優位性は会員質・スカウト機能・プロダクト群だが、マクロの採用需給や他プレイヤーの動向が影響。
- リスク要因: 就活早期化による売上タイミング変動、投資拡大に伴う短期利益圧迫、採用市場の景況感変化、M&A実行・統合失敗リスク、人件費増加リスク。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 内部成長:新卒のアップセル(課題解決型サービス)、中途のプロダクト改革・基盤統合(外資就活ネクスト)、新卒/中途の紹介事業立ち上げ
- mondの事業化:プロダクト開発・回答者獲得・海外展開(非日本語圏)準備
- 外部成長:M&A・アライアンス(EV/EBITDA目安10倍以下、原則EBITDA黒字を基準)
- 進行中の施策:
- AI選考対策、Software Engineer就活等の新商品でユーザー獲得を加速
- コンサル採用人事交流会等で法人顧客深耕
- mond, Inc.(米国)設立による海外展開準備
- セグメント別施策:
- 新卒:課題解決型提案、スカウト配信の拡充、理系/女性特化商品の強化
- 中途:エージェント品質向上、履歴書更新施策でアクティブ化、成功報酬増を狙う
- RPO/ログリオ:コンサルタント採用・育成による受注拡大
- mond:回答者獲得マーケ、専門人材採用、海外拠点立上げ
- 新たな取り組み: 新卒・中途の紹介事業立ち上げ(先行投資で売上計上は遅行)、mondの非日本語圏展開準備
将来予測と見通し
- 業績予想(26/1期 通期計画、連結、単位:百万円)
- 売上高 2,750(計画)=前年実績2,167 比 +27%(成長見込み)
- 営業利益 50(計画)=前年402 比 ▲88%(投資期のため利益計画は低め)
- EBITDA 267(計画)=前年546 比 ▲51%
- 当期純利益 27(計画)=前年243 比 ▲89%
- 予想の前提条件: オフィス移転に伴う一時費用(150)や新規事業投資を織り込み、mond収益化と紹介事業の立上げに向けた投資を前提。外部環境・採用需給は現状基調継続を想定。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 上半期の売上進捗(51%)とEBITDA進捗の良好さを根拠にしているが、経営は下期の売上・費用進捗によって通期見通しを修正する可能性を明示(やや慎重)。
- 予想修正: 現時点での通期予想修正は未発表だが、下期の推移次第で検討すると明言。
- 中長期計画: 中期はキャリア事業の拡大とmondの収益化、M&Aでの外部成長を掲げる。目標達成の鍵はmondの収益化と紹介事業の立ち上がり。
- 予想の信頼性: 期初計画は投資期の想定(保守的な利益計画)であり、上半期の進捗はやや上振れ。過去の四半期実績は増収傾向が続いているが、投資負担の大きい期のため利益予測は不確実性高し。
- マクロ経済の影響: 大卒求人倍率や労働需給(有効求人倍率、労働者過不足DI)が業績に影響。少子化で18歳人口は低下傾向だが大学進学率上昇により大学進学者数は約60万人で推移→潜在会員への影響は軽微と想定。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- 外資就活ドットコム(新卒向け採用メディア/スカウト配信・AI選考対策、Software Engineer就活)
- 外資就活ネクスト(中途向け、リブランディング実施)
- Roglio(採用代行/RPO、ログリオ子会社)
- mond(Q&Aプラットフォーム、累積MAU 73.8M)
- 新製品・販売状況: AI選考対策のアクティブ50,000人、Software Engineer就活登録学生8,000人等、プロダクトの利用増加が確認できる(良い)。
- 協業・提携: M&A・アライアンス候補を選定中(HR・ライフスタイル・テクノロジー領域に注力)/具体案件は未公表。
- 成長ドライバー: 新卒の単価上昇・スカウト機能の拡大、mid-careerのリブランド効果、mondのプロダクト収益化(海外展開含む)、M&Aによる補完
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢: 成長投資(人員・プロダクト・海外・M&A)を継続しつつ、上半期の進捗を踏まえ下期の状況次第で通期見直しを検討する慎重かつ柔軟な姿勢を示す。
- 未回答事項: 具体的な配当方針、EPS、個別M&Aターゲットや買収規模の詳細は未提示 → 重要な未解決点。
- ポジティブ要因:
- 売上は18四半期連続増収、上半期売上+23%(良い)
- 会員基盤拡大(累積会員約664千人)とmondの急拡大(累積MAU 73.8M)
- 新卒サービスの単価上昇と大口取引顧客増加(年間取引額1,000万円超の企業割合30%へ上昇)
- コストコントロールにより費用進捗が売上進捗を下回る(上半期費用進捗42%)
- ネガティブ要因:
- 投資(人件費・広告・外注・オフィス移転)で短期利益圧迫
- RPOは四半期で減速(Q2 ▲12%)などセグメント差
- 通期計画は利益面で保守的(投資期)だが、下期の不確実性で修正の可能性
- 不確実性:
- mondの収益化タイミング、紹介事業の立ち上がり成功の可否
- マクロ環境(採用需給の変化)や就活早期化による収益タイミングシフト
- M&A実行およびPMIの成否
- 注目すべきカタリスト:
- mondの収益化進捗(収益化プロダクトのローンチ/収益開始)
- 紹介事業の稼働開始と成功報酬計上のタイミング
- 2Hの売上進捗・費用動向(経営陣はここで通期見直しを検討すると明言)
- M&A発表や主要顧客の大型受注
重要な注記
- 会計方針・定義: EBITDAは営業損益に減価償却費・株式報酬費用等の調整項目を加算して算出(資料注記)。オフィス移転に伴う有形固定資産の加速償却等の一時費用が発生。
- リスク要因(資料記載の主なもの): 将来見通しは既知・未知のリスクにより実績が大きく異なる可能性がある旨のディスクレーマー。具体項目に関してはマクロ・業界動向・採用市场等が挙げられている。
- その他: IR窓口情報は資料末尾に記載(IRフォーム等)。
(注)資料に明示のない項目(EPS、配当金額、経常利益の一部等)は「–」と記載しました。数字は資料(単位:百万円)に基づく。数字に対する「良い/悪い」は現状の業績トレンドと会社コメントを踏まえた目安です。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7064 |
| 企業名 | ハウテレビジョン |
| URL | https://howtelevision.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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