2024年11月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社公表予想との齟齬はなく「概ね計画通り」。市場予想は不明のため市場比は–。上振れ/下振れは無し。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高はほぼ横ばいだが営業利益・純利益は大幅増)。売上高 1,225 百万円(+0.1%)、営業利益 153 百万円(+48.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益 103 百万円(+53.0%)。
- 注目すべき変化: 営業利益率が改善(第1Q営業利益率 12.5% ← 前年同四半期 8.4%)。物流・不動産ともにセグメント利益が増加(物流 +17 百万円、 不動産 +22 百万円)。
- 今後の見通し: 第2四半期累計および通期業績予想(売上高 通期5,100百万円、営業利益600百万円、当期純利益400百万円)に変更なし。第1Qの進捗は売上高進捗率約24.0%、営業利益進捗率約25.5%、純利益進捗率約26.0%で「通期達成可能性は概ね順調」。
- 投資家への示唆: 収益性改善が確認できる一方で現金・流動資産の減少や流動比率が低め(要注視)、景気変動や荷動き・賃料変動リスクにより通期予想は変動し得る。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 丸八倉庫株式会社(証券コード 9313)
- 主要事業分野: 物流事業(倉庫・保管・流通加工等)、不動産事業(賃貸マンション・オフィスビル等の賃貸)
- 代表者名: 代表取締役社長 峯島 一郎
- 連絡先: 常務取締役 宮沢 浩元(TEL 03-5620-0809)
- URL: https://www.maru8.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2024年4月5日(四半期決算短信)
- 対象会計期間: 2024年11月期 第1四半期連結累計期間(2023年12月1日~2024年2月29日)
- 四半期決算説明会資料: 無
- 四半期決算説明会開催: 無
- セグメント:
- 物流事業: 倉庫保管料、流通加工、その他物流関連収益
- 不動産事業: 賃貸マンション、賃貸オフィスビル等の賃貸収入
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末): 7,300,000株
- 期末自己株式数: 1,378,807株
- 四半期累計期間中平均株式数: 5,921,193株
- 時価総額: –(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表(第2四半期・通期見通しの修正等): 現時点で修正なし(必要時速やかに開示)
- 株主総会・IRイベント: –(本短信記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表予想との比較)
- 売上高: 第1Q実績 1,225 百万円。会社予想(通期5,100百万円)に対する進捗 24.0%(達成率: 通期比)。会社見通しとの乖離無し。
- 営業利益: 第1Q実績 153 百万円。通期予想600百万円に対する進捗 25.5%(達成率)。会社見通しとの乖離無し。
- 純利益: 第1Q実績 103 百万円。通期予想400百万円に対する進捗 26.0%(達成率)。会社見通しとの乖離無し。
- サプライズの要因: 営業利益・純利益が前年同期比で大幅増(販管費削減や既存倉庫の稼働安定、不動産賃料収入の確保)により上振れ要因となったが、会社は「概ね計画通り」と表明しているためサプライズとは判断されていない。
- 通期への影響: 第1Qの進捗はほぼ均等配分ペース(四半期ごとの均等進捗と比べ概ね妥当)であり、現時点で通期予想の修正は無し。ただし内外経済や荷動きの変動により予想は変わり得ると明記。
財務指標
- 財務諸表(主な要点)
- 損益: 売上高 1,225,927 千円、売上総利益 295,146 千円、営業利益 153,058 千円、経常利益 158,223 千円、親会社株主に帰属する四半期純利益 103,907 千円。
- B/S: 総資産 18,125,034 千円(前期末比 -165,692 千円)、純資産 11,242,381 千円(前期末比 +146,288 千円)、自己資本比率 61.9%(安定水準)。
- キャッシュフロー: 細部数値は開示なし。現金及び預金は 792,174 千円(前期末 1,063,646 千円 → 減少 約271,472 千円)。
- 収益性
- 売上高: 1,225,927 千円(前年同期比 +0.1% = +755 千円)
- 営業利益: 153,058 千円(前年同期比 +48.5% = +49,967 千円)、営業利益率 12.5%(前年同四半期 8.4% → 改善、良好)
- 経常利益: 158,223 千円(前年同期比 +52.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 103,907 千円(前年同期比 +53.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 17.55 円(前年同期 11.47 円、増加)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 通期売上高進捗率: 1,225 / 5,100 = 約24.0%(概ね均等ペース:25%に近い)
- 通期営業利益進捗率: 153 / 600 = 約25.5%(やや順調)
- 通期純利益進捗率: 104 / 400 = 約26.0%(やや順調)
- 過去同期間の進捗との比較: 四半期ごとの均等分配と概ね整合
- 財務の安全性
- 自己資本比率: 61.9%(安定水準)
- 総負債: 6,882,653 千円(前期末比 -311,980 千円)、長期借入金の返済で負債減少
- 流動比率: 流動資産 1,212,684 / 流動負債 1,403,692 = 約86.4%(100%未満、短期流動性に注意が必要)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は開示数値からは算出可能だが、売上は横ばいで固定資産が大きいため資産効率は横ばい傾向。
- セグメント別(第1Q)
- 物流事業: 売上 1,068,612 千円(前年同期 1,066,530 千円、約+0.2%)、セグメント利益 178,285 千円(前年 160,485 千円、+11.1%)
- 不動産事業: 売上 157,314 千円(前年同期 158,642 千円、ほぼ横ばい)、セグメント利益 75,416 千円(前年 53,392 千円、+41.3%)
- セグメント利益寄与: 両セグメントとも利益改善に寄与。全社費用の配賦差異あり(全社費用:▲100,643千円)。
- 財務の解説: 利益改善は売上横ばいの中で販管費削減や既存資産の稼働維持によるもの。現金預金は期末で減少、長期借入金は返済で減少しており財務構造は安定性を保つ一方、流動性指標は注意が必要。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末予想): 0.00 円(予想)
- 期末配当(通期予想): 20.00 円
- 年間配当予想: 20.00 円(前期実績 16.00 円)
- 配当利回り: –(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース): 予想EPS(通期)67.55 円に対する配当20.00 円 → 配当性向約29.6%(目安:中程度の還元)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 配当は維持・増配傾向(前期16円→予想20円)。自社株買い等の開示: –(本短信に記載なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況(第1Q)
- 物流事業: 売上 1,068,612 千円(+0.2%)、セグメント利益 178,285 千円(+11.1%)。保管料収入の増加、既存倉庫の高稼働、経費削減が寄与。
- 不動産事業: 売上 157,314 千円(ほぼ前年並み)、セグメント利益 75,416 千円(+41.3%)。賃貸物件の安定稼働と経費削減で利益改善。
- 前年同期比較: 両セグメントで利益増(物流は増収小幅+利益率改善、不動産は収入横ばいだが利益率改善)。
- セグメント戦略: 新倉庫(埼玉所沢)、新文書保管センター(千葉八街)の稼働開始により将来の収益基盤強化を図る。顧客基盤の拡大・費用削減を継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2022–2026)との整合性:
- 主要指標の一つであるEBITDAは第1Qで 295 百万円(前期比 +20.4%)と改善。中期計画の収益性向上施策は一定の成果を示している。
- KPI達成状況: EBITDA増加等はプラスだが、詳細KPIは開示項目が限定されるため進捗評価は部分的。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社データは本短信に記載なし(比較は–)。
- 市場動向: 国内経済は雇用・所得環境は改善基調だが、世界的な金融引き締めや物価上昇、荷動きの不確実性が存在。物流業界は人手不足・燃料価格等のコスト上昇で競争が激化。不動産は賃料水準・需給が弱含みの傾向。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024年12月1日~2024年11月30日): 売上高 5,100 百万円(前年同期比 +2.6%)、営業利益 600 百万円(+4.4%)、経常利益 585 百万円(ほぼ横ばい)、当期純利益 400 百万円(△3.0%)、1株当たり当期純利益 67.55 円。
- 第2四半期累計(通期中間): 売上高 2,500 百万円、営業利益 290 百万円、当期純利益 190 百万円(いずれも公表予想に変更無し)。
- 予想の前提条件: 内外経済動向や国内貨物の荷動き等を前提(詳細は添付資料参照)。
- 予想の信頼性: 第1Qは「概ね計画通り」進捗。過去の予想達成傾向についての詳細は開示なし(–)。
- リスク要因:
- 国内外の景気動向、不確実な荷動き
- 燃料・人件費等の原価上昇
- 不動産賃料水準の低下や空室リスク
- 金利上昇による資金調達コストの増加
重要な注記
- 会計方針の変更・見積り変更: 無
- 四半期レビュー: 本四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理: 税金費用は見積実効税率を用いた方法を採用(詳細は注記参照)
- その他重要事項: 連結範囲の変更等の重要な子会社異動は無し
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9313 |
| 企業名 | 丸八倉庫 |
| URL | http://www.maru8.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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