2023年11月期 決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との差異は資料に記載なしのため不明(差異情報:–)。ただし当期純利益は固定資産売却益の計上で前期比上振れ(+14.4%)となったため、純利益は市場推定を上回った可能性あり。
- 業績の方向性:増収増益(売上高4,972百万円、+4.4%/営業利益574百万円、+0.4%/親会社株主に帰属する当期純利益412百万円、+14.4%)。
- 注目すべき変化:当期純利益は有形固定資産売却益31,042千円(特別利益)計上により増加。営業利益はほぼ横ばいだが、純利益が相対的に大きく改善。
- 今後の見通し:2024年11月期予想は売上高5,100百万円(+2.6%)、営業利益600百万円(+4.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益400百万円(△3.0%)。配当は期末で1株あたり+4円の増配(年間20円予定)。成長目標は控えめで、達成可能性は高めだが外部リスクに留意。
- 投資家への示唆:収益基盤は物流・不動産で安定しており自己資本比率は高水準(60.5%)で財務は健全。ただし営業利益の伸びは限定的で、今期純利益の増加は特別利益要因が大きい点を確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:丸八倉庫株式会社
- 主要事業分野:物流事業(倉庫業、一般貨物運送、運送取次)および不動産事業(賃貸マンション・オフィスビル等の賃貸・管理等)
- 代表者名:代表取締役社長 峯島 一郎
- 問合せ先:常務取締役 宮沢 浩元(TEL 03-5620-0809)
- 報告概要:
- 提出日:2024年1月12日
- 対象会計期間:2023年11月期(連結、2022年12月1日〜2023年11月30日)
- 決算説明会:無、決算補足説明資料:無
- セグメント:
- 物流事業:倉庫業務、貨物運送等(2023年度売上高 4,339,407千円)
- 不動産事業:賃貸・不動産管理等(2023年度売上高 632,627千円)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式・自己株式含む):7,300,000株
- 期末自己株式数:1,378,807株
- 期中平均株式数:5,921,194株
- 時価総額:–(株価情報は資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2024年2月28日
- 配当支払開始予定日:2024年2月29日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年2月28日
- IR説明会:無し(今回の決算発表で説明会は開催せず)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較:該当期の期初予想の記載なしのため達成率は–)
- 売上高:実績 4,972百万円(前年比+4.4%/増収)
- 営業利益:実績 574百万円(前年比+0.4%/ほぼ横ばい)
- 純利益:実績 親会社株主に帰属する当期純利益 412百万円(前年比+14.4%)
- サプライズの要因:
- 純利益上振れの主因は有形固定資産売却益(特別利益)31,042千円の計上。営業面では増収だが利益率はほぼ安定。
- 通期への影響:
- 2024年11月期は小幅増収増益(営業利益は600百万円予想)だが、当期の純利益改善は特別利益が寄与しているため、来期の純利益は特別利益がなければ減少見込み(会社予想では400百万円、△3.0%)。会社は配当増額を発表。予想修正は現時点なし。
財務指標
- 損益(連結、百万円未満切捨て)
- 売上高:4,972百万円(前期比 +4.4% / +208百万円)
- 売上総利益:1,158.8百万円(前期1,170.4→減少)
- 販管費:584.3百万円(前期598.1→減少)
- 営業利益:574百万円(前期比 +0.4% / +2百万円) 営業利益率 = 574/4,972 = 11.5%(良好)
- 経常利益:585百万円(前期比 +1.3% / +7百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:412百万円(前期比 +14.4% / +51百万円) 当期純利益率 = 8.3%
- 1株当たり当期純利益(EPS):69.61円(前期60.53円、+15.0%)
- 貸借対照表(期末、千円)
- 総資産:18,290,726千円(前期18,382,535千円→△91,809千円、△0.5%)
- 純資産:11,096,093千円(前期10,636,585千円、+4.3%)
- 自己資本比率:60.5%(安定水準)※目安:40%以上で安定
- キャッシュ・フロー(連結、千円)
- 営業活動CF:+1,147,809千円(前期+1,025,984千円、増加)→良好
- 投資活動CF:△168,607千円(前期△648,372千円、投資支出縮小)
- 財務活動CF:△848,004千円(前期△493,592千円、借入金返済が中心)
- 現金及び現金同等物期末残高:1,063,646千円(前期932,449千円、増加)
- 進捗率分析(年間決算のため四半期進捗は該当せず。参考として現期実績の通期予想に対する比率)
- 2024年通期予想に対する売上高進捗(参考)= 4,972 / 5,100 = 97.5%(※2024年予想は発表済だが期中比較として参考値)
- 営業利益進捗(参考)= 574 / 600 = 95.7%
- 純利益進捗(参考)= 412 / 400 = 103.0%(ただし当期純利益は特別利益を含むため比較は限定的)
- 財務安全性
- 自己資本比率:60.5%(安定水準)
- 有利子負債(概算):短期借入金100,000千円 + 1年内返済予定長期借入金772,940千円 + 長期借入金4,266,834千円 ≒ 5,139,774千円(約5,140百万円)→総資産に対する比率 ≒ 28.1%(過度なレバレッジではない)
- 流動比率(流動資産/流動負債)= 1,468,941 / 1,601,671 = 91.7%(100%未満で流動性はややタイト)
- 効率性
- 総資産回転率(売上高/総資産)= 4,972 / 18,290 ≒ 0.27回(低め)
- 売上高営業利益率= 11.5%(安定的・高めの水準)
- セグメント別(連結、千円)
- 物流事業:売上高 4,339,407(前期4,133,344、+206,063 / +5.0%)、セグメント利益 708,876(前期702,212、+6,664 / +0.9%)
- 不動産事業:売上高 632,627(前期630,520、+2,107 / +0.3%)、セグメント利益 275,975(前期306,996、△31,021 / △10.1%)→修繕費等で利益減
- 財務の解説:売上は物流・不動産とも増加し増収を確保。営業利益は減価償却費の増加により横ばい。ただし特別利益計上により当期純利益は大きく改善。自己資本比率が上昇し(57.7%→60.5%)財務基盤は良好。
配当
- 配当実績と予想:
- 2022年11月期:年間16円(期末16円/中間0円)
- 2023年11月期:年間16円(期末16円/中間0円)
- 2024年11月期(予想):年間20円(期末20円/中間0円)→期末1株当たり4円増配
- 配当金総額(2023年):94百万円
- 配当性向(連結):2023年 23.0%(目安:過度でなければ妥当)、2024年予想配当性向 29.6%
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:配当維持・増配を継続方針。自社株買いの記載:無し
セグメント別情報
- 物流事業:
- 売上高 4,339百万円(+5.0%)、セグメント利益 709百万円(+0.9%)
- 背景:保管料、荷役料、貸倉庫料が増加。既存倉庫の稼働率は高水準を維持。減価償却費増が利益伸びを抑制。
- 見通し:埼玉所沢・千葉八街の新規施設稼働で将来の収益基盤強化。
- 不動産事業:
- 売上高 633百万円(+0.3%)、セグメント利益 276百万円(△10.1%)
- 背景:賃貸物件は稼働安定だが修繕費等の計上により利益減。
- 見通し:賃料水準や需給の弱含みが続く中で運営効率化が課題。
- セグメント戦略:両セグメントとも既存稼働率の維持・顧客拡大とコスト削減(物流)を継続。新中期経営計画(2022–2026)に沿った設備投資と収益基盤強化を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2022–2026):計画に基づく施策を展開中。主要指標であるEBITDAは当期1,155百万円(前期比+3.2%)で、計画に沿った増加を示す。来期は1,180百万円目標。
- KPI達成状況:EBITDAは増加傾向で進捗良好。既存倉庫稼働率の安定が主要KPIの一つだが詳細KPIの数値は資料に記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は個人消費の回復や企業活動の持ち直しが期待される一方、労働力不足・燃料等コスト高・地政学リスク等の下振れリスクに注意。物流では保管数量・金額は前年を上回る傾向だが競争激化とコスト上昇が課題。不動産は賃料・需給が弱含み。
- 競合比較:同業他社との具体的比較データは資料に記載なし(–)。相対的には自己資本比率が高く財務は安定している点は強み。
今後の見通し
- 業績予想(2024年11月期、連結)
- 売上高:5,100百万円(+2.6%)
- 営業利益:600百万円(+4.4%)
- 経常利益:585百万円(ほぼ前期並み)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:400百万円(△3.0%)
- 1株当たり当期純利益(予想):67.55円
- 配当予想:年間20円(期末20円)
- 会社予想の前提条件:物流・不動産とも安定稼働を前提。為替・原油等の明記は無し(–)。
- 予想の信頼性:過去の予想達成傾向は概ね堅実(同社は保守的〜中立の傾向)。ただし当期純利益の増加は特別利益の影響が大きく、継続的な純利益水準は営業力次第。
- リスク要因:燃料・人件費等コスト上昇、需給変動による賃料下落、景気後退、地政学リスク、金利上昇(借入コスト増)など。
重要な注記
- 会計方針:期中の会計方針変更・見積り変更・修正再表示は無し。
- 連結範囲の変更:無し(重要な子会社の異動無し)。
- 主要な特記事項:当期の当期純利益増加は有形固定資産売却益の計上(特別利益31,042千円)が寄与している点を考慮すること。
- その他:決算短信は監査対象外。
(注)本サマリは提供資料に基づく情報整理であり、投資助言を目的としたものではありません。情報に不明点がある項目は“–”で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9313 |
| 企業名 | 丸八倉庫 |
| URL | http://www.maru8.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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