2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正は無し(会社予想との整合性維持)。市場予想との比較は資料に記載なしのため不明。発表内容は「会社予想に対して特段の上方/下方修正なし」。
- 業績の方向性:増収増益(売上高6,010百万円、前年同期比+13.8%/営業利益957百万円、同+15.9%/親会社株主に帰属する四半期純利益538百万円、同+39.8%)。
- 注目すべき変化:AI・テクノロジーの導入加速(「フルAIシフト宣言」)と、管理栄養士を擁する子会社の連結化によるヘルスケア領域の拡大。AI・ビッグデータ事業は増収だが人員増でセグメント利益が減少(セグメント利益-9.4%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上8,500百万円、営業利益1,280百万円、当期純利益730百万円)に対する第3四半期累計の進捗は売上70.7%、営業利益74.8%、純利益73.8%で、現時点では達成可能性は高いと想定される(会社も予想を据え置き)。
- 投資家への示唆:収益性は改善傾向(純利益率上昇)、キャッシュポジションが厚く財務は良好。注目点はAI関連サービスの拡大と、人員増加による短期的な販管費圧迫(特にAI事業)により利益率に差が出ている点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:共同ピーアール株式会社
- 主要事業分野:PR事業、インフルエンサーマーケティング事業、AI・ビッグデータソリューション事業(Webモニタリング、Webスクレイピング等のSaaS/代行サービス)
- 代表者名:代表取締役 石栗 正崇
- URL:https://www.kyodo-pr.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結)
- セグメント:
- PR事業:主力事業、企業広報・戦略PR、コンサル寄りサービスへ移行
- インフルエンサーマーケティング事業:タレントマネジメントやSNS連動プロモ等
- AI・ビッグデータソリューション事業:CERVN等のWebモニタリング、SaaS/スクレイピングサービス、データ提供
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):8,809,992株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):8,719,957株(2025年12月期3Q)
- 自己株式数(期末):78,870株(2025年12月期3Q)
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 決算発表:今回(第3四半期)発表日2025年11月13日(次回は通期等の会社スケジュール参照)
- 株主総会:–(資料未記載)
- IRイベント:決算説明会は無(補足資料は作成)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している通期予想との比較は「修正なし」)
- 売上高(累計):6,010百万円(通期予想8,500百万円に対する進捗率70.7%)
- 営業利益(累計):957百万円(通期予想1,280百万円に対する進捗率74.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(累計):538百万円(通期予想730百万円に対する進捗率73.8%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:PR・インフルエンサーマーケティングで大型案件や高付加価値サービスが寄与(PR事業セグメント利益+20.3%、インフル事業売上+28.8%)。
- 下振れ要因:AI・ビッグデータ事業は増収だが人員増等で販管費が増加し、セグメント利益は前年同期比で減少(-9.4%)。
- 通期への影響:
- 通期見通しは据え置き。第3四半期累計の進捗率は概ね「やや上振れ~計画どおり」の水準で、現時点で予想達成可能性は高いと判断される(ただしAI事業の投資負担が継続すると短期的な利幅圧迫要因)。
財務指標
- 財務諸表の要点(千円単位は資料に準拠、以下は百万円単位で表記)
- 総資産:5,875百万円(前期末5,810百万円、+65百万円)
- 純資産:4,317百万円(前期末3,889百万円、+428百万円)
- 負債合計:1,558百万円(前期末1,921百万円、-362百万円)
- 現金及び預金:3,305百万円(前期末3,259百万円、+45百万円)
- 収益性(第3四半期累計:2025年1-9月)
- 売上高:6,010百万円(前年同期比+13.8%、+728百万円)
- 売上総利益:2,718百万円(売上総利益率 45.2%。前年同期 2,420百万円・45.8% → わずかに低下)
- 営業利益:958百万円(営業利益率 15.9%、前年同期比+15.9%)
- 経常利益:954百万円(前年同期比+15.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:539百万円(前年同期比+39.8%)
- 1株当たり四半期純利益(希薄化後):60.54円(前年同期 43.91円)
- 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:70.7%(通期予想8,500百万円に対し6,010百万円)
- 営業利益進捗率:74.8%(通期予想1,280百万円に対し958百万円)
- 純利益進捗率:73.8%(通期予想730百万円に対し539百万円)
- 過去同期間の進捗との直接比較データは資料に無しだが、この水準は一般的に堅調(通期見通し達成に向け良好)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:65.1%(前期末58.8%)(良好・安定水準)(注記:目安40%以上で安定)
- 流動比率(流動資産/流動負債):4,800 / 1,296 ≒ 3.70(370%)(非常に良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):1,558 / 4,317 ≒ 36.1%(低い=安全側)
- 有利子負債:短期・長期借入金合計 約400百万円(短期50、1年内返済169、長期181百万円)に対し現金約3,305百万円でネットキャッシュ(約+2,900百万円)と推定(良好)。
- 効率性
- 売上高営業利益率は約15.9%で高水準を維持(前年同期約15.6%)。AI事業の販管費増でセグメント間に差異あり。
- セグメント別(第3四半期累計)
- PR事業:売上4,310百万円(+10.2%)、セグメント利益837百万円(+20.3%)→ 高収益貢献
- インフルエンサーマーケティング事業:売上922百万円(+28.8%)、利益97百万円(+17.9%)→ 高成長
- AI・ビッグデータソリューション事業:売上778百万円(+18.7%)、利益131百万円(-9.4%)→ 売上は伸長するも人員投資で利益率低下
配当
- 配当実績・予想:
- 2024年通期:年間配当 12.00円(期末12.00円)
- 2025年通期(予想):年間配当 14.00円(中間0.00円、期末14.00円)
- 直近発表で配当予想の修正は無し
- 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
- 配当性向:通期予想(当期純利益730百万円、年間配当総額は発行済み株式数基準で計算要。資料に配当性向の数値無し)→ 配当性向(%)は–(資料未記載)
- 株主還元方針:自己株式の処分(2025年3月に26,741株処分)等の動きあり。特別配当の記載なし。
セグメント別情報(まとめ)
- PR事業:主力。生成AI導入により効率化とコンサルテイティブな高付加価値サービスを強化。売上・利益ともに伸長(売上4,310百万円、利益837百万円)。
- インフルエンサーマーケティング事業:美容領域を中心に大型案件が好調、売上・利益とも高成長(売上922百万円)。
- AI・ビッグデータ事業:製品投入(CERVN for Webディレクター等)で売上増加。ただし体制強化による販管費増が利益圧迫(売上778百万円、利益131百万円で減益)。
- セグメント戦略:AIと人の組合せによるサービス差別化、ヘルスケア領域のサービス拡張(子会社の専門性活用)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内で明示的な中期数値目標は無いが、「フルAIシフト宣言」によりAIドリブン化を推進。SaaS化・プロダクト化で収益基盤安定化を目指す戦略と整合。
- KPI達成状況:セグメント別の売上成長率や利益率は概ね改善または成長中。ただしAI事業の短期的な採算性は投資段階のため注意。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に含まず。一般論としてPR業界ではテクノロジー導入・SaaS化が競争力の鍵となるため、AI統合の取り組みは競争優位性を高める可能性あり。
- 市場動向:国内景気は回復基調、インバウンド回復や円安が追い風。人手不足や原材料高止まりがコスト面の圧迫要因となっている旨を会社が指摘。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年12月期)予想:売上高8,500百万円(+16.1%)、営業利益1,280百万円(+19.1%)、当期純利益730百万円(+38.7%)、EPS 84.08円
- 予想修正:直近公表予想からの修正は無し
- 会社予想の前提:詳細は添付資料の「連結業績予想などの将来予測情報」に記載(為替等の具体前提は資料参照)
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は良好で過去の実績からも達成可能性は高いが、AI事業での投資負担や広告・マーケティング案件の受注変動に左右される可能性あり。
- リスク要因:
- AI導入や技術投資における開発費・人件費の増加
- 大型案件の受注・継続性の変動(インフルエンサーマーケティング等)
- マクロ要因(景気変動、為替、地政学リスク)
- 人材確保・離職による事業継続リスク
重要な注記
- 会計方針:法人税等に関する会計基準改正を適用(第1四半期より)。当該変更による四半期財務諸表への影響は無し。
- 連結範囲の変更:子会社VAZがKOLTECHを吸収合併し、KOLTECHは連結範囲から除外(子会社同士の合併で連結業績への影響は軽微)。
- のれんの償却:当第3四半期累計ののれん償却額 97,861千円(前年同期112,121千円)。
- 監査:添付の四半期連結財務諸表に対し東陽監査法人による期中レビュー報告あり(重要な点で不備なし)。
(注)本ファクトシートは公表資料に基づく情報整理であり、投資助言は行いません。不明な項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2436 |
| 企業名 | 共同ピーアール |
| URL | http://www.kyodo-pr.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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