2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が当中間期(中間予想は開示なし)の業績予想修正は行っておらず、通期予想との比較では進捗が良好(売上進捗51.3%、営業利益進捗71.8%、親会社株主に帰属する純利益進捗78.8%)。市場予想との比較は–(市場コンセンサスは提供情報になし)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+21.9%、営業利益+19.2%、親会社株主に帰属する中間純利益+33.6%)。
- 注目すべき変化:家庭用ガス警報器関連が15,409百万円(前年同期比+49.1%、増加額約4,966百万円)と大幅伸長。一方、工業用定置式は5,086百万円(同-9.8%)と減収。
- 今後の見通し:通期予想(売上48,000百万円、営業利益5,600百万円、親会社株主へ帰属当期純利益3,450百万円)に対する中間期の進捗は総じて良好で、会社は通期予想を据え置き(修正なし)。
- 投資家への示唆:家庭用分野(北米向け製品など)にトレンド寄与が大きく、利益率も上振れしているため通期達成の可能性は高いが、半導体向け需要低迷などセグメント内の弱さ(工業用定置式)には注意。自己株式取得や増配(通期予想70円)を含む株主還元動向も注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 新コスモス電機株式会社
- 主要事業分野: ガス警報器事業(家庭用ガス警報器、工業用定置式ガス検知警報器、業務用携帯型ガス検知器の開発・製造・販売、保守サービス)
- 代表者名: 代表取締役社長 髙橋 良典
- URL: https://www.new-cosmos.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月14日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明会資料作成: 有、決算説明会: 有
- セグメント:
- 単一セグメント(ガス警報器事業)。商品別に家庭用・工業用定置式・業務用携帯型で開示。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 12,561,000株
- 期末自己株式数: 391,907株
- 期中平均株式数(中間期): 12,335,850株
- 時価総額: –(株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月14日
- 株主総会等: –(具体日程は別途公告)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想との比較(中間期予想は開示なし): 中間実績は会社の通期予想に対して進捗良好(下記進捗率参照)。直近公表の通期予想に修正はなし。
- 売上高: 24,634百万円(対通期予想48,000百万円達成率 51.3%)
- 営業利益: 4,018百万円(通期予想5,600百万円達成率 71.8%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 2,716.9百万円(通期予想3,450百万円達成率 78.8%)
- サプライズの要因:
- 家庭用ガス警報器(特に北米向け電池式メタン警報器およびセンサ)が好調で売上と利益を牽引。
- 工業用定置式(半導体向け)が弱く、製品構成で増減あり。
- 営業利益率の改善(下段参照)により利益進捗が売上進捗を上回った。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間の高い利益進捗は通期達成を容易にするが、下期の受注動向(特に工業向け)が変動要因。
財務指標(要点)
- 損益(中間累計、百万円)
- 売上高: 24,634(+21.9%、増加額 +4,419百万円)
- 売上原価: 13,119
- 売上総利益: 11,515
- 販管費: 7,497
- 営業利益: 4,018(+19.2%、増加額 +647百万円)
- 経常利益: 4,004(+18.0%、増加額 +610百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 2,716.9(+33.6%、増加額 +683.1百万円)
- 1株当たり中間純利益(希薄後): 220.24円(前年164.60円)
- 営業利益率(中間): 4,018 / 24,634 = 16.3%(同期間として良好)
- 純利益率(親会社株主帰属): 2,716.9 / 24,634 = 11.0%
- 貸借対照表(期末、千円→百万円換算)
- 総資産: 69,551百万円(前期末 67,288百万円、前期比 +3.4%)
- 純資産: 53,026百万円(前期末 51,261百万円、前期比 +3.4%)
- 自己資本比率: 70.9%(前期末 70.8%)(安定水準、目安40%以上)
- 現金及び預金: 21,087.8百万円(ただし現金同等物は19,185.1百万円)
- 投資有価証券: 8,596.6百万円(増加)
- 長期借入金: 3,583.3百万円(減少)
- 流動資産合計: 44,575.9百万円 / 流動負債合計: 9,652.2百万円 → 流動比率 ≒ 462%(非常に高い流動性)
- キャッシュフロー(当中間期、百万円)
- 営業活動CF: +4,113.6(前年同期比 +153.1%)
- 投資活動CF: △1,450.3(主に有形固定資産取得)
- 財務活動CF: △1,915.8(配当支払、自己株取得、借入金返済)
- 現金及び現金同等物の増減: +471.95 → 期末残高 19,185.1百万円
- 財務安全性:
- 自己資本比率 70.9%(安定水準)
- 負債比率: 負債合計16,525百万円に対し純資産53,026百万円 → 負債/純資産比は低位(健全)
- 効率性:
- 総資産回転率(中間換算)= 売上高 / 総資産 = 24,634 / 69,551 ≒ 0.35(半年での指標、業種差あり)
- セグメント別(商品別):
- 家庭用ガス警報器関連: 15,409百万円(+49.1%)
- 工業用定置式ガス検知警報器関連: 5,086百万円(-9.8%)
- 業務用携帯型ガス検知器関連: 3,284百万円(+6.3%)
配当
- 中間配当: 0.00円(2026年3月期 中間)
- 期末(予想): 70.00円(通期合計70.00円、直近公表の配当予想から変更なし)
- 前期(2025年3月期)年間配当: 60.00円(中間0、期末60)
- 配当性向(会社の通期予想ベース、概算): 70円 / EPS278.94円 ≒ 25.1%(目安)
- 特別配当: 無
- 株主還元: 自己株式取得(当中間期に200,000株取得、支出608百万円)を実施
セグメント別情報
- 家庭用ガス警報器関連: 売上 15,409百万円(前年同期比+49.1%)。北米向け電池式メタン警報器およびセンサが好調。LoRaWAN搭載機や水素向け製品など新製品の展開も記載。
- 工業用定置式: 売上 5,086百万円(同-9.8%)。電力・化学向けは堅調だが、半導体向けが低調。
- 業務用携帯型: 売上 3,284百万円(同+6.3%)。海外向けの好調、国内アルコール検知器や保守サービスが寄与。
- セグメント戦略: 高性能・高付加価値製品の開発とグローバル営業ネットワーク活用。研究開発投資は中間で1,435百万円(売上比5.8%)と積極投資。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 本資料に中期計画の詳細目標は記載なし。研究開発やグローバル販売の強化は継続投資。
- KPI達成状況: 研究開発費比率5.8%(中間)などは高付加価値製品開発に沿う投資であるが、数値目標との整合は資料に記載なし。
競合状況や市場動向
- 競合比較: 同業他社との定量比較データは資料に無し(–)。
- 市場動向: 北米家庭用市場の伸長が強く、家庭用製品が好調。一方、半導体向け需要の弱さが工業用定置式でのマイナス要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正なし): 売上 48,000百万円(+13.9%)、営業利益 5,600百万円(+8.6%)、経常利益 5,720百万円(+4.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 3,450百万円(+2.2%)、1株当たり当期純利益 278.94円
- 会社は前回公表の業績予想を据え置き(修正なし)。
- 会社提示の通期前提条件: 添付資料P.3参照(為替等の詳細は資料参照)。
- 予想の信頼性: 中間の進捗(特に利益面)が高く、通期達成の確度は高いが、下期の工業向け需要動向や為替等外部要因がリスク。
- リスク要因: 半導体向け需要の変動、為替変動、原材料価格変動、グローバル市場の景気動向等。
重要な注記
- 会計方針の変更: なし
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理: 適用あり(詳細は添付資料P.9の注記参照)
- レビュー: 当中間期決算短信は公認会計士または監査法人のレビューの対象外
- 自己株式取得: 2025年9月10日取締役会決議に基づく200,000株の取得(支出608百万円)あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6824 |
| 企業名 | 新コスモス電機 |
| URL | http://www.new-cosmos.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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