決算短信：新コスモス電機（6824）

2025年３月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：通期業績予想は「修正あり」と公表（詳細は別途お知らせ）。第3四半期累計業績は会社の最新通期予想に対して売上高進捗率70.8％、営業利益進捗率89.0％、親会社株主に帰属する当期純利益進捗率89.8％と良好で、予想を達成しやすい進捗（上振れ寄りの進捗）。
• 業績の方向性：増収増益（売上高29,511百万円、前年同期比+5.4％／営業利益4,374百万円、前年同期比+34.1％）。
• 注目すべき変化：営業利益率が前年同期の11.7％→約14.8％に改善（営業利益の伸びが売上増を上回る）。親会社株主に帰属する四半期純利益は+40.2％増と大幅改善。
• 今後の見通し：第3四半期時点の進捗は通期予想（売上41,700百万円、営業利益4,920百万円、当期純利益3,190百万円）を達成する可能性が高い水準（特に利益面で余力）。ただし通期予想は修正済み（修正前後の比較は資料参照）。
• 投資家への示唆：収益性向上（製品ミックスやコスト管理）により利益進捗が良好。国内外の地域差（米国好調、中国での工業用販売減少）や研究開発・設備投資の動向、為替・中国経済リスクに注目。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：新コスモス電機株式会社
  • 主要事業分野：ガス警報器事業（家庭用ガス警報器、工業用定置式ガス検知警報器、業務用携帯型ガス検知器の開発・製造・販売およびメンテナンス）
  • 代表者名：代表取締役社長　高橋 良典
  • URL：https://www.new-cosmos.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年2月14日
  • 対象会計期間：2025年3月期 第3四半期連結累計（2024年4月1日〜2024年12月31日）
  • 決算説明資料作成：有、決算説明会：有
• セグメント:
  • 単一セグメント（ガス警報器事業）。商品別に家庭用、工業用定置式、業務用携帯型で管理。
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：12,561,000株（第3Q末）
  • 期中平均株式数（四半期累計）：12,357,683株（当第3Q累計）
  • 自己株式数（期末）：200,087株（当第3Q末）
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 決算発表・決算説明会は実施済（資料作成・開催：有）
  • 株主総会・IRイベント等：–（資料に具体日程記載なし）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績（通期予想（会社公表・修正後）との比較による進捗）
  • 売上高：29,511百万円、通期予想41,700百万円に対する進捗率70.8％（四半期累計での進捗としては良好。通常の9か月想定で概ね順調）
  • 営業利益：4,374百万円、通期予想4,920百万円に対する進捗率89.0％（利益面での進捗が非常に良好）
  • 純利益（親株主）：2,865百万円、通期予想3,190百万円に対する進捗率89.8％
• サプライズの要因：
  • 家庭用ガス警報器関連（米国の電池式メタン警報器、海外向けガスセンサ）の販売好調で売上増加。
  • 売上総利益の増加（売上総利益：14,702百万円、前年同期比+12.1％）に対して販売費及び一般管理費の増加が限定的であり、営業レバレッジが効いた。
  • 工業用定置式は中国での販売減少があったが、国内販売やメンテナンスが堅調で、全体押し上げに寄与。
• 通期への影響：第3四半期時点の進捗は通期予想達成の可能性が高い（特に利益面）。ただし会社は業績予想を修正しており、最終的な通期数値は修正後の前提に基づくため、詳細は「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照。

財務指標

• 財務諸表要点（第3四半期累計／単位：百万円）
  • 売上高：29,511（前年同期比+5.4％）
  • 売上原価：14,809（前年同期比△0.5％程度の変動により売上総利益増）
  • 売上総利益：14,703（前年同期比+12.1％）
  • 販管費：10,328（前年同期比+4.8％）
  • 営業利益：4,374（前年同期比+34.1％） 営業利益率：約14.8％（前年同期約11.7％／改善：良好）
  • 経常利益：4,723（前年同期比+26.9％）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：2,865（前年同期比+40.2％）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：231.91円（前年同期165.55円、+40.2％）
• 貸借対照表（第3Q末）
  • 総資産：66,501百万円（前期末比△336百万円、△0.5％）
  • 純資産：50,563百万円（前期末比+2,913百万円、+6.1％）
  • 自己資本比率：70.6％（前期末比+4.2ポイント、安定かつ高水準）
  • 現金及び現金同等物：17,696百万円（前期末比△2,300百万円、前期末19,997.75百万円 → 良好な余裕資金）
  • 負債合計：15,937百万円（前期末比△3,250百万円、負債削減傾向）
• キャッシュフロー
  • 営業CF：+3,422百万円（前年同期比+95.0％、税引前利益拡大と運転資本改善が寄与）
  • 投資CF：△4,358百万円（有形固定資産取得支出3,892百万円等、設備投資増）
  • 財務CF：△1,429百万円（長期借入金返済707百万円、配当支払594百万円等）
  • 結果、現金増減額は△2,301百万円（期末現金17,696百万円）
• 収益性指標（前年同期比）
  • 売上高：29,511百万円（+5.4％／+1,508百万円）
  • 営業利益：4,374百万円（+34.1％／+1,112百万円）
  • 経常利益：4,723百万円（+26.9％／+1,000百万円）
  • 親会社株主純利益：2,865百万円（+40.2％／+821百万円）
• 進捗率分析（第3Q累計／通期予想比）
  • 売上高進捗率：70.8％（通常の9か月進捗として順調）
  • 営業利益進捗率：89.0％（高い進捗、通期予想達成の可能性大）
  • 純利益進捗率：89.8％（利益面で順調）
  • 過去同期間との比較：前年同期は営業利益率が低下していたが、本四半期では改善。進捗は過去と比べ良好。
• 財務安全性
  • 自己資本比率70.6％（安定水準、40％以上を良好とすると非常に安定）
  • 負債比率：負債合計15,937百万円／純資産50,563百万円 → 約31.5％（低い、健全）
  • 流動比率：流動資産42,148百万円／流動負債9,055百万円 ≒ 約465％（高く流動性良好）
• 効率性
  • 売上高営業利益率は約14.8％に改善（効率的な収益構造へシフト）

配当

• 配当実績・予想：
  • 中間配当：0.00円（2025年3月期 中間は無配）
  • 期末配当（予想）：48.00円／1株（通期合計48.00円）
  • 直近の配当予想修正：無（注：通期配当予想に変更はない）
• 配当性向（概算）：
  • 通期予想当期純利益3,190百万円に対する年間配当総額（概算）約603百万円（12,561,000株×48円）→ 配当性向 約18.9％（概算、控えめ〜中立）
• 自社株買い・特別配当：特別配当なし、自社株取得は一部（当期に自己株式取得374千円の記載あり）だが大規模な自己株買いは無し。
• 株主還元方針：安定配当継続を示唆（配当予想維持）。

セグメント別情報

• セグメント：単一（ガス警報器事業）だが商品別概況あり。
  • 家庭用ガス警報器関連：売上高15,139百万円（前年同期比+7.8％）。米国の電池式メタン警報器や海外向けセンサが好調。
  • 工業用定置式ガス検知警報器関連：売上高8,297百万円（前年同期比△0.5％）。国内は自動車業界向け等が堅調、ただし中国市場での販売減。
  • 業務用携帯型ガス検知器関連：売上高4,559百万円（前年同期比+3.2％）。国内の都市ガス業界向けやメンテナンスが堅調。
• 各セグメント戦略・成果：高性能・高付加価値製品開発、グローバル営業ネットワーク活用。研究開発投資継続（第3Q累計で1,988百万円、売上高比6.7％）。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料に中期目標の数値は記載なし → 進捗は「研究開発投資の継続」「グローバル展開」で整合している旨示唆。

競合状況や市場動向

• 市場動向：
  • 家庭用（米国）や海外市場での需要回復・拡大が業績を下支え。
  • 中国市場の不透明感が工業用定置式の回復を抑制。
  • 為替や原材料、国際情勢（米国政策、紛争地域）など外部要因で見通しは不確実。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想（修正後、会社公表）：売上高41,700百万円（通期+8.2％）、営業利益4,920百万円（+20.4％）、経常利益5,320百万円（+10.6％）、親会社株主に帰属する当期純利益3,190百万円（+7.8％）、EPS258.12円。
  • 次期予想：–（資料に記載なし）
  • 会社予想の前提条件：詳細は「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照（為替等の前提は別紙）。
• 予想の信頼性：第3Qまでの進捗は利益面で高いため、現時点では通期達成の蓋然性は高い。ただし中国市場や為替等の外部要因で変動の可能性あり。
• リスク要因：中国市場の需要低迷、為替変動、原材料価格、国際情勢、顧客業界（自動車・都市ガス等）の投資動向。

重要な注記

• 会計方針：第1四半期から「法人税、住民税及び事業税に関する会計基準」を適用（四半期連結財務諸表への影響なし）。
• 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり（注記P.10参照）。
• 監査（レビュー）：添付四半期連結財務諸表に対する公認会計士等によるレビューは無し。
• その他：業績予想の修正が行われているため、修正内容は「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照のこと。

（注）本まとめは提出資料に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。不明な項目は“–”としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。