2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社が公表した第2四半期(4月14日公表)の見通しと比較して、営業収益は下振れ、経常利益および親会社株主に帰属する中間純利益は上振れ着地(市場予想との比較は–)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高:28,244百万円、前年同期比+8.0%/親会社株主に帰属する中間純利益:1,628百万円、前年同期比+7.8%)。ただし営業利益は減少(2,023百万円、前年同期比△4.9%)。
- 注目すべき変化: 売上は増加した一方で売上総利益率が前年同期に比べ低下し、営業利益は減少(売上総利益 5,030百万円、前年同期比△1.8%)。国内(日本)で通関受注が大幅増(通関受注件数+10.9%)が寄与。
- 今後の見通し: 通期予想は据え置き(通期営業収益予想60,000百万円、営業利益4,300百万円、当期純利益3,170百万円)。第2四半期の進捗は売上・営業利益ともに通期計画の約47%で、現時点で予想修正は無し。
- 投資家への示唆: 運賃市況や為替等の外部要因が業績の短期変動要因。売上拡大は確認されるが粗利率低下が営業利益に影響しているため、価格転嫁の進捗と下期(秋冬期)の貨物動向が通期達成の鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社エーアイテイー
- 主要事業分野: 国際貨物輸送(海上輸送中心)、通関・配送・輸出入付帯業務等のロジスティクス全般
- 代表者名: 代表取締役社長 矢倉 英一
- 上場取引所/コード: 東(9381)
- URL: https://www.ait-jp.com/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年10月10日
- 対象会計期間: 2026年2月期 第2四半期(中間期) 2025年3月1日〜2025年8月31日
- 決算説明資料: 作成有、決算説明会は無
- セグメント:
- 日本: 国内営業・海上輸送取扱等(主要セグメント)
- 中国: 中国・香港現地法人による輸送関連
- その他: 台湾、ベトナム、ミャンマー等(地域別子会社)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 23,913,600株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期): 23,493,592株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年10月15日
- 配当支払開始予定日: 2025年10月28日
- IRイベント等: 決算補足説明資料は会社HPに掲載予定(説明会は無)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の第2四半期見通しとの比較)
- 売上高: 28,244百万円 — 会社が公表した第2四半期見通しに対しては「下振れ」
- 営業利益: 2,023百万円 — 見通しに対して「上振れ/下振れ」の記載は会社資料で営業収益の下振れのみ明示、営業利益自体は前年同期比で減(△4.9%)
- 経常利益: 2,397百万円 — 見通しに対して「上振れ」
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 1,628百万円 — 見通しに対して「上振れ」
- サプライズの要因:
- 売上下振れ要因: 当期会社コメントでは「第2四半期の見通しに対し営業収益は下振れ」との記載(詳細内訳は提示資料参照)。一方、夏物商材を中心に荷動きは堅調で通関受注は増加。
- 利益上振れ要因: 為替差益・受取利息・持分法投資利益の増加が経常利益を押し上げ、税金負担の増減も影響。
- 通期への影響:
- 進捗率(下記参照)はおおむね均衡的(売上・営業利益ともに約47%)。会社は通期予想を据え置き、下期の季節要因(冬物商材増)を見込むが、運賃市況や消費動向に不確実性あり。必要なら速やかに修正する旨を表明。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 総資産: 26,323百万円(前期末比+785百万円)
- 純資産: 19,889百万円(前期末比+411百万円)
- 負債合計: 6,434百万円(前期末比+374百万円)
- 現金及び現金同等物: 12,333百万円(期首14,016百万円 → 中間期末 12,333百万円、△1,682百万円)
- 収益性(当中間期)
- 売上高: 28,244百万円(前年同期比+8.0%、金額差 +2,088百万円)
- 売上総利益: 5,030百万円(前年同期比△1.8%、売上総利益率 17.8% → 前年同期 19.6%、低下)
- 販管費: 3,007百万円(前年同期比+0.4%)
- 営業利益: 2,023百万円(前年同期比△4.9%)、営業利益率 7.2%(前年同期 約8.1%、低下)
- 経常利益: 2,397百万円(前年同期比+2.4%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 1,628百万円(前年同期比+7.8%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 69.34円(前年同期 64.30円、+7.8%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 通期営業収益予想 60,000百万円に対する進捗率: 28,244 / 60,000 = 47.1%(やや上期偏重ではない一般的な範囲)
- 通期営業利益予想 4,300百万円に対する進捗率: 2,023 / 4,300 = 47.1%
- 通期当期純利益予想 3,170百万円に対する進捗率: 1,628 / 3,170 = 51.4%(純利益はやや上振れ)
- 過去同期間との比較: 過去通例データは無いため詳細比較は–。会社は下期に冬物商材等で貨物増を見込むため、上期進捗は概ね通常ペースと示唆。
- 財務安全性
- 自己資本比率: 73.8%(安定水準、目安40%以上を大きく上回る)
- 負債比率(負債合計 / 純資産): 6,434 / 19,889 = 約32.4%(低水準、良好)
- 流動比率(流動資産/流動負債): 20,724 / 4,885 = 約424%(極めて高い流動性)
- 効率性
- 総資産回転率や詳細の推移は限られた情報のため算出困難(総資産26,323百万円で売上28,244百万円 → 資産回転率 ≈1.07回/年のペース想定)。
- セグメント別(中間期)
- 日本: 売上 23,887百万円(前年同期比+7.4%)、セグメント利益 1,607百万円(△6.0%)
- 中国: 売上 3,484百万円(+7.6%)、セグメント利益 305百万円(△10.1%)
- その他(台湾・ベトナム・ミャンマー等): 売上 873百万円(+29.0%)、セグメント利益 109百万円(+42.7%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年2月期(実績): 中間 40円、期末 40円、年間 80円
- 2026年2月期(今回): 中間配当 45円(前年同期比+5円)、期末予想 45円、年間予想 90円(前回発表から修正無し)
- 配当利回り: 株価未提示のため算出不可(=–)
- 配当性向: 会社の通期予想EPS 134.93円に対し年間配当90円 → 配当性向(予想) ≈ 66.7%(高めの還元)
- 特別配当・自社株買い: 無(特別配当なし、自己株式保有あり 420,008株)
セグメント別情報(要点)
- 日本: 海上輸送の運賃上昇が上期は寄与。輸入116,470TEU(+1.9%)、輸出入合計124,530TEU(+0.8%)。通関受注は76,132件(+10.9%)で増収に寄与が大きいが、売上総利益率の低下で利益は減少。
- 中国: 日本向け貨物の安定取り扱いで増収も、売上総利益率低下で利益減。
- その他: 台湾で三国間輸送が堅調、東南アジア子会社も安定し高成長。売上・利益ともに高い増加率。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況: TEUや通関受注増など運営KPIは改善傾向(通関受注+10.9%)。
競合状況や市場動向
- 競合比較: 同業他社との相対評価データは提示無し(–)。
- 市場動向: 海上運賃の変動、物価上昇、消費動向(国内消費の回復遅れ)をリスク・変動要因として明示。競争優位性は顧客基盤・三国間輸送などのネットワークに依存。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし): 営業収益 60,000百万円(通期比+7.8%)、営業利益 4,300百万円(+5.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 3,170百万円(+4.0%)、1株当たり当期純利益 134.93円
- 前提条件: 市況(運賃)や為替、消費動向、季節性(冬物商材)を考慮。詳細前提は補足資料参照。
- 予想の信頼性: 会社は下期の季節性を見込み据え置き。外部環境の変動で修正する可能性あり。
- リスク要因: 運賃市況の変動、為替変動、燃料・陸送コストの上昇、消費者マインドの弱さ、国際貿易環境・規制変化。
重要な注記
- 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による会計方針変更あり(期首から適用)だが、財務諸表への影響は無し。
- 第2四半期決算短信は監査(レビュー)の対象外。
- その他: 決算補足説明資料は会社HPに掲載予定。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9381 |
| 企業名 | エーアイテイー |
| URL | http://www.ait-jp.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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