2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想の修正はなし。四半期単独で会社予想との比較は未提示のため「ほぼ予想通り(通期予想維持)」と判断。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は増収+7.8%・営業利益は増益+2.8%だが中間純利益は微減)。
- 注目すべき変化:子会社2社(株式会社アイワサービス、株式会社武蔵野通信)を完全子会社化した影響でのれん(無形資産)や借入・社債発行による固定負債の増加が顕著。のれん合計が大幅増(資産の無形項目が983,846千円に上昇)。
- 今後の見通し:通期予想は変更なし。中間累計の進捗は売上高約49%、営業利益約39%で推移しており、下半期での利益確保が必要(現時点で通期予想達成は可能だが利益進捗はやや遅い)。
- 投資家への示唆:事業エリア拡大のためのM&Aを積極化しており、成長投資による資産・負債の拡大が進行中。のれん償却・買収統合の進捗や借入・転換社債の影響(利息負担等)に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ハリマビステム
- 主要事業分野: 建築物総合サービス事業(ビルメンテナンスを中心とした一括サービス)
- 代表者名: 代表取締役社長 免出 一郎
- URL: https://www.bstem.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月7日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期間) 2025年4月1日~2025年9月30日
- 第2四半期決算短信は監査法人のレビュー対象外(注記あり)
- セグメント:
- 単一セグメント:建築物総合サービス事業のみ(セグメント情報の個別開示省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 9,624,490株
- 期末自己株式数: 402,360株
- 期中平均株式数(中間期): 9,167,016株
- 時価総額: –(開示なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月13日
- 配当支払開始予定日: 2025年12月10日
- 決算説明会/IRイベント: 決算補足説明資料の有無記載あり(詳細は別添)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較は「通期予想変更なし」)
- 売上高(累計): 14,419百万円(前年同期 13,375百万円、+7.8%)
- 通期予想29,500百万円に対する進捗率:約48.9%(中間時点でほぼ半分、順調)
- 営業利益(累計): 541百万円(前年同期 526百万円、+2.8%)
- 通期予想1,400百万円に対する進捗率:約38.7%(進捗はやや遅い)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 401百万円(前年同期 405百万円、△0.7%)
- 通期予想950百万円に対する進捗率:約42.3%
- サプライズの要因:
- 増収要因:前年に受注した新規物件の本格稼働や臨時作業売上が好調。
- 利益抑制要因:人件費(ベースアップ等)の継続的増加、のれん償却費の増加(M&Aに伴う)および法人税費用増加。
- 財務面の変化:転換社債型新株予約権付社債の発行により固定負債が増加(営業外費用の社債発行費計上等)。
- 通期への影響:
- 売上は通期予想比で概ね順調(進捗約49%)。営業利益進捗が低い点は下期での利益改善が必要だが、会社は予想を据え置き。M&Aの統合効果やコスト管理が通期達成の鍵。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 資産合計: 16,518,578千円(前期末 14,791,023千円、+11.7%)
- のれんの増加(前期末68,707千円→当中間期983,846千円)が主因(M&Aによる)
- 負債合計: 6,958,811千円(前期末 5,596,296千円、+24.3%)
- 転換社債型新株予約権付社債発行(1,004,500千円計上)等で増加
- 純資産合計: 9,559,766千円(前期末 9,194,727千円、+3.9%)
- 自己資本比率: 57.8%(安定水準)
- 収益性(中間累計、千円→百万円表記で要旨)
- 売上高: 14,419百万円(前年同期 13,375百万円、+7.8% / +1,044百万円)
- 営業利益: 541百万円(前年同期 527百万円、+2.8% / +14百万円)
- 営業利益率: 約3.75%(前年同期 約3.94%)→ わずかに低下(改善余地)
- 経常利益: 584百万円(前年同期 573百万円、+2.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 401百万円(前年同期 405百万円、△0.7% / △2百万円)
- 中間EPS: 43.82円(前年同期 44.53円、やや減少)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間累計の進捗)
- 売上高進捗率: 約48.9%(通常ペース/ほぼ半期での積上)
- 営業利益進捗率: 約38.7%(やや遅い進捗)
- 純利益進捗率: 約42.3%(中間時点ではやや遅め)
- コメント: 売上は順調だが利益面の進捗が遅く、下期で利益率改善が必要
- 財務安全性
- 自己資本比率: 57.8%(安定水準、40%以上は安心の目安)
- 流動比率(流動資産/流動負債): 10,080,879 / 4,898,461 ≒ 205.8%(良好)
- 負債比率(負債/純資産): 6,958,811 / 9,559,766 ≒ 72.8%(過度ではないが増加)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産): 14,419.6 / 16,518.6 ≒ 0.87回(改善余地)
- 売上高営業利益率は前期比で低下(約3.9%→約3.8%)
- セグメント別
- 単一セグメント(建築物総合サービス)のみのため、セグメント別内訳は省略
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:第1四半期末 12.00円 / 第2四半期末 14.00円 / 年間合計 26.00円
- 2026年3月期:第2四半期(中間) 15.00円(増配) / 通期予想 30.00円
- 配当性向(通期予想ベース):
- 通期予想当期純利益 950百万円、年間配当30円→予想配当性向概算:約29%(保守的~中庸)
- 特別配当: なし
- 株主還元方針: 自社株買いの記載なし(直近は配当増額で対応)
セグメント別情報
- セグメント構成: 建築物総合サービス事業のみ(単一セグメント)
- 前年同期比較: 売上高は+7.8%で増加、営業利益は+2.8%で増加
- 戦略/成果: 新規受注物件の稼働や臨時作業が売上押上げ。M&Aによるエリア拡大(関西・首都圏)とサービス強化を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との整合性: 長期ビジョン2026-2035に基づき「事業エリア拡大」「グループ成長戦略」を実行。今回の2件の完全子会社化(アイワサービス、武蔵野通信)は同計画の施策と整合。
- KPI進捗: 明示的KPIの数値は今回短信に記載なし。M&Aによる拡大は進展中。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 建物メンテ業界は省エネ・快適性維持のニーズが高い一方、原材料高騰や賃上げ圧力により顧客のコスト削減志向が強く競争は厳しい(会社コメント)。
- 競合比較: 同業他社との相対比較データは未提示のため省略(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし): 売上高29,500百万円(+5.3%)、営業利益1,400百万円(+23.2%)、経常利益1,450百万円(+18.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益950百万円(+10.4%)、EPS 103.34円
- 前提条件・修正: 特に修正なし(同社表明)
- 予想の信頼性: 中間期の売上進捗は順調だが営業利益進捗がやや低いため、下期での利益改善施策(コスト管理、M&A統合効果)が通期達成の鍵
- リスク要因:
- のれん(無形資産)増加に伴う減損リスク
- 人件費上昇・原材料・エネルギー価格の変動
- M&Aの統合リスク(期待シナジーの実現遅延)
- 転換社債発行に伴う財務コスト・希薄化リスク
重要な注記
- 会計方針: 特段の会計方針変更は無し。会計基準改正に伴う記載あり。
- 企業結合(取得):
- 株式会社アイワサービス(取得日 2025/4/1、取得対価 現金 1,464,566千円、発生のれん 804,313千円、のれん償却 8年均等)
- 株式会社武蔵野通信(取得日 2025/8/1、取得対価 現金 318,100千円、発生のれん 144,043千円、のれん償却 5年均等)
- 当中間期末で識別可能資産負債の配分が完了しておらず暫定処理の旨注記あり
- その他:
- 中間連結決算短信は監査法人のレビュー対象外である旨の注記あり
- 投資活動によるキャッシュ・フローで子会社株式取得による支出が計上されている(投資キャッシュアウト増大)
(注)本資料は提供された決算短信にもとづき要点を整理したものであり、投資助言や価値判断を提供するものではありません。記載のない項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9780 |
| 企業名 | ハリマビステム |
| URL | http://www.bstem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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