2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社発表の通期予想に対する修正はなし(市場予想との比較は資料に記載なしのため–)。第1四半期実績は概ね会社予想の進捗に近いが、営業利益がやや進捗で遅れ(下振れ気味)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比増、営業利益・経常利益・純利益は減少)。
  • 注目すべき変化:子会社化(株式会社アイワサービス取得)に伴うのれん(約804百万円、償却8年)計上およびのれん償却の発生。これにより固定資産の無形資産が増加、自己資本比率は62.2%→55.9%に低下。
  • 今後の見通し:通期業績予想の修正はなし。通期進捗(売上進捗約24.0%)は四半期比で概ね順調だが、営業利益進捗は約20.8%と25%目安より弱く、今後の人件費等コスト動向が達成可否のカギ。
  • 投資家への示唆(助言ではない):主に事業エリア拡大(関西での事業基盤強化)とグループ成長(追加子会社取得:武蔵野通信)による成長志向が継続。一方で人件費上昇や買収に伴うのれん償却、転換社債型社債計上などで短期的な利益変動リスクあり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社ハリマビステム (証券コード 9780)
    • 主要事業分野: 建築物総合サービス事業(ビルメンテナンス、清掃、施設維持管理等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 免出 一郎
    • URL: https://www.bstem.co.jp/
    • 問合せ: 経理部長 藤坂 昌之 TEL 045-224-3550
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月8日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:建築物総合サービス事業(グループ内はこの事業のみのためセグメント情報省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式を含む): 9,624,490株
    • 期末自己株式数: 476,360株
    • 四半期累計平均株式数: 9,144,180株
    • 時価総額: –(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • IRイベント: 決算説明会の開催有無:記載なし(資料参照)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想との比較は四半期実績に対する進捗として記載)
    • 売上高: 7,085 百万円(前年同期比 +5.2%、通期予想29,500百万円に対する進捗率 ≒ 24.0%)
    • 営業利益: 291 百万円(前年同期比 △8.0%、通期予想1,400百万円に対する進捗率 ≒ 20.8%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 225 百万円(前年同期比 △2.0%、通期予想950百万円に対する進捗率 ≒ 23.7%)
  • サプライズの要因:
    • 売上は新規受注物件の本格稼働や臨時作業が好調で増加。
    • 営業利益減は、継続的なベースアップ等による人件費増や販売費及び一般管理費の増大(前年同期比で約116.1百万円増)が主因。また、のれん償却(第1四半期で約4.0百万円)などM&A関連費用も影響。
    • 営業外費用に社債発行費(第1四半期で約11.1百万円)計上。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想に変更なし。売上進捗は概ね均衡(24%)だが営業利益の進捗が若干遅い(約20.8%)。人件費やのれん償却、社債費用などの影響が続く場合、営業利益の達成にはコスト管理が重要。

財務指標

  • 損益(第1四半期累計、対前年同四半期)
    • 売上高: 7,085 百万円(+352 百万円、+5.2%)
    • 売上総利益: 1,023.6 百万円(+90.7 百万円、+9.7%)
    • 販売費及び一般管理費: 731.8 百万円(+116.1 百万円、+18.9%) — 主に給料・賞与・その他費用増
    • 営業利益: 291.8 百万円(△25.4 百万円、△8.0%)、営業利益率 ≒ 4.1%(291.8/7,085)
    • 経常利益: 311.6 百万円(△30.6 百万円、△8.9%)
    • 四半期純利益(親会社株主): 225.0 百万円(△4.5 百万円、△2.0%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 24.61円(前年同四半期 25.32円、△2.8%)
  • 財政状態(連結、期末)
    • 総資産: 16,589 百万円(前期末 14,791 百万円、+1,798 百万円)
    • 純資産: 9,282 百万円(前期末 9,195 百万円、+87 百万円)
    • 自己資本比率: 55.9%(前期末 62.2%)→ 55.9%(安定水準。目安40%以上で安定)
    • 流動資産内訳: 現金・預金 6,230 百万円(前期末 4,767 百万円、+1,463 百万円)、受取手形・売掛金 3,844 百万円(前期末 4,375 百万円、△530 百万円)
    • 固定資産内訳: のれん 868.98 百万円(前期末 68.71 百万円、増加はアイワサービス取得によるもの)
    • 負債合計: 7,307 百万円(前期末 5,596 百万円、+1,710 百万円) — 転換社債型新株予約権付社債 1,004.5 百万円計上等
  • キャッシュフロー: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。ただし現金預金は増加。
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
    • 売上高進捗率: ≒ 24.0%(通常四半期目安25%にほぼ近い)
    • 営業利益進捗率: ≒ 20.8%(やや遅れ;コスト増影響)
    • 純利益進捗率: ≒ 23.7%(概ね順調)
    • 過去同期間との比較: 売上は増、利益面は前年同期比で減益(前期は営業利益317百万円→今期291.8百万円)
  • 財務安全性・効率性:
    • 自己資本比率 55.9%(安定水準)
    • 負債の増加は買収・社債発行等によるもので一時的に増加
    • 総資産回転率・その他詳細指標は四半期単独では算出困難(データ限定のため –)
  • セグメント別:
    • 単一セグメントのためセグメント別詳細は省略(会社注記)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績): 年間 26.00円(中間12.00円、期末14.00円)
    • 2026年3月期(会社予想): 年間 30.00円(中間15.00円、期末15.00円) — 予想は増配見込み
    • 配当利回り: –(株価情報の記載なし)
    • 配当性向: –(通期予想の純利益ベースで計算可能だが資料では明示されていない)
  • 特別配当: なし
  • 株主還元方針: 譲渡制限付株式報酬として自己株式処分(74,500株、処分価額842円/株、総額62.729百万円)を実施。自社株買いは現時点で記載なし。

セグメント別情報

  • 単一セグメント(建築物総合サービス)にて売上・利益を計上。
  • 前年同期比較: セグメント分解は省略。総括では新規稼働や臨時作業が売上増に寄与する一方で人件費増が利益を圧迫。
  • セグメント戦略: 事業エリア拡大(関西のアイワサービス買収)、グループ間シナジー創出、サービス品質向上を重視。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「長期ビジョン2026-2035」に基づく「挑戦領域」達成の一環として事業エリア拡大を推進(今回の関西拠点強化、首都圏の電気工事子会社取得を含む)。
  • KPI達成状況: 具体的KPIの数値は資料に記載なし(–)。M&Aによる拡大路線は計画整合的。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: ビルメンテナンス業界は「安全・快適・省エネルギー」への需要は増す一方、原材料高・賃上げの圧力により顧客のコスト削減志向が強く、業界全体でのコスト・価格競争が続く。
  • 競合比較: 同業他社との相対的な位置付けは資料に詳細なし(–)。地域拡大と電気系サービスの取り込みで差別化を図る狙い。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(2026年3月期): 売上高 29,500 百万円(+5.3%)、営業利益 1,400 百万円(+23.2%)、経常利益 1,450 百万円(+18.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 950 百万円(+10.4%)、1株当たり当期純利益 103.34円
    • 第1四半期決算時点で通期予想の修正はなし(会社発表)
    • 会社予想の前提: 直近公表分の前提を踏まえているが為替等の特定数値は資料に明記なし(–)
  • 予想の信頼性: 通期予想は維持。過去の予想達成傾向は資料に詳細なし(–)。
  • リスク要因:
    • 人件費上昇や原材料・エネルギー高騰による利益圧迫
    • M&Aの統合リスク(のれん償却・シナジー未達)および追加の財務負担(社債・借入増加)
    • マクロ不透明性(地政学リスク、関税政策等)

重要な注記

  • 会計方針: 企業結合に伴う会計処理で暫定的配分を実施(取得時の識別可能資産・負債の配分が一部未確定、のれんは暫定計上)。
  • のれん: アイワサービス取得により発生のれん 804,313 千円(償却期間 8 年、均等償却)。第1四半期ののれん償却額 4,041 千円を計上。
  • 重要な後発事象:
    • 2025年8月1日付で株式会社武蔵野通信を取得(支払額 318,100 千円、持分比率100%) — 第1四半期後の子会社化。
    • 2025年8月15日付で譲渡制限付株式報酬として自己株式74,500株を処分(処分価額842円/株、総額62,729千円)。
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9780
企業名 ハリマビステム
URL http://www.bstem.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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