2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。市場予想との比較は情報無し(市場予想:–)。通期に対する中間進捗は売上高が24.6%、営業利益が13.5%、当期純利益が10.6%で、上期集中型ではなく下期竣工集中を前提とした計画であるため「ほぼ会社想定どおり」と評価できる。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高8,619百万円、前年同期比+6.5%;営業利益757百万円、同+250.4%)。中間で黒字に転換(前年は中間で損失)。
  • 注目すべき変化:前年同期の中間純損失▲31百万円から中間純利益358百万円へ大幅改善(黒字化、EPS 12.11円)。不動産投資支援事業の利益率改善が主因(セグメント利益671百万円、前年同期比+380.3%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上35,000百万円、営業利益5,600百万円等)に変更なし。下期に竣工・引渡しが集中する見込みで、通期予想達成は会社計画次第(現時点で修正なし)。
  • 投資家への示唆:上期は在庫(仕掛販売用不動産)が増加し借入が拡大、キャッシュは減少している点に注意。業績は下期の引渡し時期に依存するため、竣工スケジュールと利払負担の推移(支払利息増)を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社フェイスネットワーク
    • 主要事業分野:不動産投資支援事業(新築一棟RCマンション等の企画・開発・販売)、不動産マネジメント事業(賃貸管理等)
    • 代表者名:代表取締役社長 蜂谷 二郎
    • 問合せ先:取締役上席執行役員 石丸 洋介(TEL 03-6432-9937)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結、期間 2025年4月1日~2025年9月30日
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 不動産投資支援事業:物件企画・開発・販売(主力)
    • 不動産マネジメント事業:賃貸物件の管理等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:29,880,000株
    • 期中平均株式数(中間期):29,637,323株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 株主総会/IRイベント:–(決算短信に特定日程の記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社通期予想との比較=達成率)
    • 売上高:8,619百万円、通期予想35,000百万円に対する進捗率 24.6%
    • 営業利益:758百万円(※端数四捨五入)、通期予想5,600百万円に対する進捗率 13.5%
    • 経常利益:540百万円、通期予想5,000百万円に対する進捗率 10.8%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:359百万円、通期予想3,400百万円に対する進捗率 10.6%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:前年同期からの大幅な採算改善(主に不動産投資支援事業の粗利改善および一部案件の利益確定)により営業利益は大幅増。
    • 下押し要因:通期の進捗は比較的低め(特に利益面)で、在庫(仕掛販管不動産)の増加と下期竣工予定の偏りが影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。上期の結果は下期集中を前提とした計画内とされるが、下期の竣工・引渡し進捗と金利負担の動向が通期達成の鍵。

財務指標(主要数値・解説)

(数値は百万円、前年同期比は会社記載の%)

  • 収益性
    • 売上高:8,619百万円(前年同期比+6.5%、前年 8,095百万円)
    • 売上総利益:2,366百万円(前年 1,526百万円)
    • 販管費:1,608百万円(前年 1,309百万円)
    • 営業利益:758百万円(前年同期比+250.4%、前年 216百万円)、営業利益率 8.8%(758/8,619)
    • 経常利益:540百万円(前年 28百万円、増加率大)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:359百万円(前年▲31百万円)
    • 1株当たり中間純利益(EPS、潜在調整後):12.11円(前中間期:▲1.06円)
  • 財政状態(2025年9月30日)
    • 総資産:35,193百万円(前期末 30,036百万円、増加 +5,157百万円)
    • 純資産:9,162百万円(前期末 9,765百万円、減少 −604百万円)
    • 自己資本比率:26.0%(目安:40%以上が安定;26.0%はやや低め→財務レバレッジ高め(留意))
    • 負債合計:26,032百万円(前期末 20,271百万円、増加 +5,761百万円)
    • 流動資産:31,503百万円、流動負債:11,799百万円 → 流動比率(流動資産/流動負債)約267%(流動性は確保されている水準)
    • 負債/純資産倍率(負債 ÷ 純資産):約2.84倍(高め、注意)
  • キャッシュ・フロー
    • 営業CF:▲8,980百万円(前年同期は▲6,588百万円)→ 棚卸資産(仕掛販売用不動産)増加による大幅な資金支出
    • 投資CF:▲173百万円(主に敷金・保証金の支出)
    • 財務CF:+5,472百万円(長期借入等による資金調達を実施)
    • 現金・現金同等物期末残高:5,157百万円(期首 8,839百万円、減少)
  • 効率性
    • 総資産回転率(中間期売上/総資産):約0.245(半期ベース)
    • 売上高営業利益率:8.8%(上期としては改善、良い方向)
  • セグメント別(当中間期)
    • 不動産投資支援事業:売上 8,162百万円(前年比+6.4%)、セグメント利益 671百万円(前年比+380.3%)
    • 不動産マネジメント事業:売上 458百万円(前年比+7.8%)、セグメント利益 86百万円(前年比+13.0%)
  • 財務の解説:
    • 在庫(仕掛販売用不動産)が大幅増(+7,337百万円)し、借入金も増加(長期借入増等で資金を確保)。利息負担増(支払利息178百万円、前年139百万円)に留意。業績は売上・利益とも改善しているが、下期の引渡し集中と資金調達コストの上振れリスクがある。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当(第2四半期末):0.00円(2026年3月期中間)
    • 期末配当(予想):40.00円(注:2025年10月1日株式1→3分割後の金額。分割前換算では期末120.00円相当)
    • 年間配当予想(通期):40.00円(分割後表示)
  • 配当性向(通期予想ベース):配当40円/EPS114.76円 = 約34.9%(目安:中程度の還元)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • 不動産投資支援事業
    • 売上:8,161.6百万円(前年同期比+6.4%)
    • セグメント利益:671.5百万円(前年同期比+380.3%)— 利益貢献の主力。新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズ等の採算改善が背景。
  • 不動産マネジメント事業
    • 売上:458.1百万円(前年同期比+7.8%)
    • セグメント利益:86.4百万円(前年同期比+13.0%)— 管理戸数増加に伴う安定収益。
  • 備考:不動産投資支援事業の収益が増加し全体営業利益押上げに寄与。だが事業特性上、竣工・引渡しのタイミングにより業績が変動しやすい。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内での具体数値目標は今回開示資料に記載無し(–)。ただし事業戦略として城南3区中心の開発拡大、物件ブランド強化(THE GRANDUO等)を継続。
  • KPI達成状況:主要KPI(竣工・引渡し件数、管理戸数等)は一部増加(管理戸数増でマネジメントの売上増)。竣工は下期に集中予定で、下期実績で中期目標達成の可否がより明確に。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 首都圏マンション供給戸数は増加(+11.1%)だが、平均価格・単価は上昇(平均価格+19.3%)、賃貸需要は根強く賃貸不動産への投資需要は旺盛との解説あり。
    • 東京23区の単価上昇が顕著で、賃貸物件の投資魅力が高い点は追い風。
  • 競合比較:同業他社との相対比較データは開示無し(市場での相対ポジション:–)。ただしブランド化・都心立地の物件開発は差別化ポイントとなる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(会社公表):売上35,000百万円(通期+17.0%)、営業利益5,600百万円(+23.9%)、当期純利益3,400百万円(+22.8%)、1株当たり当期純利益 114.76円
    • 予想修正:無し(今回発表分での修正なし)
    • 会社想定の前提:下期に竣工・引渡しが集中する計画。その他(為替・原油等)への明示的前提は資料参照(詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:同社は竣工時期に業績が左右されるため通期達成は下期の引渡し進捗に依存。過去の傾向や今回の在庫増加・借入増を踏まえ、下期の施工・販売・金利動向確認が重要。
  • リスク要因:
    • 金利上昇による利払負担の増加(支払利息増大)
    • 竣工・引渡しの遅延や販売環境の悪化(価格下落、需要鈍化)
    • 在庫(仕掛)圧縮に伴う追加資金需要、流動性リスク

重要な注記

  • 会計方針の変更:控除対象外消費税等の会計処理を変更(第1四半期より長期前払費用に計上し5年で均等償却)。影響は軽微で遡及適用は無し。
  • 監査:当第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー対象外。
  • 連結範囲の変更:無
  • その他:株式分割(普通株式1株→3株)を2025年10月1日に実施。配当・EPS等は分割後額で表示。

(不明な項目は — と表示しています。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3489
企業名 フェイスネットワーク
URL https://faithnetwork.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 不動産 – 不動産業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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