2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期・中間ともに未修正)に対する四半期単独の「予想超過/下振れ」の市場コンセンサスは提示なし。会社予想に対する進捗で見ると、売上高進捗率は29.5%(通期想定に対して)と四半期比でやや前倒しの進捗(四半期は季節性により変動するため注意)。通期予想の修正はなし。
- 業績の方向性:増収増益(第1四半期:売上高 +20.9%、営業利益 +12.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益 +13.5%)。
- 注目すべき変化:分譲住宅・住宅流通で引渡戸数が増加(分譲住宅:自由設計130戸→106戸、分譲マンション190戸→131戸;住宅流通:中古269戸→198戸)により売上が拡大。ただし分譲住宅の利益率低下によりセグメント利益は横ばい。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上126,000百万円、営業利益7,200百万円、当期純利益3,700百万円)に対して第1四半期の進捗は売上29.5%、営業利益35.0%、純利益43.4%と概ね順調。ただし引渡しの偏り(季節性)と資材価格や金利動向が不確実要因。会社は現時点で予想の修正を行っていない。
- 投資家への示唆:収益拡大は主に引渡し増(大型分譲マンション、住宅流通の在庫回復)と賃貸/管理のストック収益増。分譲住宅の利益率低下と支払利息の増加(利息負担上昇)が注意点。季節性や引渡しタイミングで四半期業績が大きく変動する点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:フジ住宅株式会社
- 主要事業分野:分譲住宅販売、住宅流通(中古住宅売買)、土地有効活用(賃貸アパート等の請負・販売)、賃貸及び管理、建設関連
- 代表者名:代表取締役社長 宮脇 宣綱
- URL: https://www.fuji-jutaku.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月1日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料:作成あり(決算説明会は無し)
- セグメント(報告区分):
- 分譲住宅:自由設計住宅・分譲マンション等
- 住宅流通:中古住宅の仲介・販売等
- 土地有効活用:賃貸アパートの一棟売等、建築請負
- 賃貸及び管理:賃貸管理、ストック型収益
- 建設関連:建設請負等
- その他:保険代理店等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):36,849,912株(2026年3月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):36,093,173株(2026年3月期1Q)
- 時価総額:–(株価情報の提示なし)
- 今後の予定:
- 通期/中間予想:公表済(修正無)/次回決算発表等の具体日程は資料参照(本資料に記載の予定なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ開示、四半期ベースの会社予想は不明なため進捗率で評価)
- 売上高:実績37,111百万円 → 通期126,000百万円に対する進捗29.5%
- 営業利益:実績2,518百万円 → 通期7,200百万円に対する進捗35.0%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績1,604百万円 → 通期3,700百万円に対する進捗43.4%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:分譲マンションの大型引渡し、住宅流通の在庫回復による販売増、賃貸・管理の管理戸数増加(ストック収益の上積み)。
- 下振れ注意点:分譲住宅の利益率低下や支払利息増(支払利息 374.6百万円、前年同期261.8百万円)など。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は概ね良好(特に純利益進捗が高い)が、引渡しの偏りや資材・金利の不透明性があるため今後の動向次第で変化あり。
財務指標
- 要点(百万円、四捨五入は元データに準拠)
- 売上高(第1Q累計):37,111百万円(前年同期 30,702百万円、+20.9%)
- 売上総利益:5,615.9百万円(前年同期 5,214.8百万円、+7.7%) → 粗利率 15.13%(前年同期 16.99%:約▲1.86pp、改善余地なし)
- 営業利益:2,518.3百万円(前年同期 2,247.9百万円、+12.0%) → 営業利益率 6.78%(前年同期 7.32%:低下)
- 経常利益:2,379.7百万円(前年同期 2,081.3百万円、+14.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,604.7百万円(前年同期 1,414.2百万円、+13.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):44.46円(前年同期 39.11円、+13.7%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期)
- 売上高進捗率:29.5%(37,111 / 126,000)
- 営業利益進捗率:35.0%(2,518 / 7,200)
- 純利益進捗率:43.4%(1,604 / 3,700)
- 注:引渡しの季節偏重があるため、単純比較は注意。会社の2Q累計目標(66,700百万円)に対する第1Qの比率は55.7%で、上期の前倒し寄与が想定される。
- 財政状態(当第1四半期末:2025年6月30日)
- 総資産:180,576百万円(前期末183,210百万円、▲2,634百万円)
- 純資産:55,899百万円(前期末54,675百万円、+1,224百万円)
- 自己資本比率:31.0%(前期末29.8%)(目安:40%以上で安定→31.0%は改善したが中央値より低め(留意))
- 流動資産:115,506百万円(減少)、現金及び預金:20,061百万円(前期末21,578百万円、▲1,517百万円)
- 流動負債:48,202百万円(前期末55,189百万円、▲6,987百万円)
- 固定負債:76,475百万円(前期末73,346百万円、+3,129百万円)
- 有利子負債(概算):短期借入金30,722百万円+長期借入金75,629百万円=106,351百万円(前年同期合計約107,468百万円→若干減少)
- 支払利息の増加:374.6百万円(前年同期261.8百万円、+42.9%)
- 効率性
- 総資産利益率や総資産回転率の詳細は四半期単独では変動大。売上に対する営業利益率は前年同期比で低下(7.32%→6.78%)。
- キャッシュフロー
- 第1四半期累計の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- セグメント別(第1四半期累計)
- 分譲住宅:売上 14,017百万円(+27.4%)、セグメント利益 1,007百万円(▲0.4%)
- 住宅流通:売上 6,785百万円(+39.1%)、セグメント利益 238百万円(+84.6%)
- 土地有効活用:売上 7,817百万円(+6.9%)、セグメント利益 729百万円(+1.0%)
- 賃貸及び管理:売上 8,251百万円(+10.6%)、セグメント利益 1,026百万円(+16.8%)
- 建設関連:売上 590百万円(+27.4%)、セグメント損失 △8百万円(前年△22百万円→改善)
- コメント:売上は全セグメントで増加。分譲住宅は数量増だが利益率低下が課題。住宅流通と賃貸・管理での利益改善が寄与。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期:中間 14円、期末 18円、年間 32円
- 2026年3月期(予想):中間 16円、期末 16円、年間 32円(予想に修正なし)
- 配当性向・利回り:配当性向(会社公表の通期予想に対する数値の開示は無、計算には通期予想当期純利益3,700百万円・発行済株式数参照での算出が必要→ここは–)
- 特別配当:無し(注記あり)
- 株主還元方針:自社株式の処分等により自己株式数の変動あり。継続して配当を実施。
セグメント別情報(要点再掲)
- 分譲住宅:引渡戸数増(自由設計130戸、分譲マンション190戸)が売上拡大の主因。ただし仕入れ競争や利益率低下に注意。
- 住宅流通:中古引渡戸数大幅増(269戸)で売上・利益率が改善。
- 土地有効活用:個人投資家向け一棟売や請負が順調に増加。
- 賃貸及び管理:管理戸数増加でストック型収益の積み上がりが進む。
- 建設関連:売上増、損失幅縮小。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画への言及:資料内に詳細な中期数値目標は記載なし。ただし賃貸/管理領域のストック収益拡大を通じた収益安定化の取り組みは継続していると表明。
- KPI達成状況:該当KPIの具体数値は開示なし(→–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:住宅ローン金利上昇の影響で一部需要抑制がある一方、実需や収益不動産需要は堅調との認識。
- 競合比較:本資料には同業他社との比較数値は記載無し(→–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上 126,000百万円(+1.7%)、営業利益 7,200百万円(▲8.8%)、経常利益 5,700百万円(▲18.4%)、当期純利益 3,700百万円(▲22.3%)、1株当たり当期純利益 101.77円
- 中間期(第2四半期累計)予想:売上 66,700百万円、営業利益 4,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 2,400百万円(いずれも修正なし)
- 前提条件等:詳細は添付資料(業績予想の前提)参照。会社は利上げを保守的に織り込む計画と記載。
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は概ね順調だが、引渡しの偏重や資材価格/金利の不確実性が残るため慎重な検討が必要。
- リスク要因:住宅ローン金利上昇、建材価格上昇、地域需要の変動、資金調達コストの上昇等。
重要な注記
- 会計方針等の変更:無
- 四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー):無(レビューは実施されていない旨)
- 追加情報:所有目的の変更により一部有形固定資産を販売用不動産に振替(注記あり)
- その他:決算説明資料はTDnetと会社サイトに掲載済。
(注)
- 不明な項目は“–”と表記しています。
- 「自己資本比率31.0%(改善、ただし40%未満で中長期的には注意が必要)」等、数値の良し悪しに関する目安を併記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8860 |
| 企業名 | フジ住宅 |
| URL | http://www.fuji-jutaku.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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