2025年9月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は会社業績予想(通期41,000百万円)に対して中間累計で18,302百万円(進捗率44.6%)と概ね想定内。通期予想の修正は無し。市場予想との比較は資料に記載なし(――)。
- 業績の方向性:増収(売上高 +4.0%)だが営業損失に転じる(営業利益 △24百万円、前年同期264百万円の営業利益 → 増収減益)。
- 注目すべき変化:原材料高・販管費増により粗利はほぼ横ばいながら販管費増で営業利益が約288百万円悪化(前年中間期264百万円の黒字 → 今回は24百万円の赤字)。
- 今後の見通し:通期予想の修正は現時点で無し。会社は値上げやコストダウン、固定費削減の効果を見極めるとしており、原材料高の動向が達成可否の重要点。
- 投資家への示唆(助言ではない):売上は主に農林業用機械が牽引している一方で、収益性が原材料費上昇等で圧迫されている点が最大の注目点。通期業績と配当の安定性を見る上では、コスト対策の実効性・キャッシュフロー(営業CFの改善)・借入金水準の動向を注視することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社丸山製作所(証券コード 6316)
- 主要事業分野:農林業用機械、工業用機械、その他機械(消防機械等)、不動産賃貸等の製造・販売および関連サービス
- 代表者名:代表取締役社長 内山 剛治
- URL:https://www.maruyama.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年5月13日
- 対象会計期間:2025年9月期 第2四半期(中間期、連結) 2024年10月1日~2025年3月31日
- 決算説明資料の有無:有(個人投資家向け説明会の開催も有)
- セグメント:
- 農林業用機械:刈払機、動力噴霧機、大型防除機等(主力セグメント)
- 工業用機械:工業用ポンプ等
- その他の機械:消防機械等
- 不動産賃貸他:賃貸収入等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):5,029,332株
- 期末自己株式数:995,856株
- 中間期中の平均株式数(中間期):4,078,202株
- 時価総額:――
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年5月14日
- 決算説明会:開催済/開催(個人投資家向け)※日程は資料参照
- 株主総会等:――
- その他IRイベント:決算補足説明資料作成あり
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較)
- 売上高:18,302百万円(前年同期比 +4.0%/通期予想41,000百万円に対する進捗率 44.6%)
- 営業利益:△24百万円(前年同期264百万円/通期予想1,200百万円に対する進捗率 △2.0%)
- 経常利益:24百万円(前年同期253百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△18百万円(前年同期141百万円/通期予想700百万円に対する進捗率 △2.6%)
- サプライズの要因:
- 売上は国内の大型防除機・動力噴霧機等の拡販で増加したが、原材料高騰による売上原価上昇と販売費・一般管理費の増加が利益を圧迫し、営業損失に転じたことが主因。
- 為替差益(56百万円)は営業外収益を押し上げる一方、支払利息増(41百万円)等も発生。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想(売上41,000百円、営業利益1,200百円、当期純利益700百万円)を修正せず。原材料高・コスト増加に対する値上げ・コストダウン・固定費削減の効果を見極める方針であり、今後の動向次第で修正の可能性あり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:38,855百万円(前連結年度末38,706百万円、+148百万円)
- 純資産:19,575百万円(前連結年度末19,830百万円、△254百万円)
- 自己資本(参考):19,403百万円(自己資本比率49.9%)
- 現金及び現金同等物:3,072百万円(期首4,431百万円、△1,359百万円)
- 短期借入金:6,864百万円(前期5,881百万円、増加)
- 有形固定資産取得による支出(中間期間):1,364百万円
- 収益性(中間期)
- 売上高:18,302百万円(前年同期比 +4.0%、増加額 +699百万円)
- 売上総利益:4,613百万円(前年同期4,673百万円、△60百万円、△1.3%)
- 販売費及び一般管理費:4,637百万円(前年同期4,409百万円、+228百万円、+5.2%)
- 営業利益:△24百万円(前年同期264百万円、差異 △288百万円、増収減益)
- 経常利益:24百万円(前年同期253百万円、△229百万円、△90.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△18百万円(前年同期141百万円、△159百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△4.51円(前年同期32.90円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗率)
- 売上高進捗率:44.6%(18,302/41,000)→ 中間期として概ね妥当だが通期では残り半期で利益改善が必要
- 営業利益進捗率:△2.0%(△24/1,200)→ 中間で赤字のため進捗遅れ
- 純利益進捗率:△2.6%(△18/700)→ 同上
- 過去同期間との比較:売上は前年同期比増(+4.0%)だが利益面は大幅悪化(前年中間は黒字)
- 財務安全性
- 自己資本比率:49.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産23,326 / 流動負債16,016 = 約145.7%(流動性は確保)
- 負債合計:19,279百万円、負債/純資産比:約98.6%(負債水準は中立〜やや高め)
- 効率性
- 売上高営業利益率(中間):△0.13%(営業損失のためマイナス)
- 総資産回転率:売上高18,302 / 総資産38,855 = 0.47回/年(参考)
- セグメント別(貢献度・変化)
- 農林業用機械:売上 14,163百万円(前年同期比 +10.0%)、営業利益 216百万円(前年同期比 △21.5%)
- 工業用機械:売上 2,705百万円(前年同期比 △13.2%)、営業利益 423百万円(前年同期比 △20.0%)
- その他の機械:売上 1,339百万円(前年同期比 △11.8%)、営業利益 122百万円(前年同期比 +26.0%)
- 不動産賃貸他:売上 210百万円(前年同期比 △0.1%)、営業利益 130百万円(前年同期比 +8.7%)
- セグメント構成比(売上):農林業用機械が約77.4%(14,163/18,302)と主力
- 財務の解説:
- 売上は国内のアグリ流通で大型防除機・動力噴霧機が増加し増収。だが原材料高や販管費増で粗利確保が困難になり営業赤字。投資(有形資産取得)で投資CFが拡大、借入金は増加しておりキャッシュは減少。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年9月期:期末配当 75.00円(年間75.00円)
- 2025年9月期(予想):期末配当 75.00円、年間合計 75.00円(中間配当無し)
- 直近公表の配当予想からの修正:無
- 配当利回り:――(株価情報が資料に無いため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):予想EPS(通期)169.55円に対し年間配当75.00円 → 配当性向約44.3%(やや高め)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自己株式取得は中間期に実施(期中の自己株買付あり)だが、今回の決算短信では大きな追加の自社株買い発表は無し。
セグメント別情報
- セグメント別状況(中間期)
- 農林業用機械:売上 14,163百万円(+10.0%)、営業利益 216百万円(△21.5%) — 国内アグリ流通で大型防除機・動力噴霧機が伸長。収益性は原価上昇で低下。
- 工業用機械:売上 2,705百万円(△13.2%)、営業利益 423百万円(△20.0%) — 欧州向けは増加、北米・国内向けが減少。
- その他の機械:売上 1,339百万円(△11.8%)、営業利益 122百万円(+26.0%) — 消防機械が主。利益率改善。
- 不動産賃貸他:売上 210百万円(ほぼ横ばい)、営業利益 130百万円(+8.7%) — 安定収益源。
- セグメント戦略:農林業向けで製品ライン拡充・販促強化、海外では韓国・台湾で市場安定、米国市場への導入調査、アジア市場でウルトラファインバブル関連の拡販・トライアルを推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期計画の詳細は記載なし(会社は収益改善のため値上げ・コストダウン・固定費削減を継続して実施予定)。
- KPI達成状況:公開KPIの記載なし → 進捗は――
競合状況や市場動向
- 市場環境:農業資材費・原材料高騰、為替変動、地政学リスクの影響が継続。国内は個人消費の持ち直しやインバウンドの回復により緩やかな景況感。
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載なし(――)。ただし主要リスクは業界共通の原材料高・海外需要変動。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高 41,000百万円(+2.5%)、営業利益 1,200百万円(+2.7%)、経常利益 1,200百万円(+8.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 700百万円(+17.2%)、1株当たり当期純利益 169.55円
- 今後の修正の有無:現時点では無。原材料高等の影響が継続する場合は見直しを検討すると明記。
- 予想の信頼性:会社は値上げ・コストダウン・固定費削減の効果を確認してから修正判断を行うとしており、短期的には外部要因(原材料・為替)が達成可否の主要変動要因。
- リスク要因:原材料価格の高騰、為替変動、地政学的リスク、海外市場の需要変動、米国の関税政策等。
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等に関する会計基準)を期首から適用。中間連結財務諸表への影響は無し。
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算等、詳細は添付資料参照)。
- 第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー対象外。
(注)資料に記載のない項目は「――」で表記しています。数字を扱う際の参考として、自己資本比率49.9%は「安定水準(目安40%以上)」、流動比率約146%は「短期支払能力は確保」として記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6316 |
| 企業名 | 丸山製作所 |
| URL | http://www.maruyama.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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