2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:減収・減益(第3四半期累計:事業収益65,920千円、前年同四半期165,134千円で△60.1%)。営業損失・四半期純損失ともに拡大。
- 注目すべき変化:研究開発費の増加(153,707千円、前年同四半期比+31.1%)と販売費及び一般管理費の増加(200,002千円、前年同四半期比+18.0%)により事業費用合計が23.3%増加し、損失幅が拡大(四半期純損失285,454千円、前年同四半期145,609千円、損失額+96.0%)。
- 今後の見通し:通期予想(事業収益91,000千円、当期純損失△394,000千円、1株当たり当期純損失△60.77円)は第3四半期累計で進捗率が約72.4%に到達。会社は10/14に業績予想を修正しており、現時点で追加修正は公表していない。
- 投資家への示唆:収益源は共同創薬研究の研究支援金・マイルストーン等に依存しており、マイルストーン発生の有無により収益変動が大きい点と、研究開発投資を積み増してパイプライン強化を図っている点が今回決算の主要ポイント(短期業績はボラティリティ大)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社 Veritas In Silico
- 主要事業分野:創薬プラットフォーム事業(ibVIS® を用いた共同創薬研究、パイプライン研究開発)
- 代表者名:代表取締役社長 中村 慎吾
- URL:https://www.veritasinsilico.com/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期・累計、非連結)
- 決算補足説明資料:作成あり。決算説明会は無し。
- セグメント:
- 単一セグメント:創薬プラットフォーム事業(創薬プラットフォームの提供、共同研究、パイプライン研究開発)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):6,487,114株(自己株式なし)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し(補足資料あり)
- 株主総会・IRイベント等:–(開示なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較、通期予想は最新公表値を使用)
- 売上高(事業収益):第3Q累計 65,920千円。通期予想91,000千円に対する進捗率 65,920/91,000 ≒ 72.4%(進捗は高め)。
- 営業利益(営業損失):第3Q累計 △287,790千円。通期予想 △397,000千円に対する進捗率(損失執行率) ≒ 72.4%。
- 純利益(当期純損失):第3Q累計 △285,454千円。通期予想 △394,000千円に対する進捗率 ≒ 72.4%。
- サプライズの要因:
- 収益面:共同創薬研究の定期的な研究支援金やスポットのマイルストーン収入に依存する構造であり、第3Q累計では前年同期比でマイルストーン等の受取が減少(事業収益は前年同期比△60.1%)。
- 費用面:研究開発投資や販売管理費の増加(R&D +31.1%、販管費 +18.0%)により損失が拡大。
- 通期への影響:
- 第3Q時点の進捗は約72%と高いが、通期残りでマイルストーン等の収益認識があるか否かで通期損益が変動。会社は10/14に通期予想の修正を行っており、現時点で更なる修正は発表されていない。
財務指標
- 財務諸表の要点(単位:千円)
- 売上(事業収益):65,920(2025/1–9) vs 165,134(2024/1–9) △60.1%
- 研究開発費:153,707(+31.1% YoY)
- 販売費及び一般管理費:200,002(+18.0% YoY)
- 事業費用合計:353,710(+23.3% YoY)
- 営業損失:△287,790(前年 △121,716、損失拡大 +136.5%)
- 経常損失:△283,070(前年 △143,472)
- 四半期純損失:△285,454(前年 △145,609、損失拡大 +96.0%)
- 1株当たり四半期純損失(Q3累計):△44.00円(前年 △23.00円、損失拡大)
- 貸借対照表(主要項目、千円)
- 総資産:1,984,823(前期末2,248,958、△264,135千円、△11.7%)
- 流動資産:1,935,586(△296,486千円、△13.3%)内訳:現金及び預金1,902,258(前期2,173,358、△271,100千円、△12.5%)
- 固定資産:49,236(+32,351千円、+191.6%)
- 負債合計:60,729(前期39,410、+21,319千円、+54.1%)※主に未払金・前受金の増加
- 純資産:1,924,093(前期2,209,548、△285,454千円、△12.9%)
- 収益性指標
- 売上高(Q3累計)と前年同期差:65,920千円(△60.1%)
- 営業利益率:営業損失のため算出不可(営業損失率としては大幅マイナス)
- EPS(Q3累計):△44.00円(前年△23.00円)
- 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:72.4%(高め。マイルストーン依存のため年内の追加収益次第で変動)
- 営業利益(損失)進捗率:72.4%(損失の大部分を既に計上)
- 純利益進捗率:72.4%
- 過去同期間との比較:前年は売上・損失ともに軽微だったが、今年は売上減と費用増で損失が拡大。
- 財務安全性
- 自己資本比率:96.9%(安定水準。目安40%以上で安定だが同社は非常に高水準)
- 流動比率(簡易):流動資産1,935,586 / 流動負債60,729 ≒ 3,188%(非常に高い流動性)
- 負債比率:負債は小さいため低リスク(具体数値は負債合計/純資産=60,729/1,924,093 ≒ 3.2%)
- 効率性:総資産回転率等の詳細指標は開示数値から算出可能だが、収益性低下により資産効率は悪化傾向。
- セグメント別:単一セグメントのためセグメント別内訳は省略。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(無配)
- 期末配当(予想):0.00円(無配)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:0.00%(株価不明のため実数は–)
- 配当性向:該当なし(当期赤字のため)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載は無し
セグメント別情報
- セグメント:創薬プラットフォーム事業(単一)
- 状況:共同創薬研究(複数製薬会社との提携)、パイプライン開発(核酸医薬品等)を進行中。第3Qではパートナーとの共同研究でリード化合物獲得やマイルストーン達成の事例ありが、全体収益は減少。
- 前年同期比較:売上は△60.1%減、費用は増加のため利益貢献はマイナス。
- 戦略:ibVIS® の権利化(日本・欧州・米国で特許付与)とパートナー拡大、パイプラインの内製化(ASO等)を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に数値目標の詳細は記載なし。技術特許の取得やパイプライン構築は中期戦略と整合。
- KPI達成状況:開示されているKPIは無し(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との相対位置付けは開示なし(–)。創薬プラットフォーム分野は提携獲得力とパイプラインの質で評価されるため、提携状況や特許権の権利化は相対的優位性の一要素。
- 市場動向:米国の関税措置等の地政学的リスクについて注記があるが、現時点では当社事業への直接的影響は認められていないと記載。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年12月期)業績予想(会社公表、単位:千円):事業収益 91,000、営業損失 △397,000、経常損失 △391,000、当期純損失 △394,000、1株当たり当期純損失 △60.77円。
- 予想修正の有無:資料内で「2025年10月14日付で通期業績予想の修正を行った」と明記(詳細は当該適時開示参照)。本短信掲載分は修正後の予想を反映している旨の扱いと解釈される(直近公表からの追加修正は無し)。
- 会社想定の前提条件:為替等の具体前提は本短信に詳細記載なし(詳細は添付資料参照)。
- 予想の信頼性:第3Q累計で通期の約72%を消化しており、残りの収益はマイルストーン等スポット収入に依存するため短期予想の変動リスクは高い。
- リスク要因:
- マイルストーン収入の有無・タイミングによる収益変動
- 研究開発の遅延・成功確率
- 規制・地政学的リスク(関税措置等)
- 資金繰りリスクは現状低いが、継続的な大型投資が必要な場合は資金調達の必要性が出る可能性
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 継続企業の前提:該当事項なし
- 監査/レビュー:独立監査法人による期中レビュー実施、有意な点は認められず(結論:適正)。
- その他:2025年3月27日の定時株主総会決議により減資(資本金を67,175千円その他資本剰余金へ振替)を実施済み(資本金10,000千円、資本剰余金2,402,941千円)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 130A |
| 企業名 | Veritas In Silico |
| URL | https://www.veritasinsilico.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。