2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高502.77億円:前年同期比+9.0%、営業利益54.63億円:前年同期比+45.7%)。
- 注目すべき変化:国内事業での客数増・客単価上昇により国内セグメント利益が前年同期比+69.0%と大幅伸長。自己資本比率は45.9%(前期比+4.6ポイント)と財務改善。
- 今後の見通し:通期予想(売上668億円、営業利益63億円)に対する進捗は売上75.3%、営業利益86.7%と利益進捗が順調。会社は通期予想を維持(修正無し)だが、原材料・エネルギー高騰や人件費上昇、為替変動等のリスクに注意。
- 投資家への示唆:収益改善は国内施策(広告露出、商品力、価格改定、DX等)が寄与。利益進捗が良好で自己資本比率も改善しているため、短期的には業績下振れリスク(原材料、人件費、海外展開コスト)をモニタリングすべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社 Genki Global Dining Concepts(コード 9828)
- 主要事業分野:ラーメン等外食事業の直営店舗運営および海外フランチャイズ/ロイヤリティ収入等のグローバル展開
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 東 光法
- 問合せ先:執行役員 コーポレート本部長 上野山 素雄(TEL 03-6824-9200)
- 報告概要:
- 提出日:2025年1月30日
- 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期連結累計(2024年4月1日~2024年12月31日)
- セグメント:
- 国内事業:国内の直営店舗運営(全店舗直営)
- グローバル事業:海外のフランチャイズ/海外子会社等(ロイヤリティ収入、海外子会社の店舗売上など)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):17,765,816株
- 期中平均株式数(四半期累計):17,657,686株
- 時価総額:–(公表資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し(決算補足資料作成も無し)
- 株主総会/IRイベント:–(本短信に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想(未修正)」に対する進捗で示す)
- 売上高:第3Q累計 50,277百万円。通期予想66,800百万円に対する進捗率 75.3%(目安:9か月で75%は通常ペース)。
- 営業利益:第3Q累計 5,463百万円。通期予想6,300百万円に対する進捗率 86.7%(営業利益は進捗良好)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3Q累計 3,588百万円。通期予想4,100百万円に対する進捗率 87.5%。
- サプライズの要因:
- 主な上振れ要因:国内でのテレビ露出等による来店増、客単価上昇(商品力・価格最適化)、業務効率化(DX)によるコスト管理が寄与し、営業利益が大幅増。
- 海外はフランチャイズ展開・米国子会社準備で堅調だが、伸び率は国内ほど大きくない。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を維持。利益進捗が良好であるため通期達成の可能性は高いが、Q4における原材料・エネルギー価格上昇、人件費増(最低賃金等)、および1月に実施した国内全店舗2日間休業の影響等がマイナス要因になり得る。
財務指標
- 損益要点(第3四半期累計:単位 百万円)
- 総販売額:98,956(前年同期比 +10.9%)
- 売上高:50,277(前年同期比 +9.0%、増加額 4,147)
- 売上総利益:30,114(前年同期比 +11.4%)
- 販管費:24,651(前年同期比 +5.9%)
- 営業利益:5,463(前年同期比 +45.7%)、営業利益率 10.9%(5,463/50,277)
- 経常利益:5,570(前年同期比 +45.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:3,588(前年同期比 +46.5%)
- 1株当たり四半期純利益(調整後):203.23円(株式分割前後調整済)
- 財政状態(期末:2024/12/31、単位 百万円)
- 総資産 34,472、純資産 15,818、自己資本比率 45.9%(安定水準、前期比 +4.6pt)
- 現金及び現金同等物 10,580(流動性は良好)
- 棚卸資産(商品及び製品) 1,453(前期 572、増加 881 百万円;増加は在庫積み増しや出店準備の影響)
- 長期借入金 1,088(前期 2,011、減少)、1年内返済予定の長期借入金 1,232(ほぼ同水準)
- キャッシュフロー(累計:単位 百万円)
- 営業CF 4,500(前年同期 4,221)
- 投資CF △1,477(前年同期 △563、投資増加=店舗新設等)
- 財務CF △3,061(前年同期 △2,035、配当支払・借入金返済等)
- 現金及び現金同等物の増減額 +33、期末残高 10,580
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計)
- 売上高進捗率:75.3%(通常ペース)
- 営業利益進捗率:86.7%(進捗良好)
- 純利益進捗率:87.5%(進捗良好)
- 過去同期間との比較:利益伸長が大きく、前年同期より効率的に利益を確保している(営業利益率改善)。
- 財務安全性:
- 自己資本比率 45.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 負債合計 18,654(負債比率:負債/純資産 ≒1.18倍)
- 流動比率(簡易計算)=流動資産15,563/流動負債11,114 ≒ 140%(流動性は概ね良好)
- 効率性:
- 売上高営業利益率は約10.9%(改善傾向)
- セグメント別(第3Q累計、単位 百万円)
- 国内事業:売上 43,548(+9.9%)、セグメント利益 4,067(+69.0%)
- グローバル事業:売上 6,728(+3.3%)、セグメント利益 1,395(+4.0%)
- 海外(ロイヤリティ対象店舗合計売上高) 55,407(+11.7%)
配当
- 配当実績と予想:
- 第2四半期末(中間):30円(支払済)
- 期末(予想):30円
- 年間配当予想:60円(会社予想:修正無し)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当60円÷通期EPS232.20円 ≒ 25.8%(おおむね中庸)
- 特別配当の有無:無し
- 自社株買い等:記載無し
セグメント別情報
- セグメント別状況(第3Q累計)
- 国内事業:来店客数増・客単価上昇、広告露出効果(TV等)、高付加価値商品の訴求、価格適正化、DX推進による効率化。店舗数187店(出店+4、退店-2)。
- グローバル事業:タイ・米国等で出店/フランチャイズ拡大、米国子会社は米本土進出・ハワイでラーメン事業準備。海外店舗(ロイヤリティ収入対象)230店+米国子会社11店=241店。
- 前年同期比較:国内の利益貢献が大きく伸長(セグメント利益+69.0%)、グローバルは増益だが伸びは限定。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:新たに「GENKI VISION 2030 中期経営計画(2024〜2027年度)」を策定。2030年度目標:連結売上高1,000億円、営業利益100億円。
- 進捗状況:今回の好調な利益率改善や財務改善は中期計画の基盤強化に合致。だが、2030目標達成には国内外の積極投資・高成長が継続必要。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対的ポジションは資料に記載無し(競合比較は–)。ただし、国内でのブランド認知向上と海外フランチャイズ網の拡大は競争優位性に資する可能性あり。
- 市場動向:原材料・エネルギー価格の上昇、最低賃金上昇、為替変動等が業績に影響しうる(会社もリスクとして言及)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年3月期予想):売上 66,800百万円(+8.0%)、営業利益 6,300百万円(+28.1%)、経常利益 6,400百万円(+26.0%)、親会社株主帰属当期純利益 4,100百万円(+25.7%)、EPS 232.20円
- 会社は予想を据え置き。Q3時点で売上は約75%進捗、利益は進捗良好のため達成可能性は高いが、Q4のコスト上振れリスクに注意。
- 予想の信頼性:過去の予想修正履歴等はこの資料のみでは判断不可(–)。
- リスク要因:
- 原材料(特に米等)・エネルギー価格の上昇
- 最低賃金引上げに伴う人件費増
- 為替変動(海外事業影響)
- 新規出店・海外展開に伴う初期投資費用
- 国内全店舗休業等の一時的営業影響
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表のレビュー:無し(監査人レビューは未実施)
- 株式分割:2023年11月1日付で1株→2株の分割を実施(1株当たり数値は分割後基準に調整済)
- その他:当四半期における連結範囲の変更無し
(注)本まとめは提供された決算短信の記載内容に基づく整理であり、投資助言を行うものではありません。不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9828 |
| 企業名 | Genki Global Dining Concepts |
| URL | https://www.genkisushi.co.jp/corporate/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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