決算短信：新コスモス電機（6824）

2026年３月期第１四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 業績の方向性：増収増益（売上高＋16.3％、営業利益＋21.2％、親会社株主帰属当期純利益＋19.3％、ただし経常利益は△2.3％）
• 注目すべき変化：為替差損の計上により経常利益が前年Q1比で微減（前年Q1は為替差益を計上）。製品別では家庭用ガス警報器が北米向け中心に好調（売上＋38.1％）一方、工業用定置式は半導体向け低迷で減収（△17.8％）。
• 今後の見通し：通期業績予想の修正はなし。Q1の進捗（売上進捗率22.9%、営業利益進捗率28.5%、親会社純利益進捗率27.7%）は概ね順調で、現時点では通期達成の可否は高いが、半導体向け需要動向と為替変動がリスク。
• 投資家への示唆：主力の家庭用分野が成長を牽引しており財務基盤も堅固（自己資本比率71.3%）。ただし工業向け（特に半導体関連）の需給動向と為替影響が収益に直結するため、四半期ごとの動向把握が重要。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：新コスモス電機株式会社
  • 主要事業分野：ガス警報器事業（家庭用ガス警報器、工業用定置式ガス検知警報器、業務用携帯型ガス検知器などの開発・製造・販売および関連サービス）
  • 代表者名：代表取締役社長（氏名記載あり：髙橋 良典）
  • URL：https://www.new-cosmos.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月8日
  • 対象会計期間：2026年3月期 第1四半期（連結） 2025年4月1日〜2025年6月30日
  • 決算補足説明資料：有、決算説明会：有
• セグメント:
  • 単一セグメント：ガス警報器事業（商品別に家庭用、工業用定置式、業務用携帯型等の記載）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：12,561,000株
  • 期中平均株式数（四半期累計）：12,360,913株
• 今後の予定:
  • 次回決算発表・株主総会・IRイベント等：資料上明記なし（直近の予定は –）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績（会社公表の通期予想との比較は「進捗率」として算出）
  • 売上高：10,985百万円（前年同期比＋16.3％）　通期予想48,000百万円に対する進捗率22.9%（四半期としてはやや下回る25%水準）
  • 営業利益：1,596百万円（前年同期比＋21.2％）　通期予想5,600百万円に対する進捗率28.5%（良好）
  • 経常利益：1,545百万円（前年同期比△2.3％）　通期予想5,720百万円に対する進捗率27.0%
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：955百万円（前年同期比＋19.3％）　通期予想3,450百万円に対する進捗率27.7%
• サプライズの要因：
  • 上振れ要因：家庭用ガス警報器（特に北米向け電池式メタン警報器とセンサ）が好調で売上増。営業キャッシュフロー大幅増（2,319百万円）により資金面良好。
  • 下振れ要因：為替差損（140,183千円）計上により経常利益が前年から減少。工業用定置式（半導体向け）が低調で関連売上が減少。
• 通期への影響：
  • 現時点で通期予想の修正は無し。Q1の利益進捗は良好だが、為替変動と半導体市場の回復遅延が通期実績に影響し得る。

財務指標

• 財務諸表（要点・百万円）
  • 総資産：67,356（前期末比＋68）
  • 純資産：51,590（前期末比＋329）
  • 自己資本：47,994（参考）
  • 現金及び預金：20,333（貸借対照表）／現金同等物期末：18,624（キャッシュフロー）
• 収益性（当第1四半期、百万円）
  • 売上高：10,985（前年同期9,447、前年同期比＋16.3％）
  • 営業利益：1,597（前年同期1,318、前年同期比＋21.2％）、営業利益率14.5%（1,596/10,985、良好）
  • 経常利益：1,545（前年同期1,582、前年同期比△2.3％）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：955（前年同期800、前年同期比＋19.3％）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：77.26円（前年64.79円、＋19.2％）
• 進捗率分析（通期予想に対する進捗）
  • 通期売上高進捗率：22.9%（通期想定比、四半期均等25%と比較するとやや低め）
  • 通期営業利益進捗率：28.5%（均等比より上振れ）
  • 通期純利益進捗率：27.7%（均等比より上振れ）
  • 過去同期間との比較：営業・純利益は前年Q1比で改善。経常利益は為替差損で低下。
• 財務安全性
  • 自己資本比率：71.3%（前期末70.8%、安定水準）
  • 流動負債合計：8,757百万円、固定負債合計：7,009百万円
  • 負債合計：15,766百万円、負債比率は低く財務余力大（目安：自己資本比率高く安定）
  • 流動比率：流動資産42,404 / 流動負債8,756 ≒ 484%（流動性十分）
• 効率性
  • 総資産回転率（四半期ベースの厳密算出は四半期データのみのため簡易評価）：売上に対する資産規模は保守的で運転資金管理良好（売上債権減少等で営業CF改善）
• セグメント別
  • 単一セグメント（ガス警報器事業）
  • 商品別売上：
  • 家庭用ガス警報器関連：7,043百万円（＋38.1%）
  • 工業用定置式：2,085百万円（△17.8%）
  • 業務用携帯型：1,472百万円（＋5.2%）
• 財務の解説：
  • 営業利益は売上増と利益率維持により増加。経常利益は営業外での為替差損計上が主因で前年より減少。営業CFが大幅改善しており投資・配当の原資は安定している。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2025年3月期（実績）：年間60.00円（期末60.00円）
  • 2026年3月期（予想）：年間70.00円（中間0.00円、期末70.00円）
• 配当利回り：株価情報なしのため算出不可（→ –）
• 配当性向（想定）：通期予想EPS 278.94円に対し年間70円 → 配当性向約25.1%（目安：中程度）
• 特別配当の有無：無
• 株主還元方針：自社株買いの記載なし、配当は維持・増配トレンド（前期60→今期予想70）

セグメント別情報

• セグメント別状況（商品別概況）
  • 家庭用ガス警報器関連：7,043百万円（前年同期比＋38.1％）— 北米向け電池式メタン警報器とセンサが好調
  • 工業用定置式ガス検知警報器関連：2,085百万円（前年同期比△17.8％）— 電力・化学は好調も、半導体向けが低調
  • 業務用携帯型ガス検知器関連：1,472百万円（前年同期比＋5.2％）— 海外販売とメンテが堅調
• 前年同期比較：上記の通り家庭用と携帯型が牽引、定置式が足かせ
• セグメント戦略：高付加価値製品開発（例：一酸化炭素検知機能付き製品、IoT対応機器）、グローバル営業展開、メンテナンスサービス強化

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料中に特定の中期計画数値の進捗は記載なし（→ –）
• KPI達成状況：R&D投資は増加（当Q1 717百万円＝売上比6.5%、前年同期比＋15.2%）で技術開発は継続投資中

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較：資料内に言及なし（→ –）
• 市場動向：家庭用の北米市場や海外展開が成長ドライバー。半導体業界の投資サイクルが工業用需要に影響。為替・国際政策がリスク要因。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想（変更無）：売上48,000百万円（＋13.9%）、営業利益5,600百万円（＋8.6%）、経常利益5,720百万円（＋4.9%）、親会社株主に帰属する当期純利益3,450百万円（＋2.2%）、EPS予想278.94円
  • 次期予想：–（未記載）
  • 会社予想の前提条件：詳細は添付資料参照（為替等の前提は資料P.3を参照）
• 予想の信頼性：Q1の利益進捗は比較的良好だが、為替と半導体向け需要という不確実要素があるため慎重な経過観察が必要
• リスク要因：
  • 為替変動（過去Q1で為替差損計上）
  • 半導体業界の投資停滞（工業用定置式の需要に影響）
  • 原材料・輸送コストの変動、各国の通商政策

重要な注記

• 会計方針：変更なし
• 四半期特有の会計処理：有（税金費用は当期の見積実効税率を用いる等、注記あり）
• 監査レビュー：四半期連結財務諸表に対する監査法人のレビューは無し
• その他重要事象：連結範囲に重要な変更なし。研究開発の主な成果（家庭用電池式水素警報器の採用など）を公表。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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