2024年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は会社予想(通期10,813百万円)に対する上期進捗で約34.1%に達しており売上は上振れ傾向。一方、営業損失(第2四半期累計で▲569百万円)や連結四半期純損失(▲42百万円)を計上し、利益面は会社計画に対して大幅未達(下振れ)。市場予想は不明のため社予想比の評価に留める。
- 業績の方向性:売上は前年同期比で増収(+61.8%)だが、営業損失計上により増収減益(純損失)となった。
- 注目すべき変化:服飾事業(株式会社フランドルの連結化)による売上急増(服飾事業売上1,406百万円、前年同期比+7,620.4%)とそれに伴うのれん発生(増加約2,361.9百万円)およびのれん減損(減損1,409.6百万円)。固定資産売却益3,066.7百万円計上と減損損失1,409.6百万円の両面が発生し、特別損益が大きく動いた点。
- 今後の見通し:2024年9月期通期予想は売上10,813百万円、営業利益1,116百万円、親会社株主に帰属する当期純利益604百万円(予想修正あり)。上期の営業赤字・純損失を考慮すると、通期予想達成には下期での大幅な収益回復(または追加の特別益等)が必要。
- 投資家への示唆:売上増の背景は事業拡大(M&Aによる連結範囲拡大)が大きく、短期的にはのれん・減損、税負担の影響で利益が変動しやすい。財務安全性(自己資本比率34.5%)はやや低めで、借入金残高が大きい点も留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ランドビジネス(証券コード 8944)
- 主要事業分野: 不動産関連事業(賃貸オフィス・レジデンス等の運用・管理)、外食事業、服飾事業(婦人服の企画・製造・販売)等
- 代表者名: 代表取締役社長 森作 哲朗
- 問合せ先: 取締役管理部担当兼管理部部長 柴田 享(TEL 03-3595-1371)
- 報告概要:
- 提出日: 2024年5月14日
- 対象会計期間: 2024年9月期 第2四半期連結累計期間(2023年10月1日〜2024年3月31日)
- 四半期報告書提出予定日: 2024年5月15日
- セグメント:
- 不動産関連事業: 賃貸不動産の賃料収入、ビル管理等
- 外食事業: 飲食店の運営・M&Aによる事業拡大
- 服飾事業: 株式会社フランドルの連結化により企画・製造・販売を実施
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む): 26,780,800株
- 期末自己株式数: 6,934,685株
- 期中平均株式数(四半期累計): 19,846,115株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表: 本資料が該当(第2四半期)
- IRイベント: 四半期決算説明会の有無: 記載なし(機関投資家・アナリスト向けの開催については明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期予想との進捗/達成状況)
- 売上高: 第2四半期累計 3,689百万円 / 通期予想 10,813百万円 → 進捗率 34.1%(一般目安:上期で約50%が標準の業種もあるため、やや遅れ。だが服飾の連結化等で増収基調。)
- 営業利益: 第2四半期累計で営業損失▲569百万円に対し通期営業利益予想1,116百万円 → 会社予想に対して現時点は大幅未達(赤字)
- 純利益: 第2四半期累計 親会社株主帰属損失▲42百万円 / 通期予想604百万円 → 大幅未達
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: 売上高は連結範囲の拡大(フランドルの連結化)や固定資産売却益(特別利益3,066.7百万円)により増加。
- 下振れ要因: のれんに関する減損を含む減損損失1,409.6百万円の計上、営業費用(販売費及び一般管理費)が増大(前年同期比大幅増)、外食・服飾でのセグメント損失。
- 税負担: 税金等(法人税等)が883.9百万円と高額になり、税前ではプラスでも最終で純損失となった点が特異。
- 通期への影響:
- 通期予想は修正済(別途「業績予想の修正に関するお知らせ」あり)。上期の営業赤字を下期で補填できるかが鍵で、現状では通期目標達成には下期における復調や特別利益の確保が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(第2四半期末 2024/3/31)
- 総資産: 53,749百万円(前期末 53,877百万円、△127百万円)
- 純資産: 18,556百万円(前期末 18,718百万円、△162百万円)
- 自己資本比率: 34.5%(前期末 34.7%)→ やや低め(目安 40%以上で安定)
- 流動資産: 17,696百万円、流動負債: 7,869百万円 → 流動比率 ≈ 225%(流動性は良好)
- 負債合計: 35,193百万円(長期借入金約21,640百万円、社債約2,777.5百万円)
- 負債/純資産(Debt-to-Equity): ≈ 189.7%(高め)
- 収益性(第2四半期累計、百万円)
- 売上高: 3,689(前年同期 2,281)+61.8%(増加:成長)
- 営業利益: ▲569(前年同期 +58)→ 営業利益率 = ▲15.4%(悪化)
- 経常利益: ▲762(前年同期 ▲165)→ 大幅悪化
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: ▲42(前年同期 +264)→ 大幅悪化
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 2.14円(前年同期 13.32円)→ 大幅減少
- 進捗率分析(通期予想に対する上期進捗)
- 売上高進捗率: 34.1%(通期10,813百万円に対し)
- 営業利益進捗率: 実績は赤字のため評価不能だが、計画(1,116百万円)に対し実績は未達
- 純利益進捗率: 実績▲42百万円に対し通期見込604百万円 → 未達
- 過去同期間との比較: 売上は増加ペースだが利益面で大幅に悪化(前年は上期において営業黒字・純利益)
- 財務安全性:
- 自己資本比率 34.5%(やや低め:安定目安40%以上)
- 流動比率 ≈225%(短期支払能力は良好)
- 負債比率(負債/総資産) ≈65.5%(高め)
- 効率性:
- 売上高営業利益率の悪化(前年同期の約2.6% → 今期は▲15.4%)が目立つ
- セグメント別(第2四半期累計)
- 不動産関連事業: 売上2,052百万円(前年同期比▲7.9%)、セグメント利益648百万円(▲9.9%)
- 外食事業: 売上133百万円(+292.7%、M&A等影響)、セグメント損失▲332百万円(悪化)
- 服飾事業: 売上1,406百万円(+7,620.4%、連結化影響)、セグメント損失▲397百万円(前年は▲44百万円)
- 財務の解説:
- 売上増は連結範囲拡大(フランドル取得)や固定資産売却による収入影響だが、営業費用増加・のれん減損・外食・服飾の損失で営業収益力は低下。税金費用の計上基準により税負担が膨らみ当期純損失となっている。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年9月期:第2四半期末 6.00円、年間合計 6.00円
- 2024年9月期:第2四半期末 0.00円(実績)、通期予想 年間合計 6.00円(期末 6.00円、修正なし)
- 配当利回り: –(株価情報なし)
- 配当性向: –(通期予想純利益に対する配当性向は資料に明記なし)
- 特別配当の有無: なし
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし
セグメント別情報
- 不動産関連事業:
- 売上 2,052百万円(▲7.9%)、セグメント利益 648百万円(▲9.9%)
- 概要: レンタル収入等が主。賃料市況は緩やかな回復だが地域/物件で差異あり。
- 外食事業:
- 売上 133百万円(+292.7%)、セグメント損失 ▲332百万円(前年▲184百万円)
- 概要: 出店・M&Aで店舗数拡大。収益性改善は継続課題。減損等の影響あり。
- 服飾事業:
- 売上 1,406百万円(+7,620.4%:連結化効果)、セグメント損失 ▲397百万円(前年▲44百万円)
- 概要: フランドルの連結化により販売網拡充。のれん発生と減損計上が主因で損失計上。
- セグメント戦略: 物件のリビルドやリーシング強化、外食は高付加価値化とM&A活用、服飾は製販一貫体制の強化。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社との比較データは資料に記載なし → 比較不能
- 市場動向: 国内は個人消費回復・インバウンド増で緩やかな回復。オフィス・レジ賃貸はリモートワーク等で需要構造変化あり。これらが賃料や稼働率に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024年9月期): 売上高 10,813百万円(+140.8%)、営業利益 1,116百万円、経常利益 1,480百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 604百万円、1株当たり当期純利益 30.48円
- 予想の修正: 2024年2月13日公表の予想を修正(2024年5月14日「業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
- 予想の信頼性:
- 上期の営業赤字・税負担などを踏まえると、下期での大幅な収益改善が必要。過去の予想達成傾向は資料に記載なし → 評価は留保
- リスク要因:
- のれん・固定資産の減損リスク(M&A後の統合リスク)
- 不動産市況変動(賃料・稼働率)
- 外食・服飾の業績回復の遅れ
- 金利上昇や借入依存度(長期借入金が大きい)
- 税務処理や一時的な特別損益の反映による変動
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等に関する注記なし(詳細は注記参照)
- 連結範囲の変更: 第1四半期より株式会社フランドルを取得し連結子会社化(連結範囲の変更が財務に重要な影響)
- 四半期レビュー: 本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外
- その他重要事項: 税効果会計は四半期で実効税率見積りを適用している旨の注記あり(税金費用が四半期の損益に与える影響あり)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8944 |
| 企業名 | ランドビジネス |
| URL | http://www.lbca.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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