2025年6月期 決算短信[日本基準] (連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の当期(2025年6月期)実績に対する事前の会社予想や市場コンセンサスの開示がないため、上振れ/下振れ判定は不可。市場予想は–(開示なし)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高251,477百万円:前期比+17.8%、営業利益122,843百万円:同+51.0%、親会社株主に帰属する当期純利益84,652百万円:同+43.3%)。
- 注目すべき変化:営業利益率が48.8%に上昇(前年30.2%→48.8%)、営業利益の大幅増(+51.0%)および現金・現金同等物が860.87億円に増加(前期381.52億円、増加額+479.34億円)。
- 今後の見通し:2026年6月期の会社予想は売上高200,000百万円(△20.5%)、営業利益85,000百万円(△30.8%)など保守的な見通しに設定。直近実績から見ると同社予想に対する進捗率は売上125.7%、営業利益144.5%、純利益141.1%となり、現時点では会社予想は保守的(下振れ)と判断できる。ただし会社は世界経済や半導体市場の不確実性を理由としている。
- 投資家への示唆:高い収益性・キャッシュ創出力と強固な財務基盤(自己資本比率63.7%、有利子負債ほぼ無し)を維持。配当性向目安35%に沿った増配と、自己株式取得(上限100万株、上限120億円)の決議で株主還元を強化。短中期は需給変動リスクに留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:レーザーテック株式会社
- 主要事業分野:光応用技術を用いた半導体関連およびその他の検査・測定装置等の設計・製造・販売、並びに機器保守等のサービス
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 仙洞田 哲也
- 上場コード:6920(東証)
- URL:https://www.lasertec.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2024年7月1日~2025年6月30日(通期・連結)
- 決算説明会:機関投資家・アナリスト向けに開催予定(資料は同日ウェブ掲載予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年9月25日
- セグメント:
- 事業セグメントは単一セグメント(検査・測定装置の設計・製造・販売及びサービス)。内部で製品(半導体関連装置/その他)とサービスに分解して業績開示。
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):94,286,400株
- 期末自己株式数:4,096,042株
- 期中平均株式数:90,189,453株
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:2025年9月26日
- 配当支払開始予定日:2025年9月29日
- 決算補足説明資料:作成・公表あり(2025/8/7の説明会用)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(当期実績に対する事前会社予想の開示は無しため達成率は算定不可)
- 市場予想(コンセンサス):–(開示なし)
- 次期(2026年6月期)会社予想との比較(参考)
- 通期売上高進捗(前年実績に対する比):251,477 / 200,000 = 125.7%
- 通期営業利益進捗:122,843 / 85,000 = 144.5%
- 通期純利益進捗:84,652 / 60,000 = 141.1%
- サプライズの要因(主に当期の増益要因):
- 半導体のAI関連需要(AIサーバーやHBM向け)による装置・サービス需要の増加。
- 高付加価値製品中心の販売で営業利益率が大幅改善。
- 為替差損益等一部営業外の影響はあるが営業利益の伸長が主因。
- 通期への影響:
- 会社は次期業績見通しを保守的に設定。直近の高い利益水準から見ると達成は可能性あり(当期実績が上回る)が、半導体市場の先行き不確実性を理由に会社は慎重姿勢。予想修正(上方)は現時点で未発表。
財務指標
- 財務諸表の要点(連結、百万円)
- 売上高:251,477(+17.8%)
- 営業利益:122,843(+51.0%)
- 経常利益:119,444(+45.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:84,652(+43.3%)
- 総資産:329,601(前期271,288、+21.5%)
- 純資産:209,900(前期151,315、+38.7%)
- 現金及び現金同等物(期末):86,087(前期38,152、+125.7%)
- 収益性(連結)
- 売上高:251,477百万円(前期213,506百万円、+17.8%)
- 営業利益:122,843百万円(前期81,375百万円、+51.0%)
- 営業利益率:48.8%(前期30.2%) ← 大幅改善(良好)
- 経常利益:119,444百万円(前期82,021百万円、+45.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:84,652百万円(前期59,076百万円、+43.3%)
- 純利益率:33.7%(84,652/251,477)※高水準(良好)
- 1株当たり当期純利益(EPS):938.61円(前期655.05円、+43.3%)
- 自己資本当期純利益率(ROE):46.9%(決算短信記載、非常に高い)
- 進捗率分析(当期に対する次期会社予想との比較)
- 通期(2026予想)に対する当期実績進捗率(参考)
- 売上高進捗率:125.7%(通常より高い/次期は保守的)
- 営業利益進捗率:144.5%
- 純利益進捗率:141.1%
- 財務安全性
- 自己資本比率:63.7%(安定水準;目安40%以上で安定)
- 負債合計:119,701百万円、負債/純資産(負債比率):約57.0%(119,701/209,900、低め)
- 流動比率:流動資産286,861 / 流動負債117,919 = 約243%(流動性良好)
- 有利子負債:ほぼ無し(開示上、有利子負債は記載なし)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):251,477 / 329,601 = 0.76回/年(前期は0.79程度)※ほぼ横ばい
- 営業利益率の大幅改善が収益性向上を牽引
- セグメント別(主な数値)
- 半導体関連装置(製品):202,965百万円(+11.7%)
- その他の製品:5,552百万円(+99.5%)
- サービス:42,959百万円(+48.3%)
- 地域別 主な販売先(当期売上、百万円):米国67,938、台湾65,268、韓国53,645、日本20,687、欧州20,320、その他23,615
- 財務の解説
- 在庫(仕掛・原材料)の増加は受注/生産体制強化に伴うもの。営業CFは大幅増(778.74億円)でキャッシュ創出力が高い。配当・自己株取得余力あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年6月期(当期):中間115円(既払)、期末214円(予定)、年間合計329円、配当総額29,672百万円、連結配当性向35.1%(目安35%)
- 2026年6月期(予想):中間132円、期末197円、年間合計329円(同額)
- 配当利回り:–(株価情報が開示されていないため算出不可)
- 配当性向:35.1%(当期、目安どおり)(良好:安定)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:連結配当性向35%を目安に弾力的配当を実施。自己株式取得(上限100万株、総額上限120億円)を実施決定し、機動的な自社株買いを検討。
セグメント別情報
- セグメント別状況(単一セグメントだが品目別開示あり)
- 半導体関連装置(製品):売上202,965百万円(前期比+11.7%)——主力。AIサーバー/HBM需要が牽引。
- サービス:売上42,959百万円(前期比+48.3%)——保守・サービス売上が大幅増。
- その他製品:5,552百万円(前期比+99.5%)——小計では伸長。
- 前年同期比較:サービスの伸びが最も大きく、半導体装置も増収。
- セグメント戦略:高付加価値装置とサービス比率向上で収益性を強化(開示内容に基づく)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:決算短信内に明確な中期数値目標の記載は無し(日本基準での開示方針等は記載)。中長期での半導体製造装置市場は高性能化・用途拡大で成長見込みと記載。
- KPI達成状況:営業利益率・ROE・キャッシュ創出力は改善。具体KPIの進捗は開示なし(KPI項目は–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:スマホ/PC向けは軟調、AIサーバー/HBM等AI関連需要が市場牽引。パワー半導体(EV向け)は低調。
- 競合他社比較:決算短信では同業他社比較は未記載(–)。ただし高水準の営業利益率・ROE・キャッシュ残高は同業比で相対的に強固な財務体質を示唆(比較データは別途確認必要)。
今後の見通し
- 業績予想(2026年6月期、会社予想)
- 売上高:200,000百万円(△20.5%)
- 営業利益:85,000百万円(△30.8%)
- 経常利益:85,000百万円(△28.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:60,000百万円(△29.1%)
- 1株当たり当期純利益(予想):665.27円
- 前提条件:世界経済・為替等の不確実性に基づき保守的に設定(為替などの具体前提は明示無し)
- 予想の信頼性:会社は保守的見通しを強調。直近実績を上回る余地がある一方、市場変動リスクで下振れリスクも存在。
- リスク要因:
- 半導体需要の地域・用途(スマホ/PC vs AI/データセンター)偏向による受注変動
- 為替変動(外貨建の売上・費用を含む)
- 顧客の設備投資抑制や供給チェーンの変動
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(当期は会計方針変更・見積り変更等なし)
- 連結範囲の変更:無し
- 重要な後発事象:取締役会で自己株式取得(上限100万株、上限120億円)決議(取得期間:2025/8/8〜2025/12/31、市場買付け)。M&A等の資金活用含め検討。
- その他:決算短信は監査対象外(監査対象外であるとの注記あり)
(注)
- 数値は決算短信(連結)より抜粋。単位は百万円(特記ない場合)。
- 不明項目は“–”で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6920 |
| 企業名 | レーザーテック |
| URL | http://www.lasertec.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。