2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正はなし。第2四半期累計は市場・会社予想との比較は明示されていないが、売上・営業利益は大幅上振れ(前年同期比で大幅増)、中間純利益はやや減少(下振れ感)。
- 業績の方向性:増収増益(売上+83.1%、営業利益+50.0%、経常利益+20.2%)だが、親会社株主に帰属する中間純利益は△5.8%(減少)。
- 注目すべき変化:ゴルフ事業の大幅拡大(売上118,028百万円、前年同期比+128.7%)が主因。これは前期に取得したアコーディア・ゴルフの業績が反映されたことによる。遊技機事業は販売台数減で大幅減収減益(売上13,442百万円、△33.4%、営業利益281百万円、△94.7%)。
- 今後の見通し:通期業績予想は据え置き(売上295,900百万円、営業利益58,000百万円、当期純利益23,100百万円)。中間の進捗は売上進捗約44.4%、営業利益進捗約39.8%で、営業利益はやや進捗遅れ。ただし企業結合の会計処理確定など特殊要因あり。
- 投資家への示唆(助言ではない):ゴルフ事業の統合効果・ホテル等の新規投資(PGMホテルリゾート沖縄開業予定)と、遊技機事業の販売回復の有無、及び高水準の負債・支払利息動向を注視すべき。のれんの組替え等、企業結合に関する会計処理の影響も確認が必要。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社 平和(6412)
- 主要事業:ゴルフ事業(ゴルフ場運営・関連サービス)、遊技機事業(パチンコ・パチスロ機の開発・販売)
- 代表者名:代表取締役社長 嶺井 勝也
- 連絡先(IR):上席執行役員 管理本部副本部長 兼 経営企画グループ ゼネラルマネージャー 高木 幹悦 TEL 03-3839-0701
- 報告概要
- 提出日:2025年11月13日(決算短信)/半期報告書提出予定日 2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結、期間 2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明会:有(証券アナリスト・機関投資家向け、2025年11月18日開催予定)
- 決算補足資料:作成あり
- セグメント(報告セグメント)
- ゴルフ事業:ゴルフ場運営、関連サービス、ホテル等の開発・運営(例:アコーディア・ゴルフ統合を反映)
- 遊技機事業:パチンコ・パチスロ機の設計・製造・販売
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式):99,809,060株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:1,181,910株
- 期中平均株式数(中間期):98,627,129株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定
- 半期報告書提出:2025年11月14日
- 決算説明会(アナリスト・機関投資家):2025年11月18日
- 株主総会:–(資料に記載なし)
- その他IR:決算説明資料は開示後速やかにHP掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との達成率は通期ベースとの比較)
- 売上高(累計中間):131,471百万円(前年同期比+83.1%)
- 通期予想295,900百万円に対する進捗率:44.4%(中間としてやや高め)
- 営業利益(累計中間):23,107百万円(前年同期比+50.0%)
- 通期予想58,000百万円に対する進捗率:39.8%(中間としてやや低め)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:9,807百万円(前年同期比△5.8%)
- 通期予想23,100百万円に対する進捗率:42.5%
- サプライズの要因
- 上振れ要因:ゴルフ事業の大幅増(アコーディア統合効果、来場者数・顧客単価の堅調)により売上と営業利益を大きく押し上げ。
- 下振れ要因:遊技機事業の販売台数減少による減収減益、ならびに営業外費用(支払利息)が増加(当中間期の支払利息 4,779百万円と大幅増)した点が純利益を抑制。
- 会計上の要因:企業結合に係る暫定的会計処理の確定により、のれんの組替え・減少等が発生(のれんの金額が119,225百万円減少し140,996百万円に)。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を据え置き。半年進捗は売上でやや良好、営業利益は進捗遅れ。遊技機事業の回復状況、支払利息の推移、及びゴルフ関連の追加投資(ホテル開業等)の費用化動向が通期達成可能性の鍵。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円、当中間連結会計期間 2025/9/30)
- 売上高:131,471(前年中間 71,790、+83.1%)
- 営業利益:23,107(前年中間 15,404、+50.0%) 営業利益率=23,107/131,471 = 17.6%(改善)
- 経常利益:18,386(前年中間 15,292、+20.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:9,807(前年中間 10,415、△5.8%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):99.44円(前年中間 105.60円、△)
- 総資産:1,095,689(前期末比△8,461)
- 純資産:250,604(前期末比+6,272)
- 自己資本比率:22.9%(前期末22.1%、やや低いが改善)→(目安:40%以上が安定)
- 負債合計:845,085(前期末比△14,733)→負債依存度は高い(負債/自己資本 ≒ 845,085 / 250,387 ≒ 3.38倍、約338%:高水準)
- キャッシュフロー(当中間期)
- 営業CF:+14,256百万円(前年同 6,901)—増加(良い)
- 投資CF:△24,813百万円(前年同 △16,830)—開発投資等で増加(支出)
- 財務CF:△12,128百万円(前年同 +3,278)—長期借入金返済等で純減(借入返済多)
- 現金及び現金同等物期末:52,021百万円(前中間 33,224 → 増加)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:44.4%(通常の目安50%に対しやや高め)
- 営業利益進捗率:39.8%(目安50%に対し遅れ)
- 純利益進捗率:42.5%(目安50%に対し遅れ)
- コメント:売上は買収反映で前倒し的に積み上がっているが、営業利益・純利益は利息負担増や遊技機低迷で伸び悩み。
- 効率性・その他指標
- 売上高営業利益率:17.6%(改善傾向、良い)
- のれん(無形固定資産):143,291百万円(前期末147,027→会計処理の確定で総額組替え等あり)
- セグメント別(中間累計)
- ゴルフ事業:売上高118,028百万円(+128.7%)、セグメント利益24,426百万円(+113.9%) — 主力で収益押上げ(良)
- 遊技機事業:売上高13,442百万円(△33.4%)、セグメント利益281百万円(△94.7%) — 大幅悪化(注意)
配当
- 中間配当:40.00円(支払予定日 2025年12月10日)
- 期末配当(予想):40.00円(通期合計 80.00円、前回予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向(会社予想ベース、概算):通期予想EPS 234.22円に対し年間配当80円 → 配当性向 ≒ 34.2%(中程度の還元水準)
- 特別配当:無(今回の発表で特別配当はなし)
- 株主還元方針:当面の配当予想据え置き、自己株式取得の記載なし(直近での自社株買いはなし)
セグメント別情報
- ゴルフ事業(主要ポイント)
- 売上高 118,028百万円(前年同期比+128.7%)、営業利益 24,426百万円(+113.9%)
- 要因:アコーディア・ゴルフの取得反映、来場者数・顧客単価回復、レベニューマネジメント、インバウンド取り込み、女性・若年層施策、暑熱対策(Night Golf、Cool Cart)等。
- 今後:新ブランド「GRAND」運営開始(6コース)、PGMホテルリゾート沖縄の2026/7/3グランドオープン(先行営業2026/4/25予定)等で収益構造の拡大を目指す。
- 遊技機事業(主要ポイント)
- 売上高 13,442百万円(前年同期比△33.4%)、営業利益 281百万円(△94.7%)
- 要因:パチンコ・パチスロとも販売台数が減少(パチンコ17千台:△6千、パチスロ14千台:△8千)。新機軸(ラッキートリガー3.0プラス等)の市場導入に注目。
- 今後:市場投入機種の稼働次第で回復の可能性あり。現状では短期回復は不確実。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期計画の詳細KPIは記載なし(–)。ただし、ゴルフ事業の拡充(ゴルフ場・ホテル等)によりリカーリング収益基盤の強化を図っている点は中期方針と整合。
- KPI達成状況:明示されたKPIなし → 進捗はセグメント別業績を基に判断する必要あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:ゴルフ業界は気候変動(猛暑)や高齢化(2025年問題)による需要構造の変化がリスク。若年層取り込み・暑熱対策が喫緊の課題。遊技機はスマート化・新ゲーム性の導入で市場環境が変化。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(–)。ただし、アコーディア統合によりゴルフ分野での規模優位性が強化される可能性あり。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想は変更なし(2026年3月期:売上295,900百万円、営業利益58,000百万円、経常利益47,800百万円、当期純利益23,100百万円)。
- 会社予想の前提:詳細数値(為替・原油等の前提)は決算短信本文の「連結業績予想に関する説明」を参照(資料参照推奨)。
- 予想の信頼性:当社は通期予想を維持。過去の達成傾向の記載は明示されていないため、遊技機事業の市場回復度合いや支払利息の水準、及びゴルフ関連の投資回収見通しに依存する点に留意。
- リスク要因(主なもの)
- 気候変動・猛暑によるゴルフ来場数の減少リスク(既に指摘)
- 遊技機市場の販売低迷・新機種の稼働不振
- 高水準の負債と支払利息増(営業外費用の圧迫)
- 企業結合に関する会計処理・のれんの将来減損リスク
- 大型投資(ホテル等)の開業遅延・採算悪化リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:一部連結子会社で棚卸資産の評価方法を先入先出法から総平均法へ変更(当期から、影響は軽微)。遡及適用は行っていない。
- 中間連結財務諸表の作成特有の処理:税金費用は年度実効税率見積りに基づく按分計算を実施。中間決算は監査(レビュー)対象外。
- 企業結合関連:2025/1/31実施のPJC Investments(現 株式会社アコーディア・ゴルフホールディングス)との企業結合に係る暫定処理を当中間期に確定。これに伴い、のれん金額が減少(当初260,222百万円→減少119,225百万円、結果140,996百万円)等の表示変更あり。
- その他重要事項:通期業績予想の修正は無し。資料中に詳細注記・補足資料有(決算説明資料は別途公開予定)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6412 |
| 企業名 | 平和 |
| URL | http://www.heiwanet.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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