決算短信：百五銀行（8368）

2026年３月期　第２四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社側の通期業績予想を上方修正（経常利益：26,400→28,800百万円、親会社株主帰属当期純利益：18,500→20,600百万円）。市場コンセンサスは提示なしのため比較不可（–）。
• 業績の方向性：増収増益。連結経常収益は72,940百万円（前年同期比＋21.8%）、経常利益14,085百万円（＋9.8%）、親会社株主に帰属する中間純利益10,175百万円（＋10.7%）。
• 注目すべき変化：有価証券評価差額（株式評価差額）の改善が大きく、包括利益は△33,850百万円→50,158百万円と大幅改善。資金運用収益（貸出金利息・有価証券利息の増加）も主因。
• 今後の見通し：通期予想に対する上半期進捗はほぼ50%（経常利益：48.9%、親会社株主純利益：49.4%）、四半期ベースで均等に稼げば達成可能で、会社は上方修正済み。
• 投資家への示唆：金利上昇下での資金利益増と有価証券（特に株式）の評価改善が利益を押し上げている点が最大のポイント。与信環境は安定的で、全体として業績は想定より堅調。ただし、有価証券評価の変動で包括利益が大きくぶれるため、株式市況と債券売却損益の動向は注視が必要。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社 百五銀行
  • 主要事業分野：地域銀行（預金・貸出・為替・投資信託・保険販売等）、グループで証券など金融関連事業
  • 代表者名：取締役頭取 杉浦 雅和
  • URL：https://www.hyakugo.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年11月10日
  • 対象会計期間：2026年3月期 第2四半期（中間期、連結）／対象期間 2025年4月1日～2025年9月30日
  • 半期報告書提出予定日：2025年11月20日
  • 決算説明会：有（機関投資家・アナリスト向け）
• セグメント：
  • セグメント数：連結子会社11社を含むが、主要事業は銀行業（国内預貸金、証券運用、手数料ビジネス等）。決算資料は主に単一事業（銀行業）中心の開示。
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式）：254,119,000株（自己株式含む）
  • 期末自己株式数：11,451,046株
  • 期中平均株式数（中間期）：243,983,137株
  • 時価総額：–（開示なし）
• 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日：2025年11月20日
  • 配当支払開始予定日：2025年12月10日
  • 決算説明会：既実施（機関投資家・アナリスト向け）
  • 株主総会：–（期日未記載）
  • その他IRイベント：決算補足資料等による説明（有）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想は通期、ここは中間実績→通期予想に対する進捗で評価）
  • 売上高（経常収益）：中間実績72,940百万円。通期予想（売上指標の明示なし）→進捗率判断は困難。経常収益は前年同期比+21.8%（上振れ要因：貸出金利息・有価証券利息の増加）。
  • 営業的収益（経常利益）：中間実績14,085百万円。通期経常利益予想28,800百万円に対して進捗率48.9%（ほぼ想定どおり）。
  • 純利益（親会社株主帰属中間純利益）：中間実績10,175百万円。通期予想20,600百万円に対して進捗率49.4%（ほぼ想定どおり）。
• サプライズの要因：
  • 上振れ：資金運用収益の増加（貸出金利息：25,042→30,435百万円、有価証券利息配当：12,654→15,866百万円）および株式等関係損益の増加（株式売却益等）が営業外の臨時益として寄与。
  • 下振れ要因：国債等債券売却損の増加に伴うその他業務費用の増加、経費（人件費・物件費）の増加。
• 通期への影響：
  • 会社は通期業績予想を上方修正（例：連結経常利益 26,400→28,800百万円、親会社株主純利益 18,500→20,600百万円）。上半期実績の進捗は概ね50%で、通期目標達成は現時点で可能と示唆（前提は金利環境・有価証券市況の変動が重大）。

財務指標（要点）

• 連結損益（中間、単位：百万円）
  • 経常収益：72,940（前年同期59,893、+21.8% → +13,046）
  • 経常利益：14,085（前年同期12,824、+9.8% → +1,260）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：10,175（前年同期9,192、+10.7% → +982）
  • 1株当たり中間純利益（EPS）：41.70円（前年同期36.88円、+13.1%）
• 連結財政状態（2025/9/30）
  • 総資産：7,557,938百万円（前期末7,433,220→+124,718）
  • 純資産：480,178百万円（前期末435,449→+44,729）
  • 表示上の自己資本比率（純資産／総資産）：6.4%（前期5.9%）（注：会社注記ではこの比率は自己資本比率告示のものではない）
  • 国内基準の自己資本比率（別表）：連結12.58%（2025/9末、安定水準の目安：12%程度は堅調）
• 収益性（前年同期比）
  • 資金運用収益：48,269百万円（前年39,196、+9,073百万円）
  • うち貸出金利息：30,435百万円（前年25,042、+5,393百万円）
  • うち有価証券利息配当金：15,866百万円（前年12,654、+3,212百万円）
  • 役務取引等収益：9,634百万円（前年10,196、－562百万円）
  • 業務純益（連結）：9,574百万円（前年12,089、－2,515百万円）
  • コア業務純益（連結）：17,490百万円（前年12,700、＋4,790百万円）
• 進捗率分析（中間→通期）
  • 連結経常利益進捗率：14,085 / 28,800 = 48.9%（通常期はおおむね50%想定で順調）
  • 連結親会社株主純利益進捗率：10,175 / 20,600 = 49.4%
  • 過去同期間の進捗と同程度で、季節性を考慮すると通常ペース。
• 財務安全性
  • 自己資本比率（連結、会計表示）：6.4%（会計上の表示、注記あり — 単純比較不可）
  • 自己資本比率（国内基準、連結）：12.58%（良好・安定水準の目安：≧10%）
  • 負債比率・流動比率：明示値なし（負債合計7,077,760百万円、流動性は預金増加等で安定）
• 効率性・その他指標
  • 総資金利鞘（全店）：0.47%（前年差 +0.13pp、改善）
  • ROE（連結、中間）：4.43%（前年同期比 +0.60pp）
• セグメント別
  • 主たる収益は銀行本体の資金利益（貸出金利息、有価証券利息）および手数料。連結子会社の寄与はあるが、開示は銀行事業中心。

配当

• 中間配当：2026年3月期 第2四半期末配当予想 13円（前期中間 9円 → 増配）
• 期末配当（予想）：13円
• 年間配当予想（会社予想）：26円（前期実績21円） → 通期で増配見込み
• 配当利回り：株価ベースの数値は開示なし（→–）
• 配当性向：通期予想ベース 親会社帰属当期純利益20,600百万円、年間配当（総額）算出不可（発行済株式数と配当総額で算出可能だが、ここでは–）
• 特別配当：なし
• 株主還元方針：配当の増額（中間増配）および自己株式取得の実績あり（中間期に自己株式取得等で自己株式増加）。将来も配当/自社株買いを通じた還元を継続する方針（詳細は株主還元方針参照ページへ）。

セグメント別情報

• セグメント構成：主に銀行事業（国内預貸金、証券運用、投資信託・保険販売等）。連結子会社11社（うち証券会社等による投資信託残高取り扱い増）。
• 各セグメントの状況（抜粋）：
  • 銀行本体：資金利益の増加（貸出金利息・有価証券利息増）が主因。貸出残高・預金残高ともに増加。
  • 証券/投資信託関連（グループ）：投資信託預り残高増加（単体で2,226億円）→手数料等で寄与。
• 前年同期比較：銀行本業の利息収入拡大で収益増、役務収益は住宅ローン手数料減などで減少。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：個別の中期数値は本資料に詳細記載なし（→–）。ただし、コア業務純益の改善や自己資本比率の維持・改善は中期的目標に整合。
• KPI達成状況：自己資本比率（国内基準）12%台の確保、コア業務純益増加（連結コア業務純益17,490百万円、前年から増加）は進捗良好。

競合状況や市場動向

• 競合比較：地域銀行業界では金利動向に敏感で、金利上昇期には資金利益で有利。百五銀行は貸出増・預金増で資金運用利回り上昇の恩恵を受けている。詳細な同業他社比較は本資料に記載なし（–）。
• 市場動向：国内経済は緩やか回復基調。リスクとしては米国通商政策等による景気下振れリスク、物価の持続的上昇による個人消費の影響、金融資本市場の変動。

今後の見通し

• 業績予想（連結、会社修正値）
  • 通期経常利益：28,800百万円（前回26,400→上方修正）
  • 通期親会社株主に帰属する当期純利益：20,600百万円（前回18,500→上方修正）
  • 1株当たり当期純利益（通期）：84.66円
  • 会社の修正理由：銀行単体で資金利益の増加などを見込み上方修正。
• 予想の信頼性：第2四半期までの進捗はほぼ50%で通期見通し達成の合理性あり。ただし、為替・市場株価・国債等の時価評価・売買損益に左右されやすく、これらの変動により通期業績は変動し得る。
• リスク要因：為替変動、国債・株式など有価証券市況の変動、金利動向の急変、国内外景気下振れによる与信悪化、手数料ビジネスの低迷など。

重要な注記

• 会計方針等の変更：当中間期における会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無し。
• 継続企業の前提：該当事項なし。
• 開示注記：自己資本比率の表記（「自己資本比率」は期末純資産合計－期末新株予約権を資産合計で除して算出。自己資本比率告示の定める比率とは異なる旨注記あり）。
• その他：中間監査は公認会計士または監査法人の中間監査の対象外。業績予想は2025年5月9日公表予想の変更である旨明記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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