2025年4月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 四半期・通期予想に対する明示的な四半期予想の提示はなく、会社は通期予想の修正を行っていない(修正なし)。市場予想との比較は公表情報に無し(–)。
  • 業績の方向性: 売上高は増収(1,163百万円、前年同期比+7.6%)だが、営業損失は継続(営業損失255百万円、前期は273百万円の損失で改善)。経常損失・四半期純損失は縮小と増大が混在(経常損失は改善、純損失は拡大)。
  • 注目すべき変化: 特別利益(前年同四半期に大きな有価証券売却益等が計上されていた)や持分法損失等の差分により、前年同期と純利益の構造が大きく異なる点。資本剰余金が子会社の第三者割当増資により大幅増(+1,095百万円)。
  • 今後の見通し: 通期予想は据え置き(売上5,400百万円、営業利益55百万円、親会社株主帰属当期純利益71百万円)。第2四半期(上期累計)目標は売上2,470百万円、営業損失△170百万円で、Q1実績からはQ2で改善(約85百万円の営業改善)が必要。
  • 投資家への示唆: 受注環境は依然不透明だが、現金・有価証券を含む流動性は確保されており(現金及び預金・投資有価証券合計で流動性の余地)、金融機関とは財務制限条項に関する合意を得ている。短期返済予定の長期借入金が増加している点は注意(流動性管理の注視が必要)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社菊池製作所
    • 主要事業分野: 金属製品加工事業(試作品・金型製造、量産製造、ロボット・装置関連の受託開発・受託製造等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 菊池 功
    • URL: http://www.kikuchiseisakusho.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年9月12日
    • 対象会計期間: 2025年4月期 第1四半期連結(2024年5月1日~2024年7月31日)
  • セグメント:
    • 単一セグメント: 金属製品加工事業(報告上は単一セグメントのため詳細は省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式): 12,337,700株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 258,284株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 12,079,416株
    • 時価総額: –(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会: 今回は「なし」
    • 株主総会等: –(本短信に記載なし)
    • IRイベント: –(本短信に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 売上高: 実績1,163百万円(前年同期比+7.6%)。通期予想に対する進捗率は21.5%(1,163/5,400)。目安(四半期均等配分25%)をやや下回る進捗。
    • 営業利益: 実績△255百万円(営業損失)。通期予想営業利益55百万円に対する単純比較は不適切だが、今期は赤字(改善が必要)。
    • 純利益: 親会社株主に帰属する四半期純損失△320百万円(前年同期△167百万円、悪化)。
  • サプライズの要因:
    • 売上はWEB受注やホビー関連、主要顧客の一部で増加したものの全体受注は弱含み。
    • 前年は有価証券売却益等の特別利益(約184,257千円)が計上されていたため、当期に特別利益がなかったことが純利益悪化の主因。
    • 営業外費用(為替差損の増加、投資組合運用損等)の減少は見られるが、固定資産減損(32百万円)計上などが影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。Q2での改善(上期累計で目標値に近づける)を前提としており、現状では通期修正は行っていない。短期の借入金返済予定の増加など資金面の管理が鍵。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 9,654百万円(前期末8,819百万円、+9.5%)
    • 純資産: 5,528百万円(前期末4,387百万円、+26.0%)
    • 自己資本比率: 53.3%(安定水準)
    • 現金及び預金: 2,836百万円(前期末1,718百万円、+65.1%)
    • 投資有価証券: 2,871百万円(前期末3,006百万円、-4.5%)
  • 収益性(第1四半期累計)
    • 売上高: 1,163百万円(前年同期1,081百万円、+7.6% / +82百万円)
    • 売上総利益: 189百万円(前年同期99百万円、+90.5%)
    • 販管費: 444百万円(前年同期373百万円、増加)
    • 営業利益: △255百万円(前年同期△274百万円、損失額は改善)→ 営業利益率: △21.9%(損失)
    • 経常利益: △296百万円(前年同期△359百万円、改善)
    • 四半期純利益(親会社株主): △320百万円(前年同期△168百万円、悪化)
    • 1株当たり四半期純損失(EPS): △26.53円(前年同期△13.87円、悪化)
  • 進捗率分析
    • 売上高進捗率(通期見通し5,400百万円に対して): 21.5%(通常の四半期均等配分25%よりやや低い)
    • 営業利益進捗(通期55百万円): 第1四半期は▲255百万円の損失。通期目標を達成するにはQ2~Q4で大幅な黒字化が必要。
    • 純利益進捗(通期71百万円): 第1四半期の△320百万円を帳消しにして通期黒字に転換する必要がある(下期での回復が前提)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 53.3%(安定水準)
    • 負債合計: 4,126百万円(前期末4,432百万円、減少)
    • 流動比率: 流動資産4,944百万円 / 流動負債2,211百万円 = 223.6%(流動性は良好)
    • 注意点: 1年内返済予定の長期借入金が1,096百万円に増加(前期254.7百万円→短期化)。短期の返済スケジュールに注意が必要。
  • 効率性: 総資産回転率等の詳細指標は資料上部分データに限定のため算出困難(→ –)。
  • セグメント別: 単一セグメント(貢献度詳細は記載なし)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 第1四半期末: 0.00円
    • 第2四半期(中間): 0.00円(予想)
    • 期末(予想): 10.00円
    • 年間配当予想: 10.00円(据え置き、修正なし)
    • 配当利回り: –(株価情報が資料にないため計算不可)
    • 配当性向(予想): 予想EPS通期5.88円に対して配当10.00円 → 配当性向約170%(高水準/持続性には注視が必要)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買い等の開示なし

セグメント別情報

  • セグメント別状況: 単一セグメント「金属製品加工事業」にて実施。受注先はデジタルカメラ、時計、事務機器、自動車部品メーカー等とロボット・装置関連。
  • 前年同期比較: 試作・金型・量産の一部で増加、全体では弱含みだが売上は前年同期比で増加(+7.6%)。ロボット・装置関連の売上は計画未達。
  • セグメント戦略: 開発試作品から量産までの「一括一貫体制」を強みに、組織統合・製販連携で稼働率向上と短納期対応、ロボット分野ではスタートアップとの連携・実証・普及支援を強化。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 具体的な数値目標等の詳細は本資料に記載なし(→ –)。ただし、量産製品の拡大、新規分野(ロボット等)開拓、固定費圧縮を通じた収益改善を掲げている。
  • KPI達成状況: 明示的なKPIは資料に記載なし(→ –)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 国内は緩やかな回復基調だが、中国経済の低迷・地政学リスク・原材料・エネルギー価格の変動等不確実性が継続。主要顧客(精密電子機器、自動車部品等)の開発・量産の判断が依然として慎重。
  • 競合他社との比較: 同業他社との詳細比較データは資料に無し(→ –)。ロボット・装置分野はまだ立ち上がり期であり競争優位の構築状況が注目点。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年4月期)予想: 売上高5,400百万円(+3.7%)、営業利益55百万円、経常利益18百万円、親会社株主に帰属する当期純利益71百万円、1株当たり当期純利益5.88円。直近公表の業績予想からの修正は「無」。
    • 第2四半期累計(上期)目標: 売上2,470百万円(+14.1%)、営業損失△170百万円。
    • 会社の前提条件等: 為替・原材料等の前提は添付資料に記載(詳細は「添付資料3ページ」参照)だが、本短信では概況説明に留まる。
  • 予想の信頼性: 第1四半期は特別利益の有無等で前年との比較が揺らぎやすい。過去の予想達成傾向についての定量記載はなし(→ –)。
  • リスク要因:
    • 主要顧客の開発・生産判断の遅れによる受注停滞
    • 為替変動・原材料・エネルギー価格の変動
    • 短期返済予定の長期借入金増加(短期的資金繰りリスク)
    • 財務制限条項の運用(現状は金融機関から同意を得ているが継続監視が必要)

重要な注記

  • 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の改正を期首から適用(四半期連結財務諸表への影響はなし)。
  • 継続企業の前提: 前連結会計年度末の純資産額が財務制限条項に抵触している状況があったが、同社は資産売却や有価証券の活用、金融機関との書面同意により重要な資金繰り懸念はないと判断し、継続企業の前提に重要な不確実性はないと表明。
  • その他重要事項: 連結子会社(イームズロボティクス株式会社)の第三者割当増資により資本剰余金が1,095,774千円増加、非支配株主持分が計上(385,742千円)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3444
企業名 菊池製作所
URL http://www.kikuchiseisakusho.co.jp
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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