2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性: 増収増益(売上高1,263百万円:前年同四半期比+2.7%、営業利益89百万円:前年同四半期は営業損失11百万円→増益)。
- 注目すべき変化: 金属熱処理加工事業が増収(1,116.9百万円、前年同四半期比+3.2%)かつ大幅増益(セグメント利益77百万円、前年はセグメント損失29百万円)に転換した点が最大の変化。
- 今後の見通し: 会社は2025年8月13日公表の通期予想を変更しておらず、通期業績予想は据え置き。ただし第1四半期の利益水準は通期予想の進捗から見ると非常に良好(後述の進捗率参照)。
- 投資家への示唆: 第1四半期で利益面が想定以上に回復しており(特に金属熱処理)、通期予想の達成可能性は高い可能性がある一方、会社は予想据え置き。通期予想と第1四半期実績の乖離をどう説明するか(季節性・特殊要因の有無)に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社オーネックス
- 主要事業分野: 金属熱処理加工事業(主力)および運送事業
- 代表者名: 代表取締役社長 木田 周太郎
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月14日
- 対象会計期間: 2026年6月期 第1四半期連結累計期間(2025年7月1日~2025年9月30日)
- セグメント:
- 金属熱処理加工事業: 自動車部品、建設機械、産業工作機械向け等の熱処理加工
- 運送事業: 自社物流・運送サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 1,660,000株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(当四半期累計): 1,655,648株
- 時価総額: –(株価情報は未提供のため省略)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等: –(特段の記載なし)
- 株主総会/IRイベント: –(特段の記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較)
- 売上高: 1,263百万円(達成率:通期予想5,138百万円に対して第1四半期進捗24.6%)
- 営業利益: 89百万円(達成率:通期予想107百万円に対して第1四半期進捗約83.5%)→第1四半期で既に通期ほぼの水準を確保
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 103百万円(通期予想65百万円に対して進捗約158.5%)→第1四半期のみで通期予想を上回る
- サプライズの要因:
- 主因は金属熱処理加工事業の収益性改善(売上増+エネルギー・原材料費の節減、再エネ賦課金の減免)により営業利益が大幅に改善したこと。
- 運送事業はやや減収・減益。
- 特別損失(固定資産除却損)は前年同期に比べ減少(前年18,420千円→当期2,803千円)し、特損の改善も寄与。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き(修正なし)。ただし第1四半期実績(特に当期純利益)が通期予想を既に超過しているため、季節性や一時要因の確認(第1四半期に利益集中の理由)が必要。通期予想の保守性/前提の妥当性を注視。
財務指標(要点)
- 主要数値(千円)
- 売上高(第1四半期): 1,263,033(前年同四半期1,230,000、+2.7% / +33,033)
- 営業利益: 89,370(前年同四半期は営業損失11,274 → 増益)
- 経常利益: 93,332(前年同四半期は経常損失5,969 → 増益)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 103,041(前年同四半期は△21,974 → 大幅増)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 62.24円(前年同四半期13.27円、+369%)
- 財政状態(当第1四半期: 2025/9/30)
- 総資産: 8,667,985千円(前期末8,676,982千円)
- 純資産: 5,385,660千円(前期末5,252,204千円)
- 自己資本比率: 62.1%(前期末60.5%)→ 安定水準(目安: 40%以上で安定)
- キャッシュ等: 現金及び預金 2,752,500千円(前期末2,938,701千円、減少)
- 借入金: 短期借入金 681,783千円(前期末715,420千円減少)、長期借入金 930,064千円(前期末1,085,303千円減少)→ 借入圧縮傾向
- 減価償却費: 当第1四半期 106,014千円(前年同期99,886千円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗: 24.6%(1,263 / 5,138)→ 通常ペース(四半期等分なら25%に近い)
- 営業利益進捗: 約83.5%(89 / 107)→ 非常に高い(通期予想に比べ第1四半期で大部分を達成)
- 純利益進捗: 約158.5%(103 / 65)→ 第1四半期のみで通期予想を上回る
- 備考: 利益が第1四半期に偏っているため、通期予想の前提(下期での投資・コスト等)が何かあるか確認が必要
- 財務安全性:
- 自己資本比率62.1%(安定水準)
- 負債合計: 3,282,325千円、流動負債1,736,792千円、固定負債1,545,533千円
- 流動比率: 流動資産4,410,221 / 流動負債1,736,792 ≒ 254%(健全)
- 効率性:
- 営業利益率(第1四半期): 89,370 / 1,263,033 ≒ 7.1%(前年同四半期はマイナス)
- セグメント別貢献:
- 金属熱処理加工事業: 売上 1,116,857千円(+3.2%)、セグメント利益 77,084千円(前年は△29,886千円→大幅改善)
- 運送事業: 売上 146,176千円(△1.4%)、セグメント利益 7,182千円(△46.2%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年6月期(予想): 中間 0円、期末 20円、年間 20円(計画据え置き)
- 直近発表からの修正: なし(据え置き)
- 配当利回り: –(株価情報がないため算出不能)
- 配当性向: –(通期予想純利益65百万円、年間配当20円×株式数から概算可能だが株主数等の注記がないため–)
- 株主還元方針: 特別配当・自社株買いの記載なし
セグメント別情報
- 金属熱処理加工事業:
- 第1四半期売上 1,116,857千円(前年同四半期比+3.2%)、セグメント利益77,084千円(前年はセグメント損失)
- 需要面: 自動車部品はやや減少、建設機械・産業工作機械向け受注は増加
- 戦略/要因: コスト削減、再エネ賦課金の減免、機械化・自動化による収益改善
- 運送事業:
- 第1四半期売上 146,176千円(前年同四半期比△1.4%)、セグメント利益7,182千円(前年同四半期比△46.2%)
- 課題: 収益性は低下、効率化・燃費改善によるコスト削減を継続
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 添付資料に記載の中期計画の詳細は本短信に明示なし(進捗判断は–)
- KPI達成状況: 特定KPIの記載はなし(–)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社との比較データは本資料に記載なし(–)
- 市場動向: 報告書は、地政学リスク・為替変動・国内の物価・長期金利上昇など先行き不透明なマクロ環境を指摘。主要取引先の業種別需要変動(自動車はやや弱含み、建設機械等は増加)を記載。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期累計(会社予想): 売上 2,572百万円(+1.8%)、営業利益 70百万円(+26.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 49百万円(+4.7%)
- 通期(会社予想): 売上 5,138百万円(+1.7%)、営業利益 107百万円(+97.0%)、経常利益97百万円、親会社株主に帰属する当期純利益65百万円、EPS 39.83円
- 予想の修正: なし(2025年8月13日公表分から変更なし)
- 予想の信頼性: 第1四半期実績が通期利益予想を既に上回っている点は説明が必要(季節性、一時要因、下期での投資等が前提にある可能性)。会社の過去の予想達成傾向は本資料では言及なし(–)。
- リスク要因:
- 為替・原材料・エネルギー価格の変動
- 顧客業界(自動車等)の受注動向
- 地政学リスク、政策金利・金利上昇による需要への影響
- 一時要因(再エネ賦課金の減免など)の反動
重要な注記
- 会計方針の変更: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更に関する記載あり(詳細は注記参照)。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。
- 添付資料内で「連結業績予想などの将来予想情報に関する説明」を参照するよう明記(将来予想は不確実性あり)。
備考・留意点:
- 本まとめは提供された決算短信に基づく要約・整理であり、投資助言を意図するものではありません。
- 不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5987 |
| 企業名 | オーネックス |
| URL | http://www.onex.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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