2024年11月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 通期予想の修正はなし(据え置き)。第1四半期は会社の中間(第2四半期累計)予想と比較すると、営業利益が上振れ(第1四半期で中間予想を既に超過)している点が注目される。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高:前年同期比+14.4%、営業利益:前年同期比+241.4%)。
- 注目すべき変化: 宴会部門が大幅回復(宴会売上+25.0%)し、ホテル事業全体の営業利益が前年同期から大幅に改善(ホテル営業利益+327.4%)。営業利益率も約8.8%(前年同期2.95%)へ改善。
- 今後の見通し: 会社は通期予想を据え置き。第4四半期は季節性で婚礼・宴会需要が強い(第4Qに売上偏重)ため、通期達成には後半の需要動向が鍵。第1四半期時点では営業利益進捗は良好だが、キャッシュや設備投資の動向にも注意。
- 投資家への示唆: 短期的には宴会需要回復が収益改善を牽引しており、営業面は回復基調。中長期では建設仮勘定の増加など設備投資動向、及び現金減少と借入の状況(資金繰り)を注視する必要がある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ホテル、ニューグランド
- 主要事業分野: ホテル事業(宿泊、レストラン、宴会(婚礼))、不動産賃貸事業
- 代表者名: 代表取締役会長兼社長 原 信造
- 報告概要:
- 提出日: 2024年4月11日(四半期報告書提出予定日 2024年4月12日)
- 対象会計期間: 2024年11月期 第1四半期累計(2023年12月1日~2024年2月29日)(非連結)
- セグメント:
- ホテル事業: 宿泊、レストラン、宴会(婚礼)等の運営
- 不動産賃貸事業: 不動産賃貸
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 1,181,448株(注:資料の表記に揺れあり。期中平均株式数(四半期累計)1,180,902株)
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等: –(資料に記載なし)
- 株主総会/IRイベント: –(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(単位:百万円、通期予想は会社公表値)
- 売上高: 第1四半期実績1,409百万円。通期予想5,710百万円に対する進捗率約24.7%(中間予想2,804百万円に対する進捗率約50.3%) → 売上は中間ベースで順調。
- 営業利益: 第1四半期実績124百万円。通期予想245百万円に対する進捗率約50.7%(中間予想103百万円に対しては約120.7%で中間予想を大きく上回る) → 明確な上振れ。
- 当期純利益: 第1四半期実績137百万円。通期予想371百万円に対する進捗率約36.9%(中間予想261百万円に対する進捗率約52.4%)
- サプライズの要因:
- 宴会部門(婚礼等)の需要回復が顕著で、ホテル事業全体の売上・利益が伸長したことが主因。
- 販売費及び一般管理費の増加はあるが、売上増により営業レバレッジが効いた。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は営業利益面で良好だが、ホテル業の第4四半期偏重の季節性、及び今後の国内外情勢・物価・原材料・エネルギー価格等の不確実性を踏まえ、通期達成には引き続き後半の需要動向確認が必要。
財務指標(要点)
(単位は原資料に合わせ千円もしくは百万円で記載。以下は主に千円→百万円換算で表示)
- 貸借対照表(主要項目、2024年2月29日)
- 総資産: 7,698,498千円(≈7,698百万円)(前期末 7,953,767千円 -> △255,269千円)
- 純資産: 3,363,320千円(自己資本)
- 流動資産: 2,251,839千円(現金及び預金 1,767,797千円、売掛金 327,949千円)
- 有形固定資産合計: 4,990,628千円(建設仮勘定が増加:42,744→573,263千円)
- 負債合計: 4,335,177千円(前期末比 △365,543千円)
- 収益性(第1四半期累計、千円)
- 売上高: 1,409,691千円(前年同期 1,232,569千円、前年同期比 +14.4% / +177,122千円)
- 営業利益: 124,294千円(前年同期 36,408千円、前年同期比 +241.4% / +87,886千円)
- 営業利益率: 8.82%(前年同期 2.95%)(改善は大幅)
- 経常利益: 124,723千円(前年同期 31,659千円、前年同期比 +294.0%)
- 四半期純利益: 136,834千円(前年同期 30,533千円、前年同期比 +348.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 115.87円(前年同期 25.85円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 24.7%(通期5,710百万円に対して)(中間想定比 50.3%)
- 営業利益進捗率: 50.7%(通期245百万円に対して)(中間想定の120.7%達成)
- 純利益進捗率: 36.9%(通期371百万円に対して)
- コメント: 営業利益は第1四半期で通期の約半分に到達しており、利益面の進捗は良好。ただしホテル業の売上は第4四半期に偏る季節性があるため、通期見通しの保守性・後半の動向確認が必要。
- 財務安全性
- 自己資本比率: 43.7%(安定水準、資料値)
- 流動比率: 約118.6%(流動資産2,251,839 / 流動負債1,899,365)(100%以上だが余裕は中程度)
- 負債合計/純資産(負債比率): 約129%(4,335,177 / 3,363,320)→ 負債は純資産を上回るが過度ではない
- 有利子負債(概算): 短期借入850,000千円 + 1年内返済予定245,000千円 + 長期借入1,219,000千円 ≒ 2,314,000千円
- 有利子負債/純資産 ≒ 68.8%(概算)
- 効率性
- セグメント別(第1四半期)
- ホテル事業: 売上高1,397,685千円(+14.5%)、セグメント営業利益115,204千円(+327.4%)
- 部門別: 宿泊421,883千円(+11.0%)、レストラン365,926千円(+9.5%)、宴会490,236千円(+25.0%)
- 不動産賃貸事業: 売上高12,006千円(△3.0%)、営業利益9,089千円(△3.9%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年11月期(会社予想): 中間配当 0.00円、期末配当 25.00円、年間合計 25.00円(前期同額据え置き)
- 配当利回り: –(株価情報の記載なし)
- 配当性向(会社予想ベース): 予想EPS 314.17円に対して年間配当25円 → 配当性向約8.0%(低め)
- 特別配当: なし
- 自社株買い等: –(資料に記載なし)
セグメント別情報
- ホテル事業(主力):
- 売上・利益ともに回復。特に宴会部門が大きく寄与(+25%)。営業利益率改善によりセグメント利益が大幅増加。
- 戦略/見通し: 婚礼・宴会需要の回復が続くかが鍵。第4Q偏重の季節性に留意。
- 不動産賃貸事業:
- 売上・利益ともに小幅減少。安定収益源だが増収要因は限定的。
- セグメント戦略: 詳細な戦略記載は四半期短信に限定的。引き続きホテル事業の需要回復施策・料金施策・営業推進が焦点。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 資料中に明確な中期数値目標のアップデートはなし(据え置きの業績見通しに基づく)。
- KPI達成状況: 明示的なKPI記載なし。営業利益率や宴会売上増が短期KPIの改善を示唆。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社データは本資料に記載なし(–)。ただし国内観光・インバウンド回復傾向は業界全体の追い風。
- 市場動向: 新型コロナ規制緩和後の個人消費・インバウンド回復が追い風。一方で国際情勢、原材料・エネルギー価格上昇はコスト面のリスク。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正: なし(1月12日公表の予想を据え置き)
- 次期予想: –(資料に記載なし)
- 会社予想の前提条件: 四半期短信添付資料2頁に説明あり(為替・原料等の前提は詳細参照)
- 予想の信頼性: 第1四半期の営業利益は中間予想を上回るが、第4四半期偏重の季節性と外部リスクを考慮すると通期達成の信頼性は「中立〜慎重に確認が必要」と評価できる。
- リスク要因: 為替・原材料・エネルギー価格上昇、国際情勢悪化による旅行需要減少、費用増(人件費・物価上昇)、設備投資に伴うキャッシュ流出。
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正による変更等の注記なし。四半期財務諸表は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- その他:
- 建設仮勘定が大幅に増加(42,744千円→573,263千円)しており、設備投資・改装等の進行が想定される。
- 現金及び預金が減少(△654,775千円)している点は資金面の注視ポイント。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9720 |
| 企業名 | ホテル、ニューグランド |
| URL | http://www.hotel-newgrand.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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