2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高138,599百万円、前年同期比+10.5%;営業利益5,644百万円、同+92.1%)。
- 注目すべき変化:都市インフラ事業が前年同期のセグメント損失(△1,687百万円)から今期は304百万円の黒字化。システムソリューションも利益改善(+82.5%)。受注高は2,075億8,900万円(前期比+22.9%)と大幅増。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上710,000百万円、営業利益47,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益30,000百万円)は変更なし。第1四半期進捗は売上19.5%、営業利益12.0%、純利益12.2%で、年度累計ベースではやや低い進捗。
- 投資家への示唆:データセンターや再エネ関連、EV充電等の需要追い風で受注基盤は拡大。短期的には受注・売上回収の進捗と大型案件の採算管理が要注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:エクシオグループ株式会社
- 主要事業分野:情報通信インフラ(通信キャリア向け施工等)、都市インフラ(電気工事、データセンター等)、システムソリューション(IT導入・保守、DX支援等)
- 代表者名:代表取締役社長 梶村 啓吾
- URL:https://www.exeo.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:有 / 決算説明会:無
- セグメント:
- 通信キャリア事業:光アクセス・モバイル等の通信工事
- 都市インフラ事業:データセンター、ビル・工場の電気工事、再エネ・EV充電等
- システムソリューション事業:システム開発・運用保守、ITハード保守、DX支援
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):208,624,838株(第1Q末)
- 期末自己株式数:3,105,241株(第1Q末)
- 四半期中平均株式数(累計):206,142,187株(第1Q)
- 時価総額:–(指定なし)
- 今後の予定:
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期、Q1に対する会社の中間予想は未提示)
- 売上高:138,599百万円(通期710,000百万円に対する進捗率 19.5%)
- 営業利益:5,644百万円(通期47,000百万円に対する進捗率 12.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:3,672百万円(通期30,000百万円に対する進捗率 12.2%)
- サプライズの要因:
- 営業利益の大幅増(+92.1%)は売上増に加え、都市インフラ・システムのセグメント改善による寄与が大きい。
- 特別利益に投資有価証券売却益761百万円が計上され、税引前利益を押上げ。
- なお前年同期は為替差益1,879百万円があったが当期は計上されておらず、比較上の影響あり。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想修正なし。第1四半期の進捗は営業利益・純利益とも通期目標に対して約12%で、年間計画達成可能性は「現時点では据え置き」。ただし進捗は季節性や大型案件の着手/完成タイミングにより変動するため、上期以降の受注・工事進捗が鍵。
財務指標
- 損益要点(第1四半期累計:百万円)
- 売上高:138,599(前年同期125,415、+10.5%) — 増収(良い)
- 売上総利益:20,104(前年16,548、+21.5%)
- 販管費:14,459(前年13,610、+6.2%)
- 営業利益:5,644(前年2,938、+92.1%)
- 経常利益:5,748(前年5,384、+6.8%)
- 四半期純利益(親会社株主):3,672(前年3,009、+22.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):17.82円(前年14.37円)
- 営業利益率:4.07%(前年同期 2.34% → 改善:良い)
- 貸借対照表要点(百万円)
- 総資産:572,607(前期末642,505、△69,898)※総資産減少は受取手形・完成工事未収入金等の減少が主因
- 流動資産:314,808(主な内訳:現金預金50,392、受取手形・完成工事未収入金181,542)
- 負債合計:252,942(前期末315,721、△62,779)
- 純資産:319,664(前期末326,783、△7,119)
- 自己資本比率:54.9%(安定水準;前期50.0%)
- 主要比率・指標
- 売上高進捗率(通期比):19.5%(通常の単純線形25%と比べるとやや低いが業種の季節性・大型案件の着手時期に依存)
- 営業利益進捗率(通期比):12.0%(第1四半期としてはやや低め)
- 純利益進捗率(通期比):12.2%
- 流動比率(流動資産/流動負債):314,808 / 144,953 ≒ 217%(良好)
- 負債比率(負債/純資産):252,942 / 319,664 ≒ 79.2%(管理可能)
- 現金預金:50,392百万円(前期末40,010百万円、増加:良い)
- 受取手形等:181,542百万円(前期279,260百万円、減少:回収進捗または工事残高の変動)
- キャッシュフロー:第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。減価償却費は3,204百万円(前年2,650百万円)。
- セグメント別(第1Q累計、百万円)
- 通信キャリア:受注高64,228(+1.4%)、売上高54,630(△2.0%)、セグメント利益4,972(+12.4%)
- 都市インフラ:受注高47,447(+10.5%)、売上高40,236(+25.8%)、セグメント利益304(前年は△1,687 → 黒字転換)
- システムソリューション:受注高95,913(+53.0%)、売上高43,733(+15.9%)、セグメント利益367(+82.5%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間 31.00円、期末 32.00円、年間 63.00円
- 2026年3月期(予想):中間 33.00円、期末 33.00円、年間 66.00円(修正無)
- 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
- 配当性向:通期会社予想ベースの当期純利益30,000百万円に対する配当(現金ベース)は約—(配当性向は開示値無し)。注:配当方針としては安定配当の姿勢が見られる。
- 特別配当:無し
- 自社株買い:該当情報無し(–)
セグメント別情報(詳細)
- 通信キャリア:
- 売上は僅減(54,630百万円、△2.0%)だがセグメント利益は改善(4,972百万円、+12.4%)。アクセス分野の光回線工事、モバイル工事は堅調。子会社再編・拠点集約で効率化推進。
- 都市インフラ:
- データセンター、大型ビル案件、公共インフラ(鉄道・トンネル等)で受注・売上が増加。前年の損失から黒字に転換(304百万円)。再エネ・蓄電池・EV充電等も拡大分野。
- システムソリューション:
- 文教・自治体向け、Next GIGA関連受注好調。ITハード第三者保守会社の子会社化等でサービス強化。セグメント利益も改善。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明示的な進捗表は今回資料に記載無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:デジタル化・AI進展に伴うデータセンター需要増、通信ネットワーク強靭化、再エネ・EV充電等の関連投資拡大が追い風。
- 競合他社との比較:同業他社との相対的ポジションは資料に直接比較情報無し(–)。ただし受注増とセグメント黒字化は競争力維持の指標となる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:無し(2025年5月9日公表の見通しから変更無し)
- 次期予想:未公表(–)
- 会社予想の前提:特記の為替・原材料前提は今回資料での明示無し(–)
- 予想の信頼性:過去の達成傾向は資料に限定的情報のみ。第1四半期の進捗は売上で約19.5%とやや低め(季節性要因あり)。
- リスク要因:
- 高金利・エネルギー価格上昇・人件費上昇によるコスト増
- 大型案件の採算管理・工程遅延
- 海外情勢や貿易政策の変動
- 建設資材価格の変動や労働力不足
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表に特有の会計処理:あり(税金費用は連結年度の見積実効税率を用いる等。詳細は添付資料参照)
- 監査/レビュー:添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人によるレビューは無(注記あり)
- 重要な後発事象:無し
(注)
- 数値は全て百万円未満切捨て表記の原資料に基づく。
- 不明項目は“–”で記載。
- 本資料は提供資料の要約であり、投資助言・推奨ではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1951 |
| 企業名 | エクシオグループ |
| URL | https://www.exeo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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