2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:前年同期比で営業利益・純利益とも大幅上振れ(増益率40%前後)。会社の通期予想は未修正(据え置き)だが、四半期進捗は良好。市場予想との比較は不明のため記載省略。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高29,990百万円:前年同期比+7.6%、営業利益3,389百万円:前年同期比+40.3%、親会社株主に帰属する四半期純利益2,371百万円:前年同期比+41.3%)。
  • 注目すべき変化:開発型ビジネスモデルが大きく伸長(売上17,870百万円:前年同期比+18.6%、セグメント利益2,291百万円:前年同期比+60.0%)し、業績改善を牽引。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上120,000百万円、営業利益9,800百万円、当期純利益6,700百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上25.0%、営業利益34.6%、純利益35.4%で、上半期・通期達成に向けては「進捗良好」と判断できる水準。
  • 投資家への示唆:商品力(開発型のヒット商品)による収益拡大が確認できる一方で、キャッシュは流出(期末現金36,158百万円)し、定期預金への振替など投資・配当による資金配分が進んでいる点に留意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ドウシシャ(コード番号 7483)
    • 主要事業分野:家庭用品・家電・食品・ブランドバッグ/時計等の企画・輸入・卸売・小売等。報告セグメントは「開発型ビジネスモデル」「卸売型ビジネスモデル」「その他」。
    • 代表者名:代表取締役社長 兼 CEO 兼 COO 野村 正幸
    • URL:https://www.doshisha.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年7月31日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料・説明会:作成・開催とも「無」
  • セグメント:
    • 開発型ビジネスモデル:自社で開発・企画した家電・家庭用品等(例:健康家電「ゴリラのハイパワー」シリーズ、CORELLEフライパン等)。
    • 卸売型ビジネスモデル:NB(ナショナルブランド)加工、バッグ・時計・ジュエリー等の仕入・卸販売。
    • その他:不動産、物流、介護福祉、PS事業、海外子会社等。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):37,375,636株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:2,049,675株
    • 期中平均株式数(四半期累計):35,181,873株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:四半期は今回提出済み。通期予想は既に公表(修正なし)。
    • IRイベント:決算説明会は無し。その他IRスケジュールは公開情報参照。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が四半期別の予想を開示していないため、通期予想に対する進捗で表記)
    • 売上高:29,990百万円。通期予想120,000百万円に対する進捗率25.0%(進捗としてはやや良好)。
    • 営業利益:3,389百万円。通期予想9,800百万円に対する進捗率34.6%(進捗良好)。
    • 純利益(親会社株主帰属):2,371百万円。通期予想6,700百万円に対する進捗率35.4%(進捗良好)。
  • サプライズの要因:
    • 開発型ビジネスの販売伸長(健康家電、キッチン関連、AVライティング等)が主因。卸売型はスポット商品の減少で横ばい〜微減だが、開発型の伸長で全体が上振れ。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は通年目標達成に向け「良好」だが、下期の季節性や消費動向、コスト上昇リスク等が残るため確約は無し。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:102,142百万円(前期末102,066百万円、+76百万円)
    • 純資産:90,182百万円(前期末89,239百万円、+943百万円)
    • 流動資産:80,902百万円(現金及び預金 51,158百万円、売掛金16,388百万円、商品10,139百万円)
    • 現金及び現金同等物(期末):36,158百万円(前期末44,817百万円、△8,658百万円)
    • 流動負債:11,014百万円(前期末11,868百万円、△853百万円)
  • 収益性(第1四半期)
    • 売上高:29,990百万円(前年同期27,869百万円、+7.6%、増加額2,121百万円)
    • 売上総利益:9,336百万円(前年同期8,335百万円、+12.0%)
    • 営業利益:3,389百万円(前年同期2,416百万円、+40.3%)、営業利益率=11.3%(3,389/29,990、目安:10%超は良好)
    • 経常利益:3,471百万円(前年同期2,516百万円、+38.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,371百万円(前年同期1,678百万円、+41.3%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):67.40円(前年同期49.15円、+37.2%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
    • 売上高進捗率:25.0%(通常の単純線形比率25%とほぼ同等、やや順調)
    • 営業利益進捗率:34.6%(単純線形比率に対して進捗良好)
    • 純利益進捗率:35.4%(進捗良好)
    • 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益、特に営業利益・純利益の伸びが大きい。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:86.7%(前連結会計年度末85.8%)(目安:40%以上で安定 → 86.7%は非常に高く安定水準)
    • 負債比率:負債合計11,960百万円に対し純資産90,182百万円のため低負債(保守的資本構成)
    • 流動比率:流動資産80,902 / 流動負債11,014 ≒ 734%(非常に良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率の改善(前年同期から上昇)、総資産回転率等の細目は資料非表示のため省略(–)。
  • セグメント別(第1四半期)
    • 開発型:売上17,870百万円(前年同期15,062百万円、+18.6%)、セグメント利益2,291百万円(前年同期1,431百万円、+60.0%)
    • 卸売型:売上11,521百万円(前年同期11,883百万円、△3.0%)、セグメント利益1,237百万円(前年同期1,363百万円、△9.3%)
    • セグメント合計(営業利益調整後):営業利益3,389百万円
  • 財務の解説:
    • 売上・利益増は開発型商品のヒットと差別化商品の寄与。現金は定期預金への預入(5,000百万円)や配当支払(1,542百万円)等で減少している点に留意。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間40.00円、期末45.00円、年間85.00円
    • 2026年3月期(予想):中間50.00円、期末50.00円、年間100.00円(直近公表から修正無し)
  • 配当利回り:株価情報非掲載のため算出不可(→ –)
  • 配当性向:通期予想での配当性向は資料に直接記載なし(計算には通期純利益予想6,700百万円と配当総額の情報必要、算出は省略 → –)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買い等の新規情報無し。ただし、ストックオプション行使により自己株式の処分実績あり。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第1四半期)
    • 開発型:成長牽引。健康家電「ゴリラのハイパワー」シリーズやCORELLEフライパン等がメディア露出・販売伸長。売上比率(セグメント売上29,391百万円中開発型17,870百万円)。
    • 卸売型:NB加工のギフト関連やブランドバッグ・時計は堅調な面もあるが、スポット商品の取扱減でやや減収。売上減少だが利益は一定確保。
    • その他:不動産・物流等のセグメントは小幅寄与。
  • 前年同期比較:開発型が大幅増、卸売型が微減。収益貢献度は開発型が高まっている。
  • セグメント戦略:独自性・ニッチNo.1商品の開発とブランド展開で差別化を図る戦略が奏功。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:掲げる目標は「100年経営・経常利益100億円の達成」。第1四半期は増益基調であるが、目標達成には中長期的な成長継続が必要(進捗評価は時期尚早)。
  • KPI達成状況:開発型の販売台数(健康家電累計販売100万台突破など)など個別成果は示されているが、KPI一覧は資料非掲載(→ 一部情報のみ)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:雇用・所得環境は改善基調だが物価上昇による消費者の節約志向は継続。原材料・物流コスト上昇、地政学リスクを挙げており、外部環境は引き続き不確実。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に無し(→ –)。ただし、商品差別化(ニッチ戦略)が競争優位性の源泉である旨を会社が示している。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無:直近公表の通期予想からの修正なし(2026年3月期:売上120,000百万円、営業利益9,800百万円、当期純利益6,700百万円)。
    • 次期予想:未提示(→ –)
    • 会社予想の前提条件:詳細な前提は別紙(添付資料P.3)参照との記載。為替等の具体数値は本文に記載なし(→ –)。
  • 予想の信頼性:同社は当期予想を据え置き。第1四半期の進捗は良好だが、消費マインドやコスト動向が今後のリスク要因。
  • リスク要因:為替変動、原材料・物流費上昇、天候不順による需給、地政学リスク、スポット商材の取扱変動等。

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更なし。四半期特有の会計処理の適用なし。
  • 連結範囲の変更:連結範囲の重要な変更あり(除外1社:仁弘倉庫シンセン有限公司)。
  • その他:ストックオプションの行使に伴う自己株式の処分により自己株式が減少(第1四半期末自己株式残高:3,235百万円)。

(注記)

  • 不明な項目は「–」で記載しています。
  • 本資料は提供された決算短信を基に要約したものであり、投資助言ではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7483
企業名 ドウシシャ
URL https://www.doshisha.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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